782 / 2,518
第782話 あいつが再び!
しおりを挟む
充実した1週間が過ぎて、仕事に戻る日になった! たった1週間、それも適度に運動していたのに体がなまっている気がする。そのせいで、週の始めの朝にある学校での運動の時間に、参加してかなり疲れている。
ステータスの体力と体を動かす持久力の体力は、イコールじゃないんだな。それと、子供たちの体力を舐めてたぜ。デジャヴ……鬼ごっこをしたら、20分もしないうちにバテてしまったよ。戦闘の時はそんな事なかったのにな……不思議だ。
月曜の朝の習慣をみんなと一緒にこなしてから、グリエルの執務室へ向かう。
「シュウ様、お久しぶりです。お休みはどうでしたか?」
「よく休めたよ。いや、むしろ休み過ぎて体がなまってしまったな。グリエル達もしっかり休みはとってくれよな?」
「何を言ってますか。シュウ様が自分で休まないのに、部下である私が休むわけにはいかないですよ!」
「俺が休んでも、どうせお前たちはやすまないんだろ?」
「いえいえ、そんな事はございません。シュウ様がしっかり休みを取ってくだされば、私たちも安心して休む事が出来ますよ。そんな事より、先日お話ししたい事があると言いましたのを覚えていますか?」
「あぁ、覚えているよ。俺の家に連絡が来ていないから、大したことじゃないと思って放置してたけど大丈夫か?」
「えぇ、問題ありませんよ。まぁ、ここに来てもらえたことですし、話を聞いてもらっていいですか?」
「おぅ、そのために今日はここに足を運んだんだからな」
「では、初めに言っておきますが、大したことではないですが、結構衝撃的だと思うので気をしっかりもってください」
グリエルのセリフに背筋を寒くしたので、聞きたくはなかったが、報告が必要と思って俺に伝えようとしてるんだよな、聞かないわけにはいかない。グリエルに話を聞くと伝え、話に耳を傾けた……そして後悔した。
報告を受けたので、その内容の現場へ行き更に後悔する事になる。その現場では、さらなる悲劇が今現在進行形で、その悲劇が続いているのだ。
悲劇の現場を見ているという事からわかるように、悲劇ではあるが急を要する案件ではないのだ。それだと誤解があるか……この檻の中にいるモノにとっては、早急に解決してほしいんだろうな。
でも、救いようのない人間とモノ達だから、檻の外の人間からすれば急ではない。醜いという意味では、急かもしれない。
謎かけみたいに分かりにくい言い回しは止めよう。目の前で起きている悲劇とは、檻の中と言ってわかるかもしれないが、男の性犯罪者たちの入っている檻だ。ここに来る前に、グリエルの話を聞いて後悔した時の話だ。
「シュウ様、落ち着いて聞いてくださいね。ゴーストタウンにある、男性性犯罪者の檻を覚えてますか?
あ……今、聞いて顔をしかめましたね? 忘れてたのに思い出させるな! みたいな顔をしないでください。私もできればあそこの事は思い出したくありませんですから……でも、問題と言いますか、そうでないと言いますか……まぁ問題ですよね」
「あまり聞きたい内容じゃないけど、早く話してくれ」
「そこに、ホモークがいましたよね? 最近、あれが増えまして……いえ、増えたというと語弊がありますが、まぁそんなようなモノが増えまして、どう対処しようかと牢番から相談がありまして、まだ女性の牢番は笑い事で済んでいるようですが、特に男性の牢番達からは早くしてくれないと、仕事を辞めるという話が上がってるんですよ。そこでシュウ様の意見を聞きたくて……」
「牢番が辞めるって、結構急を要する事じゃないのか?」
「いえ、もともとあそこの牢番は、野郎憎しの女性の兵士が多いので、そこまで急を要するものではないのです」
男としては、あの惨状を見て笑える人間は極少数だろう。だから男性が少ない職場というか現場なのだろう。と言っても、女性だけで回せる現場でもないので、辞められるのは困る。
「という事で、現場を見に行きましょう」
「えっ!?」
グリエルといつの間にか現れたガリアに引きずられるようにして、ゴーストタウンに向かう事になった。ちなみに、今回のお供はニコとハク、ダマの3匹だ。妻たちがついてきていない時は、大体この3匹だけどな。特にダマは話すことができるので、妻たちは安心して任せるようになっている。
そして現場に着いて惨状を見て、体中に寒気がはしっている。確かにホモークが増えていたのだ。物理的ではなく精神的と表現すればいいのだろうか? そして、精神的にホモークになった奴には見覚えがあった。このゴーストタウンで初めて、性犯罪者で捕まった冒険者だ。
捕まった時も人間としてはデカかったが、あれから更にデカくなって、ガタイもホモークに似てきたが顔が、変態冒険者のままだったので思い出すことができたのだ。その冒険者が、新しく入ってきた男性性犯罪者の冒険者を、ホモークと一緒に仲良く掘っていたのだ。
そしてホモークと違うのは、人間の言葉を話せるという事だ。人間だから当たり前なのだが、人間の言葉が喋れて、男性の牢番が辞めたがる……そこから連想されるのは、俺でもすぐに理解した。
そのホモーク化した冒険者が男性牢番に向かって、色々言ってくるのだろう。さすがにそれはきついだろうな、ここだけ女性の牢番だけで何とかならないか相談するか……確か牢番は、3人1組で夜勤につくはずだから、せめてここに配属されないようにしてあげよう。
グリエルと話を詰めて、牢番に女性冒険者を少し高めの給料で雇う事に決まった。ゴーストタウンの今月の資金は結構ぎりぎりだったので、今回は俺がポケットマネーで援助する事に決めた。
気分良く仕事をこなそうと思って、大ダメージを受けてしまった。今日は家に帰ろう……
ステータスの体力と体を動かす持久力の体力は、イコールじゃないんだな。それと、子供たちの体力を舐めてたぜ。デジャヴ……鬼ごっこをしたら、20分もしないうちにバテてしまったよ。戦闘の時はそんな事なかったのにな……不思議だ。
月曜の朝の習慣をみんなと一緒にこなしてから、グリエルの執務室へ向かう。
「シュウ様、お久しぶりです。お休みはどうでしたか?」
「よく休めたよ。いや、むしろ休み過ぎて体がなまってしまったな。グリエル達もしっかり休みはとってくれよな?」
「何を言ってますか。シュウ様が自分で休まないのに、部下である私が休むわけにはいかないですよ!」
「俺が休んでも、どうせお前たちはやすまないんだろ?」
「いえいえ、そんな事はございません。シュウ様がしっかり休みを取ってくだされば、私たちも安心して休む事が出来ますよ。そんな事より、先日お話ししたい事があると言いましたのを覚えていますか?」
「あぁ、覚えているよ。俺の家に連絡が来ていないから、大したことじゃないと思って放置してたけど大丈夫か?」
「えぇ、問題ありませんよ。まぁ、ここに来てもらえたことですし、話を聞いてもらっていいですか?」
「おぅ、そのために今日はここに足を運んだんだからな」
「では、初めに言っておきますが、大したことではないですが、結構衝撃的だと思うので気をしっかりもってください」
グリエルのセリフに背筋を寒くしたので、聞きたくはなかったが、報告が必要と思って俺に伝えようとしてるんだよな、聞かないわけにはいかない。グリエルに話を聞くと伝え、話に耳を傾けた……そして後悔した。
報告を受けたので、その内容の現場へ行き更に後悔する事になる。その現場では、さらなる悲劇が今現在進行形で、その悲劇が続いているのだ。
悲劇の現場を見ているという事からわかるように、悲劇ではあるが急を要する案件ではないのだ。それだと誤解があるか……この檻の中にいるモノにとっては、早急に解決してほしいんだろうな。
でも、救いようのない人間とモノ達だから、檻の外の人間からすれば急ではない。醜いという意味では、急かもしれない。
謎かけみたいに分かりにくい言い回しは止めよう。目の前で起きている悲劇とは、檻の中と言ってわかるかもしれないが、男の性犯罪者たちの入っている檻だ。ここに来る前に、グリエルの話を聞いて後悔した時の話だ。
「シュウ様、落ち着いて聞いてくださいね。ゴーストタウンにある、男性性犯罪者の檻を覚えてますか?
あ……今、聞いて顔をしかめましたね? 忘れてたのに思い出させるな! みたいな顔をしないでください。私もできればあそこの事は思い出したくありませんですから……でも、問題と言いますか、そうでないと言いますか……まぁ問題ですよね」
「あまり聞きたい内容じゃないけど、早く話してくれ」
「そこに、ホモークがいましたよね? 最近、あれが増えまして……いえ、増えたというと語弊がありますが、まぁそんなようなモノが増えまして、どう対処しようかと牢番から相談がありまして、まだ女性の牢番は笑い事で済んでいるようですが、特に男性の牢番達からは早くしてくれないと、仕事を辞めるという話が上がってるんですよ。そこでシュウ様の意見を聞きたくて……」
「牢番が辞めるって、結構急を要する事じゃないのか?」
「いえ、もともとあそこの牢番は、野郎憎しの女性の兵士が多いので、そこまで急を要するものではないのです」
男としては、あの惨状を見て笑える人間は極少数だろう。だから男性が少ない職場というか現場なのだろう。と言っても、女性だけで回せる現場でもないので、辞められるのは困る。
「という事で、現場を見に行きましょう」
「えっ!?」
グリエルといつの間にか現れたガリアに引きずられるようにして、ゴーストタウンに向かう事になった。ちなみに、今回のお供はニコとハク、ダマの3匹だ。妻たちがついてきていない時は、大体この3匹だけどな。特にダマは話すことができるので、妻たちは安心して任せるようになっている。
そして現場に着いて惨状を見て、体中に寒気がはしっている。確かにホモークが増えていたのだ。物理的ではなく精神的と表現すればいいのだろうか? そして、精神的にホモークになった奴には見覚えがあった。このゴーストタウンで初めて、性犯罪者で捕まった冒険者だ。
捕まった時も人間としてはデカかったが、あれから更にデカくなって、ガタイもホモークに似てきたが顔が、変態冒険者のままだったので思い出すことができたのだ。その冒険者が、新しく入ってきた男性性犯罪者の冒険者を、ホモークと一緒に仲良く掘っていたのだ。
そしてホモークと違うのは、人間の言葉を話せるという事だ。人間だから当たり前なのだが、人間の言葉が喋れて、男性の牢番が辞めたがる……そこから連想されるのは、俺でもすぐに理解した。
そのホモーク化した冒険者が男性牢番に向かって、色々言ってくるのだろう。さすがにそれはきついだろうな、ここだけ女性の牢番だけで何とかならないか相談するか……確か牢番は、3人1組で夜勤につくはずだから、せめてここに配属されないようにしてあげよう。
グリエルと話を詰めて、牢番に女性冒険者を少し高めの給料で雇う事に決まった。ゴーストタウンの今月の資金は結構ぎりぎりだったので、今回は俺がポケットマネーで援助する事に決めた。
気分良く仕事をこなそうと思って、大ダメージを受けてしまった。今日は家に帰ろう……
0
お気に入りに追加
454
あなたにおすすめの小説
性奴隷を飼ったのに
お小遣い月3万
ファンタジー
10年前に俺は日本から異世界に転移して来た。
異世界に転移して来たばかりの頃、辿り着いた冒険者ギルドで勇者認定されて、魔王を討伐したら家族の元に帰れるのかな、っと思って必死になって魔王を討伐したけど、日本には帰れなかった。
異世界に来てから10年の月日が流れてしまった。俺は魔王討伐の報酬として特別公爵になっていた。ちなみに領地も貰っている。
自分の領地では奴隷は禁止していた。
奴隷を売買している商人がいるというタレコミがあって、俺は出向いた。
そして1人の奴隷少女と出会った。
彼女は、お風呂にも入れられていなくて、道路に落ちている軍手のように汚かった。
彼女は幼いエルフだった。
それに魔力が使えないように処理されていた。
そんな彼女を故郷に帰すためにエルフの村へ連れて行った。
でもエルフの村は魔力が使えない少女を引き取ってくれなかった。それどころか魔力が無いエルフは処分する掟になっているらしい。
俺の所有物であるなら彼女は処分しない、と村長が言うから俺はエルフの女の子を飼うことになった。
孤児になった魔力も無いエルフの女の子。年齢は14歳。
エルフの女の子を見捨てるなんて出来なかった。だから、この世界で彼女が生きていけるように育成することに決めた。
※エルフの少女以外にもヒロインは登場する予定でございます。
※帰る場所を無くした女の子が、美しくて強い女性に成長する物語です。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
劣等生のハイランカー
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
ダンジョンが当たり前に存在する世界で、貧乏学生である【海斗】は一攫千金を夢見て探索者の仮免許がもらえる周王学園への入学を目指す!
無事内定をもらえたのも束の間。案内されたクラスはどいつもこいつも金欲しさで集まった探索者不適合者たち。通称【Fクラス】。
カーストの最下位を指し示すと同時、そこは生徒からサンドバッグ扱いをされる掃き溜めのようなクラスだった。
唯一生き残れる道は【才能】の覚醒のみ。
学園側に【将来性】を示せねば、一方的に搾取される未来が待ち受けていた。
クラスメイトは全員ライバル!
卒業するまで、一瞬たりとも油断できない生活の幕開けである!
そんな中【海斗】の覚醒した【才能】はダンジョンの中でしか発現せず、ダンジョンの外に出れば一般人になり変わる超絶ピーキーな代物だった。
それでも【海斗】は大金を得るためダンジョンに潜り続ける。
難病で眠り続ける、余命いくばくかの妹の命を救うために。
かくして、人知れず大量のTP(トレジャーポイント)を荒稼ぎする【海斗】の前に不審に思った人物が現れる。
「おかしいですね、一学期でこの成績。学年主席の私よりも高ポイント。この人は一体誰でしょうか?」
学年主席であり【氷姫】の二つ名を冠する御堂凛華から注目を浴びる。
「おいおいおい、このポイントを叩き出した【MNO】って一体誰だ? プロでもここまで出せるやつはいねーぞ?」
時を同じくゲームセンターでハイスコアを叩き出した生徒が現れた。
制服から察するに、近隣の周王学園生であることは割ている。
そんな噂は瞬く間に【学園にヤバい奴がいる】と掲示板に載せられ存在しない生徒【ゴースト】の噂が囁かれた。
(各20話編成)
1章:ダンジョン学園【完結】
2章:ダンジョンチルドレン【完結】
3章:大罪の権能【完結】
4章:暴食の力【完結】
5章:暗躍する嫉妬【完結】
6章:奇妙な共闘【完結】
7章:最弱種族の下剋上【完結】
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
ギルドから追放された実は究極の治癒魔法使い。それに気付いたギルドが崩壊仕掛かってるが、もう知らん。僕は美少女エルフと旅することにしたから。
yonechanish
ファンタジー
僕は治癒魔法使い。
子供の頃、僕は奴隷として売られていた。
そんな僕をギルドマスターが拾ってくれた。
だから、僕は自分に誓ったんだ。
ギルドのメンバーのために、生きるんだって。
でも、僕は皆の役に立てなかったみたい。
「クビ」
その言葉で、僕はギルドから追放された。
一人。
その日からギルドの崩壊が始まった。
僕の治癒魔法は地味だから、皆、僕がどれだけ役に立ったか知らなかったみたい。
だけど、もう遅いよ。
僕は僕なりの旅を始めたから。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる