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第1147話 デート2陣出発
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陸の上で2時間程お昼と休憩をした後に俺は、年長組の8人と船へと戻り出発する。
「ご主人様。1週間どんなことをされていたのですか?」
船に乗って港を見ていた俺達の中で、ケイティがそう話しかけてきた。
「ん~基本的には、遊んでいた感じかな? ダマが太ったの聞いた? ダイエットのために午前中は、あそこのプールでダマを的にした水かけを本気でしてたかな」
年長組の8人が揃って首を傾げ、ダイエットに水かけ? と困惑した表情になっている。
「ただの水かけじゃないよ。魔法ありスキルあり、でも直接攻撃は無しだけど、結構本気で水の中で動いてダマに水を当てる感じだね。年中組と俺の8人がかりで挑んでも、本当に水が当たらなくてね。
シエルとシールドの2匹は外からダマのサポートで、俺たちの攻撃をガードしたり妨害してくるんだけどさ~それが強いのなんのってね」
そう言ってダマを抱きかかえ上げみんなに見せる。少しスリムにはなったが、年長組は確かにお腹の部分が……と言っている。
ダマは、ちょっと落ち込んでいる様子が見られたが、俺がこのままなら姉御組の母親3人に怒られる事は無いかもね。とこそっというと、それが嬉しかったのかネコ科なのに、尻尾をブンブンと振っている。
年長組のみんなは、どんなことをしていたのか分からないので、いまいちピンと来ていないようだ。
「ダマ、今日の午後の運動は午前中と同じで水中訓練でいいか?」
『分かりました。流れるプールは暇な時に自分でやります』
との事だった。本当に流れるプールが好きだな。全身運動の犬かきみたいな泳ぎ方をしているのに、時速20キロメートル以上で2~3時間平気で泳ぐんだよなこいつ、おかしいだろ。
俺は先に水着に着替えて、年長組の皆には水着を選ぶように言っておいた。ビキニのような上下が別のタイプではなく、競泳の選手みたいな上下一体型の方がいいと言っておいた。だけど、ビキニタイプも着たいらしく、ダマとの訓練でなければ問題ないので好きな水着を選んでもらった。
男の俺が着替えて出てきたとしても、年長組の水着選びが終わっているわけはなく、俺はのんびりとストレッチをして泳ぐ事にした。
そういえば、この世界の人って基本的に泳げないんだよな。水浴び以外で水に入る事なんてないんだから、当たり前と言えば当たり前だけど……その水浴びですら、出来る街とできない街があるんだもんな。
妻たちもほとんど泳げなかったしな。でも、今は水泳のスキルを習得して普通に泳げるようになっている。そもそも、水泳がスキルだとは思ってなかったけどな!
さすがに水着選びに時間がかかるみたいなので、俺とダマで水中訓練を始める事にした。
「じゃぁ、ダマ。始めるぞ!」
いつもみたいにエリアをフリーにすると、1人で攻撃をする俺が圧倒的に不利なので、ダマには逃げてもらうエリアを狭くしてもらった。プールの半分の位置に亀のシエルとシールドにいてもらい、そのラインとプールから出てはいけないという感じだ。
それとシエルたちからの援護は無しだ。
俺が無謀な戦いに挑んでいるなと、ダマやシエルたちは思っているだろうが、俺はこの条件なら勝てるであろう秘策があった。
まずはいつものように魔法を使って、水を操りダマに向けて水を飛ばしていく。
範囲が狭くなったとはいえ俺1人では、まったく当たる気配がしない。本来は勝ち負けは関係なくダマのダイエットが主目的なので問題ないのだが、やっぱり勝ちたくなるのが人の性だと思うんだよね。
30分位、ダマと訓練と言う名の遊びをしていると、水着が決まったようなので召喚していく。サイズが違ったら言う様に伝えたが、しっかりとジャストフィットの水着を全員が選んでいた。
妻たちが戻ってくる前に決着をつけよう!
「ダマよ、今回は勝たせてもらうぞ!」
『そんな遅い攻撃は当たらないですよ!』
俺は動きを止め、魔力を練り上げる。ダマは警戒しているが、避けられると思っているのかリラックスしている様子だ。
練り上げた魔力は、まだ魔法にせずに待機状態に、俺はその状態でダマに近付いていく。
『魔力を練っても近付いても、当たらないですよ!』
俺は、ダマの逃げられるエリアの中心まで移動すると、体の中の空気を軽く吐いて沈んでいく。プールの底に足が着くと、練り上げていた魔力を使って【タイダルウェーブ】を使用した。
俺の目論見通り、ダマはエリアの外へと押し流され俺の勝ちとなる。
『あれは酷い……体に当てる事を目的としないで、押し流すとかズルいズルいズルい!』
四足歩行の小さな人形みたいなダマが、地団太を踏む姿はかわいかった。
おっと、みんなが戻ってくる前に甲板の水を綺麗にしてっと、ついでにタイダルウェーブであふれた水をプールに補充する。
年長組の皆が着替えて出てくると、みんなスポーツ選手みたいに体が引き締まっている。競泳の選手は筋肉だけでなく、程よい脂肪がついているのだが、年長組の皆はどちらかと言うと陸上選手みたいな、余計な脂肪が無いタイプではないだろうか?
見た目だけで言うと、シュリが一番細く見えるんだよね。理由は簡単で、英雄症候群で筋力が強いけど、見た目はあまり変わらないせいである。基礎新陳代謝がいいので、消費カロリーは他の人と比べると数倍から十数倍もあるのだ。
だから、余計なお肉がつく暇がないという感じだろう。
まぁみんなも、ただ硬いだけじゃなくて、女性特有の柔らかさもあるから人間って不思議だよな。男のムキムキはただただ硬い感じだけど、女性の体って筋肉があっても程よくしなやかで柔らかいのだ。あっ、でも、女性でもボディービルダーみたいな感じになると硬いだろうけどね。
年長組の皆は、水着を選んでいる間に俺たちの様子も見ていたので、大体何をしていたのかは把握できたみたいだ。
準備運動が終わると思い思いに飛び込んで、ダマを追いかけ始める。
人数が9人になったので、プール全域を解禁してシエルとシールドの援護も追加された。
結果は、惨敗。良い所まで行ったのだが、シエルのサポートが上手く体に当てる事は出来なかった。
みんなはいい運動になったとの事だ。明日からもこれが続くだろう。ダマのダイエットにはなっているので問題は無いだろう。
ジュースを飲みながら、年中組の皆と過ごした1週間の事を説明していく。
「ご主人様。1週間どんなことをされていたのですか?」
船に乗って港を見ていた俺達の中で、ケイティがそう話しかけてきた。
「ん~基本的には、遊んでいた感じかな? ダマが太ったの聞いた? ダイエットのために午前中は、あそこのプールでダマを的にした水かけを本気でしてたかな」
年長組の8人が揃って首を傾げ、ダイエットに水かけ? と困惑した表情になっている。
「ただの水かけじゃないよ。魔法ありスキルあり、でも直接攻撃は無しだけど、結構本気で水の中で動いてダマに水を当てる感じだね。年中組と俺の8人がかりで挑んでも、本当に水が当たらなくてね。
シエルとシールドの2匹は外からダマのサポートで、俺たちの攻撃をガードしたり妨害してくるんだけどさ~それが強いのなんのってね」
そう言ってダマを抱きかかえ上げみんなに見せる。少しスリムにはなったが、年長組は確かにお腹の部分が……と言っている。
ダマは、ちょっと落ち込んでいる様子が見られたが、俺がこのままなら姉御組の母親3人に怒られる事は無いかもね。とこそっというと、それが嬉しかったのかネコ科なのに、尻尾をブンブンと振っている。
年長組のみんなは、どんなことをしていたのか分からないので、いまいちピンと来ていないようだ。
「ダマ、今日の午後の運動は午前中と同じで水中訓練でいいか?」
『分かりました。流れるプールは暇な時に自分でやります』
との事だった。本当に流れるプールが好きだな。全身運動の犬かきみたいな泳ぎ方をしているのに、時速20キロメートル以上で2~3時間平気で泳ぐんだよなこいつ、おかしいだろ。
俺は先に水着に着替えて、年長組の皆には水着を選ぶように言っておいた。ビキニのような上下が別のタイプではなく、競泳の選手みたいな上下一体型の方がいいと言っておいた。だけど、ビキニタイプも着たいらしく、ダマとの訓練でなければ問題ないので好きな水着を選んでもらった。
男の俺が着替えて出てきたとしても、年長組の水着選びが終わっているわけはなく、俺はのんびりとストレッチをして泳ぐ事にした。
そういえば、この世界の人って基本的に泳げないんだよな。水浴び以外で水に入る事なんてないんだから、当たり前と言えば当たり前だけど……その水浴びですら、出来る街とできない街があるんだもんな。
妻たちもほとんど泳げなかったしな。でも、今は水泳のスキルを習得して普通に泳げるようになっている。そもそも、水泳がスキルだとは思ってなかったけどな!
さすがに水着選びに時間がかかるみたいなので、俺とダマで水中訓練を始める事にした。
「じゃぁ、ダマ。始めるぞ!」
いつもみたいにエリアをフリーにすると、1人で攻撃をする俺が圧倒的に不利なので、ダマには逃げてもらうエリアを狭くしてもらった。プールの半分の位置に亀のシエルとシールドにいてもらい、そのラインとプールから出てはいけないという感じだ。
それとシエルたちからの援護は無しだ。
俺が無謀な戦いに挑んでいるなと、ダマやシエルたちは思っているだろうが、俺はこの条件なら勝てるであろう秘策があった。
まずはいつものように魔法を使って、水を操りダマに向けて水を飛ばしていく。
範囲が狭くなったとはいえ俺1人では、まったく当たる気配がしない。本来は勝ち負けは関係なくダマのダイエットが主目的なので問題ないのだが、やっぱり勝ちたくなるのが人の性だと思うんだよね。
30分位、ダマと訓練と言う名の遊びをしていると、水着が決まったようなので召喚していく。サイズが違ったら言う様に伝えたが、しっかりとジャストフィットの水着を全員が選んでいた。
妻たちが戻ってくる前に決着をつけよう!
「ダマよ、今回は勝たせてもらうぞ!」
『そんな遅い攻撃は当たらないですよ!』
俺は動きを止め、魔力を練り上げる。ダマは警戒しているが、避けられると思っているのかリラックスしている様子だ。
練り上げた魔力は、まだ魔法にせずに待機状態に、俺はその状態でダマに近付いていく。
『魔力を練っても近付いても、当たらないですよ!』
俺は、ダマの逃げられるエリアの中心まで移動すると、体の中の空気を軽く吐いて沈んでいく。プールの底に足が着くと、練り上げていた魔力を使って【タイダルウェーブ】を使用した。
俺の目論見通り、ダマはエリアの外へと押し流され俺の勝ちとなる。
『あれは酷い……体に当てる事を目的としないで、押し流すとかズルいズルいズルい!』
四足歩行の小さな人形みたいなダマが、地団太を踏む姿はかわいかった。
おっと、みんなが戻ってくる前に甲板の水を綺麗にしてっと、ついでにタイダルウェーブであふれた水をプールに補充する。
年長組の皆が着替えて出てくると、みんなスポーツ選手みたいに体が引き締まっている。競泳の選手は筋肉だけでなく、程よい脂肪がついているのだが、年長組の皆はどちらかと言うと陸上選手みたいな、余計な脂肪が無いタイプではないだろうか?
見た目だけで言うと、シュリが一番細く見えるんだよね。理由は簡単で、英雄症候群で筋力が強いけど、見た目はあまり変わらないせいである。基礎新陳代謝がいいので、消費カロリーは他の人と比べると数倍から十数倍もあるのだ。
だから、余計なお肉がつく暇がないという感じだろう。
まぁみんなも、ただ硬いだけじゃなくて、女性特有の柔らかさもあるから人間って不思議だよな。男のムキムキはただただ硬い感じだけど、女性の体って筋肉があっても程よくしなやかで柔らかいのだ。あっ、でも、女性でもボディービルダーみたいな感じになると硬いだろうけどね。
年長組の皆は、水着を選んでいる間に俺たちの様子も見ていたので、大体何をしていたのかは把握できたみたいだ。
準備運動が終わると思い思いに飛び込んで、ダマを追いかけ始める。
人数が9人になったので、プール全域を解禁してシエルとシールドの援護も追加された。
結果は、惨敗。良い所まで行ったのだが、シエルのサポートが上手く体に当てる事は出来なかった。
みんなはいい運動になったとの事だ。明日からもこれが続くだろう。ダマのダイエットにはなっているので問題は無いだろう。
ジュースを飲みながら、年中組の皆と過ごした1週間の事を説明していく。
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