541 / 2,518
第541話 治療院の話が進んでいく
しおりを挟む
グリエルと治療院の話をしてから一週間。施設の名前はそのまま治療院に決定した。入院施設は一応作っているが、継続的な治療が必要で動かすわけにはいかない怪我人や病人以外は、受け入れるつもりはない設備だ。
この一週間はいろんな人に意見を聞きながら、治療院についての話し合いを行っている。些細な事はいくつもあったが取り入って一つだけ大きな問題が上がった。
シングルマザーとはいえ人と触れ合う職場になるので、自由恋愛を推奨したいと考えていたが、下心があって近寄ってくる人間も絶対いるだろうし、回復魔法の希少性を理解して強引に引き抜こうとしたり、利用するだけ利用しようとする輩も、出てくる可能性が高いという話になった。
根本的な解決方法は無いが、本当に好き同士で結婚に発展するなら、喜ばしい事なので推奨するが、うちの人間が調査した結果多少なりとも、よこしまな結果があった場合は、すべてを話してそれでも結婚する意志が変わらないのであれば、どうしようかという話になった。
最終的に出てきた案は、宝珠という物を使うという所から俺たちが特殊であるという事が、ばれてしまうだろうという事で、俺の隷属魔法を受け入れた人材だけが、宝珠による回復魔法の習得を出来るようにしてはどうかという事になった。
隷属によって与えられる命令は、俺たちや宝珠の事を一切外へ漏らさない事、商会や治療院など内部の情報を外に漏らさない事、もしもの時は宝珠によって覚えた魔法やスキルの使用を禁ずる、の三点になった。
本当は縛る事なんてしたくないけど、絶対に俺の情報が漏れないとは限らないので、特に魔法を覚えさせるような話であれば、もっと雁字搦めにしてもいいという意見すら出てきたので焦ってしまったくらいだ。
さてグリエルから報告があって、隷属魔法を受け入れる人がそろったので、話を勧めたいと連絡があったからいそいそと庁舎へ向かう。
「シュウ様、お待ちしていました。今回の治療院計画に携わる人員が集まったので、隷属魔法をかけて頂こうと思ってお呼びしました」
「ん? ディストピアに来てるのか?」
「いえ、さすがにディストピアへの移住の人ではないので、ゴーストタウンにて待っていただいています」
「あ~俺が各街に行って隷属魔法をかけるんじゃないのか」
「シュウ様が直々に行くとなめられる可能性があるかもしれないので、呼びよせると同時にディストピアの技術の一端に触れてもらっています」
「俺がゴーストタウンに向かえばいいんだな。その際に話す事って何かあるか?」
「今色々説明している最中なので、特にシュウ様から話す必要はないですね。一言二言話したいことがあれば、話していただいて問題ないかと」
「了解。向かうか。ゴーストタウンに行くなら、誰か護衛をつけないといけないか。ダマだけじゃダメだろうから、冒険者ギルドにいるミリーについてきてもらえば問題ないか。グリエルも一緒に行くんだよな?」
グリエルは頷いて俺についてくることになった。そのまま冒険者ギルドのフロアに移動して、ミリーについてきてもらう事になった。ゴーストタウンに行く途中に、クロとギンの散歩をしている三幼女を発見したので、そのままついてくることになった。
その場には三幼女だけじゃなく、土木組と土木組のお供のオオカミたちも一緒に散歩をしていた。時間的にはお昼休みが終わって、自由時間ってところか? 午後の勉強は今日は無いのかもしれないな。
ゴーストタウンのどこに集まってもらっているのかと思ったら、商会の本店に集まってもらっているそうだ。ゴーストタウンの商会の本店には、大きな倉庫も設けているので人が集まりやすくなっているみたいだ。
広い部屋に通されると中には、五十人程のシングルマザーだと思われる女性がいた。その腕や隣には、子供や赤ちゃんも一から二人ずついるようだ。
頑張って育ててるんだろうな、みんな来ている服がボロボロなんだよね。こういうのを見ると、ついつい物をあげたくなるけど、そういうのは反対に良くないのでこのまま話を進めて行く。
「みなさんに受け入れてもらいたいことは、これから俺たちに関する秘密を知る事になると思うので、それを一切他者に漏らさない事、これから所属する商会や治療院など内部の情報を外に漏らさない事、もしもの時はこれから特殊な方法で覚えた魔法やスキルの使用を禁ずるです。
今からこの三つの内容について、魔法を使って縛らせてもらいますので、受け入れてください」
集団に向かって隷属魔法を発動する。隷属魔法とはいっても俺の感覚からすると、契約魔法みたいなかんじだ。
相手の心をおって、隷属させるために魔法を発動すれば、完全にこっちに従う事になるが、魔法をかける際に決めごとをして、それに対して魔法をかけると、その決め事にだけ反応する隷属魔法が完成するのだ。契約みたいな決めごとと、奴隷の首輪なしの奴隷みたいな感じ、と言った方が近いだろうか?
隷属魔法のかかった女性達は首をかしげているが、隷属魔法の効果は絶対なので、これで関係者以外に話す事が出来なくなっている。本人の意識が判断するのではなくて、魔法による制御なので何が判断しているか分からないが、本当に関係者以外に伝える事が出来なくなるのだ。
この中にスパイのような人材がいても伝える方法がないので、隷属魔法を解除できる方法でもない限りは、話を聞く事すらできないだろう。
「グリエル、どこで訓練させる予定だ?」
「バザール様の所の農場の一角に建物を準備していますので、そこで集団訓練を受けてもらう予定です。手の空いているブラウニーたちも、少し派遣してもらっていますので、管理は問題ありません」
「俺はあれだけを準備しておけば問題ない?」
「そうですね。あれを準備しておいていただければ、問題はありません。シュウ様にやっていただくことは終わったので、もう大丈夫です」
もうお役御免となったようだ。悪いことにならなければそれでいいか、後はみんなの頑張り具合ってことだな。魔力の面を考えると、ちょっと心許ないからついでに、能力向上の宝珠もセットで渡しておこう!
ヒーラーって魔物を倒さなくても、レベルが上がるんだよな。パーティーみたいなグループに入っていると、稼げるのかと思ってたけど、実際は回復魔法を使って状態を回復させると、経験値が手に入っていたようだ。
そう考えると治療院は、ダンジョン化してしまった方がいいだろうな。経験値が増えるならそれに越した事は無いもんな!
この一週間はいろんな人に意見を聞きながら、治療院についての話し合いを行っている。些細な事はいくつもあったが取り入って一つだけ大きな問題が上がった。
シングルマザーとはいえ人と触れ合う職場になるので、自由恋愛を推奨したいと考えていたが、下心があって近寄ってくる人間も絶対いるだろうし、回復魔法の希少性を理解して強引に引き抜こうとしたり、利用するだけ利用しようとする輩も、出てくる可能性が高いという話になった。
根本的な解決方法は無いが、本当に好き同士で結婚に発展するなら、喜ばしい事なので推奨するが、うちの人間が調査した結果多少なりとも、よこしまな結果があった場合は、すべてを話してそれでも結婚する意志が変わらないのであれば、どうしようかという話になった。
最終的に出てきた案は、宝珠という物を使うという所から俺たちが特殊であるという事が、ばれてしまうだろうという事で、俺の隷属魔法を受け入れた人材だけが、宝珠による回復魔法の習得を出来るようにしてはどうかという事になった。
隷属によって与えられる命令は、俺たちや宝珠の事を一切外へ漏らさない事、商会や治療院など内部の情報を外に漏らさない事、もしもの時は宝珠によって覚えた魔法やスキルの使用を禁ずる、の三点になった。
本当は縛る事なんてしたくないけど、絶対に俺の情報が漏れないとは限らないので、特に魔法を覚えさせるような話であれば、もっと雁字搦めにしてもいいという意見すら出てきたので焦ってしまったくらいだ。
さてグリエルから報告があって、隷属魔法を受け入れる人がそろったので、話を勧めたいと連絡があったからいそいそと庁舎へ向かう。
「シュウ様、お待ちしていました。今回の治療院計画に携わる人員が集まったので、隷属魔法をかけて頂こうと思ってお呼びしました」
「ん? ディストピアに来てるのか?」
「いえ、さすがにディストピアへの移住の人ではないので、ゴーストタウンにて待っていただいています」
「あ~俺が各街に行って隷属魔法をかけるんじゃないのか」
「シュウ様が直々に行くとなめられる可能性があるかもしれないので、呼びよせると同時にディストピアの技術の一端に触れてもらっています」
「俺がゴーストタウンに向かえばいいんだな。その際に話す事って何かあるか?」
「今色々説明している最中なので、特にシュウ様から話す必要はないですね。一言二言話したいことがあれば、話していただいて問題ないかと」
「了解。向かうか。ゴーストタウンに行くなら、誰か護衛をつけないといけないか。ダマだけじゃダメだろうから、冒険者ギルドにいるミリーについてきてもらえば問題ないか。グリエルも一緒に行くんだよな?」
グリエルは頷いて俺についてくることになった。そのまま冒険者ギルドのフロアに移動して、ミリーについてきてもらう事になった。ゴーストタウンに行く途中に、クロとギンの散歩をしている三幼女を発見したので、そのままついてくることになった。
その場には三幼女だけじゃなく、土木組と土木組のお供のオオカミたちも一緒に散歩をしていた。時間的にはお昼休みが終わって、自由時間ってところか? 午後の勉強は今日は無いのかもしれないな。
ゴーストタウンのどこに集まってもらっているのかと思ったら、商会の本店に集まってもらっているそうだ。ゴーストタウンの商会の本店には、大きな倉庫も設けているので人が集まりやすくなっているみたいだ。
広い部屋に通されると中には、五十人程のシングルマザーだと思われる女性がいた。その腕や隣には、子供や赤ちゃんも一から二人ずついるようだ。
頑張って育ててるんだろうな、みんな来ている服がボロボロなんだよね。こういうのを見ると、ついつい物をあげたくなるけど、そういうのは反対に良くないのでこのまま話を進めて行く。
「みなさんに受け入れてもらいたいことは、これから俺たちに関する秘密を知る事になると思うので、それを一切他者に漏らさない事、これから所属する商会や治療院など内部の情報を外に漏らさない事、もしもの時はこれから特殊な方法で覚えた魔法やスキルの使用を禁ずるです。
今からこの三つの内容について、魔法を使って縛らせてもらいますので、受け入れてください」
集団に向かって隷属魔法を発動する。隷属魔法とはいっても俺の感覚からすると、契約魔法みたいなかんじだ。
相手の心をおって、隷属させるために魔法を発動すれば、完全にこっちに従う事になるが、魔法をかける際に決めごとをして、それに対して魔法をかけると、その決め事にだけ反応する隷属魔法が完成するのだ。契約みたいな決めごとと、奴隷の首輪なしの奴隷みたいな感じ、と言った方が近いだろうか?
隷属魔法のかかった女性達は首をかしげているが、隷属魔法の効果は絶対なので、これで関係者以外に話す事が出来なくなっている。本人の意識が判断するのではなくて、魔法による制御なので何が判断しているか分からないが、本当に関係者以外に伝える事が出来なくなるのだ。
この中にスパイのような人材がいても伝える方法がないので、隷属魔法を解除できる方法でもない限りは、話を聞く事すらできないだろう。
「グリエル、どこで訓練させる予定だ?」
「バザール様の所の農場の一角に建物を準備していますので、そこで集団訓練を受けてもらう予定です。手の空いているブラウニーたちも、少し派遣してもらっていますので、管理は問題ありません」
「俺はあれだけを準備しておけば問題ない?」
「そうですね。あれを準備しておいていただければ、問題はありません。シュウ様にやっていただくことは終わったので、もう大丈夫です」
もうお役御免となったようだ。悪いことにならなければそれでいいか、後はみんなの頑張り具合ってことだな。魔力の面を考えると、ちょっと心許ないからついでに、能力向上の宝珠もセットで渡しておこう!
ヒーラーって魔物を倒さなくても、レベルが上がるんだよな。パーティーみたいなグループに入っていると、稼げるのかと思ってたけど、実際は回復魔法を使って状態を回復させると、経験値が手に入っていたようだ。
そう考えると治療院は、ダンジョン化してしまった方がいいだろうな。経験値が増えるならそれに越した事は無いもんな!
0
お気に入りに追加
459
あなたにおすすめの小説
サバイバル能力に全振りした男の半端仙人道
コアラ太
ファンタジー
年齢(3000歳)特技(逃げ足)趣味(採取)。半仙人やってます。
主人公は都会の生活に疲れて脱サラし、山暮らしを始めた。
こじんまりとした生活の中で、自然に触れていくと、瞑想にハマり始める。
そんなある日、森の中で見知らぬ老人から声をかけられたことがきっかけとなり、その老人に弟子入りすることになった。
修行する中で、仙人の道へ足を踏み入れるが、師匠から仙人にはなれないと言われてしまった。それでも良いやと気楽に修行を続け、正式な仙人にはなれずとも。足掛け程度は認められることになる。
それから何年も何年も何年も過ぎ、いつものように没頭していた瞑想を終えて目開けると、視界に映るのは密林。仕方なく周辺を探索していると、二足歩行の獣に捕まってしまう。言葉の通じないモフモフ達の言語から覚えなければ……。
不死になれなかった半端な仙人が起こす珍道中。
記憶力の無い男が、日記を探して旅をする。
メサメサメサ
メサ メサ
メサ メサ
メサ メサ
メサメサメサメサメサ
メ サ メ サ サ
メ サ メ サ サ サ
メ サ メ サ ササ
他サイトにも掲載しています。
【改稿版】休憩スキルで異世界無双!チートを得た俺は異世界で無双し、王女と魔女を嫁にする。
ゆう
ファンタジー
剣と魔法の異世界に転生したクリス・レガード。
剣聖を輩出したことのあるレガード家において剣術スキルは必要不可欠だが12歳の儀式で手に入れたスキルは【休憩】だった。
しかしこのスキル、想像していた以上にチートだ。
休憩を使いスキルを強化、更に新しいスキルを獲得できてしまう…
そして強敵と相対する中、クリスは伝説のスキルである覇王を取得する。
ルミナス初代国王が有したスキルである覇王。
その覇王発現は王国の長い歴史の中で悲願だった。
それ以降、クリスを取り巻く環境は目まぐるしく変化していく……
※アルファポリスに投稿した作品の改稿版です。
ホットランキング最高位2位でした。
カクヨムにも別シナリオで掲載。
クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される
こたろう文庫
ファンタジー
日頃からいじめにあっていた影宮 灰人は授業中に突如現れた転移陣によってクラスごと転移されそうになるが、咄嗟の機転により転移を一人だけ回避することに成功する。しかし女神の説得?により結局異世界転移するが、転移先の国王から職業[逃亡者]が無能という理由にて処刑されることになる
初執筆作品になりますので日本語などおかしい部分があるかと思いますが、温かい目で読んで頂き、少しでも面白いと思って頂ければ幸いです。
なろう・カクヨム・アルファポリスにて公開しています
こちらの作品も宜しければお願いします
[イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で学園最強に・・・]
男女比1/100の世界で《悪男》は大海を知る
イコ
ファンタジー
男女貞操逆転世界を舞台にして。
《悪男》としてのレッテルを貼られたマクシム・ブラックウッド。
彼は己が運命を嘆きながら、処刑されてしまう。
だが、彼が次に目覚めた時。
そこは十三歳の自分だった。
処刑されたことで、自分の行いを悔い改めて、人生をやり直す。
これは、本物の《悪男》として生きる決意をして女性が多い世界で生きる男の話である。
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
異世界転生!俺はここで生きていく
おとなのふりかけ紅鮭
ファンタジー
俺の名前は長瀬達也。特に特徴のない、その辺の高校生男子だ。
同じクラスの女の子に恋をしているが、告白も出来ずにいるチキン野郎である。
今日も部活の朝練に向かう為朝も早くに家を出た。
だけど、俺は朝練に向かう途中で事故にあってしまう。
意識を失った後、目覚めたらそこは俺の知らない世界だった!
魔法あり、剣あり、ドラゴンあり!のまさに小説で読んだファンタジーの世界。
俺はそんな世界で冒険者として生きて行く事になる、はずだったのだが、何やら色々と問題が起きそうな世界だったようだ。
それでも俺は楽しくこの新しい生を歩んで行くのだ!
小説家になろうでも投稿しています。
メインはあちらですが、こちらも同じように投稿していきます。
宜しくお願いします。
クラス転移で裏切られた「無」職の俺は世界を変える
ジャック
ファンタジー
私立三界高校2年3組において司馬は孤立する。このクラスにおいて王角龍騎というリーダーシップのあるイケメンと学園2大美女と呼ばれる住野桜と清水桃花が居るクラスであった。司馬に唯一話しかけるのが桜であり、クラスはそれを疎ましく思っていた。そんなある日クラスが異世界のラクル帝国へ転生してしまう。勇者、賢者、聖女、剣聖、など強い職業がクラスで選ばれる中司馬は無であり、属性も無であった。1人弱い中帝国で過ごす。そんなある日、八大ダンジョンと呼ばれるラギルダンジョンに挑む。そこで、帝国となかまに裏切りを受け─
これは、全てに絶望したこの世界で唯一の「無」職の少年がどん底からはい上がり、世界を変えるまでの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
カクヨム様、小説家になろう様にも連載させてもらっています。
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる