1,263 / 2,518
第1263話 心がモヤッと
しおりを挟む
問題ないことが確認できた俺は、一応グリエルに今回の事を報告しておく。
グリエルは、俺がへこんでいる理由を察してか、苦笑をしながらお礼を言ってくれた。
この落ちた気分を何とかしないとな。気分転換を兼ねて庁舎から家まで歩いている。今日のお供は、聖獣の3匹だ。妻たちは全員自分の持ち場に行っている。
いつものようにダマ・シエル・グレンは子どもの人気者だ。この街で動物を飼えない事は無いが、俺の従魔がそこら辺をふらふらしているので、わざわざ自分の家で飼う必要は無いと考えている人が多いようだ。
俺の従魔以外にも、ミリーの従魔や土木組の従魔、そして魔物では無いが家で飼っている猫も良くディストピアの街を散歩しているのだとか。猫も何かあってはいけないとLvを上げているので、行動範囲がやたらと広いのだ。
娘たちができてからは、交代交代で街へ出かけているようだが、それでも小さい動物は子どもに人気だ。大きい魔物も人気だけどな。
で、可愛がられている3匹の聖獣だが、ダマがトラと同じ位のサイズでその背中にミドリガメ程度のシエルが乗っており、スズメサイズのグレンがダマの頭の上にとまっている。
シエルは普通に歩くと遅いので、移動する際はダマの背中かグレンに甲羅を掴んでもらい運んでもらっている。
それにしてもすごい人気だな。初めに見つけた子どもの声を聞いてさらに子どもが集まり、その声を聞いて大人も集まってくる。
子どもは撫でたりするだけだが、大人は何かしら食べ物を持ってくる。パンや野菜等、偏りの無いように持ってくる所がしっかりと勉強してくれている証拠の様な気がするな。
ディストピアでは、大人も学校に通うというか、勉強をする事もできるのだ。しっかりと知識が身についているようで何よりだ。
余談だが、大衆食堂みたいな所では、栄養が偏りやすい注文をする人が多いので、しっかりと勉強をした店主やウェイターがお客様の事を考えてバランスが良くなるように助言したり、付け合わせを変更したりしている。
最初の頃はブーブー言っている客が多かったみたいだが、日に日に体調が良くなっている事に気付くと、注文の際に自分からメイン以外は何がおススメか聞くようになった人が増えたとかなんとか。
免許制にするのは、この街でもさすがに知識の面で問題が多いので、免許ではなく通信学校みたいな形で○○の授業を受け試験に合格し単位を取得した事を証明する証書を発行している。
この証書があるからなんだという事は無いのだが、しっかりと知識があるという事を証明する物であるので、客が判断する基準になっているのだとか。
それもあって、食べ物を提供するお店では、最低でも1人はこの証書を持っている人がいる。
おっと、関係ない方に考えが逸れていったな。
こいつらはブラウニーの用意してくれるご飯を食べているので舌が肥えているのだが、だからと言ってそれ以外の食事を否定するわけでは無い。今でも普通に生肉に食らいついている事もあるしな。
それもこれも、ディストピアの食のレベルが高いからという事もあるんだよな。それでも、本当に美味しくない場合は食べるのを途中で止めるけどね。特に屋台の店主は、ニコの食べ歩きみたいな基準を見出している。後は試作品の料理を持ってきたりもしているな。
お願いだから試作品は自分で味見してから持ってきてくれよな。
和気あいあいと触れ合っている様子には癒されるな。
なんて思っていると、服が引っ張られる感触が、何だろうと思いそちらの方を見てみると、4歳位の幼女がいた。
「りょーしゅしゃま! ひとりでさみししょーだから、あたしがあいてしてあげるよ!」
微笑ましい気持ちで見ていたつもりだが、この子には寂しそうに見えてしまったのか、
俺は幼女の視線に近付くようにしゃがんで、
「ありがとね。でもね、寂しかったわけじゃないんだよ。ダマたちが人気者で嬉しいなって思ってたんだ。ちょっと大変な事があってね、みんなの姿をみていると心が落ち着くんだよ」
幼女はよく意味が分かっていないようで、コテンと首を傾げるが、大変な事という部分に反応したのか、「よく頑張りました」と言って頭を撫でてくれた。
その様子に思わずほっこりとしてしまう。
そして幼女を探していた母親がその様子を見て、慌てて俺へ駆け寄ってきた。そこで滅茶苦茶謝られたが、別にこの子は何も悪い事をしていないから大丈夫だと伝える。
それでも謝ってくるので、少し強い口調で、
「悪い事をしていないのにあなたが謝ると、この子が俺と話す事が悪い事だと思うかもしれない。それでこの子や他の子が俺に話しかけてこなくなったら寂しいよ。この街では、貴族と平民みたいな理不尽な上下関係は無いんだから、もっとのびのび育ててあげて欲しい。もう少し大きくなったら、年齢や立場と言った上下関係がある事を教えてあげてください」
このお母さんは俺の言いたい事を理解してくれたかな? 家に帰ってから怒るとか止めてくれよな。
さすがにいつまでも遊んでいると俺が家に戻れないので、みんなには他の従魔も見かけたらなでてやってほしいと伝えて家に帰る。
そうすると、庭から娘たちの声が聞こえて来た。
何をしているのかと思ったら、庭で元気よく遊んでいたのだ。
家の庭は、柔らかいとはいえ芝生なのでチクチクするのだ。それをものともせずに3人が母親や年少組の妻たちに手を取ってもらい裸足で歩き回っている。たどたどしいけど、その様子がまた可愛い。
こっそりと近付き写真を撮っていると、俺に気が付いた娘たちが俺に歩み寄って来た。
おっと! 慌てて体臭が大丈夫か確認するために服の臭いなどを嗅いだ。ダマにも確認を取ったが、問題ないとの事だ。よし、これで娘たちには逃げられないで済むな!
カメラから手を放してその場に座り娘たちを待って両手を広げている。
初めに到着したミーシャが、俺の横をかけていく……はぁ? 次に来たブルムとスミレも俺の横を……
俺は両手を広げたままの状態で前に倒れ込む。
今の様子を見ていた妻たちが笑い声をあげていた。
俺の道化のような状態が面白かったのだろう、カエデがお腹を押さえながら一言「今回はあなたじゃなくて、大きくなったダマが珍しかったようね」と。
後ろを振り向くとトラ位あるダマの足に3人共抱き着いていたのだ。大きい体だと娘たちに怪我をさせてしまう可能性があるのか、じっとして娘たちの好きなようにさせている。
そういえば、こいつって普段は小さいままだから、娘たちが大きいサイズのダマを見る事ってあんまりないよな。珍しくて抱き着いたのかな?
大きくなってもダマだという事を理解していて名前を呼んでいるしな。
そんな様子をカメラでパシャリ。レンズ越しに覗いたみんなの姿は、涙で歪んで見えた。
グリエルは、俺がへこんでいる理由を察してか、苦笑をしながらお礼を言ってくれた。
この落ちた気分を何とかしないとな。気分転換を兼ねて庁舎から家まで歩いている。今日のお供は、聖獣の3匹だ。妻たちは全員自分の持ち場に行っている。
いつものようにダマ・シエル・グレンは子どもの人気者だ。この街で動物を飼えない事は無いが、俺の従魔がそこら辺をふらふらしているので、わざわざ自分の家で飼う必要は無いと考えている人が多いようだ。
俺の従魔以外にも、ミリーの従魔や土木組の従魔、そして魔物では無いが家で飼っている猫も良くディストピアの街を散歩しているのだとか。猫も何かあってはいけないとLvを上げているので、行動範囲がやたらと広いのだ。
娘たちができてからは、交代交代で街へ出かけているようだが、それでも小さい動物は子どもに人気だ。大きい魔物も人気だけどな。
で、可愛がられている3匹の聖獣だが、ダマがトラと同じ位のサイズでその背中にミドリガメ程度のシエルが乗っており、スズメサイズのグレンがダマの頭の上にとまっている。
シエルは普通に歩くと遅いので、移動する際はダマの背中かグレンに甲羅を掴んでもらい運んでもらっている。
それにしてもすごい人気だな。初めに見つけた子どもの声を聞いてさらに子どもが集まり、その声を聞いて大人も集まってくる。
子どもは撫でたりするだけだが、大人は何かしら食べ物を持ってくる。パンや野菜等、偏りの無いように持ってくる所がしっかりと勉強してくれている証拠の様な気がするな。
ディストピアでは、大人も学校に通うというか、勉強をする事もできるのだ。しっかりと知識が身についているようで何よりだ。
余談だが、大衆食堂みたいな所では、栄養が偏りやすい注文をする人が多いので、しっかりと勉強をした店主やウェイターがお客様の事を考えてバランスが良くなるように助言したり、付け合わせを変更したりしている。
最初の頃はブーブー言っている客が多かったみたいだが、日に日に体調が良くなっている事に気付くと、注文の際に自分からメイン以外は何がおススメか聞くようになった人が増えたとかなんとか。
免許制にするのは、この街でもさすがに知識の面で問題が多いので、免許ではなく通信学校みたいな形で○○の授業を受け試験に合格し単位を取得した事を証明する証書を発行している。
この証書があるからなんだという事は無いのだが、しっかりと知識があるという事を証明する物であるので、客が判断する基準になっているのだとか。
それもあって、食べ物を提供するお店では、最低でも1人はこの証書を持っている人がいる。
おっと、関係ない方に考えが逸れていったな。
こいつらはブラウニーの用意してくれるご飯を食べているので舌が肥えているのだが、だからと言ってそれ以外の食事を否定するわけでは無い。今でも普通に生肉に食らいついている事もあるしな。
それもこれも、ディストピアの食のレベルが高いからという事もあるんだよな。それでも、本当に美味しくない場合は食べるのを途中で止めるけどね。特に屋台の店主は、ニコの食べ歩きみたいな基準を見出している。後は試作品の料理を持ってきたりもしているな。
お願いだから試作品は自分で味見してから持ってきてくれよな。
和気あいあいと触れ合っている様子には癒されるな。
なんて思っていると、服が引っ張られる感触が、何だろうと思いそちらの方を見てみると、4歳位の幼女がいた。
「りょーしゅしゃま! ひとりでさみししょーだから、あたしがあいてしてあげるよ!」
微笑ましい気持ちで見ていたつもりだが、この子には寂しそうに見えてしまったのか、
俺は幼女の視線に近付くようにしゃがんで、
「ありがとね。でもね、寂しかったわけじゃないんだよ。ダマたちが人気者で嬉しいなって思ってたんだ。ちょっと大変な事があってね、みんなの姿をみていると心が落ち着くんだよ」
幼女はよく意味が分かっていないようで、コテンと首を傾げるが、大変な事という部分に反応したのか、「よく頑張りました」と言って頭を撫でてくれた。
その様子に思わずほっこりとしてしまう。
そして幼女を探していた母親がその様子を見て、慌てて俺へ駆け寄ってきた。そこで滅茶苦茶謝られたが、別にこの子は何も悪い事をしていないから大丈夫だと伝える。
それでも謝ってくるので、少し強い口調で、
「悪い事をしていないのにあなたが謝ると、この子が俺と話す事が悪い事だと思うかもしれない。それでこの子や他の子が俺に話しかけてこなくなったら寂しいよ。この街では、貴族と平民みたいな理不尽な上下関係は無いんだから、もっとのびのび育ててあげて欲しい。もう少し大きくなったら、年齢や立場と言った上下関係がある事を教えてあげてください」
このお母さんは俺の言いたい事を理解してくれたかな? 家に帰ってから怒るとか止めてくれよな。
さすがにいつまでも遊んでいると俺が家に戻れないので、みんなには他の従魔も見かけたらなでてやってほしいと伝えて家に帰る。
そうすると、庭から娘たちの声が聞こえて来た。
何をしているのかと思ったら、庭で元気よく遊んでいたのだ。
家の庭は、柔らかいとはいえ芝生なのでチクチクするのだ。それをものともせずに3人が母親や年少組の妻たちに手を取ってもらい裸足で歩き回っている。たどたどしいけど、その様子がまた可愛い。
こっそりと近付き写真を撮っていると、俺に気が付いた娘たちが俺に歩み寄って来た。
おっと! 慌てて体臭が大丈夫か確認するために服の臭いなどを嗅いだ。ダマにも確認を取ったが、問題ないとの事だ。よし、これで娘たちには逃げられないで済むな!
カメラから手を放してその場に座り娘たちを待って両手を広げている。
初めに到着したミーシャが、俺の横をかけていく……はぁ? 次に来たブルムとスミレも俺の横を……
俺は両手を広げたままの状態で前に倒れ込む。
今の様子を見ていた妻たちが笑い声をあげていた。
俺の道化のような状態が面白かったのだろう、カエデがお腹を押さえながら一言「今回はあなたじゃなくて、大きくなったダマが珍しかったようね」と。
後ろを振り向くとトラ位あるダマの足に3人共抱き着いていたのだ。大きい体だと娘たちに怪我をさせてしまう可能性があるのか、じっとして娘たちの好きなようにさせている。
そういえば、こいつって普段は小さいままだから、娘たちが大きいサイズのダマを見る事ってあんまりないよな。珍しくて抱き着いたのかな?
大きくなってもダマだという事を理解していて名前を呼んでいるしな。
そんな様子をカメラでパシャリ。レンズ越しに覗いたみんなの姿は、涙で歪んで見えた。
0
お気に入りに追加
454
あなたにおすすめの小説
性奴隷を飼ったのに
お小遣い月3万
ファンタジー
10年前に俺は日本から異世界に転移して来た。
異世界に転移して来たばかりの頃、辿り着いた冒険者ギルドで勇者認定されて、魔王を討伐したら家族の元に帰れるのかな、っと思って必死になって魔王を討伐したけど、日本には帰れなかった。
異世界に来てから10年の月日が流れてしまった。俺は魔王討伐の報酬として特別公爵になっていた。ちなみに領地も貰っている。
自分の領地では奴隷は禁止していた。
奴隷を売買している商人がいるというタレコミがあって、俺は出向いた。
そして1人の奴隷少女と出会った。
彼女は、お風呂にも入れられていなくて、道路に落ちている軍手のように汚かった。
彼女は幼いエルフだった。
それに魔力が使えないように処理されていた。
そんな彼女を故郷に帰すためにエルフの村へ連れて行った。
でもエルフの村は魔力が使えない少女を引き取ってくれなかった。それどころか魔力が無いエルフは処分する掟になっているらしい。
俺の所有物であるなら彼女は処分しない、と村長が言うから俺はエルフの女の子を飼うことになった。
孤児になった魔力も無いエルフの女の子。年齢は14歳。
エルフの女の子を見捨てるなんて出来なかった。だから、この世界で彼女が生きていけるように育成することに決めた。
※エルフの少女以外にもヒロインは登場する予定でございます。
※帰る場所を無くした女の子が、美しくて強い女性に成長する物語です。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
全校転移!異能で異世界を巡る!?
小説愛好家
ファンタジー
全校集会中に地震に襲われ、魔法陣が出現し、眩い光が体育館全体を呑み込み俺は気絶した。
目覚めるとそこは大聖堂みたいな場所。
周りを見渡すとほとんどの人がまだ気絶をしていてる。
取り敢えず異世界転移だと仮定してステータスを開こうと試みる。
「ステータスオープン」と唱えるとステータスが表示された。「『異能』?なにこれ?まぁいいか」
取り敢えず異世界に転移したってことで間違いなさそうだな、テンプレ通り行くなら魔王討伐やらなんやらでめんどくさそうだし早々にここを出たいけどまぁ成り行きでなんとかなるだろ。
そんな感じで異世界転移を果たした主人公が圧倒的力『異能』を使いながら世界を旅する物語。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
歩くだけでレベルアップ!~駄女神と一緒に異世界旅行~
なつきいろ
ファンタジー
極々平凡なサラリーマンの『舞日 歩』は、駄女神こと『アテナ』のいい加減な神罰によって、異世界旅行の付き人となってしまう。
そこで、主人公に与えられた加護は、なんと歩くだけでレベルが上がってしまうというとんでもチートだった。
しかし、せっかくとんでもないチートを貰えたにも関わらず、思った以上に異世界無双が出来ないどころか、むしろ様々な問題が主人公を襲う結果に.....。
これは平凡なサラリーマンだった青年と駄女神が繰り広げるちょっとHな異世界旅行。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる