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第645話 悪魔が再び現れる
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ドロップ品に変わったジャイアントが、何を落としたのかを確認していく。
「巨人の皮なんて、手に入れてもな。オーガ位までなら、そこまで皮が厚くないけど、さすがに五〇メートル級の巨人となれば、皮だけでもかなり分厚いな。
加工したら変わるのだろうか? それより加工方法知ってる人はいるのか? ドロップするって事は、使えないものではないよな。後で加工方法が書かれてる本がないか探してみるか」
目の前にある、一辺が五メートル位ある、ジャイアントの皮を見てげんなりする。
他にドロップしたのは、八重歯、頭髪、爪、肝臓、睾丸……お前も玉を落とすのか。でもな、見た時は睾丸だとは思わなかったわ! だって普通に俺よりでかいんだからな! バッチくて触りたくないわ!
ドロップ品なので、全く汚くないのだが気分がね。特にイカ臭いゴブリンとかオークの睾丸はあまり触れたいものではない。
八重歯や頭髪、肝臓、睾丸はまだわかるんだが、人間のお爺ちゃんみたいな、めっちゃ硬い爪の大きいバージョンをドロップして、どうしろというのだろう?
この世界ってたまに、中途半端なアイテムとかがあるんだよな……この爪にも何か使い道があるのだろうか?
一番期待していた、鍵のような物がドロップしなかったので、ファイアナイトが落とした鍵は、ダンジョンの攻略とは関係のないカギだったのだろうか?
ジャイアントを倒して、三十分程休憩を挟んでから、移動を開始する。散発的に集団で襲ってくる魔物を、処理しながら進んでいくのはそこそこ苦痛だった。ただいい情報も入ってきている。
このダンジョンは、おそらく一五ニ階までだ。部屋の配置を見る限り、一五〇階までは迷宮型のダンジョンで、一五一階はボス部屋、一五ニ階がダンジョンのコアルームだと思われる。
「終わりが見えてきたな」
「そうですね。時間はそこまでかかっていませんが、敵が強くなっているので、気持ち疲れている気がします。ダンジョンのボスが、ガーディアンより強いと仮定すると、一五一階に突入するのは、最低でも一日休憩した後が、いいと思いますがどうでしょうか?」
「まだ先の話だけど、休憩を挟むのは大切だよな。でもさ、気になるのがこの下の階でも、ウィスプが死んでるんだよな。それも溶岩エリアより大量にさ。
マッピングできてない場所も、いくつかあったりするんだよな。どんな属性なんだろうか? 火と氷は終わったから、光とか闇? ぴんと来ないフロアの属性だな」
今俺たちがいるのは、一ニ一階に降りる階段近くで、陣取って野営をしている所だ。
「今からでも、見に行きましょうか?」
「いや、敵の強さからして、厳しいって程強くないから、どんなフロアなのかを、楽しむ余裕があってもいいんじゃないかな?」
「強くないと言っても、Lv三〇〇を超えてそうな魔物がごろごろいたので、Aランクパーティーでも、結構危ないと思いますよ。パーティーのメンバーの数にもよりますけど」
「普通こんなLvの敵がいる所に、Aランクの冒険者なんか来ないわな。シングルでも一ダースくらい最低でもいないと、継続戦闘はかなりきついと思うし、そう考えればやっぱり俺達が冒険者の中でも特殊なんだろうな。まぁ明日のためにゆっくり休もうか」
日が明けて朝食を取り、階段を降りていく。
「暗いけど見えないほど、真っ暗というわけではないか。でもさ、この暗さって嫌な予感がするんだけど、俺だけかな?」
「黒い悪魔ですか?」
俺はききたくないとばかりに耳をふさいで、あ~あ~言ってしまう。
「ご主人様から、ふったネタじゃないですか」
隣にいたアリスが、呆れたように言っている。
「何となく気分だって、初戦闘までは様子を見よう」
進んでいくと、甲高いコツコツした音が、複数聞こえてくる。それと何か臭い。
「ん? 黒い悪魔ならサブイボがたつような音だけど、この音を聞いてると、何かを思い出すんだよな。それにこの匂いはなんだ?」
この階の初の部屋にたどり着くと、その正体が分かった。それに合わせて部屋の雰囲気まで、作られていることが解せぬ!
「こういう特性のエリアなら、ウィスプがやられたのもわかる気がするな……げぇっ」
その部屋にいたのは、アンデッド系の魔物の、スケルトン系、ゾンビ系、レイス系、そしてなぜか知らないが黒い悪魔までセットでいた!
いないと思ってたのに、不意打ちで出てきたので変な声を出してしまった。学校の体育館でバスケットコートが、ニ面とれるくらいの広さの部屋に、ニ十匹くらいの魔物がいた。
「皆さん、上の階で行ったように、相手の実力をはかりますよ! 後衛組は明かりを維持しつつ、援護射撃!」
俺が黒い悪魔を見て、引きつっている間にピーチが指示を出していた。クリエイトアンデッドで作りだした俺側のスケルトンも、戦闘に参加している。
装備が全然違うので、見てすぐにわかるのだが、アンデッド同士が戦っていると、想像の違和感があるな。ゴーレム同士とかなら、そんなに変な感じはしなかったのに、何でだろう?
そこらへんは良いか。真っ先に魔法組と弓組のメンバーが、黒い悪魔を処理してくれたので、俺は復活をはたして落ち着いて戦況を確認できる。
「やっぱり、スケルトンたちは物が違うな。同じ種族でも、積んでるエンジンが、全く別物って感じだろうか? 原付のエンジンと、レーシングカー位違うかもな。
Lv一で生まれてきた時に、すでにポテンシャルはSランク相当だったから、この結果は当たり前なんだろうけどな……」
エンジンの例えは言い過ぎだったが、そう思わせる位動きが違うのだ。これはスキルの影響もあるから、出力だけの問題じゃないんだけどな。
「それにしても、さすが神のダンジョンというべきか。ドーンボーンとはレベルが違うな。あそこの下層も面倒だったけど、ここはそれ以上だな。それに食材系のアイテムが一切手に入らないから、食材は全部持ち込まないといけないし、攻略は骨が折れるな。
後は、ドロップ品が思っている以上にしょぼい。ランクだけで言えば、ボスクラス以外は、初級ダンジョンに毛が生えた程度で、魔石だけが収入源になる感じだな」
しばらく物思いにふけってしまう。他のメンバーは倒した後の情報交換をしているが、俺は違う事を考えていた。
「ダンジョンバトル上位陣は、俺より強いと言われる奴らが、、ごろごろいるんだったよな? それなのに神のダンジョンを、攻略できないのはなんでだ? そもそも攻略しようと思っていない?
何かが違う気がするな。何かは分からんが攻略したくても、出来ないって言うのが正解に近いか? このフロアを考えると、一五一階、一五ニ階にその問題があるって、考えていいのかな?」
そんなことをブツブツ言っていると、話しをまとめたピーチから報告があり、魔物のLv的には三五〇に近いが、スキルがないためか動きはたいしたことが無く、倒しやすかったとの事だ。
魔物で三五〇を超えてきていると言えば、Sランクに足を突っ込んでると言ってもおかしくないレベルなんだけどな。簡単に倒せてしまうなら、少なくともSランクは無いだろう。
神のダンジョンでもさすがに、Sランクに相当する魔物を生み出すのは困難と言ったところか?
「巨人の皮なんて、手に入れてもな。オーガ位までなら、そこまで皮が厚くないけど、さすがに五〇メートル級の巨人となれば、皮だけでもかなり分厚いな。
加工したら変わるのだろうか? それより加工方法知ってる人はいるのか? ドロップするって事は、使えないものではないよな。後で加工方法が書かれてる本がないか探してみるか」
目の前にある、一辺が五メートル位ある、ジャイアントの皮を見てげんなりする。
他にドロップしたのは、八重歯、頭髪、爪、肝臓、睾丸……お前も玉を落とすのか。でもな、見た時は睾丸だとは思わなかったわ! だって普通に俺よりでかいんだからな! バッチくて触りたくないわ!
ドロップ品なので、全く汚くないのだが気分がね。特にイカ臭いゴブリンとかオークの睾丸はあまり触れたいものではない。
八重歯や頭髪、肝臓、睾丸はまだわかるんだが、人間のお爺ちゃんみたいな、めっちゃ硬い爪の大きいバージョンをドロップして、どうしろというのだろう?
この世界ってたまに、中途半端なアイテムとかがあるんだよな……この爪にも何か使い道があるのだろうか?
一番期待していた、鍵のような物がドロップしなかったので、ファイアナイトが落とした鍵は、ダンジョンの攻略とは関係のないカギだったのだろうか?
ジャイアントを倒して、三十分程休憩を挟んでから、移動を開始する。散発的に集団で襲ってくる魔物を、処理しながら進んでいくのはそこそこ苦痛だった。ただいい情報も入ってきている。
このダンジョンは、おそらく一五ニ階までだ。部屋の配置を見る限り、一五〇階までは迷宮型のダンジョンで、一五一階はボス部屋、一五ニ階がダンジョンのコアルームだと思われる。
「終わりが見えてきたな」
「そうですね。時間はそこまでかかっていませんが、敵が強くなっているので、気持ち疲れている気がします。ダンジョンのボスが、ガーディアンより強いと仮定すると、一五一階に突入するのは、最低でも一日休憩した後が、いいと思いますがどうでしょうか?」
「まだ先の話だけど、休憩を挟むのは大切だよな。でもさ、気になるのがこの下の階でも、ウィスプが死んでるんだよな。それも溶岩エリアより大量にさ。
マッピングできてない場所も、いくつかあったりするんだよな。どんな属性なんだろうか? 火と氷は終わったから、光とか闇? ぴんと来ないフロアの属性だな」
今俺たちがいるのは、一ニ一階に降りる階段近くで、陣取って野営をしている所だ。
「今からでも、見に行きましょうか?」
「いや、敵の強さからして、厳しいって程強くないから、どんなフロアなのかを、楽しむ余裕があってもいいんじゃないかな?」
「強くないと言っても、Lv三〇〇を超えてそうな魔物がごろごろいたので、Aランクパーティーでも、結構危ないと思いますよ。パーティーのメンバーの数にもよりますけど」
「普通こんなLvの敵がいる所に、Aランクの冒険者なんか来ないわな。シングルでも一ダースくらい最低でもいないと、継続戦闘はかなりきついと思うし、そう考えればやっぱり俺達が冒険者の中でも特殊なんだろうな。まぁ明日のためにゆっくり休もうか」
日が明けて朝食を取り、階段を降りていく。
「暗いけど見えないほど、真っ暗というわけではないか。でもさ、この暗さって嫌な予感がするんだけど、俺だけかな?」
「黒い悪魔ですか?」
俺はききたくないとばかりに耳をふさいで、あ~あ~言ってしまう。
「ご主人様から、ふったネタじゃないですか」
隣にいたアリスが、呆れたように言っている。
「何となく気分だって、初戦闘までは様子を見よう」
進んでいくと、甲高いコツコツした音が、複数聞こえてくる。それと何か臭い。
「ん? 黒い悪魔ならサブイボがたつような音だけど、この音を聞いてると、何かを思い出すんだよな。それにこの匂いはなんだ?」
この階の初の部屋にたどり着くと、その正体が分かった。それに合わせて部屋の雰囲気まで、作られていることが解せぬ!
「こういう特性のエリアなら、ウィスプがやられたのもわかる気がするな……げぇっ」
その部屋にいたのは、アンデッド系の魔物の、スケルトン系、ゾンビ系、レイス系、そしてなぜか知らないが黒い悪魔までセットでいた!
いないと思ってたのに、不意打ちで出てきたので変な声を出してしまった。学校の体育館でバスケットコートが、ニ面とれるくらいの広さの部屋に、ニ十匹くらいの魔物がいた。
「皆さん、上の階で行ったように、相手の実力をはかりますよ! 後衛組は明かりを維持しつつ、援護射撃!」
俺が黒い悪魔を見て、引きつっている間にピーチが指示を出していた。クリエイトアンデッドで作りだした俺側のスケルトンも、戦闘に参加している。
装備が全然違うので、見てすぐにわかるのだが、アンデッド同士が戦っていると、想像の違和感があるな。ゴーレム同士とかなら、そんなに変な感じはしなかったのに、何でだろう?
そこらへんは良いか。真っ先に魔法組と弓組のメンバーが、黒い悪魔を処理してくれたので、俺は復活をはたして落ち着いて戦況を確認できる。
「やっぱり、スケルトンたちは物が違うな。同じ種族でも、積んでるエンジンが、全く別物って感じだろうか? 原付のエンジンと、レーシングカー位違うかもな。
Lv一で生まれてきた時に、すでにポテンシャルはSランク相当だったから、この結果は当たり前なんだろうけどな……」
エンジンの例えは言い過ぎだったが、そう思わせる位動きが違うのだ。これはスキルの影響もあるから、出力だけの問題じゃないんだけどな。
「それにしても、さすが神のダンジョンというべきか。ドーンボーンとはレベルが違うな。あそこの下層も面倒だったけど、ここはそれ以上だな。それに食材系のアイテムが一切手に入らないから、食材は全部持ち込まないといけないし、攻略は骨が折れるな。
後は、ドロップ品が思っている以上にしょぼい。ランクだけで言えば、ボスクラス以外は、初級ダンジョンに毛が生えた程度で、魔石だけが収入源になる感じだな」
しばらく物思いにふけってしまう。他のメンバーは倒した後の情報交換をしているが、俺は違う事を考えていた。
「ダンジョンバトル上位陣は、俺より強いと言われる奴らが、、ごろごろいるんだったよな? それなのに神のダンジョンを、攻略できないのはなんでだ? そもそも攻略しようと思っていない?
何かが違う気がするな。何かは分からんが攻略したくても、出来ないって言うのが正解に近いか? このフロアを考えると、一五一階、一五ニ階にその問題があるって、考えていいのかな?」
そんなことをブツブツ言っていると、話しをまとめたピーチから報告があり、魔物のLv的には三五〇に近いが、スキルがないためか動きはたいしたことが無く、倒しやすかったとの事だ。
魔物で三五〇を超えてきていると言えば、Sランクに足を突っ込んでると言ってもおかしくないレベルなんだけどな。簡単に倒せてしまうなら、少なくともSランクは無いだろう。
神のダンジョンでもさすがに、Sランクに相当する魔物を生み出すのは困難と言ったところか?
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