609 / 2,518
第609話 綾乃が革命的発見をしていた
しおりを挟む
色々と準備した資材は、街予定地、中間、岩塩の小山の各資材置き場に準備しておいておいた。
後はゼニスがやってくれるはずなので、俺たちは岩塩の小山の所に水を生み出す魔道具を設置して、ある程度生活できるようにしてある。
岩塩に影響を与えないように、少し離れた所を整地して詰め所のような所を作り、排水に関しては全部地下に作ったダンジョンに流れるようにして、そこで処理を行う予定だ。
ダギアとラディッツでする事は終わったので、ディストピアに帰ることにした。冒険者たちはどうなったのかと思ったが、一週間ほど前に準備が整ったとの事で、全員ディストピアに引き上げたそうだ。
一部の冒険者は、しばらくここで活動してほしいと、ゼニスにお願いされて、有志がダギアに残って活動するようだ。
商会の専属の冒険者として、しばらく活動してからディストピアに帰るそうだ。グリエルに許可をとって、ゼニスが冒険者と交渉しているので、何も問題は無かった。
マップ先生を確認すると、もうディストピアについていたので、大丈夫そうだ。俺たちも我が家に帰ろう。帰える前に、ゼニスに土木組の仕事に対する対価は、いくらくらいになるか試算してもらっている。
一応基準となる対価を決めておかないと、いいように使われてしまうので、きっちり線引きをすることになった。土木組は俺の下だと認識されているが、別にそんな事は無いのだが所属がないと困るので、今は暫定的に俺の下という事になっているらしい。
監督しているのは姉御組なので、そこから許可がでているそうだ。今の所商会からの依頼しか、受けていないそうだ。
ゼニスに試算するように言ったのも、その辺を理解していると思っているからである。面倒な事任せてすまんな! 優秀な部下を育てて、自分が楽になるように頑張ってくれ! ワーカホリックだけには、ならないようにしてくれ。
正直な所、グリエル、ガリア、ゼニスがいないと俺の街って、すぐに混乱の渦に叩き込まれると思うんだよな。
最初はどこかの街で細々と冒険者をしながら、ダンジョンマスターでもしようと思ってたのに、今じゃ複数の街を手中に収めてしまった、一応成功者というのだろうか?
一つの街に関しては、一から全部自分たちの手で作ったし、もう一つは今現在も人が増えているみたいだしな、何があってもディストピアは誰にも譲る気はないけど、他の街ならグリエルたちにあげてもいいんじゃないかと、思ってたりする。
実際に何度か話をしてみたけど、俺がいるから街が維持できていると言われても、ピンっと来ないんだよね。だって俺ってば好きな事して、報告受けるだけだぜ?
街の運営資金だって、ディストピアの商品を商会を通じて普及させて、その売り上げで国営で雇っている人に給料を払って、それでもお金が大量に余るので潤ってるし、俺がいなくても資金の問題もないのだ。俺にはよくわからん!
特にする事も無く、ディストピアにつくまではのんびり本を読みながら過ごしている。グリエルに勉強用の資料として渡された本も、ちょこちょこ読んでいるけどね。俺があまり触れてきていない、この世界の常識みたいなところを、ぎっしりと詰め込んだ本だ。
読んでわかる気はするんだよ? わかるきはするんだけど、結構長い事この世界に住んでるのに、地球……日本の製品やゲーム、マンガ、小説が山ほど身近にあるからな。
感覚的に言うとド田舎とか、無人島に宅急便が届くような感じで、向こうの感覚が抜ける気がしないから、うまく理解できない感じなんだ。元々、そこまでまともな感覚を持っていた気はしないけど、こっちの常識に比べれば、はるかに慣れ親しんだものだしな。
そんなことは置いておいて、ディストピアに帰ってきたが、特に変わった事も無かった。
土木組のために、できるだけ質の良いマナポーションの入手をしないとな。普段使いできるように、BランクとCランクのマナポーションをいくつか渡してあるが、いざって時のためにAランクか、Sランクのマナポーションが欲しい所だ。
普通の傷を回復するポーションは、世間で一番品質の良いのがBランクで、俺たちはSランクまで作れるようになっているのだ。世間ではAランク以上のレシピがないっていうのが問題で、作れる腕の錬金術師とかはいるんだけどね。
魔法薬の中で傷を回復するポーションは一番作りやすいとされている。作りやすさの順とすれば、
回復ポーション⇒万能薬⇒マナポーション⇒エリクサーの順で難しくなっている。
魔法薬を作るにあたって、腕やスキルLv、知識は大切ではあるが、一番の難関は魔法薬を作るための素材が入手しずらいという事だろう。高ランクのエリクサーに関しては、ドラゴンの血が必要だからな。
注射や切り口からでた血を死ぬ前に加工して、そのドラゴンが死んだらどうなるんだろうな? 血が魔法薬に加工できる。地竜モドキでも捕縛してから、加工してみるか?
「綾乃! いるか?」
綾乃の工房に顔を出して、この工房の主を呼ぶ。
「シュウ、帰ってきてたんだ。何か用事でもあった?」
「一番は、土木組の子たちがいるだろ? あの子たちにできるだけランクの高い、マナポーションを持たせたいんだけど、今綾乃ができる一番ランクの高い、マナポーションってどのランク?」
「えっと、多分レシピがあれば、Aランクは作れるんじゃないかな?」
「あれ? 前にレシピって渡さなかったっけ?」
「もらったかもしれないけど、もらってたのなら無くした! テヘペロ」
綾乃の頭を軽くはたいておく。
「また召喚してみるか、ついでにSランクの奴も出しておくか。Aランクのマナポーションには、Aランク以上の魔物の血が必要みたいだからレシピを紛失しても、見つけた人がマナポーションを作れるとは思わないか。
もし凄腕の錬金術師にでも渡ったら、作れる人が増えるってことでいいか?」
「あれ? そうすると私叩かれ損じゃない?」
「気にするな! 素材は準備するから、一週間くらいでどの位作れそう?」
「え? 一週間もずっと作るの? このレシピと手順なら、素材さえあればある程度まとめて作れるから、そんなことしたら、四桁の中盤くらいまでは数ができるんじゃないかな?」
「そんなに作れるもんなのか?」
「オンラインゲームみたいにスキルを使って、すぐにっていうわけにはいかないけど、魔法薬類なら装置さえあれば、五十個分くらいならまとめて作る事は出来るんだよ。
まとめて作るから失敗の時のリスクも高いし、一本作った時に比べて、スキル熟練度はあがらないけど、時間を考えるなら、かなりの効率になるわよ?」
「盲点だった。レシピが基本的に一本ずつだったから、それが普通なんだとばかり思ってた。とりあえず三〇〇本程作ってほしいんだけど、お願いしていいか?」
「了解、期限はどのくらい?」
「早ければ助かるけど、一週間の内に作ってもらえると助かる。後、余った時間でいいから、大量に魔法薬作る時の注意点とかあったら、まとめてくれると助かる。報酬は、今回も前回からの新作系一式でいいか?」
「任せておきなさい! 明日中にはAランクのマナポーション三〇〇本と、注意点をまとめておくわ。手書きじゃなくて、パソコンでまとめていいんでしょ?」
「もちろん、明日までに新作のデータ準備しておくからよろしく」
「あっ! 保存用に欲しいのがあったら、追加でよろしくね!」
こいつは保存用が欲しいっていう、俺からするとよく分からない趣味の持ち主なんだよな。せめてもの救いは、BL物に興味がない事だろうか。言われたら出すけど、表紙でも極力見たいものではないからな……
後はゼニスがやってくれるはずなので、俺たちは岩塩の小山の所に水を生み出す魔道具を設置して、ある程度生活できるようにしてある。
岩塩に影響を与えないように、少し離れた所を整地して詰め所のような所を作り、排水に関しては全部地下に作ったダンジョンに流れるようにして、そこで処理を行う予定だ。
ダギアとラディッツでする事は終わったので、ディストピアに帰ることにした。冒険者たちはどうなったのかと思ったが、一週間ほど前に準備が整ったとの事で、全員ディストピアに引き上げたそうだ。
一部の冒険者は、しばらくここで活動してほしいと、ゼニスにお願いされて、有志がダギアに残って活動するようだ。
商会の専属の冒険者として、しばらく活動してからディストピアに帰るそうだ。グリエルに許可をとって、ゼニスが冒険者と交渉しているので、何も問題は無かった。
マップ先生を確認すると、もうディストピアについていたので、大丈夫そうだ。俺たちも我が家に帰ろう。帰える前に、ゼニスに土木組の仕事に対する対価は、いくらくらいになるか試算してもらっている。
一応基準となる対価を決めておかないと、いいように使われてしまうので、きっちり線引きをすることになった。土木組は俺の下だと認識されているが、別にそんな事は無いのだが所属がないと困るので、今は暫定的に俺の下という事になっているらしい。
監督しているのは姉御組なので、そこから許可がでているそうだ。今の所商会からの依頼しか、受けていないそうだ。
ゼニスに試算するように言ったのも、その辺を理解していると思っているからである。面倒な事任せてすまんな! 優秀な部下を育てて、自分が楽になるように頑張ってくれ! ワーカホリックだけには、ならないようにしてくれ。
正直な所、グリエル、ガリア、ゼニスがいないと俺の街って、すぐに混乱の渦に叩き込まれると思うんだよな。
最初はどこかの街で細々と冒険者をしながら、ダンジョンマスターでもしようと思ってたのに、今じゃ複数の街を手中に収めてしまった、一応成功者というのだろうか?
一つの街に関しては、一から全部自分たちの手で作ったし、もう一つは今現在も人が増えているみたいだしな、何があってもディストピアは誰にも譲る気はないけど、他の街ならグリエルたちにあげてもいいんじゃないかと、思ってたりする。
実際に何度か話をしてみたけど、俺がいるから街が維持できていると言われても、ピンっと来ないんだよね。だって俺ってば好きな事して、報告受けるだけだぜ?
街の運営資金だって、ディストピアの商品を商会を通じて普及させて、その売り上げで国営で雇っている人に給料を払って、それでもお金が大量に余るので潤ってるし、俺がいなくても資金の問題もないのだ。俺にはよくわからん!
特にする事も無く、ディストピアにつくまではのんびり本を読みながら過ごしている。グリエルに勉強用の資料として渡された本も、ちょこちょこ読んでいるけどね。俺があまり触れてきていない、この世界の常識みたいなところを、ぎっしりと詰め込んだ本だ。
読んでわかる気はするんだよ? わかるきはするんだけど、結構長い事この世界に住んでるのに、地球……日本の製品やゲーム、マンガ、小説が山ほど身近にあるからな。
感覚的に言うとド田舎とか、無人島に宅急便が届くような感じで、向こうの感覚が抜ける気がしないから、うまく理解できない感じなんだ。元々、そこまでまともな感覚を持っていた気はしないけど、こっちの常識に比べれば、はるかに慣れ親しんだものだしな。
そんなことは置いておいて、ディストピアに帰ってきたが、特に変わった事も無かった。
土木組のために、できるだけ質の良いマナポーションの入手をしないとな。普段使いできるように、BランクとCランクのマナポーションをいくつか渡してあるが、いざって時のためにAランクか、Sランクのマナポーションが欲しい所だ。
普通の傷を回復するポーションは、世間で一番品質の良いのがBランクで、俺たちはSランクまで作れるようになっているのだ。世間ではAランク以上のレシピがないっていうのが問題で、作れる腕の錬金術師とかはいるんだけどね。
魔法薬の中で傷を回復するポーションは一番作りやすいとされている。作りやすさの順とすれば、
回復ポーション⇒万能薬⇒マナポーション⇒エリクサーの順で難しくなっている。
魔法薬を作るにあたって、腕やスキルLv、知識は大切ではあるが、一番の難関は魔法薬を作るための素材が入手しずらいという事だろう。高ランクのエリクサーに関しては、ドラゴンの血が必要だからな。
注射や切り口からでた血を死ぬ前に加工して、そのドラゴンが死んだらどうなるんだろうな? 血が魔法薬に加工できる。地竜モドキでも捕縛してから、加工してみるか?
「綾乃! いるか?」
綾乃の工房に顔を出して、この工房の主を呼ぶ。
「シュウ、帰ってきてたんだ。何か用事でもあった?」
「一番は、土木組の子たちがいるだろ? あの子たちにできるだけランクの高い、マナポーションを持たせたいんだけど、今綾乃ができる一番ランクの高い、マナポーションってどのランク?」
「えっと、多分レシピがあれば、Aランクは作れるんじゃないかな?」
「あれ? 前にレシピって渡さなかったっけ?」
「もらったかもしれないけど、もらってたのなら無くした! テヘペロ」
綾乃の頭を軽くはたいておく。
「また召喚してみるか、ついでにSランクの奴も出しておくか。Aランクのマナポーションには、Aランク以上の魔物の血が必要みたいだからレシピを紛失しても、見つけた人がマナポーションを作れるとは思わないか。
もし凄腕の錬金術師にでも渡ったら、作れる人が増えるってことでいいか?」
「あれ? そうすると私叩かれ損じゃない?」
「気にするな! 素材は準備するから、一週間くらいでどの位作れそう?」
「え? 一週間もずっと作るの? このレシピと手順なら、素材さえあればある程度まとめて作れるから、そんなことしたら、四桁の中盤くらいまでは数ができるんじゃないかな?」
「そんなに作れるもんなのか?」
「オンラインゲームみたいにスキルを使って、すぐにっていうわけにはいかないけど、魔法薬類なら装置さえあれば、五十個分くらいならまとめて作る事は出来るんだよ。
まとめて作るから失敗の時のリスクも高いし、一本作った時に比べて、スキル熟練度はあがらないけど、時間を考えるなら、かなりの効率になるわよ?」
「盲点だった。レシピが基本的に一本ずつだったから、それが普通なんだとばかり思ってた。とりあえず三〇〇本程作ってほしいんだけど、お願いしていいか?」
「了解、期限はどのくらい?」
「早ければ助かるけど、一週間の内に作ってもらえると助かる。後、余った時間でいいから、大量に魔法薬作る時の注意点とかあったら、まとめてくれると助かる。報酬は、今回も前回からの新作系一式でいいか?」
「任せておきなさい! 明日中にはAランクのマナポーション三〇〇本と、注意点をまとめておくわ。手書きじゃなくて、パソコンでまとめていいんでしょ?」
「もちろん、明日までに新作のデータ準備しておくからよろしく」
「あっ! 保存用に欲しいのがあったら、追加でよろしくね!」
こいつは保存用が欲しいっていう、俺からするとよく分からない趣味の持ち主なんだよな。せめてもの救いは、BL物に興味がない事だろうか。言われたら出すけど、表紙でも極力見たいものではないからな……
0
お気に入りに追加
454
あなたにおすすめの小説
性奴隷を飼ったのに
お小遣い月3万
ファンタジー
10年前に俺は日本から異世界に転移して来た。
異世界に転移して来たばかりの頃、辿り着いた冒険者ギルドで勇者認定されて、魔王を討伐したら家族の元に帰れるのかな、っと思って必死になって魔王を討伐したけど、日本には帰れなかった。
異世界に来てから10年の月日が流れてしまった。俺は魔王討伐の報酬として特別公爵になっていた。ちなみに領地も貰っている。
自分の領地では奴隷は禁止していた。
奴隷を売買している商人がいるというタレコミがあって、俺は出向いた。
そして1人の奴隷少女と出会った。
彼女は、お風呂にも入れられていなくて、道路に落ちている軍手のように汚かった。
彼女は幼いエルフだった。
それに魔力が使えないように処理されていた。
そんな彼女を故郷に帰すためにエルフの村へ連れて行った。
でもエルフの村は魔力が使えない少女を引き取ってくれなかった。それどころか魔力が無いエルフは処分する掟になっているらしい。
俺の所有物であるなら彼女は処分しない、と村長が言うから俺はエルフの女の子を飼うことになった。
孤児になった魔力も無いエルフの女の子。年齢は14歳。
エルフの女の子を見捨てるなんて出来なかった。だから、この世界で彼女が生きていけるように育成することに決めた。
※エルフの少女以外にもヒロインは登場する予定でございます。
※帰る場所を無くした女の子が、美しくて強い女性に成長する物語です。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
劣等生のハイランカー
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
ダンジョンが当たり前に存在する世界で、貧乏学生である【海斗】は一攫千金を夢見て探索者の仮免許がもらえる周王学園への入学を目指す!
無事内定をもらえたのも束の間。案内されたクラスはどいつもこいつも金欲しさで集まった探索者不適合者たち。通称【Fクラス】。
カーストの最下位を指し示すと同時、そこは生徒からサンドバッグ扱いをされる掃き溜めのようなクラスだった。
唯一生き残れる道は【才能】の覚醒のみ。
学園側に【将来性】を示せねば、一方的に搾取される未来が待ち受けていた。
クラスメイトは全員ライバル!
卒業するまで、一瞬たりとも油断できない生活の幕開けである!
そんな中【海斗】の覚醒した【才能】はダンジョンの中でしか発現せず、ダンジョンの外に出れば一般人になり変わる超絶ピーキーな代物だった。
それでも【海斗】は大金を得るためダンジョンに潜り続ける。
難病で眠り続ける、余命いくばくかの妹の命を救うために。
かくして、人知れず大量のTP(トレジャーポイント)を荒稼ぎする【海斗】の前に不審に思った人物が現れる。
「おかしいですね、一学期でこの成績。学年主席の私よりも高ポイント。この人は一体誰でしょうか?」
学年主席であり【氷姫】の二つ名を冠する御堂凛華から注目を浴びる。
「おいおいおい、このポイントを叩き出した【MNO】って一体誰だ? プロでもここまで出せるやつはいねーぞ?」
時を同じくゲームセンターでハイスコアを叩き出した生徒が現れた。
制服から察するに、近隣の周王学園生であることは割ている。
そんな噂は瞬く間に【学園にヤバい奴がいる】と掲示板に載せられ存在しない生徒【ゴースト】の噂が囁かれた。
(各20話編成)
1章:ダンジョン学園【完結】
2章:ダンジョンチルドレン【完結】
3章:大罪の権能【完結】
4章:暴食の力【完結】
5章:暗躍する嫉妬【完結】
6章:奇妙な共闘【完結】
7章:最弱種族の下剋上【完結】
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
ギルドから追放された実は究極の治癒魔法使い。それに気付いたギルドが崩壊仕掛かってるが、もう知らん。僕は美少女エルフと旅することにしたから。
yonechanish
ファンタジー
僕は治癒魔法使い。
子供の頃、僕は奴隷として売られていた。
そんな僕をギルドマスターが拾ってくれた。
だから、僕は自分に誓ったんだ。
ギルドのメンバーのために、生きるんだって。
でも、僕は皆の役に立てなかったみたい。
「クビ」
その言葉で、僕はギルドから追放された。
一人。
その日からギルドの崩壊が始まった。
僕の治癒魔法は地味だから、皆、僕がどれだけ役に立ったか知らなかったみたい。
だけど、もう遅いよ。
僕は僕なりの旅を始めたから。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる