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第1121話 コンセプトはあの映画?
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しばらく相手のダンジョンの5階をしばらく進んでいる。
「ん~やっぱり、魔物に合わせた地形っていうのは、魔物の力を引き出すものなのかな? 三対二位なら上のランクの魔物でも相手できるかもしれないか?」
「相手の魔物にもよるでござるが、それくらいの戦力差であれば、問題なく倒せそうでござるな。特にアーチャー系の様な、遠距離攻撃の得意な魔物は厄介でござるな。この攻撃は……どんな魔物でござるか?」
進軍しているスケルトンには全く通用していないのだが、遠距離攻撃の魔物が相手方にいるようなのだ。木に残った物を見ると……針のような物なので、連想されるのは蜂系かな? それにしては太い気がするんだよな。ハニービーの針の倍くらいの太さがある。
何匹いるか分からないが、いろんな方向からとんでくるため、スケルトンも盾が間に合わずに被弾する様子が見られる。まぁ、被弾するだけで大したダメージにもなっていない上に、回復役もいるので特に問題になる事は無い。
「ヒットアンドウェイか? 魔物が目の前に出てこないから、遠距離から中距離で攻撃してくるから、なかなか反撃ができてないんだよな。無視して6階の階段に向かえばいいだけなんだけどね」
とにかく面倒な相手だ。
「確か銃の系統は、ダメージが減算されるんだよね? 相手の武器って何だろうね? 矢でもないのに的確に飛んできてるよね? あれ凄いね。回収できないかな?」
「収納の腕輪、装備させてたっけ?」
「えっとでござるな。念のため1体に持たせていたはずでござる。サンプルとして幾つか回収させておくでござる」
回収しているカメラ担当スケルトンの映像を見ながら、木に深く刺さっている針だか弾だか分からない物を、剣で木を削りながら回収している映像を見る。
本当に何なんだろうな? 見た感じ銃弾みたいに見えるけど、蜂の針のように毒が含まれているような、禍々しい紫色をしていたりするのだ。
「すごく不気味ね。触って大丈夫なのかしら? 早く見てみたいな。バザール、荷物回収班を向かわせる事出来る?」
「ちょっと待つでござる。今相手のダンジョンに入っているのは97体だから、3体1組でなら送り出せるでござる」
「じゃぁよろしく」
ダンジョンバトルの最中にサンプル回収とは、余裕だな。まぁ踏破した後の階層だから、ほぼ全力で走り抜けれるだろうな。アンデッドだから疲れ知らずだしな。
正直、剣士タイプやマジシャンタイプなら倒す事ができるが、ヒーラータイプのスケルトンだと、俺のスタミナ切れで負けてしまう。なにせ奴らは寝なくても戦い続けれるから、俺じゃ勝てないんだよね。自分で回復するし、俺の与えるダメージを回復するからどうにもならん。
敵を倒さなくても走りぬけれるから、すぐに到着できるかな? まぁ時間かかってもいいんだけどね。
「あっ! 2階を突破したでござる。1体1エリアは諦めて、ゴーレム落とし穴の方を攻略したようでござる」
敵側の魔物がやっと3階に突入した。
俺たちの3階のコンセプトは、イ〇ディー〇ョーンズの迷宮だ。なので、3~6階までがそのコンセプトで作られている。何故複数階にまたがったのかは、作成している時に立体的に作るのに限界があったからだ。
見えない床とか、岩が転がってくるとか、条件を満たすと隠れていた丸ノコのような物が呼び出して切り刻む等、結構似ている物を作成している。
転がる岩以外は、基本的にDPのトラップで作成できなかったので、俺・バザール・綾乃の3人でクリエイトゴーレムを使って作っている。この階層を作るのに2週間の内9日も使って作った大作である。
趣味で作ったと言われてもしょうがないネタフロアだ。しかもこの階層、ある一定条件を満たすとほぼスルー出来るように、俺の偏見のあるダンジョンのシステムを取り入れている。通称【裏道】と俺は読んでいる。
ちなみに、今まで作ってきたダンジョンには、裏道はほとんどない。何でかと言えば、ある程度の階層まで階段で縦に繋がっているからだ。ただ、奪ったダンジョンとかには、俺たちだけがつかえる裏道とは別に、それっぽい物を準備している。
相手のダンジョンの5階は荷物を取りに来るスケルトンもいるので、あまり速いスピードで進まずに探索するように進んでいく。
ウィスプのおかげで相手のダンジョンの形は丸裸になっているので、急ぐ必要もないのでのんびりと言う事にしている。ウィスプは仕事が終わったので帰還の途中だ。これで100体全部が攻撃的な魔物に変える事ができる。
「そういえば、残りの魔物もスケルトンで固めるでござるか?」
「どうする? スケルトンだけじゃ面白くないけど、マグマエリアを超えられる魔物を送らないといけないよな。生物系だとどうしても得意なのと苦手な奴がいるもんな。アンデッド系から選ぶか?」
「それだと面白くないけど、まずは通れないとダメよねって、本来アンデッドって火に弱いんじゃなかったっけ?」
「そういえばうちのアンデッドって、基本的にアダマンコーティングしてる特別製だから、火に強いんだよな。普通火に強いのって言ったら、サラマンダーとか?」
「どこかのダンジョンで出てきた魔物も召喚できるようになったのではござらんか?」
「あ~だけどさ、あいつらマグマが無いと雑魚も雑魚なんだよな。生態系がマグマ専門になっているせいで、普通の迷路みたいなところだったら、2~3下の魔物にもやられる可能性があるぞ」
「そうなのでござるか?」
「あっ! あの子たちか! 確かにあの子たちは、普通の通路に使うのには無理があるよね。それこそ、魔物に合わせた地形のマグマエリアで、防衛に使わないと無理かもしれないよね」
火特化の魔物はいるのだが、限定的な魔物しかいないのだ。
「そう考えると、やっぱりアダマンコーティングしたアンデッドかな?」
「そうでござるな。では、骨ゲーターでも使ってみるでござるか?」
「久々にそいつの名前聞いたな~久々に投入してみるか」
「あ~あの子たち……ちょっと特殊な状態になってるんだよね~」
綾乃が苦笑をしてそんな事をつぶやいていた。
「ん~やっぱり、魔物に合わせた地形っていうのは、魔物の力を引き出すものなのかな? 三対二位なら上のランクの魔物でも相手できるかもしれないか?」
「相手の魔物にもよるでござるが、それくらいの戦力差であれば、問題なく倒せそうでござるな。特にアーチャー系の様な、遠距離攻撃の得意な魔物は厄介でござるな。この攻撃は……どんな魔物でござるか?」
進軍しているスケルトンには全く通用していないのだが、遠距離攻撃の魔物が相手方にいるようなのだ。木に残った物を見ると……針のような物なので、連想されるのは蜂系かな? それにしては太い気がするんだよな。ハニービーの針の倍くらいの太さがある。
何匹いるか分からないが、いろんな方向からとんでくるため、スケルトンも盾が間に合わずに被弾する様子が見られる。まぁ、被弾するだけで大したダメージにもなっていない上に、回復役もいるので特に問題になる事は無い。
「ヒットアンドウェイか? 魔物が目の前に出てこないから、遠距離から中距離で攻撃してくるから、なかなか反撃ができてないんだよな。無視して6階の階段に向かえばいいだけなんだけどね」
とにかく面倒な相手だ。
「確か銃の系統は、ダメージが減算されるんだよね? 相手の武器って何だろうね? 矢でもないのに的確に飛んできてるよね? あれ凄いね。回収できないかな?」
「収納の腕輪、装備させてたっけ?」
「えっとでござるな。念のため1体に持たせていたはずでござる。サンプルとして幾つか回収させておくでござる」
回収しているカメラ担当スケルトンの映像を見ながら、木に深く刺さっている針だか弾だか分からない物を、剣で木を削りながら回収している映像を見る。
本当に何なんだろうな? 見た感じ銃弾みたいに見えるけど、蜂の針のように毒が含まれているような、禍々しい紫色をしていたりするのだ。
「すごく不気味ね。触って大丈夫なのかしら? 早く見てみたいな。バザール、荷物回収班を向かわせる事出来る?」
「ちょっと待つでござる。今相手のダンジョンに入っているのは97体だから、3体1組でなら送り出せるでござる」
「じゃぁよろしく」
ダンジョンバトルの最中にサンプル回収とは、余裕だな。まぁ踏破した後の階層だから、ほぼ全力で走り抜けれるだろうな。アンデッドだから疲れ知らずだしな。
正直、剣士タイプやマジシャンタイプなら倒す事ができるが、ヒーラータイプのスケルトンだと、俺のスタミナ切れで負けてしまう。なにせ奴らは寝なくても戦い続けれるから、俺じゃ勝てないんだよね。自分で回復するし、俺の与えるダメージを回復するからどうにもならん。
敵を倒さなくても走りぬけれるから、すぐに到着できるかな? まぁ時間かかってもいいんだけどね。
「あっ! 2階を突破したでござる。1体1エリアは諦めて、ゴーレム落とし穴の方を攻略したようでござる」
敵側の魔物がやっと3階に突入した。
俺たちの3階のコンセプトは、イ〇ディー〇ョーンズの迷宮だ。なので、3~6階までがそのコンセプトで作られている。何故複数階にまたがったのかは、作成している時に立体的に作るのに限界があったからだ。
見えない床とか、岩が転がってくるとか、条件を満たすと隠れていた丸ノコのような物が呼び出して切り刻む等、結構似ている物を作成している。
転がる岩以外は、基本的にDPのトラップで作成できなかったので、俺・バザール・綾乃の3人でクリエイトゴーレムを使って作っている。この階層を作るのに2週間の内9日も使って作った大作である。
趣味で作ったと言われてもしょうがないネタフロアだ。しかもこの階層、ある一定条件を満たすとほぼスルー出来るように、俺の偏見のあるダンジョンのシステムを取り入れている。通称【裏道】と俺は読んでいる。
ちなみに、今まで作ってきたダンジョンには、裏道はほとんどない。何でかと言えば、ある程度の階層まで階段で縦に繋がっているからだ。ただ、奪ったダンジョンとかには、俺たちだけがつかえる裏道とは別に、それっぽい物を準備している。
相手のダンジョンの5階は荷物を取りに来るスケルトンもいるので、あまり速いスピードで進まずに探索するように進んでいく。
ウィスプのおかげで相手のダンジョンの形は丸裸になっているので、急ぐ必要もないのでのんびりと言う事にしている。ウィスプは仕事が終わったので帰還の途中だ。これで100体全部が攻撃的な魔物に変える事ができる。
「そういえば、残りの魔物もスケルトンで固めるでござるか?」
「どうする? スケルトンだけじゃ面白くないけど、マグマエリアを超えられる魔物を送らないといけないよな。生物系だとどうしても得意なのと苦手な奴がいるもんな。アンデッド系から選ぶか?」
「それだと面白くないけど、まずは通れないとダメよねって、本来アンデッドって火に弱いんじゃなかったっけ?」
「そういえばうちのアンデッドって、基本的にアダマンコーティングしてる特別製だから、火に強いんだよな。普通火に強いのって言ったら、サラマンダーとか?」
「どこかのダンジョンで出てきた魔物も召喚できるようになったのではござらんか?」
「あ~だけどさ、あいつらマグマが無いと雑魚も雑魚なんだよな。生態系がマグマ専門になっているせいで、普通の迷路みたいなところだったら、2~3下の魔物にもやられる可能性があるぞ」
「そうなのでござるか?」
「あっ! あの子たちか! 確かにあの子たちは、普通の通路に使うのには無理があるよね。それこそ、魔物に合わせた地形のマグマエリアで、防衛に使わないと無理かもしれないよね」
火特化の魔物はいるのだが、限定的な魔物しかいないのだ。
「そう考えると、やっぱりアダマンコーティングしたアンデッドかな?」
「そうでござるな。では、骨ゲーターでも使ってみるでござるか?」
「久々にそいつの名前聞いたな~久々に投入してみるか」
「あ~あの子たち……ちょっと特殊な状態になってるんだよね~」
綾乃が苦笑をしてそんな事をつぶやいていた。
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