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第767話 交流会終了!
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第4週、1日目は、鉱業をやっている人たちとの交流になった。鉱業に関しては、冒険者の戦闘鉱員も含まれるので、それなりの数がいた。鉱業関係に関しては、1つだけ大きな問題があった。採掘やドロップ品の鉱石や金属を地上まで運ぶのが大変だ! という訴えだ。
確かに、あのクッソ重い鉱石や金属を運ぶのに収納系の装備がなければ、運び出すのに苦労するだろう。と言っても収納の腕輪を売り出すのはさすがにな……指定のダンジョン限定で使える、収納アイテムがあればな・・・
『なんじゃ? そんなものがほしいのか? 限定的にしか使えないなんて、不便じゃないのか?』
爺神様、チビ神と一緒で、普通に覗いて、ナチュラルに思考の会話に入ってくるんだな。プライバシーの侵害だ!
『何を言っておる。それは人間が勝手に決めたルールじゃろうが。神であるワシが従う理由は無いのじゃよ』
まぁいいわ。限定的に使える収納アイテムの話だっけ? 収納の腕輪は価値が高すぎるからな。俺は際限なく使ってるけど、それを守る仕掛けも色々準備してる。使用者限定もしてるしな。
誰にも渡さない自信があるけど、ディストピアの冒険者はそうもいかない。ゴーストタウンにだって行くから、その時に盗まれたら困るし、それを理由にディストピアの冒険者が、ゴーストタウンで襲われるもの回避したい。
そう考えた時に、そのダンジョンから持ち出せないとか、ディストピアから持ち出すと効果がなくなるとか、そういった限定される機能があると便利って事だ。
『そんなもんなのかのう? じゃぁ、これをこうして、いや、こんな感じか? うむ、これでいいじゃろう。お前さんや、ダンジョンの階層に付与する能力に、お前さんの言ったような、そのダンジョンでのみ使用する事の出来る収納袋と言うのを、魔物からドロップさせられるようにできるのを準備しておいたぞい。
使用者固定も付くから、盗んで使う事もできない。神のダンジョンのお礼の一部だと思って受け取れ』
楽しんでない時の爺さんは本当に便利だな、とりあえず感謝するわ。
とはいっても、どうやって周知させようか? ドロップ率をかなり低くして、ドロップするようにすればいいかな? 冒険者ギルドに鑑定のできる人材がいるから、そこに持ち込んでくれれば正体が分かるって流れでいいか。
鉱業の人の問題とついでに、ディストピアの他のダンジョンにも設置する予定なので、冒険者の問題も解決だろう。一応、鉱員たちには階段の所にトロッコみたいなのを、設置出来ないか検討してみると話している。時間稼ぎしている間に、収納袋をドロップしてくれればと考えている。
採掘に関しては今すぐに変化させるのはどうかと思い、今の所いじる予定はない。それに勝手に成長する事もあるらしいので、その時に採掘できる鉱石に変化があればいいな、位の感じで放置になった。
第4週、2日目・3日目は、建築関係の人との交流や見学となった。建築関係の人は、思ったより簡単に見つける事が出来たんだよね。理由は、何処の街でも建物を建てる土地がなくなって、仕事がなくなり困っている人材の中で、まともな職人とその家族を丸ごと引き抜いてきたからな。
家族がいるって事は、まじめに働いてくれる人が多いからな。子供には勉強を教えてくれる学校に通わせてあげられるし、奥様たちにも自分のできる範囲で仕事をしてもらえるので、喜んでディストピアに来てくれる人たちばかりだった。
今はディストピアでも、ゴーストタウンでも需要がたくさんあるからな。いずれ需要に陰りが出てくるのは必然なので、そこらへんはグリエルと検討中である。
あまり人数を増やしすぎると、建て替えのペースを越してしまうので、バランスを考えて移住してもらってはいるが技術が向上しているので、建てるペースもクオリティーも上がっているのだ。
もっと大工を増やしてほしいという要望はあるが、現状はこれ以上増やせない。専業じゃなくてもいいのであればいくらでもいいのだが、そういうわけにもいかないからな。
建築関係の人間から聞かれたのは、ダンマスのスキルで建てた家についてが多かった。そこはごまかすために、俺が魔法で作ったと言い切った。なので、あれに関する建築技術は魔法が使えないと、教えられないと説明している。
何も教えないわけにはいかなかったので、暇している老ドワーフを美味い酒を餌に拉致してきて、技術指導をしてもらっている。ついでに、カエデが暇つぶしで覚えた日本の建築技術も伝授してもらうようにお願いした。
日本の建築技術のすごい所としてあげられる、釘を一切使わない木造建築の方法だ。
普通に考えて、DPで出した本を読んで、理解できるとは思わなかったが、資料として動画なんかもあり拙いながらも覚えて、それを自分で昇華してしまい、スキルに【建築技術(日本】とかいう意味の分からないスキルを、憶えてしまったくらいだ。
これに関しては、宝珠でも出せないスキルだったため俺は習得できていない。
テレビでよくそう言った特集を見ていたけど、そんな難しいのか? とか馬鹿にしていた時期もありました。長年培ってきた技術は、時に理解を超えてしまうと実感した。
角度や長さを計算して木組みをしてみたのだが、綺麗に隙間が埋まったと思っても少し緩みがあったり、大きすぎて入らなかったり、そもそも形が間違ってたり意味不明な現象が何度も起きたので、俺にはできないと諦めた。
専業にする人なら、釘を使わない技術は覚えて損はないと、必死になって覚えるだろうし、何よりスキルの後押しがあれば、覚えられる可能性があると考えている。諦めずに頑張ってほしい。
第4週、4日目は、インフラ関係なのだが、これに関しては土木組以外に携わっている人間がいないので、交流や見学と言うよりは、単に最近の様子を聞いて終わってしまった。
この子たちだけに任せておくわけにもいかないので、魔法を使わない技術も育てて、最低でもメンテナンス位は出来るような人材を手に入れないとな。
小規模でもいいから魔法が使えれば、この世界では不遇の土魔法使いを引き抜いてきてもいいか? インフラに関しては、ディストピアで雇う事になるから公務員と言っていいのか分からんが、お金の面に関しては何の問題も無いからな。
グリエルに伝言しておこう。ついでに、鍛冶の人のために、ダンジョンから採れる鉱石を増やした事と、各ダンジョン限定で使える収納袋が、ドロップするようになったことも伝えておいた。
収納袋に関しては、どの位入るのか聞かれて確認をしたところ、一番大きいので、大体1000キログラム程入るという事が分かった。それ以上入れると、許容量を超えた分だけ重くなるらしい。なので、厳密に言えば無限に入ると言っても、過言ではないようだ。運べるかは別としてな。
収納の腕輪とは、仕様が違うんだな。って思ったけど、ダンジョン限定と考えれば何でもありかな? 入れられる容量に関しては、ドロップした際に決まる仕様なので、最低が100キログラムという事らしい。
容量が決まっているとはいえ、冒険者のステータスならかさばらなければ、200キログラムとか平気で運ぶことができるのだから、容量が100キログラムでも何の問題も無いだろう。
5日目はもちろん宴会だ! 今日は疲れる事もなくみんなで騒いだだけの楽しい宴会だった。
来週からは、お祭りか……何をするのか知らないけど、準備は大丈夫なのだろうか?
確かに、あのクッソ重い鉱石や金属を運ぶのに収納系の装備がなければ、運び出すのに苦労するだろう。と言っても収納の腕輪を売り出すのはさすがにな……指定のダンジョン限定で使える、収納アイテムがあればな・・・
『なんじゃ? そんなものがほしいのか? 限定的にしか使えないなんて、不便じゃないのか?』
爺神様、チビ神と一緒で、普通に覗いて、ナチュラルに思考の会話に入ってくるんだな。プライバシーの侵害だ!
『何を言っておる。それは人間が勝手に決めたルールじゃろうが。神であるワシが従う理由は無いのじゃよ』
まぁいいわ。限定的に使える収納アイテムの話だっけ? 収納の腕輪は価値が高すぎるからな。俺は際限なく使ってるけど、それを守る仕掛けも色々準備してる。使用者限定もしてるしな。
誰にも渡さない自信があるけど、ディストピアの冒険者はそうもいかない。ゴーストタウンにだって行くから、その時に盗まれたら困るし、それを理由にディストピアの冒険者が、ゴーストタウンで襲われるもの回避したい。
そう考えた時に、そのダンジョンから持ち出せないとか、ディストピアから持ち出すと効果がなくなるとか、そういった限定される機能があると便利って事だ。
『そんなもんなのかのう? じゃぁ、これをこうして、いや、こんな感じか? うむ、これでいいじゃろう。お前さんや、ダンジョンの階層に付与する能力に、お前さんの言ったような、そのダンジョンでのみ使用する事の出来る収納袋と言うのを、魔物からドロップさせられるようにできるのを準備しておいたぞい。
使用者固定も付くから、盗んで使う事もできない。神のダンジョンのお礼の一部だと思って受け取れ』
楽しんでない時の爺さんは本当に便利だな、とりあえず感謝するわ。
とはいっても、どうやって周知させようか? ドロップ率をかなり低くして、ドロップするようにすればいいかな? 冒険者ギルドに鑑定のできる人材がいるから、そこに持ち込んでくれれば正体が分かるって流れでいいか。
鉱業の人の問題とついでに、ディストピアの他のダンジョンにも設置する予定なので、冒険者の問題も解決だろう。一応、鉱員たちには階段の所にトロッコみたいなのを、設置出来ないか検討してみると話している。時間稼ぎしている間に、収納袋をドロップしてくれればと考えている。
採掘に関しては今すぐに変化させるのはどうかと思い、今の所いじる予定はない。それに勝手に成長する事もあるらしいので、その時に採掘できる鉱石に変化があればいいな、位の感じで放置になった。
第4週、2日目・3日目は、建築関係の人との交流や見学となった。建築関係の人は、思ったより簡単に見つける事が出来たんだよね。理由は、何処の街でも建物を建てる土地がなくなって、仕事がなくなり困っている人材の中で、まともな職人とその家族を丸ごと引き抜いてきたからな。
家族がいるって事は、まじめに働いてくれる人が多いからな。子供には勉強を教えてくれる学校に通わせてあげられるし、奥様たちにも自分のできる範囲で仕事をしてもらえるので、喜んでディストピアに来てくれる人たちばかりだった。
今はディストピアでも、ゴーストタウンでも需要がたくさんあるからな。いずれ需要に陰りが出てくるのは必然なので、そこらへんはグリエルと検討中である。
あまり人数を増やしすぎると、建て替えのペースを越してしまうので、バランスを考えて移住してもらってはいるが技術が向上しているので、建てるペースもクオリティーも上がっているのだ。
もっと大工を増やしてほしいという要望はあるが、現状はこれ以上増やせない。専業じゃなくてもいいのであればいくらでもいいのだが、そういうわけにもいかないからな。
建築関係の人間から聞かれたのは、ダンマスのスキルで建てた家についてが多かった。そこはごまかすために、俺が魔法で作ったと言い切った。なので、あれに関する建築技術は魔法が使えないと、教えられないと説明している。
何も教えないわけにはいかなかったので、暇している老ドワーフを美味い酒を餌に拉致してきて、技術指導をしてもらっている。ついでに、カエデが暇つぶしで覚えた日本の建築技術も伝授してもらうようにお願いした。
日本の建築技術のすごい所としてあげられる、釘を一切使わない木造建築の方法だ。
普通に考えて、DPで出した本を読んで、理解できるとは思わなかったが、資料として動画なんかもあり拙いながらも覚えて、それを自分で昇華してしまい、スキルに【建築技術(日本】とかいう意味の分からないスキルを、憶えてしまったくらいだ。
これに関しては、宝珠でも出せないスキルだったため俺は習得できていない。
テレビでよくそう言った特集を見ていたけど、そんな難しいのか? とか馬鹿にしていた時期もありました。長年培ってきた技術は、時に理解を超えてしまうと実感した。
角度や長さを計算して木組みをしてみたのだが、綺麗に隙間が埋まったと思っても少し緩みがあったり、大きすぎて入らなかったり、そもそも形が間違ってたり意味不明な現象が何度も起きたので、俺にはできないと諦めた。
専業にする人なら、釘を使わない技術は覚えて損はないと、必死になって覚えるだろうし、何よりスキルの後押しがあれば、覚えられる可能性があると考えている。諦めずに頑張ってほしい。
第4週、4日目は、インフラ関係なのだが、これに関しては土木組以外に携わっている人間がいないので、交流や見学と言うよりは、単に最近の様子を聞いて終わってしまった。
この子たちだけに任せておくわけにもいかないので、魔法を使わない技術も育てて、最低でもメンテナンス位は出来るような人材を手に入れないとな。
小規模でもいいから魔法が使えれば、この世界では不遇の土魔法使いを引き抜いてきてもいいか? インフラに関しては、ディストピアで雇う事になるから公務員と言っていいのか分からんが、お金の面に関しては何の問題も無いからな。
グリエルに伝言しておこう。ついでに、鍛冶の人のために、ダンジョンから採れる鉱石を増やした事と、各ダンジョン限定で使える収納袋が、ドロップするようになったことも伝えておいた。
収納袋に関しては、どの位入るのか聞かれて確認をしたところ、一番大きいので、大体1000キログラム程入るという事が分かった。それ以上入れると、許容量を超えた分だけ重くなるらしい。なので、厳密に言えば無限に入ると言っても、過言ではないようだ。運べるかは別としてな。
収納の腕輪とは、仕様が違うんだな。って思ったけど、ダンジョン限定と考えれば何でもありかな? 入れられる容量に関しては、ドロップした際に決まる仕様なので、最低が100キログラムという事らしい。
容量が決まっているとはいえ、冒険者のステータスならかさばらなければ、200キログラムとか平気で運ぶことができるのだから、容量が100キログラムでも何の問題も無いだろう。
5日目はもちろん宴会だ! 今日は疲れる事もなくみんなで騒いだだけの楽しい宴会だった。
来週からは、お祭りか……何をするのか知らないけど、準備は大丈夫なのだろうか?
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