1,057 / 2,518
第1057話 一生の不覚……
しおりを挟む
普段お酒は飲まないのだが、昨日の夜は何となく綾乃とバザールとディストピアにある居酒屋で食事をした。と言うか、夕食を外で食べたのっていつぶりだろ? 家に連絡した時は、後ろで妻たちが「雨が降る!」「槍じゃないかしら?」と騒ぐくらいには、珍しいという事だ。
いや、家で食べない事は多々あるけど、それでもブラウニーや妻たちの食事以外を食べる事はほとんどないので、そう言われてもしょうがないか。
そのお店は、老ドワーフが酒も飯もおいしいと言ってたお店に行ったのだ。そこに行ってビックリしたのが、ドワーフが店主をしていたのだ。しかも、髭の生えた女性タイプのドワーフだ。失礼な事言う前に性別が分かってよかった。
ヴローツマインで見ていたから知っていたつもりだけど、ロリタイプ、ショタタイプ、ビア樽タイプの男女。そしてこのドワーフ、ブラウニーから料理を教えてもらったのか、酒に合う料理が美味いこと美味いこと……俺、居酒屋に置かれているような料理って、好きなんだよね。
そして、料理に合う酒を出してくれるのだ。それに、俺があまりお酒に強くない事を知っているので、それに合わせた飲みやすいお酒を出してくれるのだ。お酒のプロであるドワーフらしい心遣いだな。見た目は髭の生えたおっさんだけど。
そこでお酒を飲み過ぎてしまい。今日は、初めての二日酔いを経験している。そして不思議な事にバザールも二日酔いを経験している。基本的に状態異常の効果がないバザールが二日酔いって? と思ったが、人の姿になっている時は、耐性も人間に準ずるらしい。
それに気付いたバザールは、すぐに骨形態になり二日酔いを治していた。くそう! 魔法で治そうかと思ったが、二日酔いは治らなかった。魔法薬は? と思ったが、たかが二日酔いに専用の魔法薬も無く、万能薬を飲んで対処してみたが、治らなかった。
二日酔いは、状態異常ではあるが、魔法薬が効くタイプの物ではないようだ。言うなら、悪魔の薬クダスンデスが毒でないのと同じような意味なのだろう。専用の中和剤が無いと駄目なようだが、そんなものは存在していない。
そして、せっかくの休みなのに酒臭いので、娘たちに近寄る許可も下りなかった……今は、趣味部屋のベッドで大人しく横になっている。
寝れる感じでは無いので、天井をスクリーンにして適当なアニメを流している状態だ。ただ、頭が痛いのでアニメの内容はほとんど入ってきていない。
心が癒されるためにも無理を言ってお願いして、娘たちの部屋の様子が見れるカメラを準備してもらった。もちろん元気になったら取り外しをするという条件で、出来ればずっとつけていてほしいけどね。
あぁ、3人共寝てる姿が可愛いな。
癒されはするが、二日酔いの頭痛は収まらず、ズキズキする痛みに耐えながら、3人の姿を見て癒されたり、目を瞑って寝ようとしてみたりしてみた。
気付いたら寝ていたみたいだ。あれ? スクリーンに娘たちの姿が見当たらなかった。何事かと思い慌てて体を起こすと、頭痛は収まっていた。臭いは分からないが、まともに動けそうだったので娘たちを探しに行く事にした。
趣味部屋を出てまずは、食堂へ向かった。食堂に向かえば絶対誰かいるので、そこで話を聞こうと思ったのだ。
「あ、ご主人様? 調子は良くなりましたか?」
「いや! それどころじゃない! 娘たちが部屋にいないんだが!」
微笑ましいものを見るような感じで、俺の事をブラウニーが見ていた。俺の話を聞いても動揺していない事を見るに、何かを知っているのだろうか?
「慌てるのは分かりましたが……少し落ち着いてください。朝から何も食べてませんよね? 少し食事をされてはいかがですか?」
「だから、娘たちが部屋にいなかったんだって! 何か知らないか?」
俺はブラウニーに必死に訴えるが分かってもらえなかった。話を聞いてもらえないので、食堂を出ていこうとしたら、妻たちの声が外から聞こえたので走って外に向かう!
「みんな! 部屋に娘たちがいないんだけど……あれ? 3人共いるな? 何で外にいるんだ?」
「あっ! ご主人様やっと起きてきた!」
「ほんとだ! ねね、ご主人様! 3人共可愛いんだよ!」
ネルとシェリルがそう声をかけてきた。そしてイリアは、2人の横で親指をたてていた。あれ? イリアってそんなことするっけ?
とりあえず混乱しているが、娘たちが無事だと分かってよかった。でも何で外にいるのだろうか?
「何でって、シュウ君。今日は晴れたら娘たちを散歩させるって、前から言ってたじゃないですか……それなのに二日酔いになって、3人の散歩デビューに立ち会えなかったんだよ」
そういえば、今週のどこかの夕食でそんな話してたな。立ち会えなかったのか……ショックだけど、ベビーカーに乗ってる3人は手足をバタつかせて、初めて見る景色に興奮しているようだ。
どこまではっきり見えているのか分からないが、元気な姿で良かった。嫁たちに臭いとかを確認してもらったが、どうやら汗臭いらしい。今の状態では、娘たちに近付く許可が下りないので、慌てて家へ引き返しシャワーを浴びる事にした。
汗をかいていたので、少しべたべたしているのが分かる。シャンプーをいきなりしても泡が立たなかったので、一回軽く洗ってからもう一度シャンプーをすると、しっかり泡立ってくれた。
ザザッと流した後顔を洗って、次に体を洗った。ちなみに、俺はお風呂に入る時、頭から洗うタイプだ。体を洗ってからシャンプーをしたら、体を汚しているような感覚になるので、上から洗うのだ! って誰もそんな事知りたくねえか。
変なテンションになっているようだ。シャワーから出て体を拭いてから、洗面台で歯磨きをする。朝昼は、こうやって洗面台で磨く事が多いが、夜はお風呂につかりながら磨く事も多い。
人によっては嫌がるようだが、自分の家で1人で入っている時の話なので、文句を言われる筋合いはないだろう。って、俺の風呂の入り方なんてどうでもいいよな。
さっぱりしてから娘達の所へ向かうと、イリアが通せんぼをして俺に抱っこを求めてきた。体は結構大きくなっているので、それに合わせて体重も……ゲフンゲフン……それでも、レベルの高い俺は軽く抱っこする事ができる。
「ん! 合格!」
イリアが短くそう言うと、娘たちに近付く許可をもらえた。娘たちが外に出て大丈夫かと思ったが、近くにメイがいたので色々魔法でしてくれているのかもしれないな。チビ神の加護もあるし病気は大丈夫かな?
そういえば、ノーマンとガルドは娘たちのおじいちゃんみたいなっている。爺馬鹿みたいな事をしているので、ちょくちょく嫁たちに大人しくしろと言われている姿を見る。可愛いのはわかるけどな!
いや、家で食べない事は多々あるけど、それでもブラウニーや妻たちの食事以外を食べる事はほとんどないので、そう言われてもしょうがないか。
そのお店は、老ドワーフが酒も飯もおいしいと言ってたお店に行ったのだ。そこに行ってビックリしたのが、ドワーフが店主をしていたのだ。しかも、髭の生えた女性タイプのドワーフだ。失礼な事言う前に性別が分かってよかった。
ヴローツマインで見ていたから知っていたつもりだけど、ロリタイプ、ショタタイプ、ビア樽タイプの男女。そしてこのドワーフ、ブラウニーから料理を教えてもらったのか、酒に合う料理が美味いこと美味いこと……俺、居酒屋に置かれているような料理って、好きなんだよね。
そして、料理に合う酒を出してくれるのだ。それに、俺があまりお酒に強くない事を知っているので、それに合わせた飲みやすいお酒を出してくれるのだ。お酒のプロであるドワーフらしい心遣いだな。見た目は髭の生えたおっさんだけど。
そこでお酒を飲み過ぎてしまい。今日は、初めての二日酔いを経験している。そして不思議な事にバザールも二日酔いを経験している。基本的に状態異常の効果がないバザールが二日酔いって? と思ったが、人の姿になっている時は、耐性も人間に準ずるらしい。
それに気付いたバザールは、すぐに骨形態になり二日酔いを治していた。くそう! 魔法で治そうかと思ったが、二日酔いは治らなかった。魔法薬は? と思ったが、たかが二日酔いに専用の魔法薬も無く、万能薬を飲んで対処してみたが、治らなかった。
二日酔いは、状態異常ではあるが、魔法薬が効くタイプの物ではないようだ。言うなら、悪魔の薬クダスンデスが毒でないのと同じような意味なのだろう。専用の中和剤が無いと駄目なようだが、そんなものは存在していない。
そして、せっかくの休みなのに酒臭いので、娘たちに近寄る許可も下りなかった……今は、趣味部屋のベッドで大人しく横になっている。
寝れる感じでは無いので、天井をスクリーンにして適当なアニメを流している状態だ。ただ、頭が痛いのでアニメの内容はほとんど入ってきていない。
心が癒されるためにも無理を言ってお願いして、娘たちの部屋の様子が見れるカメラを準備してもらった。もちろん元気になったら取り外しをするという条件で、出来ればずっとつけていてほしいけどね。
あぁ、3人共寝てる姿が可愛いな。
癒されはするが、二日酔いの頭痛は収まらず、ズキズキする痛みに耐えながら、3人の姿を見て癒されたり、目を瞑って寝ようとしてみたりしてみた。
気付いたら寝ていたみたいだ。あれ? スクリーンに娘たちの姿が見当たらなかった。何事かと思い慌てて体を起こすと、頭痛は収まっていた。臭いは分からないが、まともに動けそうだったので娘たちを探しに行く事にした。
趣味部屋を出てまずは、食堂へ向かった。食堂に向かえば絶対誰かいるので、そこで話を聞こうと思ったのだ。
「あ、ご主人様? 調子は良くなりましたか?」
「いや! それどころじゃない! 娘たちが部屋にいないんだが!」
微笑ましいものを見るような感じで、俺の事をブラウニーが見ていた。俺の話を聞いても動揺していない事を見るに、何かを知っているのだろうか?
「慌てるのは分かりましたが……少し落ち着いてください。朝から何も食べてませんよね? 少し食事をされてはいかがですか?」
「だから、娘たちが部屋にいなかったんだって! 何か知らないか?」
俺はブラウニーに必死に訴えるが分かってもらえなかった。話を聞いてもらえないので、食堂を出ていこうとしたら、妻たちの声が外から聞こえたので走って外に向かう!
「みんな! 部屋に娘たちがいないんだけど……あれ? 3人共いるな? 何で外にいるんだ?」
「あっ! ご主人様やっと起きてきた!」
「ほんとだ! ねね、ご主人様! 3人共可愛いんだよ!」
ネルとシェリルがそう声をかけてきた。そしてイリアは、2人の横で親指をたてていた。あれ? イリアってそんなことするっけ?
とりあえず混乱しているが、娘たちが無事だと分かってよかった。でも何で外にいるのだろうか?
「何でって、シュウ君。今日は晴れたら娘たちを散歩させるって、前から言ってたじゃないですか……それなのに二日酔いになって、3人の散歩デビューに立ち会えなかったんだよ」
そういえば、今週のどこかの夕食でそんな話してたな。立ち会えなかったのか……ショックだけど、ベビーカーに乗ってる3人は手足をバタつかせて、初めて見る景色に興奮しているようだ。
どこまではっきり見えているのか分からないが、元気な姿で良かった。嫁たちに臭いとかを確認してもらったが、どうやら汗臭いらしい。今の状態では、娘たちに近付く許可が下りないので、慌てて家へ引き返しシャワーを浴びる事にした。
汗をかいていたので、少しべたべたしているのが分かる。シャンプーをいきなりしても泡が立たなかったので、一回軽く洗ってからもう一度シャンプーをすると、しっかり泡立ってくれた。
ザザッと流した後顔を洗って、次に体を洗った。ちなみに、俺はお風呂に入る時、頭から洗うタイプだ。体を洗ってからシャンプーをしたら、体を汚しているような感覚になるので、上から洗うのだ! って誰もそんな事知りたくねえか。
変なテンションになっているようだ。シャワーから出て体を拭いてから、洗面台で歯磨きをする。朝昼は、こうやって洗面台で磨く事が多いが、夜はお風呂につかりながら磨く事も多い。
人によっては嫌がるようだが、自分の家で1人で入っている時の話なので、文句を言われる筋合いはないだろう。って、俺の風呂の入り方なんてどうでもいいよな。
さっぱりしてから娘達の所へ向かうと、イリアが通せんぼをして俺に抱っこを求めてきた。体は結構大きくなっているので、それに合わせて体重も……ゲフンゲフン……それでも、レベルの高い俺は軽く抱っこする事ができる。
「ん! 合格!」
イリアが短くそう言うと、娘たちに近付く許可をもらえた。娘たちが外に出て大丈夫かと思ったが、近くにメイがいたので色々魔法でしてくれているのかもしれないな。チビ神の加護もあるし病気は大丈夫かな?
そういえば、ノーマンとガルドは娘たちのおじいちゃんみたいなっている。爺馬鹿みたいな事をしているので、ちょくちょく嫁たちに大人しくしろと言われている姿を見る。可愛いのはわかるけどな!
0
お気に入りに追加
459
あなたにおすすめの小説
サバイバル能力に全振りした男の半端仙人道
コアラ太
ファンタジー
年齢(3000歳)特技(逃げ足)趣味(採取)。半仙人やってます。
主人公は都会の生活に疲れて脱サラし、山暮らしを始めた。
こじんまりとした生活の中で、自然に触れていくと、瞑想にハマり始める。
そんなある日、森の中で見知らぬ老人から声をかけられたことがきっかけとなり、その老人に弟子入りすることになった。
修行する中で、仙人の道へ足を踏み入れるが、師匠から仙人にはなれないと言われてしまった。それでも良いやと気楽に修行を続け、正式な仙人にはなれずとも。足掛け程度は認められることになる。
それから何年も何年も何年も過ぎ、いつものように没頭していた瞑想を終えて目開けると、視界に映るのは密林。仕方なく周辺を探索していると、二足歩行の獣に捕まってしまう。言葉の通じないモフモフ達の言語から覚えなければ……。
不死になれなかった半端な仙人が起こす珍道中。
記憶力の無い男が、日記を探して旅をする。
メサメサメサ
メサ メサ
メサ メサ
メサ メサ
メサメサメサメサメサ
メ サ メ サ サ
メ サ メ サ サ サ
メ サ メ サ ササ
他サイトにも掲載しています。
【改稿版】休憩スキルで異世界無双!チートを得た俺は異世界で無双し、王女と魔女を嫁にする。
ゆう
ファンタジー
剣と魔法の異世界に転生したクリス・レガード。
剣聖を輩出したことのあるレガード家において剣術スキルは必要不可欠だが12歳の儀式で手に入れたスキルは【休憩】だった。
しかしこのスキル、想像していた以上にチートだ。
休憩を使いスキルを強化、更に新しいスキルを獲得できてしまう…
そして強敵と相対する中、クリスは伝説のスキルである覇王を取得する。
ルミナス初代国王が有したスキルである覇王。
その覇王発現は王国の長い歴史の中で悲願だった。
それ以降、クリスを取り巻く環境は目まぐるしく変化していく……
※アルファポリスに投稿した作品の改稿版です。
ホットランキング最高位2位でした。
カクヨムにも別シナリオで掲載。
クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される
こたろう文庫
ファンタジー
日頃からいじめにあっていた影宮 灰人は授業中に突如現れた転移陣によってクラスごと転移されそうになるが、咄嗟の機転により転移を一人だけ回避することに成功する。しかし女神の説得?により結局異世界転移するが、転移先の国王から職業[逃亡者]が無能という理由にて処刑されることになる
初執筆作品になりますので日本語などおかしい部分があるかと思いますが、温かい目で読んで頂き、少しでも面白いと思って頂ければ幸いです。
なろう・カクヨム・アルファポリスにて公開しています
こちらの作品も宜しければお願いします
[イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で学園最強に・・・]
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
異世界転生!俺はここで生きていく
おとなのふりかけ紅鮭
ファンタジー
俺の名前は長瀬達也。特に特徴のない、その辺の高校生男子だ。
同じクラスの女の子に恋をしているが、告白も出来ずにいるチキン野郎である。
今日も部活の朝練に向かう為朝も早くに家を出た。
だけど、俺は朝練に向かう途中で事故にあってしまう。
意識を失った後、目覚めたらそこは俺の知らない世界だった!
魔法あり、剣あり、ドラゴンあり!のまさに小説で読んだファンタジーの世界。
俺はそんな世界で冒険者として生きて行く事になる、はずだったのだが、何やら色々と問題が起きそうな世界だったようだ。
それでも俺は楽しくこの新しい生を歩んで行くのだ!
小説家になろうでも投稿しています。
メインはあちらですが、こちらも同じように投稿していきます。
宜しくお願いします。
クラス転移で裏切られた「無」職の俺は世界を変える
ジャック
ファンタジー
私立三界高校2年3組において司馬は孤立する。このクラスにおいて王角龍騎というリーダーシップのあるイケメンと学園2大美女と呼ばれる住野桜と清水桃花が居るクラスであった。司馬に唯一話しかけるのが桜であり、クラスはそれを疎ましく思っていた。そんなある日クラスが異世界のラクル帝国へ転生してしまう。勇者、賢者、聖女、剣聖、など強い職業がクラスで選ばれる中司馬は無であり、属性も無であった。1人弱い中帝国で過ごす。そんなある日、八大ダンジョンと呼ばれるラギルダンジョンに挑む。そこで、帝国となかまに裏切りを受け─
これは、全てに絶望したこの世界で唯一の「無」職の少年がどん底からはい上がり、世界を変えるまでの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
カクヨム様、小説家になろう様にも連載させてもらっています。
クラスまるごと異世界転移
八神
ファンタジー
二年生に進級してもうすぐ5月になろうとしていたある日。
ソレは突然訪れた。
『君たちに力を授けよう。その力で世界を救うのだ』
そんな自分勝手な事を言うと自称『神』は俺を含めたクラス全員を異世界へと放り込んだ。
…そして俺たちが神に与えられた力とやらは『固有スキル』なるものだった。
どうやらその能力については本人以外には分からないようになっているらしい。
…大した情報を与えられてもいないのに世界を救えと言われても…
そんな突然異世界へと送られた高校生達の物語。
NineRing~捕らわれし者たち~
吉備津 慶
ファンタジー
岡山県の南、海の側に住んでいる高校二年生の響が、夜遅く家を飛び出し一人浜辺を歩いていると『我をおさめよ、されば導かれん』の声がする。
その声の先には一つのリングが輝いていた。リングを指にはめてみると、目の前にスタイル抜群のサキュバスが現れる。
そのサキュバスが言うには、秘宝を解放するために九つのリングを集め、魔王様と魔族の世界を造るとの事。
そのために、お前を魔族の仲間に引き入れ、秘宝を手に入れる手助けをさせると、連れ去られそうになった時、サキュバスに雷が落ちて難を逃れ、サキュバスが彼の下僕となる。しかしサキュバスの魔封じのクリスタルで、何の力も持たない響は連れ去られてしまう。
しかし、おっちょこちょいなサキュバスのおかげで、現代から未来世界に渡り。未来世界の力を得た響が、その後異世界に渡り、リングを探す事になる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる