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第855話 襲撃!
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俺達の意識がカレリアから帰ってきて、2日遅れで意識を移していたドッペルが帰ってきた。
そして、ドッペルが帰ってきた次の日の午後に俺は襲撃を受けた。
本来なら、妻や俺を護衛している従魔たちが制圧するのだが、この襲撃者に関しては誰も反応しないのである。
「ちょっとあんた~! 私を放っておいてどこに遊びに行ってたのよ!」
と言いながら、ハイフェアリーのロジーが顔面をめがけてドロップキックをしてきたのだ。昼食を食べ終わって満腹だった俺は、少し眠たかったため反応が遅れて、顔面でドロップキックを受け止めることになってしまった。
「いた……くないな。それより、なんか用事でもあったのかドジー?」
「ムキー!! ドジーじゃなくて、ロジーだって言ってるでしょ!」
「あ~わかって言ってるから、いちいち訂正しなくても大丈夫だぞ」
「ムキー! それならなおさら立ち悪いわよ! 「あ、バナナ食う?」あ、食べる……じゃなーい! あんた、私がいないところでどっか遊びに行ってたんでしょ? なんで私も連れてってくれなかったのよ!」
「だって……連れていく理由ないじゃん。それに遊びに行ったわけじゃなくて、悪を滅ぼしに行ってただけだしな!」
「悪い奴を倒してたの!? なにそれ! うらやましい!」
おっと、そっちに食いついてきたか。
「それより、お前には仕事を与えておいたのに、放り出してここに来たのか?」
「え? そ、そんな事、ない、わよ!」
わかりやすく動揺するロジーを見ながら。
「あ、フェアリーたちだ。おーい」
俺がそういうと、ロジーは慌てて俺の頭の後ろに隠れた。何かを探すようにキョロキョロしている雰囲気が伝わってきて、誰もいないことがわかると、ホッと息をついていた。
「はっ! あなた、だましたわね! か弱い私をだまして、もてあそぶなんて鬼畜!」
「っていうかさ、お前ハイフェアリーだよな? なのに何でフェアリーっちに怯えてるんだ? こっちに来た時だって「フェアリー? あんな奴ら、私がまとめあげてやるんだから!」とか言ってなかったか?」
「あそこにいるのは、絶対フェアリーじゃないって! どう考えても、フェアリーはあんなに強くないし、悪戯せずにまじめに働くわけないもん!」
どうやら、このハイフェアリーは名前だけのようだ。本当は上位種なのだが、フェアリーの方が強くて主導権を奪えないでいるのだろう。そして、シルキーたちの教えを受けたフェアリーが、こいつに教育的指導を行って、それが嫌で逃げ出してきたって感じか?
「ここに来た以上、働かないと飯は食べれないぞ?」
「私にはもっと違う職場が似合ってると思うの! 配置換えを希望する!」
ロジーがそんな事を言ってきたので、どういった所に配置換えを希望するのか聞いてみることにした。
「そうね、私は今までダンジョンマスターとして活躍してきたわけだから、あなたの専属アドバイザーなんてどうかしら?」
「アドバイザーって、この前話した時に、そんなこともできるの? って言ってたじゃねえか! 俺がアドバイスする側になって余計面倒だわ!」
「なら仕方がないわね。シルキーたちのスイーツ専門で、試食役とかどうかな?」
「お前……まともに働く気ねえだろ? ニコ、捕らえろ!」
俺がニコに命令すると、久々に頭の上でのんびりしていたニコが、触手を伸ばしてロジーを捕まえた。そのまま顔だけ出るようにして、体に取り込んで身動きができないようにしてくれた。
「ちょっと! スライム風情が、私になんてことするのよ! ちょ! ちょっと! くすぐるのはなしよぉぉぉぉ!」
悲鳴に近い声をあげて笑い声を出していた。数分間続けていると、ロジーがぐったりしていた。ニコに悪口いうからしょうがないよな。さて、こいつをどうしようかな? どうするか困っていたら、
「ご主人様~、ロジー見ませんでしたか~」
ちょっとゆるい感じのしゃべり方をするフェアリーが現れた。
「あーロジーならニコの中にいるぞ。急におれにドロップキックを仕掛けてきたからビックリしたな」
「マップ先生で~、大体の場所は~、わかっていましたが~、ご主人様に~、襲撃を仕掛けるとは~、仕えるものとしての~、自覚が足りませんね~」
ニコのくすぐり地獄から解放され意識を取り戻したロジーだったが、今度はフェアリーにつかまり半ベソをかきながら必死に許しを乞うていた。フェアリーの上位種なはずなのに、フェアリーに頭の上がらないダメダメハイフェアリーだな。
「さて、暇になってしまったな。一昨日は、グリエルからいろいろ報告があって、昨日はニコやハクたち従魔をブラッシングやお風呂に入れていたから、する事には困らなかったけど、今日はすることがないんだよな~」
街をたくさん持っていたとしても、働いている人たちが優秀なので、俺のすることってあんまり多くないんだよな。そうなるように頑張ってもらっているとはいえ、少し暇すぎるかな? といっても、毎日予定が詰まっているような窮屈な生活はしたくないしな~
シュウは、この世界の人たちが聞いたら、なんていう贅沢な奴だ! と思われるような事を考えていた。
そういえばミドリは、帰ってきてからスカーレットたちに相談して、室内緑化計画を推し進めているんだってな。それくらいアクアリウムが気に入ったみたいだ。ディストピアの俺の家は、半分くらいがテラリウムになるそうだ。
他の街は、最低でも1部屋はテラリウムにする予定で、今はテラリウムを導入する部屋の調整や、管理のためのマニュアル作りなどに励んでいるらしい。
俺も自分でする事を探すか? そう考えていると、髪の毛を引っ張られる感覚で我に返る。
「ん? ニコどうしたんだ? あっちは……ゴーストタウン? あそこに行きたいのか?」
ニコが器用に触手を操って、ゴーストタウンに行きたいと主張してきたので向かう事にした。お供は例のごとくダマとニコ、ハクの3匹がついてきてくれるようだ。
珍しいニコの主張を聞いてゴーストタウンに来てみたが、どこに行くかと思ったら、先ほど襲撃してきたロジーの事が気になっている様子で、そこに行くようにアピールされた。
ロジーに見つからないように、どんな事をしているか様子をのぞいてみると、何故かメイドの訓練みたいな事をしていた。お辞儀の角度や掃除の仕方等、悪戯好きのフェアリーには似つかわしい事を教育されているようだ。今まで自由に生きてきたロジーには辛いかもしれないな。
そんな事を思ったが、特に助ける事もせず、ニコも何をしているか分かったため満足したようだったのでディストピアに戻る事にした。
戻ってからは、趣味部屋へ行ってクラシックな音楽を聴きながら本を読んでのんびりする事にした。
そして、ドッペルが帰ってきた次の日の午後に俺は襲撃を受けた。
本来なら、妻や俺を護衛している従魔たちが制圧するのだが、この襲撃者に関しては誰も反応しないのである。
「ちょっとあんた~! 私を放っておいてどこに遊びに行ってたのよ!」
と言いながら、ハイフェアリーのロジーが顔面をめがけてドロップキックをしてきたのだ。昼食を食べ終わって満腹だった俺は、少し眠たかったため反応が遅れて、顔面でドロップキックを受け止めることになってしまった。
「いた……くないな。それより、なんか用事でもあったのかドジー?」
「ムキー!! ドジーじゃなくて、ロジーだって言ってるでしょ!」
「あ~わかって言ってるから、いちいち訂正しなくても大丈夫だぞ」
「ムキー! それならなおさら立ち悪いわよ! 「あ、バナナ食う?」あ、食べる……じゃなーい! あんた、私がいないところでどっか遊びに行ってたんでしょ? なんで私も連れてってくれなかったのよ!」
「だって……連れていく理由ないじゃん。それに遊びに行ったわけじゃなくて、悪を滅ぼしに行ってただけだしな!」
「悪い奴を倒してたの!? なにそれ! うらやましい!」
おっと、そっちに食いついてきたか。
「それより、お前には仕事を与えておいたのに、放り出してここに来たのか?」
「え? そ、そんな事、ない、わよ!」
わかりやすく動揺するロジーを見ながら。
「あ、フェアリーたちだ。おーい」
俺がそういうと、ロジーは慌てて俺の頭の後ろに隠れた。何かを探すようにキョロキョロしている雰囲気が伝わってきて、誰もいないことがわかると、ホッと息をついていた。
「はっ! あなた、だましたわね! か弱い私をだまして、もてあそぶなんて鬼畜!」
「っていうかさ、お前ハイフェアリーだよな? なのに何でフェアリーっちに怯えてるんだ? こっちに来た時だって「フェアリー? あんな奴ら、私がまとめあげてやるんだから!」とか言ってなかったか?」
「あそこにいるのは、絶対フェアリーじゃないって! どう考えても、フェアリーはあんなに強くないし、悪戯せずにまじめに働くわけないもん!」
どうやら、このハイフェアリーは名前だけのようだ。本当は上位種なのだが、フェアリーの方が強くて主導権を奪えないでいるのだろう。そして、シルキーたちの教えを受けたフェアリーが、こいつに教育的指導を行って、それが嫌で逃げ出してきたって感じか?
「ここに来た以上、働かないと飯は食べれないぞ?」
「私にはもっと違う職場が似合ってると思うの! 配置換えを希望する!」
ロジーがそんな事を言ってきたので、どういった所に配置換えを希望するのか聞いてみることにした。
「そうね、私は今までダンジョンマスターとして活躍してきたわけだから、あなたの専属アドバイザーなんてどうかしら?」
「アドバイザーって、この前話した時に、そんなこともできるの? って言ってたじゃねえか! 俺がアドバイスする側になって余計面倒だわ!」
「なら仕方がないわね。シルキーたちのスイーツ専門で、試食役とかどうかな?」
「お前……まともに働く気ねえだろ? ニコ、捕らえろ!」
俺がニコに命令すると、久々に頭の上でのんびりしていたニコが、触手を伸ばしてロジーを捕まえた。そのまま顔だけ出るようにして、体に取り込んで身動きができないようにしてくれた。
「ちょっと! スライム風情が、私になんてことするのよ! ちょ! ちょっと! くすぐるのはなしよぉぉぉぉ!」
悲鳴に近い声をあげて笑い声を出していた。数分間続けていると、ロジーがぐったりしていた。ニコに悪口いうからしょうがないよな。さて、こいつをどうしようかな? どうするか困っていたら、
「ご主人様~、ロジー見ませんでしたか~」
ちょっとゆるい感じのしゃべり方をするフェアリーが現れた。
「あーロジーならニコの中にいるぞ。急におれにドロップキックを仕掛けてきたからビックリしたな」
「マップ先生で~、大体の場所は~、わかっていましたが~、ご主人様に~、襲撃を仕掛けるとは~、仕えるものとしての~、自覚が足りませんね~」
ニコのくすぐり地獄から解放され意識を取り戻したロジーだったが、今度はフェアリーにつかまり半ベソをかきながら必死に許しを乞うていた。フェアリーの上位種なはずなのに、フェアリーに頭の上がらないダメダメハイフェアリーだな。
「さて、暇になってしまったな。一昨日は、グリエルからいろいろ報告があって、昨日はニコやハクたち従魔をブラッシングやお風呂に入れていたから、する事には困らなかったけど、今日はすることがないんだよな~」
街をたくさん持っていたとしても、働いている人たちが優秀なので、俺のすることってあんまり多くないんだよな。そうなるように頑張ってもらっているとはいえ、少し暇すぎるかな? といっても、毎日予定が詰まっているような窮屈な生活はしたくないしな~
シュウは、この世界の人たちが聞いたら、なんていう贅沢な奴だ! と思われるような事を考えていた。
そういえばミドリは、帰ってきてからスカーレットたちに相談して、室内緑化計画を推し進めているんだってな。それくらいアクアリウムが気に入ったみたいだ。ディストピアの俺の家は、半分くらいがテラリウムになるそうだ。
他の街は、最低でも1部屋はテラリウムにする予定で、今はテラリウムを導入する部屋の調整や、管理のためのマニュアル作りなどに励んでいるらしい。
俺も自分でする事を探すか? そう考えていると、髪の毛を引っ張られる感覚で我に返る。
「ん? ニコどうしたんだ? あっちは……ゴーストタウン? あそこに行きたいのか?」
ニコが器用に触手を操って、ゴーストタウンに行きたいと主張してきたので向かう事にした。お供は例のごとくダマとニコ、ハクの3匹がついてきてくれるようだ。
珍しいニコの主張を聞いてゴーストタウンに来てみたが、どこに行くかと思ったら、先ほど襲撃してきたロジーの事が気になっている様子で、そこに行くようにアピールされた。
ロジーに見つからないように、どんな事をしているか様子をのぞいてみると、何故かメイドの訓練みたいな事をしていた。お辞儀の角度や掃除の仕方等、悪戯好きのフェアリーには似つかわしい事を教育されているようだ。今まで自由に生きてきたロジーには辛いかもしれないな。
そんな事を思ったが、特に助ける事もせず、ニコも何をしているか分かったため満足したようだったのでディストピアに戻る事にした。
戻ってからは、趣味部屋へ行ってクラシックな音楽を聴きながら本を読んでのんびりする事にした。
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