484 / 2,518
第484話 街の整備完了
しおりを挟む
「さぁ、水門を作って水を流すぞ!」
水門を設置する場所にみんなで移動して、作った水門をそのまま設置する。
「じゃぁ、誰かこれを回して」
水門の歯車にクランクを差し込んで、皆に声をかける。誰も反応してくれず、ちょっとしょんぼりした気分になっていると、ネルが空気を読んでクランクを回そうとしてくれた。
「ご主人様! 回んないよ?」
「逆に回してごらん」
「回った! あ、水が流れ出したよ!」
「今日は流れを確認したいから、多めに流そうか」
ネルに調節してもらい水門を開放する。
「みんな、水路の確認にいくよ。二人以上で組んでから出発するように」
指示を出してみんなが作りかけの街に散っていく。俺も水路の確認に行くかな。水路の整備はみんながやってくれると思うので、俺は水の循環システムのために作った水路の方を見に行こう。
初めにやってきたのは、鍛冶場を作ったところだ。鍛冶場なので水もよく使うため独自の水を生み出す魔道具も設置している。
「この落差をただ流すだけって、もったいないかな? 少し幅を広げれば、水車を作って何かの動力にできるかな? でも、鍛冶場には必要ないから、この下にある宿のために何か設置するか? アンソニに伝えとくだけでいいか。ドワーフでも熟練の奴等なら、ベアリングを作れるから大丈夫だろ」
そうなのだ、あのずんぐりむっくりのドワーフでも、ロリでもショタドワーフでも、熟練の奴等なら最近は、手作業で真球を作りやがるのだ。
面白半分でベアリングの事を伝えたら、二週間後には真球を作って、さらに四週間後には、ベアリングの試作品を作っていた。その時点で実用に耐えるだけの性能があったことに、俺は驚いていた。これってスキル補正なのかな?
「鍛冶場も宿もしっかり水が流れてきてるな。パッと見、特に問題はなさそうだな」
二時間程するとみんなが戻って来た。そこで土木組のリーダーが声を上げた。
「ご主人様、下の方に水がほとんど流れてきてなかったです。どうしたらいいですか?」
下に行けば行くほど、水の量が減るのは普通だよな。上より下の方が流れる幅が広いのだから、仕方のないことである。
「反対に聞くけど、どうしたら解決できると思う? 俺が答えを教えてもいいんだけど、それだと意味がないから、みんなで考えてもらいたいと思ってる。時間はあるからみんなで話し合ってみて。
その方法が正しいか、判断するのに試してみるのもありだよ。カエデやミリー、リンドはもうわかってると思うから、口出しちゃだめだぞ」
三人にうっかり口を滑らせないように、注意をしておく。
土木組と三幼女たちが、半円を組んで中心にホワイトボードを置いて話し合っている。そのボード誰がもってたんだ? と疑問の顔をしていたら、横からミリーが「土木組の子たちが持ち歩いているものみたい」と教えてくれた。
色んな意見が出ている。単純な意見として、たくさん流せばいいんじゃない? と声が上がったので実際に水門を大きく開放してみると、すぐ下の段で水があふれてしまっていた。これじゃだめだね、と色々意見を出し合っていた。
考えられているなと思ったのは少なかったけどね。中間地点にもため池を作るという意見には今までの作業をよく見ているなって思ったけど、下水とか色々ある所をさらに掘るのはよろしくないね。段差になっているし、ため池を作るにはある程度の範囲を潰さないといけなくなるしな。
昼食をはさんで再度話し合いを始める。
次に面白いと思った意見が出たのは、太い水路を中心に1つ作って各段に水を呼び込む板をはめたらいいのでは? という話が出たので、水路を調整して水を流してみたが、やはり下に行けば行くほど範囲が広がるので、水がたくさん必要になる。上手く調整すれば、できなくもないがこれは難しいと思ったようだ。
いい線はいったと思うけど、もっと簡単とは言わないけど、各段に水を届ける方法があるんだよな。みんなは気付けるかな?
三時のおやつになったので、お菓子をもってみんなの所へ行くと、解決できた! と喜びの表情を見せていた。
「ご主人様! おやつの前に聞いてください! 一番上の水門から水を流すのではなくて、水が流れないように密閉した空間を階段の下に作って各段で水門の開け閉めをすれば、各段に均等に水を流せます!」
おぉ、俺の考えていた方法とは違うけど、悪くないかな。大きな水路のメンテナンスをする際に、全部が断水してしまうデメリットがあるけどな。
他にも、各段まで行かないと水の調整ができない……あれ? 各段で水量を調整できた方が便利か? 水道の概念を大きくしたような感じだな。思ったより悪くないな。ビルとかに使われている、建物の上にタンクを置いて、落差による各場所への水を運ぶシステムに近いな。
それに対して俺の考えていた方法は、各段まで直通の水路を作るってやつだったんだけど、これだと各水路ごとにメンテナンスできる利点はあるが、問題は各水路をそこまで大きくできないから、水路のメンテナンスに大柄な人間が使えないってところだろう。
みんなが考えてくれたやつの方が使いやすいかもな。少し改良して採用してみようか。
「俺が考えてたやつより、便利そうだからそっちを採用しようか。水門をたくさん作る必要があるけど、各水門は大きくなくて大丈夫だから、簡単に作れるかな? 今日は水門を作るために真球をたくさん作ってベアリングも作ろう」
水路を溝で作っていたが、それは最後に塞いで密閉する予定だったのだ。上水を地面に流せば、雨の日とかに困ってしまう。泥水しか飲めなくなってしまうので、蓋をして密閉する予定だったのだ。
残り時間では、必要数の真球は全くできなかったので、次の日も一日かけて真球を作成した。次の日にベアリングと歯車水門を作成し、その次の日に領主館と冒険者ギルドの作成した。
「これでアンソニに依頼されていた街作りは終わったな。俺のいたらない所もあったけど、みんなよく頑張ってくれたね! 今日はみんなの頑張りを労うためにも、バーベキューを行おうと思います! みんなの好きな物もたくさん準備しているよ! 夜はスクリーンや投影機を使って大画面で映画でも流そうか!」
この世界の人たちは、霜降り肉は嫌いなようで、お肉の味が濃厚な赤身の肉の方が好みに合っているようだ。なので、短角牛のいい所を大量にDPで召喚している。DPで召喚するのはいいけど、どうやって作ってるんだろうな? 不思議パワーの事を考えても仕方がないので思考を切り替える。
みんな楽しそうでよかった。この子たちはもう、独立していろいろできる位の知識はあるんだよな。でもディストピア以外に住めば、戦闘があれば工兵として駆り出されてしまうんだろうな。本人たちの意志に任せるとはいえ、可能な限り守ってやらなきゃな!
「シュウ君、まだ若いのにおじさんみたいな顔になってるわよ」
ミリーに突っ込まれてしまった。父性だよ父性!
水門を設置する場所にみんなで移動して、作った水門をそのまま設置する。
「じゃぁ、誰かこれを回して」
水門の歯車にクランクを差し込んで、皆に声をかける。誰も反応してくれず、ちょっとしょんぼりした気分になっていると、ネルが空気を読んでクランクを回そうとしてくれた。
「ご主人様! 回んないよ?」
「逆に回してごらん」
「回った! あ、水が流れ出したよ!」
「今日は流れを確認したいから、多めに流そうか」
ネルに調節してもらい水門を開放する。
「みんな、水路の確認にいくよ。二人以上で組んでから出発するように」
指示を出してみんなが作りかけの街に散っていく。俺も水路の確認に行くかな。水路の整備はみんながやってくれると思うので、俺は水の循環システムのために作った水路の方を見に行こう。
初めにやってきたのは、鍛冶場を作ったところだ。鍛冶場なので水もよく使うため独自の水を生み出す魔道具も設置している。
「この落差をただ流すだけって、もったいないかな? 少し幅を広げれば、水車を作って何かの動力にできるかな? でも、鍛冶場には必要ないから、この下にある宿のために何か設置するか? アンソニに伝えとくだけでいいか。ドワーフでも熟練の奴等なら、ベアリングを作れるから大丈夫だろ」
そうなのだ、あのずんぐりむっくりのドワーフでも、ロリでもショタドワーフでも、熟練の奴等なら最近は、手作業で真球を作りやがるのだ。
面白半分でベアリングの事を伝えたら、二週間後には真球を作って、さらに四週間後には、ベアリングの試作品を作っていた。その時点で実用に耐えるだけの性能があったことに、俺は驚いていた。これってスキル補正なのかな?
「鍛冶場も宿もしっかり水が流れてきてるな。パッと見、特に問題はなさそうだな」
二時間程するとみんなが戻って来た。そこで土木組のリーダーが声を上げた。
「ご主人様、下の方に水がほとんど流れてきてなかったです。どうしたらいいですか?」
下に行けば行くほど、水の量が減るのは普通だよな。上より下の方が流れる幅が広いのだから、仕方のないことである。
「反対に聞くけど、どうしたら解決できると思う? 俺が答えを教えてもいいんだけど、それだと意味がないから、みんなで考えてもらいたいと思ってる。時間はあるからみんなで話し合ってみて。
その方法が正しいか、判断するのに試してみるのもありだよ。カエデやミリー、リンドはもうわかってると思うから、口出しちゃだめだぞ」
三人にうっかり口を滑らせないように、注意をしておく。
土木組と三幼女たちが、半円を組んで中心にホワイトボードを置いて話し合っている。そのボード誰がもってたんだ? と疑問の顔をしていたら、横からミリーが「土木組の子たちが持ち歩いているものみたい」と教えてくれた。
色んな意見が出ている。単純な意見として、たくさん流せばいいんじゃない? と声が上がったので実際に水門を大きく開放してみると、すぐ下の段で水があふれてしまっていた。これじゃだめだね、と色々意見を出し合っていた。
考えられているなと思ったのは少なかったけどね。中間地点にもため池を作るという意見には今までの作業をよく見ているなって思ったけど、下水とか色々ある所をさらに掘るのはよろしくないね。段差になっているし、ため池を作るにはある程度の範囲を潰さないといけなくなるしな。
昼食をはさんで再度話し合いを始める。
次に面白いと思った意見が出たのは、太い水路を中心に1つ作って各段に水を呼び込む板をはめたらいいのでは? という話が出たので、水路を調整して水を流してみたが、やはり下に行けば行くほど範囲が広がるので、水がたくさん必要になる。上手く調整すれば、できなくもないがこれは難しいと思ったようだ。
いい線はいったと思うけど、もっと簡単とは言わないけど、各段に水を届ける方法があるんだよな。みんなは気付けるかな?
三時のおやつになったので、お菓子をもってみんなの所へ行くと、解決できた! と喜びの表情を見せていた。
「ご主人様! おやつの前に聞いてください! 一番上の水門から水を流すのではなくて、水が流れないように密閉した空間を階段の下に作って各段で水門の開け閉めをすれば、各段に均等に水を流せます!」
おぉ、俺の考えていた方法とは違うけど、悪くないかな。大きな水路のメンテナンスをする際に、全部が断水してしまうデメリットがあるけどな。
他にも、各段まで行かないと水の調整ができない……あれ? 各段で水量を調整できた方が便利か? 水道の概念を大きくしたような感じだな。思ったより悪くないな。ビルとかに使われている、建物の上にタンクを置いて、落差による各場所への水を運ぶシステムに近いな。
それに対して俺の考えていた方法は、各段まで直通の水路を作るってやつだったんだけど、これだと各水路ごとにメンテナンスできる利点はあるが、問題は各水路をそこまで大きくできないから、水路のメンテナンスに大柄な人間が使えないってところだろう。
みんなが考えてくれたやつの方が使いやすいかもな。少し改良して採用してみようか。
「俺が考えてたやつより、便利そうだからそっちを採用しようか。水門をたくさん作る必要があるけど、各水門は大きくなくて大丈夫だから、簡単に作れるかな? 今日は水門を作るために真球をたくさん作ってベアリングも作ろう」
水路を溝で作っていたが、それは最後に塞いで密閉する予定だったのだ。上水を地面に流せば、雨の日とかに困ってしまう。泥水しか飲めなくなってしまうので、蓋をして密閉する予定だったのだ。
残り時間では、必要数の真球は全くできなかったので、次の日も一日かけて真球を作成した。次の日にベアリングと歯車水門を作成し、その次の日に領主館と冒険者ギルドの作成した。
「これでアンソニに依頼されていた街作りは終わったな。俺のいたらない所もあったけど、みんなよく頑張ってくれたね! 今日はみんなの頑張りを労うためにも、バーベキューを行おうと思います! みんなの好きな物もたくさん準備しているよ! 夜はスクリーンや投影機を使って大画面で映画でも流そうか!」
この世界の人たちは、霜降り肉は嫌いなようで、お肉の味が濃厚な赤身の肉の方が好みに合っているようだ。なので、短角牛のいい所を大量にDPで召喚している。DPで召喚するのはいいけど、どうやって作ってるんだろうな? 不思議パワーの事を考えても仕方がないので思考を切り替える。
みんな楽しそうでよかった。この子たちはもう、独立していろいろできる位の知識はあるんだよな。でもディストピア以外に住めば、戦闘があれば工兵として駆り出されてしまうんだろうな。本人たちの意志に任せるとはいえ、可能な限り守ってやらなきゃな!
「シュウ君、まだ若いのにおじさんみたいな顔になってるわよ」
ミリーに突っ込まれてしまった。父性だよ父性!
0
お気に入りに追加
465
あなたにおすすめの小説

劣等生のハイランカー
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
ダンジョンが当たり前に存在する世界で、貧乏学生である【海斗】は一攫千金を夢見て探索者の仮免許がもらえる周王学園への入学を目指す!
無事内定をもらえたのも束の間。案内されたクラスはどいつもこいつも金欲しさで集まった探索者不適合者たち。通称【Fクラス】。
カーストの最下位を指し示すと同時、そこは生徒からサンドバッグ扱いをされる掃き溜めのようなクラスだった。
唯一生き残れる道は【才能】の覚醒のみ。
学園側に【将来性】を示せねば、一方的に搾取される未来が待ち受けていた。
クラスメイトは全員ライバル!
卒業するまで、一瞬たりとも油断できない生活の幕開けである!
そんな中【海斗】の覚醒した【才能】はダンジョンの中でしか発現せず、ダンジョンの外に出れば一般人になり変わる超絶ピーキーな代物だった。
それでも【海斗】は大金を得るためダンジョンに潜り続ける。
難病で眠り続ける、余命いくばくかの妹の命を救うために。
かくして、人知れず大量のTP(トレジャーポイント)を荒稼ぎする【海斗】の前に不審に思った人物が現れる。
「おかしいですね、一学期でこの成績。学年主席の私よりも高ポイント。この人は一体誰でしょうか?」
学年主席であり【氷姫】の二つ名を冠する御堂凛華から注目を浴びる。
「おいおいおい、このポイントを叩き出した【MNO】って一体誰だ? プロでもここまで出せるやつはいねーぞ?」
時を同じくゲームセンターでハイスコアを叩き出した生徒が現れた。
制服から察するに、近隣の周王学園生であることは割ている。
そんな噂は瞬く間に【学園にヤバい奴がいる】と掲示板に載せられ存在しない生徒【ゴースト】の噂が囁かれた。
(各20話編成)
1章:ダンジョン学園【完結】
2章:ダンジョンチルドレン【完結】
3章:大罪の権能【完結】
4章:暴食の力【完結】
5章:暗躍する嫉妬【完結】
6章:奇妙な共闘【完結】
7章:最弱種族の下剋上【完結】

凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。

錬金術師が不遇なのってお前らだけの常識じゃん。
いいたか
ファンタジー
小説家になろうにて130万PVを達成!
この世界『アレスディア』には天職と呼ばれる物がある。
戦闘に秀でていて他を寄せ付けない程の力を持つ剣士や戦士などの戦闘系の天職や、鑑定士や聖女など様々な助けを担ってくれる補助系の天職、様々な天職の中にはこの『アストレア王国』をはじめ、いくつもの国では不遇とされ虐げられてきた鍛冶師や錬金術師などと言った生産系天職がある。
これは、そんな『アストレア王国』で不遇な天職を賜ってしまった違う世界『地球』の前世の記憶を蘇らせてしまった一人の少年の物語である。
彼の行く先は天国か?それとも...?
誤字報告は訂正後削除させていただきます。ありがとうございます。
小説家になろう、カクヨム、アルファポリスで連載中!
現在アルファポリス版は5話まで改稿中です。

最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。

追放された貴族の子息はダンジョンマスターとなりハーレムライフを満喫中
佐原
ファンタジー
追放された貴族が力を蓄えて好き放題に生きる。
ある時は馬鹿な貴族をやっつけたり、ある時は隠れて生きる魔族を救ったり、ある時は悪魔と婚約したりと何かと問題は降りかかるがいつも前向きに楽しくやってます。追放した父?そんなの知らんよ、母さん達から疎まれているし、今頃、俺が夜中に討伐していた魔物に殺されているかもね。
俺は沢山の可愛くて美人な婚約者達と仲良くしてるから邪魔しないでくれ

S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )

平凡すぎる、と追放された俺。実は大量スキル獲得可のチート能力『無限変化』の使い手でした。俺が抜けてパーティが瓦解したから今更戻れ?お断りです
たかたちひろ【令嬢節約ごはん23日発売】
ファンタジー
★ファンタジーカップ参加作品です。
応援していただけたら執筆の励みになります。
《俺、貸します!》
これはパーティーを追放された男が、その実力で上り詰め、唯一無二の『レンタル冒険者』として無双を極める話である。(新形式のざまぁもあるよ)
ここから、直接ざまぁに入ります。スカッとしたい方は是非!
「君みたいな平均的な冒険者は不要だ」
この一言で、パーティーリーダーに追放を言い渡されたヨシュア。
しかしその実、彼は平均を装っていただけだった。
レベル35と見せかけているが、本当は350。
水属性魔法しか使えないと見せかけ、全属性魔法使い。
あまりに圧倒的な実力があったため、パーティーの中での力量バランスを考え、あえて影からのサポートに徹していたのだ。
それどころか攻撃力・防御力、メンバー関係の調整まで全て、彼が一手に担っていた。
リーダーのあまりに不足している実力を、ヨシュアのサポートにより埋めてきたのである。
その事実を伝えるも、リーダーには取り合ってもらえず。
あえなく、追放されてしまう。
しかし、それにより制限の消えたヨシュア。
一人で無双をしていたところ、その実力を美少女魔導士に見抜かれ、『レンタル冒険者』としてスカウトされる。
その内容は、パーティーや個人などに借りられていき、場面に応じた役割を果たすというものだった。
まさに、ヨシュアにとっての天職であった。
自分を正当に認めてくれ、力を発揮できる環境だ。
生まれつき与えられていたギフト【無限変化】による全武器、全スキルへの適性を活かして、様々な場所や状況に完璧な適応を見せるヨシュア。
目立ちたくないという思いとは裏腹に、引っ張りだこ。
元パーティーメンバーも彼のもとに帰ってきたいと言うなど、美少女たちに溺愛される。
そうしつつ、かつて前例のない、『レンタル』無双を開始するのであった。
一方、ヨシュアを追放したパーティーリーダーはと言えば、クエストの失敗、メンバーの離脱など、どんどん破滅へと追い込まれていく。
ヨシュアのスーパーサポートに頼りきっていたこと、その真の強さに気づき、戻ってこいと声をかけるが……。
そのときには、もう遅いのであった。

元勇者パーティーの雑用係だけど、実は最強だった〜無能と罵られ追放されたので、真の実力を隠してスローライフします〜
一ノ瀬 彩音
ファンタジー
元勇者パーティーで雑用係をしていたが、追放されてしまった。
しかし彼は本当は最強でしかも、真の実力を隠していた!
今は辺境の小さな村でひっそりと暮らしている。
そうしていると……?
※第3回HJ小説大賞一次通過作品です!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる