1,087 / 2,518
第1087話 盗賊(仮)の結末
しおりを挟む
『そういえば、昼食に来る前に壁の上からですが、遠目に王国の騎士団が見えました。マップ先生で確認した所、見えそうな位置にいたのでのぞいてみたらいました』
ピーチからそう連絡を受けて、俺もマップ先生を確認する。
そうすると、確かに見える位置に騎士団が来ていた。予想ではもう少し遅くなると思っていたが、もう1時間もしない内に相対しそうな距離にまで来ていた。
「じゃぁ、後始末が終わればこっちに来れる感じかな?」
『そうですね。壁を攻撃している人たちと騎士団のレベルと比べますと、大した事ないので相手にはならないと思いますが、騎士団の方は手加減をするかもしれないので、どうなるか分かりませんね』
縛りのある戦闘を騎士団がするかしないかで、戦闘の時間も変わってくるって事か。
「まぁこっちからは手出しする必要がないから、壁に登られないようにだけ注意してくれ」
『それなんですが、壁を攻撃している人たちは、壁を登ろうとしませんね。頭が悪いのでしょうか? 夜中に壁の破損具合を確認しに行っていますが、確認した時にはすでに完全に直っているくらいの被害しか受けていませんね』
ハンマーやつるはしみたいなものがなければ、俺たちでも壁を壊すのにかなりの時間がかかるのに、外の人間に壊せるわけがない事は分かっていたが、1日攻撃して夜中には修復してしまう程度の損害しか与えられていないのか。
「でもさ、わざわざリスクを承知で確認する必要あった?」
『マップ先生で敵の位置を確認してから見てますので問題ありません』
「そっか・・・危ないことはしないでくれ。後は、途中経過をおやつ頃に入れてくれ」
了解しました。と返事が帰ってきて無線が途切れる。
「さて、こっちも少し計画変更しようか。チビ神の話で、コアがない可能性を示唆されたからそれに合わせた、防衛機構を盛り込む必要が出てきた。ダンジョンの入口を中心に、半径500メートル位の位置に壁・溝・壁の魔物が外に出辛い造りにしないとな」
「入口の周りにそれだけのスペースを作る理由は何ですか?」
「いくつかあるけど、今回は迷宮都市と言う事になるだろうから、ダンジョンの入口の上に兵士の詰め所と庁舎でも作ろうかなって。ただダンジョンの入口に入る場所は、1ヵ所のみでそこ以外からは入れないようにするつもりだけどね」
頭の上にクエスチョンマークを浮かべている。言葉じゃ伝わりにくいもんな。それに今回はDPで建てられないので、土木魔法とでもいうべきだろうか? それを使って作る必要があるだろう。それもドワーフの知識を使いながら作る必要があるだろうな。
土木組に指示を出しながら大まかな作業を行った。
おやつの時間になると、ブラウニーが呼びに来た。どうやら報告がきたようだ。
ピーチの報告を聞いて少し引いてしまった。マップ先生の確認してちょっと顔が青くなったと思う。
門の外を攻撃していた奴らは、残らずマーカーが消えていたのだ。どうやら、王国の騎士団が盗賊と判断して奴隷ではなく、虐殺と言う方向で処理したようだ。俺たちが手を出していないので、何か言われても王国に丸投げでいい感じだな。
まぁそれでも言いがかりがありそうだと懸念していたが、次の報告を聞いてそれもなさそうだと安心した。
騎士団を率いてきた人の話では、このままこいつらを送り出した貴族たちを捕らえて処刑するらしい。俺たちが捕まえて奴隷に落とすと、都市の移譲が必要になる可能性が出てくるのだが、王国の騎士団が対応すれば反逆罪的な方法で処分できるようだ。
俺たちは対応のためにメンバーを残さなければいけないので、作業の効率が1週間ほど落ちるだけの苦労で済んだので問題ないだろう。都市がもう1つ増える事を考えれば大した苦労ではない。
力のある貴族や国が聞けば耳を疑う事だろう。領土野心が無い人間がいるとは、この世界では考えられないだろうな。
今でも結構しんどい状態なのにこれ以上増えたら面倒この上ないからな。何個街が自分の物かよくわかってないしな! それでいいのか領主! って、この前そろそろ王とか皇帝とか名乗ったらどうですか? みたいな事をグリエルに言われたな。
そうすれば、今領主代行している人間を貴族に引き上げて、そのまま領主にすれば問題ないとの事だが。俺、王なんてしたくない! なったとしても、絶対仕事しない自信がある! それでもいいから王になったらどうですか? とか言われたけど、親が王様とか娘たちはどう思うかな?
俺の子供なら、面倒とか言って煙たがりそうな気がするしな。
とりあえず、明日の昼までには合流できそうなので、それまでにダンジョンの入口周りは何とかしておきたいな。
「みんな、がんばろ!」
土木組と手分けをして内側の壁を作成していく。俺は1人で溝を掘ってそれを材料にクリエイトゴーレムを使って、壁を作っていく。土木組は3チームに分かれて、俺を含め4ヵ所に分かれて作業を始めた。
やっぱり1人で作業していたために、土木組に少し遅れて作業が終了した。でも1人で、溝を掘って壁を作って魔核を埋め込んでいるのに対して、土木組は溝を掘って壁を作り、複数人で分担してるんだから、少し遅れるだけの俺がおかしい! って言われた。解せぬ。
まぁ明日は、みんなの作った壁に魔核を埋め込む作業が終わる頃に、妻たちが合流するだろう。そして、明日か明後日には、ドワーフたちが到着すると思う。フレデリクで酒を飲みすぎなければ明日の夕方には付くはずだ。
今日の仕事が終わり、娘たちの様子を見るために母親たちに連絡を取って、様子を見せてもらう。
昨日はみんな寝ていたが、今日は元気にはしゃいでいる。スミレとブルムは横になって手足をバタバタさせて、猫やケットシーと遊んでいるが、ミーシャだけはスコ座りみたいな体勢で、背中をミリーに預けてケットシーをわしゃわしゃしている。
3ヶ月目に入って、ミーシャとスミレ・ブルムには成長の差が出てきたな。やっぱりミーシャの成長早いよな。これが3人の関係に影響が出ないといいな。ミーシャがおねーさんみたいになるのかな?
みんな元気そうで良かった。母親たちの産後経過もいいので嬉しい限りだ。
さて、明日も頑張るか。
ピーチからそう連絡を受けて、俺もマップ先生を確認する。
そうすると、確かに見える位置に騎士団が来ていた。予想ではもう少し遅くなると思っていたが、もう1時間もしない内に相対しそうな距離にまで来ていた。
「じゃぁ、後始末が終わればこっちに来れる感じかな?」
『そうですね。壁を攻撃している人たちと騎士団のレベルと比べますと、大した事ないので相手にはならないと思いますが、騎士団の方は手加減をするかもしれないので、どうなるか分かりませんね』
縛りのある戦闘を騎士団がするかしないかで、戦闘の時間も変わってくるって事か。
「まぁこっちからは手出しする必要がないから、壁に登られないようにだけ注意してくれ」
『それなんですが、壁を攻撃している人たちは、壁を登ろうとしませんね。頭が悪いのでしょうか? 夜中に壁の破損具合を確認しに行っていますが、確認した時にはすでに完全に直っているくらいの被害しか受けていませんね』
ハンマーやつるはしみたいなものがなければ、俺たちでも壁を壊すのにかなりの時間がかかるのに、外の人間に壊せるわけがない事は分かっていたが、1日攻撃して夜中には修復してしまう程度の損害しか与えられていないのか。
「でもさ、わざわざリスクを承知で確認する必要あった?」
『マップ先生で敵の位置を確認してから見てますので問題ありません』
「そっか・・・危ないことはしないでくれ。後は、途中経過をおやつ頃に入れてくれ」
了解しました。と返事が帰ってきて無線が途切れる。
「さて、こっちも少し計画変更しようか。チビ神の話で、コアがない可能性を示唆されたからそれに合わせた、防衛機構を盛り込む必要が出てきた。ダンジョンの入口を中心に、半径500メートル位の位置に壁・溝・壁の魔物が外に出辛い造りにしないとな」
「入口の周りにそれだけのスペースを作る理由は何ですか?」
「いくつかあるけど、今回は迷宮都市と言う事になるだろうから、ダンジョンの入口の上に兵士の詰め所と庁舎でも作ろうかなって。ただダンジョンの入口に入る場所は、1ヵ所のみでそこ以外からは入れないようにするつもりだけどね」
頭の上にクエスチョンマークを浮かべている。言葉じゃ伝わりにくいもんな。それに今回はDPで建てられないので、土木魔法とでもいうべきだろうか? それを使って作る必要があるだろう。それもドワーフの知識を使いながら作る必要があるだろうな。
土木組に指示を出しながら大まかな作業を行った。
おやつの時間になると、ブラウニーが呼びに来た。どうやら報告がきたようだ。
ピーチの報告を聞いて少し引いてしまった。マップ先生の確認してちょっと顔が青くなったと思う。
門の外を攻撃していた奴らは、残らずマーカーが消えていたのだ。どうやら、王国の騎士団が盗賊と判断して奴隷ではなく、虐殺と言う方向で処理したようだ。俺たちが手を出していないので、何か言われても王国に丸投げでいい感じだな。
まぁそれでも言いがかりがありそうだと懸念していたが、次の報告を聞いてそれもなさそうだと安心した。
騎士団を率いてきた人の話では、このままこいつらを送り出した貴族たちを捕らえて処刑するらしい。俺たちが捕まえて奴隷に落とすと、都市の移譲が必要になる可能性が出てくるのだが、王国の騎士団が対応すれば反逆罪的な方法で処分できるようだ。
俺たちは対応のためにメンバーを残さなければいけないので、作業の効率が1週間ほど落ちるだけの苦労で済んだので問題ないだろう。都市がもう1つ増える事を考えれば大した苦労ではない。
力のある貴族や国が聞けば耳を疑う事だろう。領土野心が無い人間がいるとは、この世界では考えられないだろうな。
今でも結構しんどい状態なのにこれ以上増えたら面倒この上ないからな。何個街が自分の物かよくわかってないしな! それでいいのか領主! って、この前そろそろ王とか皇帝とか名乗ったらどうですか? みたいな事をグリエルに言われたな。
そうすれば、今領主代行している人間を貴族に引き上げて、そのまま領主にすれば問題ないとの事だが。俺、王なんてしたくない! なったとしても、絶対仕事しない自信がある! それでもいいから王になったらどうですか? とか言われたけど、親が王様とか娘たちはどう思うかな?
俺の子供なら、面倒とか言って煙たがりそうな気がするしな。
とりあえず、明日の昼までには合流できそうなので、それまでにダンジョンの入口周りは何とかしておきたいな。
「みんな、がんばろ!」
土木組と手分けをして内側の壁を作成していく。俺は1人で溝を掘ってそれを材料にクリエイトゴーレムを使って、壁を作っていく。土木組は3チームに分かれて、俺を含め4ヵ所に分かれて作業を始めた。
やっぱり1人で作業していたために、土木組に少し遅れて作業が終了した。でも1人で、溝を掘って壁を作って魔核を埋め込んでいるのに対して、土木組は溝を掘って壁を作り、複数人で分担してるんだから、少し遅れるだけの俺がおかしい! って言われた。解せぬ。
まぁ明日は、みんなの作った壁に魔核を埋め込む作業が終わる頃に、妻たちが合流するだろう。そして、明日か明後日には、ドワーフたちが到着すると思う。フレデリクで酒を飲みすぎなければ明日の夕方には付くはずだ。
今日の仕事が終わり、娘たちの様子を見るために母親たちに連絡を取って、様子を見せてもらう。
昨日はみんな寝ていたが、今日は元気にはしゃいでいる。スミレとブルムは横になって手足をバタバタさせて、猫やケットシーと遊んでいるが、ミーシャだけはスコ座りみたいな体勢で、背中をミリーに預けてケットシーをわしゃわしゃしている。
3ヶ月目に入って、ミーシャとスミレ・ブルムには成長の差が出てきたな。やっぱりミーシャの成長早いよな。これが3人の関係に影響が出ないといいな。ミーシャがおねーさんみたいになるのかな?
みんな元気そうで良かった。母親たちの産後経過もいいので嬉しい限りだ。
さて、明日も頑張るか。
0
お気に入りに追加
454
あなたにおすすめの小説
性奴隷を飼ったのに
お小遣い月3万
ファンタジー
10年前に俺は日本から異世界に転移して来た。
異世界に転移して来たばかりの頃、辿り着いた冒険者ギルドで勇者認定されて、魔王を討伐したら家族の元に帰れるのかな、っと思って必死になって魔王を討伐したけど、日本には帰れなかった。
異世界に来てから10年の月日が流れてしまった。俺は魔王討伐の報酬として特別公爵になっていた。ちなみに領地も貰っている。
自分の領地では奴隷は禁止していた。
奴隷を売買している商人がいるというタレコミがあって、俺は出向いた。
そして1人の奴隷少女と出会った。
彼女は、お風呂にも入れられていなくて、道路に落ちている軍手のように汚かった。
彼女は幼いエルフだった。
それに魔力が使えないように処理されていた。
そんな彼女を故郷に帰すためにエルフの村へ連れて行った。
でもエルフの村は魔力が使えない少女を引き取ってくれなかった。それどころか魔力が無いエルフは処分する掟になっているらしい。
俺の所有物であるなら彼女は処分しない、と村長が言うから俺はエルフの女の子を飼うことになった。
孤児になった魔力も無いエルフの女の子。年齢は14歳。
エルフの女の子を見捨てるなんて出来なかった。だから、この世界で彼女が生きていけるように育成することに決めた。
※エルフの少女以外にもヒロインは登場する予定でございます。
※帰る場所を無くした女の子が、美しくて強い女性に成長する物語です。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
ギルドから追放された実は究極の治癒魔法使い。それに気付いたギルドが崩壊仕掛かってるが、もう知らん。僕は美少女エルフと旅することにしたから。
yonechanish
ファンタジー
僕は治癒魔法使い。
子供の頃、僕は奴隷として売られていた。
そんな僕をギルドマスターが拾ってくれた。
だから、僕は自分に誓ったんだ。
ギルドのメンバーのために、生きるんだって。
でも、僕は皆の役に立てなかったみたい。
「クビ」
その言葉で、僕はギルドから追放された。
一人。
その日からギルドの崩壊が始まった。
僕の治癒魔法は地味だから、皆、僕がどれだけ役に立ったか知らなかったみたい。
だけど、もう遅いよ。
僕は僕なりの旅を始めたから。
スキル喰らい(スキルイーター)がヤバすぎた 他人のスキルを食らって底辺から最強に駆け上がる
けんたん
ファンタジー
レイ・ユーグナイト 貴族の三男で産まれたおれは、12の成人の儀を受けたら家を出ないと行けなかった だが俺には誰にも言ってない秘密があった 前世の記憶があることだ
俺は10才になったら現代知識と貴族の子供が受ける継承の義で受け継ぐであろうスキルでスローライフの夢をみる
だが本来受け継ぐであろう親のスキルを何一つ受け継ぐことなく能無しとされひどい扱いを受けることになる だが実はスキルは受け継がなかったが俺にだけ見えるユニークスキル スキル喰らいで俺は密かに強くなり 俺に対してひどい扱いをしたやつを見返すことを心に誓った
全校転移!異能で異世界を巡る!?
小説愛好家
ファンタジー
全校集会中に地震に襲われ、魔法陣が出現し、眩い光が体育館全体を呑み込み俺は気絶した。
目覚めるとそこは大聖堂みたいな場所。
周りを見渡すとほとんどの人がまだ気絶をしていてる。
取り敢えず異世界転移だと仮定してステータスを開こうと試みる。
「ステータスオープン」と唱えるとステータスが表示された。「『異能』?なにこれ?まぁいいか」
取り敢えず異世界に転移したってことで間違いなさそうだな、テンプレ通り行くなら魔王討伐やらなんやらでめんどくさそうだし早々にここを出たいけどまぁ成り行きでなんとかなるだろ。
そんな感じで異世界転移を果たした主人公が圧倒的力『異能』を使いながら世界を旅する物語。
悪役貴族の四男に転生した俺は、怠惰で自由な生活がしたいので、自由気ままな冒険者生活(スローライフ)を始めたかった。
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
俺は何もしてないのに兄達のせいで悪役貴族扱いされているんだが……
アーノルドは名門貴族クローリー家の四男に転生した。家の掲げる独立独行の家訓のため、剣技に魔術果ては鍛冶師の技術を身に着けた。
そして15歳となった現在。アーノルドは、魔剣士を育成する教育機関に入学するのだが、親戚や上の兄達のせいで悪役扱いをされ、付いた渾名は【悪役公子】。
実家ではやりたくもない【付与魔術】をやらされ、学園に通っていても心の無い言葉を投げかけられる日々に嫌気がさした俺は、自由を求めて冒険者になる事にした。
剣術ではなく刀を打ち刀を使う彼は、憧れの自由と、美味いメシとスローライフを求めて、時に戦い。時にメシを食らい、時に剣を打つ。
アーノルドの第二の人生が幕を開ける。しかし、同級生で仲の悪いメイザース家の娘ミナに学園での態度が演技だと知られてしまい。アーノルドの理想の生活は、ハチャメチャなものになって行く。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる