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第772話 祭り3日目開始!
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ピーチ・ライム・シュリの3人と別れ、次に合流するアリス・リリー・シャルロットの3人の元へ向かう。この3人は、戦闘になると比較的近い位置で戦うためか、仲がいい。
妻たちは全員仲がいいので、いろんな組み合わせで休みを過ごしているのだが、今週は俺とのデートがあるため、デートのメンバーは集まっている。なので、今日、俺とデートしないメンバーは、合流したりメンバーを変えてお祭りを楽しんでいるようだ。
3人はベンチに座って、アイスや綿あめ等を食べている。何か日本の街の中を切り取った光景に見えなくもない。妻たちがファッションにもお金をかけるようになったためか、望郷の念にかられることが……無いな。
だって、どう考えても地球よりいい生活できてるもんな。お金を気にする必要もない。美味しい食事も出してもらえる。ゲームもし放題、小説も読み放題。
可愛い彼女ではなく、妻もたくさんできたし。日本よりいい環境で生活できてるのに、望郷の念にかられるわけないよな。友人たちに会えなくなったのは寂しいけど、それだけって感じだしな。
っといけない、
「アリス、リリー、シャルロット! お待たせ」
「やっと来ましたね。お待ちしてました、ご主人様。このアイス、ブラウニーたちがやっているアイス屋さんの新商品なんですよ。ダンジョン農園の中の牧場で育てている、バザールさんの掛け合わせで産まれた、牛のミルクから作っているソフトクリームだそうです。濃厚で美味しいですよ。一口どうですか?」
アリスがそう言って、ソフトクリームを俺の口元に持ってきたので、一舐めしてみる。そうすると、口の中に広がる濃厚なミルクの味に驚いた。日本でもなかなか食べれないレベルに、洗練された一品だった。
「本当に美味しいね。確かバザールは魔牛とか呼んでたっけ? 普通の牛の倍はあるからな。その魔牛から採れたミルクか……ダンジョン農園の牛と違って食用には適さなかったけど、ミルクはかなりの物だな。
魔物の血も流れてるから、寿命も長いみたいだしな。食費は大変だろうけど、ダンジョン農園なら気にする必要も無いからな」
3人が美味しそうに食べている姿をながめながらそう答える。
「3人はどうする予定?」
「先ほど、露店巡りをしていたら、最近ディストピアに移り住んできたドワーフの子と言っても100歳近い、子供の見た目のドワーフなんですが、その子がやっているアクセサリー屋さんを見つけたので、ご主人様に選んでもらいたいなと思っています」
シャルロットが答えてくれた。ショタドワーフが最近、ディストピアに移り住んできたのか。老ドワーフたちの弟子じゃないのに、ディストピアにいるのは珍しいな。
弟子じゃないドワーフたちは、ゴーストタウンにいるはずなのにな、なんかあったのかな? 可愛い奥さんが選んでほしいというなら、俺も気合を入れないとな!
「もちろん、全員分選んでくださいね」
リリーがそう付け加える……おっと危なかった。言われなかったら、3人にしか買わない所だったぜ。
ショタドワーフの所に行くと、金銀プラチナ等で作っている可愛いアクセサリーが、たくさん並んでいた。俺がみんなの事を考えながら選んでいると、その横で3人もアクセサリーを選び出した。俺が買うのとは別に自分で購入する用らしい。どこの世界でも、余裕があると着飾るのは一緒なのかな。
3人と会話をしながら、全員分のアクセサリーを1時間ほどかけて購入した。でも、女性のショッピングにかける時間を舐めていた。この世界でも、こんなに時間をかけるとは……今日の祭りの終わりまで、その露店にいる事になった。
俺はその間、ショタドワーフと話をしながら待っていたけどね。
どうやらこのショタドワーフは、鍛冶が苦手で彫金みたいな細かい事が得意で、ヴローツマインでは肩身の狭い思いをしていたらしい。
これは本人の主観なので語弊があるのだが、ドワーフにはそんな小さい事を気にする奴はいないのだが、ビア樽みたいな体にあこがれているこのショタドワーフにとっては、そう思わざる負えなかったのだろう。
ヴローツマインにちょくちょく遊びに行っているリンドに目をつけられて、ディストピアに引っ越してきて服飾関係の人たちと組んで、物作りをしているらしい。
そんなこんなで、女性の買い物に付き合うのは大変だと思いながら、家路についた。家についてから、サプライズというわけでは無いが、みんなにネックレスをプレゼントした。
いつでもつけていられるように、イヤリングとかではなくネックレスを選んだ。いろんな種類のネックレストップがあったのが決め手だけどね。
3日目の最初は、メアリー・ケイティ・マリア・クシュリナの4人とのデートだ。今日は、待ち合わせではなく、一緒に家を出て中央広場に行くところからデートが始めたいとの事だった。
「こうやってディストピアを一緒に歩くのは久しぶりですね。馬車に乗って移動していましたが、歩く事はなかったですからね。今日は4人でのデートなので、手をつないで歩けないのが寂しいですが……」
メアリーがそんな事を言ったので、強引に手をつないで歩きだす。戸惑っている姿も可愛いな。左手が空いていたので、近くにいたマリアの手を取る。
「順番で手をつないで歩けば、問題ないよね?」
そういうと、メアリーはリンゴのように顔を赤くしていた。恥ずかしかったのだろうか? でも離さないけどね! ケイティ・クシュリナも含めて手をつなぎながらデートを楽しんだ。
今日のメンバーは甘い物が好きなメンバーが多いので、昨日のアイス屋にも足を運んでみたり、あったかスイーツの代表と思っている、クレープ屋に行ってみたりした。
1つ全部食べると量が多すぎて他の物が食べれなくなるので、1つをシェアするのはさすがに量が少ないから、1種類2つずつ買って5人でシェアする事にして、お祭りを楽しんだ。
妻たちは全員仲がいいので、いろんな組み合わせで休みを過ごしているのだが、今週は俺とのデートがあるため、デートのメンバーは集まっている。なので、今日、俺とデートしないメンバーは、合流したりメンバーを変えてお祭りを楽しんでいるようだ。
3人はベンチに座って、アイスや綿あめ等を食べている。何か日本の街の中を切り取った光景に見えなくもない。妻たちがファッションにもお金をかけるようになったためか、望郷の念にかられることが……無いな。
だって、どう考えても地球よりいい生活できてるもんな。お金を気にする必要もない。美味しい食事も出してもらえる。ゲームもし放題、小説も読み放題。
可愛い彼女ではなく、妻もたくさんできたし。日本よりいい環境で生活できてるのに、望郷の念にかられるわけないよな。友人たちに会えなくなったのは寂しいけど、それだけって感じだしな。
っといけない、
「アリス、リリー、シャルロット! お待たせ」
「やっと来ましたね。お待ちしてました、ご主人様。このアイス、ブラウニーたちがやっているアイス屋さんの新商品なんですよ。ダンジョン農園の中の牧場で育てている、バザールさんの掛け合わせで産まれた、牛のミルクから作っているソフトクリームだそうです。濃厚で美味しいですよ。一口どうですか?」
アリスがそう言って、ソフトクリームを俺の口元に持ってきたので、一舐めしてみる。そうすると、口の中に広がる濃厚なミルクの味に驚いた。日本でもなかなか食べれないレベルに、洗練された一品だった。
「本当に美味しいね。確かバザールは魔牛とか呼んでたっけ? 普通の牛の倍はあるからな。その魔牛から採れたミルクか……ダンジョン農園の牛と違って食用には適さなかったけど、ミルクはかなりの物だな。
魔物の血も流れてるから、寿命も長いみたいだしな。食費は大変だろうけど、ダンジョン農園なら気にする必要も無いからな」
3人が美味しそうに食べている姿をながめながらそう答える。
「3人はどうする予定?」
「先ほど、露店巡りをしていたら、最近ディストピアに移り住んできたドワーフの子と言っても100歳近い、子供の見た目のドワーフなんですが、その子がやっているアクセサリー屋さんを見つけたので、ご主人様に選んでもらいたいなと思っています」
シャルロットが答えてくれた。ショタドワーフが最近、ディストピアに移り住んできたのか。老ドワーフたちの弟子じゃないのに、ディストピアにいるのは珍しいな。
弟子じゃないドワーフたちは、ゴーストタウンにいるはずなのにな、なんかあったのかな? 可愛い奥さんが選んでほしいというなら、俺も気合を入れないとな!
「もちろん、全員分選んでくださいね」
リリーがそう付け加える……おっと危なかった。言われなかったら、3人にしか買わない所だったぜ。
ショタドワーフの所に行くと、金銀プラチナ等で作っている可愛いアクセサリーが、たくさん並んでいた。俺がみんなの事を考えながら選んでいると、その横で3人もアクセサリーを選び出した。俺が買うのとは別に自分で購入する用らしい。どこの世界でも、余裕があると着飾るのは一緒なのかな。
3人と会話をしながら、全員分のアクセサリーを1時間ほどかけて購入した。でも、女性のショッピングにかける時間を舐めていた。この世界でも、こんなに時間をかけるとは……今日の祭りの終わりまで、その露店にいる事になった。
俺はその間、ショタドワーフと話をしながら待っていたけどね。
どうやらこのショタドワーフは、鍛冶が苦手で彫金みたいな細かい事が得意で、ヴローツマインでは肩身の狭い思いをしていたらしい。
これは本人の主観なので語弊があるのだが、ドワーフにはそんな小さい事を気にする奴はいないのだが、ビア樽みたいな体にあこがれているこのショタドワーフにとっては、そう思わざる負えなかったのだろう。
ヴローツマインにちょくちょく遊びに行っているリンドに目をつけられて、ディストピアに引っ越してきて服飾関係の人たちと組んで、物作りをしているらしい。
そんなこんなで、女性の買い物に付き合うのは大変だと思いながら、家路についた。家についてから、サプライズというわけでは無いが、みんなにネックレスをプレゼントした。
いつでもつけていられるように、イヤリングとかではなくネックレスを選んだ。いろんな種類のネックレストップがあったのが決め手だけどね。
3日目の最初は、メアリー・ケイティ・マリア・クシュリナの4人とのデートだ。今日は、待ち合わせではなく、一緒に家を出て中央広場に行くところからデートが始めたいとの事だった。
「こうやってディストピアを一緒に歩くのは久しぶりですね。馬車に乗って移動していましたが、歩く事はなかったですからね。今日は4人でのデートなので、手をつないで歩けないのが寂しいですが……」
メアリーがそんな事を言ったので、強引に手をつないで歩きだす。戸惑っている姿も可愛いな。左手が空いていたので、近くにいたマリアの手を取る。
「順番で手をつないで歩けば、問題ないよね?」
そういうと、メアリーはリンゴのように顔を赤くしていた。恥ずかしかったのだろうか? でも離さないけどね! ケイティ・クシュリナも含めて手をつなぎながらデートを楽しんだ。
今日のメンバーは甘い物が好きなメンバーが多いので、昨日のアイス屋にも足を運んでみたり、あったかスイーツの代表と思っている、クレープ屋に行ってみたりした。
1つ全部食べると量が多すぎて他の物が食べれなくなるので、1つをシェアするのはさすがに量が少ないから、1種類2つずつ買って5人でシェアする事にして、お祭りを楽しんだ。
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