1,060 / 2,518
第1060話 付与終了
しおりを挟む
週が明けて、銅線の付与が終わっているはずで、受け取りに行った。
「お待ちしておりました。時間がありましたので、現在可能な限りの付与を行えています!」
自信を持ってそう言ったリーダーは、どこか誇らしげだ。そして期待に目を輝かせている様子も見れる。
「ありがと。じゃぁ持ち帰って使ってみるよ。これが報酬のレッドドラゴンの素材だ。で、こっちがレッドドラゴンの鱗で作った盾。で、これが実験用のレッドドラゴンの素材だ。いつ頃から加工を始める?」
「レッドドラゴンの素材以外は、すでに揃っていますので、すぐにでも始められます。シュウ様がよろしければすぐにでも!」
もう準備ができているようだ。バザールと綾乃の方を見るが、すでに銅線に集中しており、こっちの話を聞いていない。聞く気が無いのかな? 全部俺に任せるという事だろうか。
「あ~こっちの2人は、その内正気に戻って工房に帰るから放っておいていいよ。付き添うのは俺だけど大丈夫かな?」
その内自分たちで工房に帰ると思うので、バザールと綾乃は放置しておく。俺は、レッドドラゴンの素材への付与に意識を傾ける。
「いいんですか? あ、それなら放っておいて問題ないですね」
自分の趣味に没頭している時の話だから問題ないと言っておく。
「では、あちらの方に一緒に来てください。あっ! これを倉庫に入れておいてくれ」
リーダーは近くにいた強面のおっさんにそう指示をして、奥に俺を連れて行った。奥の部屋だと思っていた所は、工房だった。施設の中でも重要な実験でもする場所なのだろうか? 出入口は1つしかない。その中には、5人が待っていた。
2人はやせ型の病気でもしているのではないか? と思わせるような風貌だ。
待ちきれない様子の工房の職員達が目を輝かせている机に近付く、俺より強くはないのに、なんか怖い。
「ここに素材を置いてもらっていいですか?」
リーダーに言われた通りに素材を取り出して、ドラゴンシールドを一緒に置く。そうすると、待っていた5人から歓声が上がる。
レッドドラゴンの鱗を使ったドラゴンシールドに興味を持っているのかと思えば、全く違った。何と言っていいのか、初めて見る素材だったのだろう。奇声の様な声にならない声を上げていたのだ、怖い。
「じゃぁみんな、手筈通りに始めるわよ!」
リーダーの掛け声に、あの体から何処から声を出しているのかと思う程大きな声をあげて返事をする職員。
そういえば、初めて使う素材なのに処理とか大丈夫なのかな? 差し支えがなければ聞いてみたいけど、さすがにそういうのは極秘だよね?
俺にはよくわからないけど、錬金術みたいな怪しい事をしている様に見える。と言うか、付与なのに化学の実験に使うような物が置いてあるんだろうか?
ビーカー、スポイト、試験管、乳鉢と乳棒、Y字管、メスシリンダー等々。
付与って言うと、魔法の類だと思ってたのに、やってる事は錬金術や薬学、調合の様な感じだった。
レッドドラゴンの内臓を切って、刻んですりつぶし始めた。30分位作業をして、すりつぶしが終わったようでリーダーに職員が声をかけている。
「バカやろう! 何度言えばわかるんだ、初めの個々の処理は丁寧にって言ってるだろうが! まだすりつぶし残しがある! 何度か漉して潰れていないのをしっかり潰せ!」
人が変わったような形相でリーダーが怒っている。それだけ真剣にやってくれているのは嬉しいけど、かなり怖いんですけど!
すりつぶしが終わってから2時間くらい経っただろうか? 暇で本を読みながらの見学になっている。ひと段落付いたのか、リーダーがこっちにやって来た。
「すいませんね。面白いものではないでしょ? しっかり時間つぶしの道具を持ってきてくれていたみたいで、こっちは安心できるね」
「いえいえ、こんな所で本を読んでたら、皆さんの機嫌が悪くならないか心配でしたが、大丈夫そうですね。気になったんですけど、初めて使う素材でも使い方は分かるのですか?」
「気にせず出来たから、むしろ本を読んでてくれて助かるよ。初めて使う素材でも、関係ないさ。素材の処理の仕方は決まっているからね。その素材に合わせた品質の物を使わないといけないけどね。付与は、基本の下処理がすべてを決めるので、始めが一番手を抜けないんです」
へ~、基本的には処理の仕方って一緒なんだ。素材にあった品質の物を使うのがみそなのかな?
「付与って正直、魔法的な何かかと思ってましたが、傍から見ていると錬金術とか調薬みたいな感じなんですね」
「初めの作業はそうだね。これで触媒を作って、その触媒を使って物に付与する形だからね。付与師にあこがれて入ってきても、この地味な作業が苦痛で止めちまう奴らの方が多いけどね」
いろんな苦労があるんだな。
食事を挟み、触媒が完成するとみんなは疲れたように床に座っていた。触媒を作る最後の工程は、大量に魔力を使うようだ。
後で聞いてみた所、素材が特級の物を使っていれば、それに合わせた魔力が必要になるらしい。6人でやって、ここまで疲弊するとは思っていなかったようだ。
あまりにも疲弊してしまったようで、付与の前に休憩を挟むようだ。
みんなぐったりとした様子だが、その表情からは疲れを感じさせない豊かな表情をしている。
30分ほど休むと、再度集まって、先ほどより真剣な顔でリーダーと最後の打ち合わせをしている。さっき休憩の時に緩んだ空気が再度引き締まった。
ドラゴンシールドに作った触媒を塗り、儀式みたいな事を始めた。1人が何度も何度も刷毛でシールドに触媒をぬっていく。触媒っていうから初めは、固形の物を想像してたけど、液体だったのには驚いた。
魔力が高まり、ドラゴンシールドが発光している。明滅するように、光が強くなったり弱くなったりしていた。
「よっし! 完成!」
どうやら付与が終わったようだ。
「シュウ様、付与は成功しました。ですが、元々強い火属性への抵抗を持っている、レッドドラゴンの鱗なので、何処まで効果が発揮されるかは分かりません」
「そこは気にしないでいいよ。元々持っている特性に付与できるって、わかっただけでも十分だよ! これは、追加のお礼ね」
もともと渡す予定でいた、付与代金を押し付ける形でリーダーに渡す。
「また何かあったらお願いするから、その時はよろしくね。後、銅線の方も定期的に渡すので頼むよ!」
リーダーは何度もお礼を言ってきて頭を下げている。予想以上にいい所だったな。改めて、グリエルに話を通してゴーストタウンの領主代行に支援させよう。
「お待ちしておりました。時間がありましたので、現在可能な限りの付与を行えています!」
自信を持ってそう言ったリーダーは、どこか誇らしげだ。そして期待に目を輝かせている様子も見れる。
「ありがと。じゃぁ持ち帰って使ってみるよ。これが報酬のレッドドラゴンの素材だ。で、こっちがレッドドラゴンの鱗で作った盾。で、これが実験用のレッドドラゴンの素材だ。いつ頃から加工を始める?」
「レッドドラゴンの素材以外は、すでに揃っていますので、すぐにでも始められます。シュウ様がよろしければすぐにでも!」
もう準備ができているようだ。バザールと綾乃の方を見るが、すでに銅線に集中しており、こっちの話を聞いていない。聞く気が無いのかな? 全部俺に任せるという事だろうか。
「あ~こっちの2人は、その内正気に戻って工房に帰るから放っておいていいよ。付き添うのは俺だけど大丈夫かな?」
その内自分たちで工房に帰ると思うので、バザールと綾乃は放置しておく。俺は、レッドドラゴンの素材への付与に意識を傾ける。
「いいんですか? あ、それなら放っておいて問題ないですね」
自分の趣味に没頭している時の話だから問題ないと言っておく。
「では、あちらの方に一緒に来てください。あっ! これを倉庫に入れておいてくれ」
リーダーは近くにいた強面のおっさんにそう指示をして、奥に俺を連れて行った。奥の部屋だと思っていた所は、工房だった。施設の中でも重要な実験でもする場所なのだろうか? 出入口は1つしかない。その中には、5人が待っていた。
2人はやせ型の病気でもしているのではないか? と思わせるような風貌だ。
待ちきれない様子の工房の職員達が目を輝かせている机に近付く、俺より強くはないのに、なんか怖い。
「ここに素材を置いてもらっていいですか?」
リーダーに言われた通りに素材を取り出して、ドラゴンシールドを一緒に置く。そうすると、待っていた5人から歓声が上がる。
レッドドラゴンの鱗を使ったドラゴンシールドに興味を持っているのかと思えば、全く違った。何と言っていいのか、初めて見る素材だったのだろう。奇声の様な声にならない声を上げていたのだ、怖い。
「じゃぁみんな、手筈通りに始めるわよ!」
リーダーの掛け声に、あの体から何処から声を出しているのかと思う程大きな声をあげて返事をする職員。
そういえば、初めて使う素材なのに処理とか大丈夫なのかな? 差し支えがなければ聞いてみたいけど、さすがにそういうのは極秘だよね?
俺にはよくわからないけど、錬金術みたいな怪しい事をしている様に見える。と言うか、付与なのに化学の実験に使うような物が置いてあるんだろうか?
ビーカー、スポイト、試験管、乳鉢と乳棒、Y字管、メスシリンダー等々。
付与って言うと、魔法の類だと思ってたのに、やってる事は錬金術や薬学、調合の様な感じだった。
レッドドラゴンの内臓を切って、刻んですりつぶし始めた。30分位作業をして、すりつぶしが終わったようでリーダーに職員が声をかけている。
「バカやろう! 何度言えばわかるんだ、初めの個々の処理は丁寧にって言ってるだろうが! まだすりつぶし残しがある! 何度か漉して潰れていないのをしっかり潰せ!」
人が変わったような形相でリーダーが怒っている。それだけ真剣にやってくれているのは嬉しいけど、かなり怖いんですけど!
すりつぶしが終わってから2時間くらい経っただろうか? 暇で本を読みながらの見学になっている。ひと段落付いたのか、リーダーがこっちにやって来た。
「すいませんね。面白いものではないでしょ? しっかり時間つぶしの道具を持ってきてくれていたみたいで、こっちは安心できるね」
「いえいえ、こんな所で本を読んでたら、皆さんの機嫌が悪くならないか心配でしたが、大丈夫そうですね。気になったんですけど、初めて使う素材でも使い方は分かるのですか?」
「気にせず出来たから、むしろ本を読んでてくれて助かるよ。初めて使う素材でも、関係ないさ。素材の処理の仕方は決まっているからね。その素材に合わせた品質の物を使わないといけないけどね。付与は、基本の下処理がすべてを決めるので、始めが一番手を抜けないんです」
へ~、基本的には処理の仕方って一緒なんだ。素材にあった品質の物を使うのがみそなのかな?
「付与って正直、魔法的な何かかと思ってましたが、傍から見ていると錬金術とか調薬みたいな感じなんですね」
「初めの作業はそうだね。これで触媒を作って、その触媒を使って物に付与する形だからね。付与師にあこがれて入ってきても、この地味な作業が苦痛で止めちまう奴らの方が多いけどね」
いろんな苦労があるんだな。
食事を挟み、触媒が完成するとみんなは疲れたように床に座っていた。触媒を作る最後の工程は、大量に魔力を使うようだ。
後で聞いてみた所、素材が特級の物を使っていれば、それに合わせた魔力が必要になるらしい。6人でやって、ここまで疲弊するとは思っていなかったようだ。
あまりにも疲弊してしまったようで、付与の前に休憩を挟むようだ。
みんなぐったりとした様子だが、その表情からは疲れを感じさせない豊かな表情をしている。
30分ほど休むと、再度集まって、先ほどより真剣な顔でリーダーと最後の打ち合わせをしている。さっき休憩の時に緩んだ空気が再度引き締まった。
ドラゴンシールドに作った触媒を塗り、儀式みたいな事を始めた。1人が何度も何度も刷毛でシールドに触媒をぬっていく。触媒っていうから初めは、固形の物を想像してたけど、液体だったのには驚いた。
魔力が高まり、ドラゴンシールドが発光している。明滅するように、光が強くなったり弱くなったりしていた。
「よっし! 完成!」
どうやら付与が終わったようだ。
「シュウ様、付与は成功しました。ですが、元々強い火属性への抵抗を持っている、レッドドラゴンの鱗なので、何処まで効果が発揮されるかは分かりません」
「そこは気にしないでいいよ。元々持っている特性に付与できるって、わかっただけでも十分だよ! これは、追加のお礼ね」
もともと渡す予定でいた、付与代金を押し付ける形でリーダーに渡す。
「また何かあったらお願いするから、その時はよろしくね。後、銅線の方も定期的に渡すので頼むよ!」
リーダーは何度もお礼を言ってきて頭を下げている。予想以上にいい所だったな。改めて、グリエルに話を通してゴーストタウンの領主代行に支援させよう。
0
お気に入りに追加
454
あなたにおすすめの小説
性奴隷を飼ったのに
お小遣い月3万
ファンタジー
10年前に俺は日本から異世界に転移して来た。
異世界に転移して来たばかりの頃、辿り着いた冒険者ギルドで勇者認定されて、魔王を討伐したら家族の元に帰れるのかな、っと思って必死になって魔王を討伐したけど、日本には帰れなかった。
異世界に来てから10年の月日が流れてしまった。俺は魔王討伐の報酬として特別公爵になっていた。ちなみに領地も貰っている。
自分の領地では奴隷は禁止していた。
奴隷を売買している商人がいるというタレコミがあって、俺は出向いた。
そして1人の奴隷少女と出会った。
彼女は、お風呂にも入れられていなくて、道路に落ちている軍手のように汚かった。
彼女は幼いエルフだった。
それに魔力が使えないように処理されていた。
そんな彼女を故郷に帰すためにエルフの村へ連れて行った。
でもエルフの村は魔力が使えない少女を引き取ってくれなかった。それどころか魔力が無いエルフは処分する掟になっているらしい。
俺の所有物であるなら彼女は処分しない、と村長が言うから俺はエルフの女の子を飼うことになった。
孤児になった魔力も無いエルフの女の子。年齢は14歳。
エルフの女の子を見捨てるなんて出来なかった。だから、この世界で彼女が生きていけるように育成することに決めた。
※エルフの少女以外にもヒロインは登場する予定でございます。
※帰る場所を無くした女の子が、美しくて強い女性に成長する物語です。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
劣等生のハイランカー
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
ダンジョンが当たり前に存在する世界で、貧乏学生である【海斗】は一攫千金を夢見て探索者の仮免許がもらえる周王学園への入学を目指す!
無事内定をもらえたのも束の間。案内されたクラスはどいつもこいつも金欲しさで集まった探索者不適合者たち。通称【Fクラス】。
カーストの最下位を指し示すと同時、そこは生徒からサンドバッグ扱いをされる掃き溜めのようなクラスだった。
唯一生き残れる道は【才能】の覚醒のみ。
学園側に【将来性】を示せねば、一方的に搾取される未来が待ち受けていた。
クラスメイトは全員ライバル!
卒業するまで、一瞬たりとも油断できない生活の幕開けである!
そんな中【海斗】の覚醒した【才能】はダンジョンの中でしか発現せず、ダンジョンの外に出れば一般人になり変わる超絶ピーキーな代物だった。
それでも【海斗】は大金を得るためダンジョンに潜り続ける。
難病で眠り続ける、余命いくばくかの妹の命を救うために。
かくして、人知れず大量のTP(トレジャーポイント)を荒稼ぎする【海斗】の前に不審に思った人物が現れる。
「おかしいですね、一学期でこの成績。学年主席の私よりも高ポイント。この人は一体誰でしょうか?」
学年主席であり【氷姫】の二つ名を冠する御堂凛華から注目を浴びる。
「おいおいおい、このポイントを叩き出した【MNO】って一体誰だ? プロでもここまで出せるやつはいねーぞ?」
時を同じくゲームセンターでハイスコアを叩き出した生徒が現れた。
制服から察するに、近隣の周王学園生であることは割ている。
そんな噂は瞬く間に【学園にヤバい奴がいる】と掲示板に載せられ存在しない生徒【ゴースト】の噂が囁かれた。
(各20話編成)
1章:ダンジョン学園【完結】
2章:ダンジョンチルドレン【完結】
3章:大罪の権能【完結】
4章:暴食の力【完結】
5章:暗躍する嫉妬【完結】
6章:奇妙な共闘【完結】
7章:最弱種族の下剋上【完結】
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
ギルドから追放された実は究極の治癒魔法使い。それに気付いたギルドが崩壊仕掛かってるが、もう知らん。僕は美少女エルフと旅することにしたから。
yonechanish
ファンタジー
僕は治癒魔法使い。
子供の頃、僕は奴隷として売られていた。
そんな僕をギルドマスターが拾ってくれた。
だから、僕は自分に誓ったんだ。
ギルドのメンバーのために、生きるんだって。
でも、僕は皆の役に立てなかったみたい。
「クビ」
その言葉で、僕はギルドから追放された。
一人。
その日からギルドの崩壊が始まった。
僕の治癒魔法は地味だから、皆、僕がどれだけ役に立ったか知らなかったみたい。
だけど、もう遅いよ。
僕は僕なりの旅を始めたから。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる