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第630話 老害
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エルフの街へ出発するまでの一週間は、色々準備を進めていた。埋め込むための魔核であったり、土木組に土魔法で作った壁に、クリエイトゴーレムをかけて、ゴーレム化する方法だったりを教え込んでいる。
土木組にも仕事があるので、その合間にという事で非常に忙しかったが、土木組の子たちがやる気にみなぎっていたので、水を差さないように修行を行ったのだ。
やはり魔核作りは上手く行かないようで、元日本人組しかうまく使いこなせていなかった。
バザールは「綾乃殿が覚えているのに、某に覚えさせてくれないのはずるいでござる!」とか言って俺に、宝珠を召喚させて覚えている。
で、やっぱり普通にクリエイトゴーレムは使えるので、作れる人間と作れない人間の境界線は、今の所日本人、もしくは異世界人だから、という所しか発見できていない。
気になるのは、生まれたばかりから、日本の文化に触れさせておけば、出来るようになるのかという所だ。それは追々で問題ないだろう。
エルフの街に出発することになった。ヴローツマインまでは、魔導列車があるので簡単に移動できるが、そこから先は上の道を通る予定だ。
マップ先生があれば、いつエルフに遭遇するか分かるが、地下通路は可能な限りエルフには、秘密にしておきたいとリンドが言うのだ。
小型の馬車というよりは、リアカーに近い物をウォーホースに引かせ、俺とミリーの従魔、土木組のウルフたちにニ人ずつ乗って、足りなかった分はウォーホースを利用して、全員騎乗した状態で森を進むことになっている。
スライムと狐たちは、適当な従魔たちの頭の上に陣取っている。ハクは飛んで先行偵察や、周囲の監視を行っている。
森の中でも時速一〇〇キロメートルを超えるスピードで、移動しているため三時間という短時間で、ヴローツマインからエルフの街までを踏破してしまった。
このスピードなら、遭遇とか関係なしに到着しちゃうよな。エルフたちが街に報告するより早く、止める事も出来ずに、進入を許してしまうレベルだろうな。
到着したとはいえ、そのまま中に入る事は拙いので、リンドに街の方へ行ってもらい、壁を作りに来たことを伝えている。周囲には、一応手練れのエルフたちが少し離れた所で、弓を構えながら俺たちの事を監視している。
「敵意は無いから、その弓を向けるのはやめてくれないか? 間違ってこちらに攻撃が飛んでくるようなら、俺らも手加減する気はないからな」
俺がそういうと、警備隊長だろうか? そいつが弓を下げるように指示していた。
「わかってくれてありがとう。俺たちは、リンドに頼まれてこの街に壁を作りに来たんだから、あまり害意は向けないでほしいな」
しばらく待っていると、リンドが戻って来た……けど、両手に一人ずつエルフを引きずっていて、その後ろをエルフの長老らしき人物が、苦い顔をして歩いてきている。
「どうした?」
「やだよね、長老と話してたら、いきなり後ろから襲ってくるんだから。おかげで手加減できずに、重症なのよ。ピーチとキリエ、治療お願いしていい? 長老の反応からすると、グルっぽかったのよね。私を人質にして、壁でも作らせようとしたのかしら?」
無言で長老をにらむ。
「カエデ、腕輪の中に奴隷の首輪入ってるか?」
「私のには、ないわね。ミリーは?」
「私は……あ、持ってる。何で入ってるか分からないけど、五個入ってるよ」
「とりあえず、ニ個はこいつらにつけて尋問しよう。事実が分かったら開放するから、ダメとはいわないよな? もしダメというなら、犯罪者としてディストピアに連れて帰って、拷問して吐かせることになるけどな。どっちがいい?」
半分死にかけている、リンドを襲ったエルフたちは、かすれた声で「解放してくれるのなら、奴隷の首輪でかまわない」と言っているが、長老は奴隷の首輪は許さない! 犯罪者として連れていくのも、許さない! と喚いている。
「あっそ、壁の話は無しにして帰るか。せっかく来たのに無駄足だったな」
と俺が言うと、警備隊長が警備にあたっているエルフたちに指示を出した。ここで俺たちを襲ってくる……と思ったら、長老を捕まえて「少々お待ちください」と言って、引きずっていった。
あまりにもナチュラルに、その動きが行われたため、唖然とするしかなかった。
緊張していた空気が霧散して、笑いしか出てこなかった。
十分位すると、ロープでグルグル巻きにされた、ミノムシ長老が、引きずられて出てきた。
「お客人方、このアホの事は、出来れば忘れていただきたい。私たちに知らせずに、色々企んだ大罪人は、こちらで罰を与えたいと思いますが、よろしいでしょうか?」
「正しい裁きをしてくれるなら、特に気にしないけど、どういった罰を与えるかだけ、教えていただければと思います」
リンドがそういうと、
「予定としては三〇〇年は、炭鉱送りにしようと思いますが、この街に炭鉱は無いので、ドワーフの街ヴローツマインに、引き受けていただければと考えています」
年数を聞いて、俺の顔が若干引きつったのが分かったのか、警備隊長が続けて、
「人間の方は驚かれるかもしれませんが、エルフにとって人間と同じ流れの時間の罰則など、無きに等しいですからね。
それに今回の件を考えれば、死ぬまで炭鉱送りでもおかしくないですね。壁ができて安全に生活できるエリアが増えるのは、私たちにとって大切な事ですからね」
「思ったんだけど、木の上に家を建ててるんだから、安全じゃないのか?」
「木を上ってくる魔物なんて、たくさんいるんですよ」
「そういうもんか。予定としては、今ある住宅エリアの少し外側迄木を残して、壁の位置まで間引いていいかな? 壁の所まで移動できるように、橋はつけられるようにしておくから。
で、壁の内側、木を間引いた所は耕して、作物でもどうだ? 壁から三十メートル程は、木が生えないようにするけど問題ないか?」
周りにいたエルフ達は驚きの余り、目が飛び出る位目を大きく開けていた。
「ん? 何かまずかったか?」
「いえ! そこまでしていただけるのかと思いまして」
「最初は壁と内側の整備だけの予定だったけど、木に登れる魔物が沢山いるなら、最低でも壁からニ十メートルは、何もないエリアにしておかないと、飛び移ってきちゃうだろ? 壁を作ってハイ終了では、さすがに仕事を請け負ったのに無責任だろ?」
エルフたちが感動して、涙まで流す者もいた。
よほど大変だったんだろうな……この老害エルフがしでかしたことは、それこそ許されない事だったんだろうな。
土木組にも仕事があるので、その合間にという事で非常に忙しかったが、土木組の子たちがやる気にみなぎっていたので、水を差さないように修行を行ったのだ。
やはり魔核作りは上手く行かないようで、元日本人組しかうまく使いこなせていなかった。
バザールは「綾乃殿が覚えているのに、某に覚えさせてくれないのはずるいでござる!」とか言って俺に、宝珠を召喚させて覚えている。
で、やっぱり普通にクリエイトゴーレムは使えるので、作れる人間と作れない人間の境界線は、今の所日本人、もしくは異世界人だから、という所しか発見できていない。
気になるのは、生まれたばかりから、日本の文化に触れさせておけば、出来るようになるのかという所だ。それは追々で問題ないだろう。
エルフの街に出発することになった。ヴローツマインまでは、魔導列車があるので簡単に移動できるが、そこから先は上の道を通る予定だ。
マップ先生があれば、いつエルフに遭遇するか分かるが、地下通路は可能な限りエルフには、秘密にしておきたいとリンドが言うのだ。
小型の馬車というよりは、リアカーに近い物をウォーホースに引かせ、俺とミリーの従魔、土木組のウルフたちにニ人ずつ乗って、足りなかった分はウォーホースを利用して、全員騎乗した状態で森を進むことになっている。
スライムと狐たちは、適当な従魔たちの頭の上に陣取っている。ハクは飛んで先行偵察や、周囲の監視を行っている。
森の中でも時速一〇〇キロメートルを超えるスピードで、移動しているため三時間という短時間で、ヴローツマインからエルフの街までを踏破してしまった。
このスピードなら、遭遇とか関係なしに到着しちゃうよな。エルフたちが街に報告するより早く、止める事も出来ずに、進入を許してしまうレベルだろうな。
到着したとはいえ、そのまま中に入る事は拙いので、リンドに街の方へ行ってもらい、壁を作りに来たことを伝えている。周囲には、一応手練れのエルフたちが少し離れた所で、弓を構えながら俺たちの事を監視している。
「敵意は無いから、その弓を向けるのはやめてくれないか? 間違ってこちらに攻撃が飛んでくるようなら、俺らも手加減する気はないからな」
俺がそういうと、警備隊長だろうか? そいつが弓を下げるように指示していた。
「わかってくれてありがとう。俺たちは、リンドに頼まれてこの街に壁を作りに来たんだから、あまり害意は向けないでほしいな」
しばらく待っていると、リンドが戻って来た……けど、両手に一人ずつエルフを引きずっていて、その後ろをエルフの長老らしき人物が、苦い顔をして歩いてきている。
「どうした?」
「やだよね、長老と話してたら、いきなり後ろから襲ってくるんだから。おかげで手加減できずに、重症なのよ。ピーチとキリエ、治療お願いしていい? 長老の反応からすると、グルっぽかったのよね。私を人質にして、壁でも作らせようとしたのかしら?」
無言で長老をにらむ。
「カエデ、腕輪の中に奴隷の首輪入ってるか?」
「私のには、ないわね。ミリーは?」
「私は……あ、持ってる。何で入ってるか分からないけど、五個入ってるよ」
「とりあえず、ニ個はこいつらにつけて尋問しよう。事実が分かったら開放するから、ダメとはいわないよな? もしダメというなら、犯罪者としてディストピアに連れて帰って、拷問して吐かせることになるけどな。どっちがいい?」
半分死にかけている、リンドを襲ったエルフたちは、かすれた声で「解放してくれるのなら、奴隷の首輪でかまわない」と言っているが、長老は奴隷の首輪は許さない! 犯罪者として連れていくのも、許さない! と喚いている。
「あっそ、壁の話は無しにして帰るか。せっかく来たのに無駄足だったな」
と俺が言うと、警備隊長が警備にあたっているエルフたちに指示を出した。ここで俺たちを襲ってくる……と思ったら、長老を捕まえて「少々お待ちください」と言って、引きずっていった。
あまりにもナチュラルに、その動きが行われたため、唖然とするしかなかった。
緊張していた空気が霧散して、笑いしか出てこなかった。
十分位すると、ロープでグルグル巻きにされた、ミノムシ長老が、引きずられて出てきた。
「お客人方、このアホの事は、出来れば忘れていただきたい。私たちに知らせずに、色々企んだ大罪人は、こちらで罰を与えたいと思いますが、よろしいでしょうか?」
「正しい裁きをしてくれるなら、特に気にしないけど、どういった罰を与えるかだけ、教えていただければと思います」
リンドがそういうと、
「予定としては三〇〇年は、炭鉱送りにしようと思いますが、この街に炭鉱は無いので、ドワーフの街ヴローツマインに、引き受けていただければと考えています」
年数を聞いて、俺の顔が若干引きつったのが分かったのか、警備隊長が続けて、
「人間の方は驚かれるかもしれませんが、エルフにとって人間と同じ流れの時間の罰則など、無きに等しいですからね。
それに今回の件を考えれば、死ぬまで炭鉱送りでもおかしくないですね。壁ができて安全に生活できるエリアが増えるのは、私たちにとって大切な事ですからね」
「思ったんだけど、木の上に家を建ててるんだから、安全じゃないのか?」
「木を上ってくる魔物なんて、たくさんいるんですよ」
「そういうもんか。予定としては、今ある住宅エリアの少し外側迄木を残して、壁の位置まで間引いていいかな? 壁の所まで移動できるように、橋はつけられるようにしておくから。
で、壁の内側、木を間引いた所は耕して、作物でもどうだ? 壁から三十メートル程は、木が生えないようにするけど問題ないか?」
周りにいたエルフ達は驚きの余り、目が飛び出る位目を大きく開けていた。
「ん? 何かまずかったか?」
「いえ! そこまでしていただけるのかと思いまして」
「最初は壁と内側の整備だけの予定だったけど、木に登れる魔物が沢山いるなら、最低でも壁からニ十メートルは、何もないエリアにしておかないと、飛び移ってきちゃうだろ? 壁を作ってハイ終了では、さすがに仕事を請け負ったのに無責任だろ?」
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よほど大変だったんだろうな……この老害エルフがしでかしたことは、それこそ許されない事だったんだろうな。
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