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第1162話 到着まで後少し!
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特に何もなくリーファスに到着した。魔導列車に乗っているだけなので、何もないのは当たり前であろう。
リーファスに到着したが、まだ地上には上がっていない。まとまって休める所がリーファスには無いので、領主館の地下にある魔導列車のホームに直結する形で、俺たちの休憩場所をダンジョンマスターのスキルで作っている。
明日移動を開始して、領主館から俺たちの馬車が出ていけば、馬車が多すぎる事に気付く人間はいるかもしれないが、何も悪い事はしていないので、気付いたからと言い何をされるわけでもない。
娘たちは、船と違い大きく環境が変わったためか、落ち着きが無かったりしたが、食事量が落ちたりする事も無く元気なのは嬉しいね。明日からは馬車の旅だぞ!
日が明け出発の準備をしていると、リーファスに派遣している領主代理が挨拶に来た。忙しいのに何で朝? とか思っていたのだが、到着してすぐの夜に挨拶に上がるのは、シルキーたちに禁止されていたため、朝の挨拶となっていたのだ。
邪魔だからなくてもいいのにとか思っていたら、領主が来るのに挨拶も無しとか絶対にありえない! とグリエルたちにきつく言われていたそうだ。あいつらの所為か……別に気にしないというか面倒だから、今回は無い方が良かったのにな。
まぁ簡単な挨拶だけで済んだので、俺たちはすぐに出発する事ができた。門が開くと同時に出れるようなタイミングで移動を開始している。
城壁を抜け街の外に出ても、壁にまだ囲まれている。試験的に農園を作ったため、今もしっかりと活用されているようだ。収穫量も増えているみたいで、本当によかった。
農園エリアを抜けると、本格的に馬車の旅が始まる。普通なら目的の街まで1週間以上はかかるのだが、俺たちは2日後には到着予定だ。これでも移動速度はかなり下げている。
速度が速すぎると、余計なトラブル……特に事故が起きる可能性が高くなりそうだと判断して、今回の移動は3倍ほどの速度で移動という事になっている。
リーファスやフレデリクは広い農園があり、食料自給率が100パーセントを軽く上回っているので、商人が食料を買いに来ているため、これ以上早く移動となると多大な迷惑をかける可能性もあるからだ。
商人の情報網ってすげえな。サラディルが隣国と戦争状態になっている事をすでにつかんていて、商人たちは、食料が高く売れると判断してキャラバンを組み食料を売り込みに行っているのだ。
とはいえ、直接サラディルに持ち込むのは危険なので、近くの街まで食料を運び、その街の貴族に買い取ってもらっているのだとか。
強権で取り上げられるんじゃねえか? とか考えたのだが、自分の街で戦争が起こっているわけでは無いのにそれをしてしまうと、戦争後に商人が寄り付かなくなってしまうため、荷物の徴発はしないそうだ。貴族の暗黙のルールみたいな物があるようだ。
戦争で食糧支援して功績を得て報奨金が手に入ったとしても、商人が寄り付かなくなった街の末路は……酷い物なので、商人はここぞとばかりにお金を稼いでいくだろう。多少高くても兵糧は必要だからな。
ここら辺の情報は、移動中に連絡をとった際にゼニスから聞かされた内容だ。マップ検索をして、商人の数が多いと感じたので疑問に思い聞いてみたのだ。
グリエルからは、ワイバーンの家族が王都に向かって飛びだった報告も入っている。おそらく、向こうは明日にはサラディルに到着するだろう。竜騎士は街の外で俺たちを待つことになっているのだが……トラブルに巻き込まれないといいな。
今回も真紅の騎士団を連れてこさせると思うので、余計なトラブルに巻き込まれても大丈夫かな?
って、フラグになるからこういう事は考えたらいけないな!
頭を切り替えて、到着した後の事をミリーと相談する事にした。
初日の移動は特に問題なく、街を1つ無視して移動し野営を行っている。
娘たちにとっては、狭い空間になってしまうのだが、改造馬車のテント機能を使った休憩スペースではなく、娘たち専用の箱馬車で寝させる予定だ。
もちろんずっと中で過ごさせるわけではなく、移動と寝る時以外は俺たちと同じで、馬車の外でいろんな物を見せてあげるのだ。
2日目も特に何のトラブルもなく野営地に到着した。
明日のお昼頃にはサラディルに到着できそうだな。
そういえば、こっちは特に問題なかったのだが、王都に行った竜騎士はトラブルに巻き込まれてしまったそうだ。まぁ、国王が言った通り王国側で対処してくれたようだが、内容を聞いてアホだろとついつぶやいてしまう内容だった。
竜騎士が到着して、俺の予想通り真紅の騎士団が前線に派遣される事になっていたのだが、国王から事前に話を聞いていた貴族……伯爵が、戦争後の利権に絡みたいのか、真紅の騎士団ではなく、自分の兵士を移動させるように迫ってきたのだとか。
まだそれだけならよかったのだが、竜騎士に「私がお前たちを飼ってやろう!」等と言ってしまったので、待機していた近衛兵によって、切り捨てられたのだとか。
お金を持っている伯爵だったためか、欲をかいて竜騎士を権力で抱え込もうとしたのが運の尽きだったな。国王に手出し無用と言われていたはずなのにバカな奴だ。国王と対立している派閥の貴族だった事が、災いとなったのだろう。
伯爵の一族は貴族位を剥奪されて、追放されるのだとか……そんな情報いらねえし! 自分たちで勝手にやれよ。
他にも伯爵についてきていた、対立している文官やコバンザメのような貴族が、数名連帯責任で処理されたとか。
竜騎士と真紅の騎士団は、すでにサラディルに到着しており、離れた所……2キロメートル程離れた場所にて、野営をしているのだとか。
今回は、グリエルが交渉して収納の腕輪を使った輸送も同時に行ったようで、追加料金として正確な場所は聞いていないが、他国との境にある鉱脈系のダンジョンの権利を得たとか言っていたな。
境にあるため、年中紛争ばかりしているダンジョンがあるみたいで、そこを貰ったのだとか。
紛争ばかりで有効活用できていないので、本当は放置をしたかったのだが、放置すれば隣国にダンジョンが取られてしまうので放置するわけにもいかず、かといって大規模開発するだけの兵力を派遣できるわけでもなく、不良債権のような物だった所らしい。
何を考えているのだか? まぁ明日には合流だな。娘たちを待機させる場所を考えないといけないな。
リーファスに到着したが、まだ地上には上がっていない。まとまって休める所がリーファスには無いので、領主館の地下にある魔導列車のホームに直結する形で、俺たちの休憩場所をダンジョンマスターのスキルで作っている。
明日移動を開始して、領主館から俺たちの馬車が出ていけば、馬車が多すぎる事に気付く人間はいるかもしれないが、何も悪い事はしていないので、気付いたからと言い何をされるわけでもない。
娘たちは、船と違い大きく環境が変わったためか、落ち着きが無かったりしたが、食事量が落ちたりする事も無く元気なのは嬉しいね。明日からは馬車の旅だぞ!
日が明け出発の準備をしていると、リーファスに派遣している領主代理が挨拶に来た。忙しいのに何で朝? とか思っていたのだが、到着してすぐの夜に挨拶に上がるのは、シルキーたちに禁止されていたため、朝の挨拶となっていたのだ。
邪魔だからなくてもいいのにとか思っていたら、領主が来るのに挨拶も無しとか絶対にありえない! とグリエルたちにきつく言われていたそうだ。あいつらの所為か……別に気にしないというか面倒だから、今回は無い方が良かったのにな。
まぁ簡単な挨拶だけで済んだので、俺たちはすぐに出発する事ができた。門が開くと同時に出れるようなタイミングで移動を開始している。
城壁を抜け街の外に出ても、壁にまだ囲まれている。試験的に農園を作ったため、今もしっかりと活用されているようだ。収穫量も増えているみたいで、本当によかった。
農園エリアを抜けると、本格的に馬車の旅が始まる。普通なら目的の街まで1週間以上はかかるのだが、俺たちは2日後には到着予定だ。これでも移動速度はかなり下げている。
速度が速すぎると、余計なトラブル……特に事故が起きる可能性が高くなりそうだと判断して、今回の移動は3倍ほどの速度で移動という事になっている。
リーファスやフレデリクは広い農園があり、食料自給率が100パーセントを軽く上回っているので、商人が食料を買いに来ているため、これ以上早く移動となると多大な迷惑をかける可能性もあるからだ。
商人の情報網ってすげえな。サラディルが隣国と戦争状態になっている事をすでにつかんていて、商人たちは、食料が高く売れると判断してキャラバンを組み食料を売り込みに行っているのだ。
とはいえ、直接サラディルに持ち込むのは危険なので、近くの街まで食料を運び、その街の貴族に買い取ってもらっているのだとか。
強権で取り上げられるんじゃねえか? とか考えたのだが、自分の街で戦争が起こっているわけでは無いのにそれをしてしまうと、戦争後に商人が寄り付かなくなってしまうため、荷物の徴発はしないそうだ。貴族の暗黙のルールみたいな物があるようだ。
戦争で食糧支援して功績を得て報奨金が手に入ったとしても、商人が寄り付かなくなった街の末路は……酷い物なので、商人はここぞとばかりにお金を稼いでいくだろう。多少高くても兵糧は必要だからな。
ここら辺の情報は、移動中に連絡をとった際にゼニスから聞かされた内容だ。マップ検索をして、商人の数が多いと感じたので疑問に思い聞いてみたのだ。
グリエルからは、ワイバーンの家族が王都に向かって飛びだった報告も入っている。おそらく、向こうは明日にはサラディルに到着するだろう。竜騎士は街の外で俺たちを待つことになっているのだが……トラブルに巻き込まれないといいな。
今回も真紅の騎士団を連れてこさせると思うので、余計なトラブルに巻き込まれても大丈夫かな?
って、フラグになるからこういう事は考えたらいけないな!
頭を切り替えて、到着した後の事をミリーと相談する事にした。
初日の移動は特に問題なく、街を1つ無視して移動し野営を行っている。
娘たちにとっては、狭い空間になってしまうのだが、改造馬車のテント機能を使った休憩スペースではなく、娘たち専用の箱馬車で寝させる予定だ。
もちろんずっと中で過ごさせるわけではなく、移動と寝る時以外は俺たちと同じで、馬車の外でいろんな物を見せてあげるのだ。
2日目も特に何のトラブルもなく野営地に到着した。
明日のお昼頃にはサラディルに到着できそうだな。
そういえば、こっちは特に問題なかったのだが、王都に行った竜騎士はトラブルに巻き込まれてしまったそうだ。まぁ、国王が言った通り王国側で対処してくれたようだが、内容を聞いてアホだろとついつぶやいてしまう内容だった。
竜騎士が到着して、俺の予想通り真紅の騎士団が前線に派遣される事になっていたのだが、国王から事前に話を聞いていた貴族……伯爵が、戦争後の利権に絡みたいのか、真紅の騎士団ではなく、自分の兵士を移動させるように迫ってきたのだとか。
まだそれだけならよかったのだが、竜騎士に「私がお前たちを飼ってやろう!」等と言ってしまったので、待機していた近衛兵によって、切り捨てられたのだとか。
お金を持っている伯爵だったためか、欲をかいて竜騎士を権力で抱え込もうとしたのが運の尽きだったな。国王に手出し無用と言われていたはずなのにバカな奴だ。国王と対立している派閥の貴族だった事が、災いとなったのだろう。
伯爵の一族は貴族位を剥奪されて、追放されるのだとか……そんな情報いらねえし! 自分たちで勝手にやれよ。
他にも伯爵についてきていた、対立している文官やコバンザメのような貴族が、数名連帯責任で処理されたとか。
竜騎士と真紅の騎士団は、すでにサラディルに到着しており、離れた所……2キロメートル程離れた場所にて、野営をしているのだとか。
今回は、グリエルが交渉して収納の腕輪を使った輸送も同時に行ったようで、追加料金として正確な場所は聞いていないが、他国との境にある鉱脈系のダンジョンの権利を得たとか言っていたな。
境にあるため、年中紛争ばかりしているダンジョンがあるみたいで、そこを貰ったのだとか。
紛争ばかりで有効活用できていないので、本当は放置をしたかったのだが、放置すれば隣国にダンジョンが取られてしまうので放置するわけにもいかず、かといって大規模開発するだけの兵力を派遣できるわけでもなく、不良債権のような物だった所らしい。
何を考えているのだか? まぁ明日には合流だな。娘たちを待機させる場所を考えないといけないな。
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