1,246 / 2,518
第1246話 可愛いは正義!
しおりを挟む
叩かれる感覚で目が覚めた。
俺の事を叩いているのはちっちゃい手だと分かっていたので、娘たちが俺の事を叩いているのだろう。俺は驚かせるために、頭をしっかりと覚醒させて娘たちのいる位置をしっかりと把握する。
タイミングを見計らって……ガバッ! っと3人を捕まえる。
急に起きた俺にビックリした娘たちが悲鳴を上げるが、俺が抱っこしている事に気付くと、泣きそうだった顔から笑顔になって抱き着き返してきてくれた。
マジ天使! かわいいな。妻たちとは違う可愛さがある! そりゃそうか、まず年齢が違うもんな。
どの位寝ていたのかと聞くと、1時間弱程だとの事だ。ちょっと前に娘たちが目を覚まして、ここにいるのが飽きたようで、俺を起こして次に行こうと催促してきたらしい。本当に1歳ちょっとか? と娘たちを見てしまった。
そこにあったのは、太陽もビックリする程眩しい笑顔だった。思わずもう1度抱き着いてしまう。
次に向かう所はもう決まっているようで、馬車に乗って移動する事になった。
ここら辺は牛のエリアであり、これから行く場所はちょっと離れているようだ。これだと移動するだけでも大変だよな。こんな広い所をどうやって管理しているんだろうか?
一緒に馬車に乗っていたイリアが説明してくれた。
牛に関しては、水牛は細かく管理しているがまとまっているので、大した問題は無いようだ。昼に食べた赤身肉の牛たちは、ほぼ放し飼いらしい。管理していないのにあの味が出るのか?
放し飼いではあるが、健康チェックなどはしっかりしているので、あの肉の味が出るそうだ。もし健康チェックをしなければ、病気で亡くなる牛も結構出てくるのだとか。
魔物との掛け合わせなので強い方ではあるのだが、病気を100パーセント防げるわけでは無いのだとか。
そんな話を聞いていると、目的地に到着した。
「今度は羊か。前に羊毛を加工した覚えがあるな」
「あっ、覚えていましたか? 以前やったからどうかと思いましたが、ミーシャちゃんたちに楽しんでもらえるかと思いまして、入れてみましたが、だめでしたか?」
「娘たちはあれを体験していないな。大きくなった時に覚えていてくれてるか分からないけど、いい経験かもしれないな。楽しんでくれるかな?」
「少し心配ではありますが、基本的に体を動かす事や動物は好きみたいですので、大丈夫かと思います」
そう言っている間に、ミリーたちが娘たちを抱っこして馬車から降りてきている。
その腕の中にいる娘たちは、モコモコの羊たちを見てテンションを上げている。やはりなんにでも興味を持っている気がするな。時々それが無性に怖くなる事はあるけど、してはいけない事をしない限りは怒らずにしたい事をさせている。
「それにしても、あの羊も牛と同じででかいよな? 俺の知っている羊の倍くらいはデカく見えるぞ」
それなりに距離があるのに、結構大きく見えるのだ。牛も大きかったので感覚が狂いだしているので、あまり自信が無いんだけど。
「あの羊も魔物と掛け合わせて産まれてきた羊ですので大きいです! お肉の部分より毛の部分の体積が比率で言うと多くなっています。お肉も食べますが、羊はどちらかというと羊毛を多くとるために飼育している感じです!」
ここの羊は食用というよりは、羊毛をとるための羊のようだ。
「なのであの羊は、若い時には基本的に食べません。3歳以降から食用に回される事がありますね」
「3歳? そこまで育てると、肉が堅くなりすぎないのか?」
「そうですね、初めは肉が堅くなりすぎて食べれた物では無かったのですが、調理方法が確立されてからは牛や豚に比べて安い肉ですので、大量に料理する食堂などで重宝されているお肉です」
そう言う住み分けになっているのか。まぁ今回は、娘たちに楽しんでもらえるように選んでもらった場所なので、一緒に楽しもう!
ここの羊たちは人懐っこいため、俺たちが馬車を降りて囲いの近くに向かうと、メェメェ言いながら囲いに寄って来たのだ。
それを見た娘たちのテンションが上がり、もう何を言っているか分からない状況だ。
種族だけで言えば、クロやギンの方が圧倒的に怖いからな。それを見て育っている娘たちから見れば、この羊は可愛いものなのだろうか? 強さだけで言えば、産まれた頃から一緒で今も母親の足元にいるケットシーの方が圧倒的だしな。
ここの管理人の人に誘導されて羊たちの囲いの中に入っていく。30匹程に囲まれて押しつぶされそうになる。
魔物と掛け合わされた羊は、顎の下あたりまで毛が迫っている。抱っこされている娘たちも顔だけ出して、キャッキャ言いながら羊の毛を叩いている様な感じだ。
かなりの力はあるが、俺たち程の力は無いので強引に進んでいく。あ~ミーシャが羊の毛を引き千切ってる。さすがにそれはよろしくないので、ミリーに怒られていた。ミーシャがしょんぼりして、毛をむしってしまった羊に謝っている。
素直に謝れるって言う事は大切だよね。そのまま育ってくれ!
しばらく進むと何やら準備をしている人たちを発見した。かなり大きな樽や桶を準備しているって事は、毛刈りをするって事かな?
えっ? 持っているのが、攻撃する時に使う武器みたいな雰囲気なんだけど……マチェットみたいな、鉈剣みたいな物の刃を研いでいた。こんな所で解体はしないよな?
研いでいた刃物の準備が終わる頃になると、羊が列を作っていた。何をされるか理解している羊が並んでいるって事だよな。
メルフィが「毛刈りの日を早めていただきありがとうございます」とここのトップの人にお礼を言っていた。
どうやら元々は、もう少し後に予定していた毛刈りを今日にずらしてもらったようだ。
俺のイメージだと暴れないように固定してから、バリカンみたいなので刈っていた気がするのだが、今回のこの光景はすごいな。
毛を刈ってくれるのを理解しているのか、大人しく刈り取ってくれる人の指示に従っている。1匹が大体10分もかからずに刈り終わる、早くねえか?
慣れた様子で、マチェットの様な物でザクザク毛を刈っているのだ。マジでビビるくらい大胆に毛を刈っていくので、羊がケガしていないか心配になるレベルなのだ。
皮膚が切られるというアクシデントも無く、毛刈りが終わった羊は走り去って牧草を食んでいた。
刈り取られた毛が樽に入れられ棒を使って洗われている。ちょっと湯気が出ているので、お湯を使っているのかな? 流れ作業で3回洗った後に、大きな桶に移されて女性たちが膝丈のズボンをはいて踏み洗いを始めた。
そうすると、妻たちもその中に入って踏み洗いを始めたのだ。娘たちにも体験させるためにみんなでやるのか。娘たちは母親に支えられながら水遊びをしている様な感じで踏み洗いをしている。そんな姿も可愛いな。
娘たちがやっている工程は、最後の方で薬剤を使っておらず濯いだ後のようだ。きちんとその辺も考えられているみたいだな。
白くなった羊毛を見て「まっちろ!」と舌ったらずな言葉も可愛いな。
移動して羊毛が糸になっていく工程を見て「おぉ~」と声を出している姿も可愛いな。
俺の事を叩いているのはちっちゃい手だと分かっていたので、娘たちが俺の事を叩いているのだろう。俺は驚かせるために、頭をしっかりと覚醒させて娘たちのいる位置をしっかりと把握する。
タイミングを見計らって……ガバッ! っと3人を捕まえる。
急に起きた俺にビックリした娘たちが悲鳴を上げるが、俺が抱っこしている事に気付くと、泣きそうだった顔から笑顔になって抱き着き返してきてくれた。
マジ天使! かわいいな。妻たちとは違う可愛さがある! そりゃそうか、まず年齢が違うもんな。
どの位寝ていたのかと聞くと、1時間弱程だとの事だ。ちょっと前に娘たちが目を覚まして、ここにいるのが飽きたようで、俺を起こして次に行こうと催促してきたらしい。本当に1歳ちょっとか? と娘たちを見てしまった。
そこにあったのは、太陽もビックリする程眩しい笑顔だった。思わずもう1度抱き着いてしまう。
次に向かう所はもう決まっているようで、馬車に乗って移動する事になった。
ここら辺は牛のエリアであり、これから行く場所はちょっと離れているようだ。これだと移動するだけでも大変だよな。こんな広い所をどうやって管理しているんだろうか?
一緒に馬車に乗っていたイリアが説明してくれた。
牛に関しては、水牛は細かく管理しているがまとまっているので、大した問題は無いようだ。昼に食べた赤身肉の牛たちは、ほぼ放し飼いらしい。管理していないのにあの味が出るのか?
放し飼いではあるが、健康チェックなどはしっかりしているので、あの肉の味が出るそうだ。もし健康チェックをしなければ、病気で亡くなる牛も結構出てくるのだとか。
魔物との掛け合わせなので強い方ではあるのだが、病気を100パーセント防げるわけでは無いのだとか。
そんな話を聞いていると、目的地に到着した。
「今度は羊か。前に羊毛を加工した覚えがあるな」
「あっ、覚えていましたか? 以前やったからどうかと思いましたが、ミーシャちゃんたちに楽しんでもらえるかと思いまして、入れてみましたが、だめでしたか?」
「娘たちはあれを体験していないな。大きくなった時に覚えていてくれてるか分からないけど、いい経験かもしれないな。楽しんでくれるかな?」
「少し心配ではありますが、基本的に体を動かす事や動物は好きみたいですので、大丈夫かと思います」
そう言っている間に、ミリーたちが娘たちを抱っこして馬車から降りてきている。
その腕の中にいる娘たちは、モコモコの羊たちを見てテンションを上げている。やはりなんにでも興味を持っている気がするな。時々それが無性に怖くなる事はあるけど、してはいけない事をしない限りは怒らずにしたい事をさせている。
「それにしても、あの羊も牛と同じででかいよな? 俺の知っている羊の倍くらいはデカく見えるぞ」
それなりに距離があるのに、結構大きく見えるのだ。牛も大きかったので感覚が狂いだしているので、あまり自信が無いんだけど。
「あの羊も魔物と掛け合わせて産まれてきた羊ですので大きいです! お肉の部分より毛の部分の体積が比率で言うと多くなっています。お肉も食べますが、羊はどちらかというと羊毛を多くとるために飼育している感じです!」
ここの羊は食用というよりは、羊毛をとるための羊のようだ。
「なのであの羊は、若い時には基本的に食べません。3歳以降から食用に回される事がありますね」
「3歳? そこまで育てると、肉が堅くなりすぎないのか?」
「そうですね、初めは肉が堅くなりすぎて食べれた物では無かったのですが、調理方法が確立されてからは牛や豚に比べて安い肉ですので、大量に料理する食堂などで重宝されているお肉です」
そう言う住み分けになっているのか。まぁ今回は、娘たちに楽しんでもらえるように選んでもらった場所なので、一緒に楽しもう!
ここの羊たちは人懐っこいため、俺たちが馬車を降りて囲いの近くに向かうと、メェメェ言いながら囲いに寄って来たのだ。
それを見た娘たちのテンションが上がり、もう何を言っているか分からない状況だ。
種族だけで言えば、クロやギンの方が圧倒的に怖いからな。それを見て育っている娘たちから見れば、この羊は可愛いものなのだろうか? 強さだけで言えば、産まれた頃から一緒で今も母親の足元にいるケットシーの方が圧倒的だしな。
ここの管理人の人に誘導されて羊たちの囲いの中に入っていく。30匹程に囲まれて押しつぶされそうになる。
魔物と掛け合わされた羊は、顎の下あたりまで毛が迫っている。抱っこされている娘たちも顔だけ出して、キャッキャ言いながら羊の毛を叩いている様な感じだ。
かなりの力はあるが、俺たち程の力は無いので強引に進んでいく。あ~ミーシャが羊の毛を引き千切ってる。さすがにそれはよろしくないので、ミリーに怒られていた。ミーシャがしょんぼりして、毛をむしってしまった羊に謝っている。
素直に謝れるって言う事は大切だよね。そのまま育ってくれ!
しばらく進むと何やら準備をしている人たちを発見した。かなり大きな樽や桶を準備しているって事は、毛刈りをするって事かな?
えっ? 持っているのが、攻撃する時に使う武器みたいな雰囲気なんだけど……マチェットみたいな、鉈剣みたいな物の刃を研いでいた。こんな所で解体はしないよな?
研いでいた刃物の準備が終わる頃になると、羊が列を作っていた。何をされるか理解している羊が並んでいるって事だよな。
メルフィが「毛刈りの日を早めていただきありがとうございます」とここのトップの人にお礼を言っていた。
どうやら元々は、もう少し後に予定していた毛刈りを今日にずらしてもらったようだ。
俺のイメージだと暴れないように固定してから、バリカンみたいなので刈っていた気がするのだが、今回のこの光景はすごいな。
毛を刈ってくれるのを理解しているのか、大人しく刈り取ってくれる人の指示に従っている。1匹が大体10分もかからずに刈り終わる、早くねえか?
慣れた様子で、マチェットの様な物でザクザク毛を刈っているのだ。マジでビビるくらい大胆に毛を刈っていくので、羊がケガしていないか心配になるレベルなのだ。
皮膚が切られるというアクシデントも無く、毛刈りが終わった羊は走り去って牧草を食んでいた。
刈り取られた毛が樽に入れられ棒を使って洗われている。ちょっと湯気が出ているので、お湯を使っているのかな? 流れ作業で3回洗った後に、大きな桶に移されて女性たちが膝丈のズボンをはいて踏み洗いを始めた。
そうすると、妻たちもその中に入って踏み洗いを始めたのだ。娘たちにも体験させるためにみんなでやるのか。娘たちは母親に支えられながら水遊びをしている様な感じで踏み洗いをしている。そんな姿も可愛いな。
娘たちがやっている工程は、最後の方で薬剤を使っておらず濯いだ後のようだ。きちんとその辺も考えられているみたいだな。
白くなった羊毛を見て「まっちろ!」と舌ったらずな言葉も可愛いな。
移動して羊毛が糸になっていく工程を見て「おぉ~」と声を出している姿も可愛いな。
0
お気に入りに追加
454
あなたにおすすめの小説
性奴隷を飼ったのに
お小遣い月3万
ファンタジー
10年前に俺は日本から異世界に転移して来た。
異世界に転移して来たばかりの頃、辿り着いた冒険者ギルドで勇者認定されて、魔王を討伐したら家族の元に帰れるのかな、っと思って必死になって魔王を討伐したけど、日本には帰れなかった。
異世界に来てから10年の月日が流れてしまった。俺は魔王討伐の報酬として特別公爵になっていた。ちなみに領地も貰っている。
自分の領地では奴隷は禁止していた。
奴隷を売買している商人がいるというタレコミがあって、俺は出向いた。
そして1人の奴隷少女と出会った。
彼女は、お風呂にも入れられていなくて、道路に落ちている軍手のように汚かった。
彼女は幼いエルフだった。
それに魔力が使えないように処理されていた。
そんな彼女を故郷に帰すためにエルフの村へ連れて行った。
でもエルフの村は魔力が使えない少女を引き取ってくれなかった。それどころか魔力が無いエルフは処分する掟になっているらしい。
俺の所有物であるなら彼女は処分しない、と村長が言うから俺はエルフの女の子を飼うことになった。
孤児になった魔力も無いエルフの女の子。年齢は14歳。
エルフの女の子を見捨てるなんて出来なかった。だから、この世界で彼女が生きていけるように育成することに決めた。
※エルフの少女以外にもヒロインは登場する予定でございます。
※帰る場所を無くした女の子が、美しくて強い女性に成長する物語です。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
劣等生のハイランカー
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
ダンジョンが当たり前に存在する世界で、貧乏学生である【海斗】は一攫千金を夢見て探索者の仮免許がもらえる周王学園への入学を目指す!
無事内定をもらえたのも束の間。案内されたクラスはどいつもこいつも金欲しさで集まった探索者不適合者たち。通称【Fクラス】。
カーストの最下位を指し示すと同時、そこは生徒からサンドバッグ扱いをされる掃き溜めのようなクラスだった。
唯一生き残れる道は【才能】の覚醒のみ。
学園側に【将来性】を示せねば、一方的に搾取される未来が待ち受けていた。
クラスメイトは全員ライバル!
卒業するまで、一瞬たりとも油断できない生活の幕開けである!
そんな中【海斗】の覚醒した【才能】はダンジョンの中でしか発現せず、ダンジョンの外に出れば一般人になり変わる超絶ピーキーな代物だった。
それでも【海斗】は大金を得るためダンジョンに潜り続ける。
難病で眠り続ける、余命いくばくかの妹の命を救うために。
かくして、人知れず大量のTP(トレジャーポイント)を荒稼ぎする【海斗】の前に不審に思った人物が現れる。
「おかしいですね、一学期でこの成績。学年主席の私よりも高ポイント。この人は一体誰でしょうか?」
学年主席であり【氷姫】の二つ名を冠する御堂凛華から注目を浴びる。
「おいおいおい、このポイントを叩き出した【MNO】って一体誰だ? プロでもここまで出せるやつはいねーぞ?」
時を同じくゲームセンターでハイスコアを叩き出した生徒が現れた。
制服から察するに、近隣の周王学園生であることは割ている。
そんな噂は瞬く間に【学園にヤバい奴がいる】と掲示板に載せられ存在しない生徒【ゴースト】の噂が囁かれた。
(各20話編成)
1章:ダンジョン学園【完結】
2章:ダンジョンチルドレン【完結】
3章:大罪の権能【完結】
4章:暴食の力【完結】
5章:暗躍する嫉妬【完結】
6章:奇妙な共闘【完結】
7章:最弱種族の下剋上【完結】
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
ユニークスキルで異世界マイホーム ~俺と共に育つ家~
楠富 つかさ
ファンタジー
地震で倒壊した我が家にて絶命した俺、家入竜也は自分の死因だとしても家が好きで……。
そんな俺に転生を司る女神が提案してくれたのは、俺の成長に応じて育つ異空間を創造する力。この力で俺は生まれ育った家を再び取り戻す。
できれば引きこもりたい俺と異世界の冒険者たちが織りなすソード&ソーサリー、開幕!!
第17回ファンタジー小説大賞にエントリーしました!
スキル喰らい(スキルイーター)がヤバすぎた 他人のスキルを食らって底辺から最強に駆け上がる
けんたん
ファンタジー
レイ・ユーグナイト 貴族の三男で産まれたおれは、12の成人の儀を受けたら家を出ないと行けなかった だが俺には誰にも言ってない秘密があった 前世の記憶があることだ
俺は10才になったら現代知識と貴族の子供が受ける継承の義で受け継ぐであろうスキルでスローライフの夢をみる
だが本来受け継ぐであろう親のスキルを何一つ受け継ぐことなく能無しとされひどい扱いを受けることになる だが実はスキルは受け継がなかったが俺にだけ見えるユニークスキル スキル喰らいで俺は密かに強くなり 俺に対してひどい扱いをしたやつを見返すことを心に誓った
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる