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第537話 フレデリクからの呼び出し
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モンスターパレードがあってから三日が経過した。一日目に危険だと思われる魔物は、ダマにお願いして殲滅してもらっている。それで、住人は街に戻って来れているので、いい活躍をしてくれただろう。
二日目は、この場合は共食いと言っていいのだろうか? 互いに互いを殺し合っていて、副産物でLvが上がっていたので、慌てて魔物の処理に行った感じだ。
三日目は、ディストピアの冒険者も手伝って、周囲二十キロメートル以内にいた魔物を、根こそぎ狩り取っている。
三日目の殲滅戦をしている時にふと考えたのだが、普段の魔物って食事どうしてるんだろうな? 魔物同士殺し合ってもドロップにしかならないし、食料ってどうなってるんだろう?
野生の動物もそこまで多いわけじゃないしな。俺が召喚した、従魔たちはスライムを含めみんな食事をしているんだよな。でもダンジョンの中に住んでいる魔物は、食事している所を見たことないけど。どんな生態をしているのやら。
ディストピアの周辺の事後処理が終わって、のんびりとくつろいでいた四日目。魔導無線から急ぎの連絡が入る。
『シュウ様、こちらはフレデリクの支店です。ただいま、ディストピアの竜騎士と思われる一団と一緒に、国王とその近衛と名乗っている者がきていますが、どういたしましょう?』
「すっかり忘れてた。そっちに俺のドッペルって、置いてあったっけ?」
『つい昨日届いています。グリエル様が近々必要になるだろうとのことで、一緒に護衛のドッペルも届いています』
「グリエルがやってくれたのか。それは助かるな。俺がそっちに行った方がいいだろうな。今から行くから面会の準備よろしく」
俺は休憩を中断して憑依ルームへ移動する。意識をフレデリクにいるドッペルに……ってどいつが行ってるんだっけ? グリエルに連絡をとろうとしたら、番号と言っている街の名前を書いたボードが、近くに置いてあった。さすがグリエル! ではフレデリクへ!
ドッペルに意識を移し、護衛のドッペルを連れて面会の場所へ歩いていく。
「これはシュウ殿、今回の件は本当に申し訳なかった。今回の主犯と手伝っていた人物は、全員取り押さえた。主犯の侯爵の一族も全員捕えさせている。処分するにしてもシュウ殿の意見を聞いてからと思い、竜騎士の皆様に無理を言って連れてきてもらった次第である」
何か下からきたり上からきたりするセリフだな。
「竜騎士たちには、協力するように言ってあるから気にするな。捕えた奴等の事はそっちで決めていいよ。ここから巻きあげていたお金を、返してもらえればそれでいい」
「横から失礼します。その事なんですが、額が額だけに侯爵達の私財だけでは足りないのです。領主館は侯爵の物ではないので売る事は出来ず、この街から入ってくるお金を当てにして、色んなことをしていたようでお金自体もほとんどなかったのです。
そして金目の物を売ろうとしても、一度誰が手に入れてしまったものはあまり高く売れず、侯爵一家を売り飛ばそうと思い、先にシュウ様にどういった対応をされるか、聞いておきたかった次第であります」
「相当巻き上げてたんだな。まぁいいや、その侯爵って売れるのか?」
「ただの貴族でしたら高く売れなかったと思いますが、現当主の奥方が名のある魔法使いだったようで、子どもたちが全員その素質を受け継いだそうです。受け継いだ魔法の素質を頼りに、騎士団の連中に守らせながらレベルをあげたそうです。
なのでそれなりに高く売れますね。それ以上に侯爵は色んな所から目の敵にされていたので、大金を払って犯罪奴隷として、買い取る貴族や商人が絶対にいるはずなので、それなりに返済できると思います」
「金に物を言わせて魔法使いと子供を作ったのか、そして才能を引き継いだがための養殖。高く売られる子どもたち。今回みたいなあくどい事を何度もしているから、それに対する報復で高く買われる可能性のある本人か。
自業自得だからいいか。侯爵を売っても足りなかったら、それ以上のお金はいいわ。どうせこれからも稼げるわけだし。そもそも俺は金に困ってないしな。戻って来たお金は、街のために使ってやるか。うっし、この話は終了! 後はそっちで勝手に対処してくれ。でさ、この街の扱いってどうなるんだ?」
「どうと言いますのは?」
「俺の街だけど、王国の中なわけで」
「あ、その事ですか。帝国のメギドという街みたいに離れた場所になりますが、シュウ様の領地として独立していただく予定です。あの街のようにフレデリクとリーファスを含む一帯を、壁で囲んでいただければと考えていますが……
それと、馬鹿な貴族が攻めてきたら叩き潰していいですが、侵攻だけはやめて頂ければと、もちろん賠償金はお払いいたします」
何かめっちゃ怖がられてるな。俺だって進んで攻めてるわけじゃないし、戦わなくていいなら戦いたくないわ!
「その事もう知ってるのな。隠す必要も無いか。ここら辺一帯は俺がもらっておくわ。放置しといたらまた面倒なことになりそうだし、俺が手をいれちまったからには、出来る限り面倒を見ないとな。
後で関門を設けてほしい所だけ教えてくれ。そこに扉作っておくから。もちろんこっち側と王国側につけておくから、門番は自由にしてくれ。つけない様だったら空きっぱなしにすると思うけどな」
「そこらへんは考えさせていただきます。獣道の森に関しては距離が遠いので関係ないと思いますが亜人森に関しては距離が近いのでどうなさいますか? 壁がないと森に無理に入って、領地に入ろうとしたり、出ようとしたりする人がいるかもしれませんが」
「確かにその可能性はあるよな。森沿い一〇〇メートル程離れた位置に、壁を作るわ多分森に近い位置に簡単な街を作ると思うから、そこに亜人の森用の扉を付けるとおもう。確か冒険者の国の出入りって自由だよな?」
「そういう取り決めになっていますね。他にも商人もある程度関税は免除されています。旅人もほとんどかかりませんので、人にお金がかかっているのではなく、物にお金がかかっている形ですね。それとは別に、街への入街料を取っている街も中にはあります」
そうなのか、他の国に行こうとしてた時は、商人の身分を使ってたから、お金を払ってたってことか? そこらへんはどうでもいいか。
「了解、そこら辺の細かい事は後で決めよう。まだ事後処理が残ってるんだろ? 頑張って進めてくれ。俺に関わる事じゃなければ、最後にまとめて報告でもいいから、めんどくさいのは無しでよろしく!」
二日目は、この場合は共食いと言っていいのだろうか? 互いに互いを殺し合っていて、副産物でLvが上がっていたので、慌てて魔物の処理に行った感じだ。
三日目は、ディストピアの冒険者も手伝って、周囲二十キロメートル以内にいた魔物を、根こそぎ狩り取っている。
三日目の殲滅戦をしている時にふと考えたのだが、普段の魔物って食事どうしてるんだろうな? 魔物同士殺し合ってもドロップにしかならないし、食料ってどうなってるんだろう?
野生の動物もそこまで多いわけじゃないしな。俺が召喚した、従魔たちはスライムを含めみんな食事をしているんだよな。でもダンジョンの中に住んでいる魔物は、食事している所を見たことないけど。どんな生態をしているのやら。
ディストピアの周辺の事後処理が終わって、のんびりとくつろいでいた四日目。魔導無線から急ぎの連絡が入る。
『シュウ様、こちらはフレデリクの支店です。ただいま、ディストピアの竜騎士と思われる一団と一緒に、国王とその近衛と名乗っている者がきていますが、どういたしましょう?』
「すっかり忘れてた。そっちに俺のドッペルって、置いてあったっけ?」
『つい昨日届いています。グリエル様が近々必要になるだろうとのことで、一緒に護衛のドッペルも届いています』
「グリエルがやってくれたのか。それは助かるな。俺がそっちに行った方がいいだろうな。今から行くから面会の準備よろしく」
俺は休憩を中断して憑依ルームへ移動する。意識をフレデリクにいるドッペルに……ってどいつが行ってるんだっけ? グリエルに連絡をとろうとしたら、番号と言っている街の名前を書いたボードが、近くに置いてあった。さすがグリエル! ではフレデリクへ!
ドッペルに意識を移し、護衛のドッペルを連れて面会の場所へ歩いていく。
「これはシュウ殿、今回の件は本当に申し訳なかった。今回の主犯と手伝っていた人物は、全員取り押さえた。主犯の侯爵の一族も全員捕えさせている。処分するにしてもシュウ殿の意見を聞いてからと思い、竜騎士の皆様に無理を言って連れてきてもらった次第である」
何か下からきたり上からきたりするセリフだな。
「竜騎士たちには、協力するように言ってあるから気にするな。捕えた奴等の事はそっちで決めていいよ。ここから巻きあげていたお金を、返してもらえればそれでいい」
「横から失礼します。その事なんですが、額が額だけに侯爵達の私財だけでは足りないのです。領主館は侯爵の物ではないので売る事は出来ず、この街から入ってくるお金を当てにして、色んなことをしていたようでお金自体もほとんどなかったのです。
そして金目の物を売ろうとしても、一度誰が手に入れてしまったものはあまり高く売れず、侯爵一家を売り飛ばそうと思い、先にシュウ様にどういった対応をされるか、聞いておきたかった次第であります」
「相当巻き上げてたんだな。まぁいいや、その侯爵って売れるのか?」
「ただの貴族でしたら高く売れなかったと思いますが、現当主の奥方が名のある魔法使いだったようで、子どもたちが全員その素質を受け継いだそうです。受け継いだ魔法の素質を頼りに、騎士団の連中に守らせながらレベルをあげたそうです。
なのでそれなりに高く売れますね。それ以上に侯爵は色んな所から目の敵にされていたので、大金を払って犯罪奴隷として、買い取る貴族や商人が絶対にいるはずなので、それなりに返済できると思います」
「金に物を言わせて魔法使いと子供を作ったのか、そして才能を引き継いだがための養殖。高く売られる子どもたち。今回みたいなあくどい事を何度もしているから、それに対する報復で高く買われる可能性のある本人か。
自業自得だからいいか。侯爵を売っても足りなかったら、それ以上のお金はいいわ。どうせこれからも稼げるわけだし。そもそも俺は金に困ってないしな。戻って来たお金は、街のために使ってやるか。うっし、この話は終了! 後はそっちで勝手に対処してくれ。でさ、この街の扱いってどうなるんだ?」
「どうと言いますのは?」
「俺の街だけど、王国の中なわけで」
「あ、その事ですか。帝国のメギドという街みたいに離れた場所になりますが、シュウ様の領地として独立していただく予定です。あの街のようにフレデリクとリーファスを含む一帯を、壁で囲んでいただければと考えていますが……
それと、馬鹿な貴族が攻めてきたら叩き潰していいですが、侵攻だけはやめて頂ければと、もちろん賠償金はお払いいたします」
何かめっちゃ怖がられてるな。俺だって進んで攻めてるわけじゃないし、戦わなくていいなら戦いたくないわ!
「その事もう知ってるのな。隠す必要も無いか。ここら辺一帯は俺がもらっておくわ。放置しといたらまた面倒なことになりそうだし、俺が手をいれちまったからには、出来る限り面倒を見ないとな。
後で関門を設けてほしい所だけ教えてくれ。そこに扉作っておくから。もちろんこっち側と王国側につけておくから、門番は自由にしてくれ。つけない様だったら空きっぱなしにすると思うけどな」
「そこらへんは考えさせていただきます。獣道の森に関しては距離が遠いので関係ないと思いますが亜人森に関しては距離が近いのでどうなさいますか? 壁がないと森に無理に入って、領地に入ろうとしたり、出ようとしたりする人がいるかもしれませんが」
「確かにその可能性はあるよな。森沿い一〇〇メートル程離れた位置に、壁を作るわ多分森に近い位置に簡単な街を作ると思うから、そこに亜人の森用の扉を付けるとおもう。確か冒険者の国の出入りって自由だよな?」
「そういう取り決めになっていますね。他にも商人もある程度関税は免除されています。旅人もほとんどかかりませんので、人にお金がかかっているのではなく、物にお金がかかっている形ですね。それとは別に、街への入街料を取っている街も中にはあります」
そうなのか、他の国に行こうとしてた時は、商人の身分を使ってたから、お金を払ってたってことか? そこらへんはどうでもいいか。
「了解、そこら辺の細かい事は後で決めよう。まだ事後処理が残ってるんだろ? 頑張って進めてくれ。俺に関わる事じゃなければ、最後にまとめて報告でもいいから、めんどくさいのは無しでよろしく!」
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