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第471話 開拓計画
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ダンジョンバトルに精を出そうとしたが、よく考えると……精を出して圧勝したら困るんだった。
しばらくは暇になるので、メギドの街の近くにある森付近に、街でも作りに行こうかな? 土木組の成長も進んでいることだし、連れて行って経験させるのも悪くないかな?
よし、アンソニから再三依頼が来ているって話だし、サクッと作りに行くか! 今日の夜にでもみんなに話すかな。
ダンジョンバトルを観察する以外、する事がなく時間が過ぎていく。二十六階のボス部屋で相手側の攻め手が全滅してしまった。コボルトキングだからそこまで強いはずじゃないけど、長い距離を踏破してきた魔物にとっては、さすがに疲労で負けたのかな?
次はおそらく本気で攻めてくるだろうな。初めの魔物だけで二十六階まで行けてるんだから、攻め手に強力な魔物がまざってくるよね。頑張れバザール! お前にかかってる!
「みんな、聞いてくれ。ダンジョンバトルはまだ終わりそうにないから、土木組を連れてメギドの近くの森付近に、街を作ってこようと思うんだけど、どうかな?」
「問題ないと思います。年長組はちょっと手が空いていないので、カエデさんたちはどうですか?」
「忙しいけど手は空くよ。付き添いでシュウについていけばいいってことね」
「ありがとうございます。後は、シェリル、イリア、ネルは土木組と仲良かったよね? 一緒に行ってフォローしてあげて」
「「「は~い」」」
「後、他に手の空いている人は?」
「ピーチさん、今回はカエデさんたちがついていけば、問題ないですか?」
「キリエ、ご主人様が未開の地に行くわけではないので、カエデさんたちがいれば問題ないです。それに土木組の娘たちがいるのに、ご主人様が無理する事は無いでしょう」
「わかりました。私たちもこちらに残らさせていただきます。ソフィーたちはどうしますか?」
「私達もしておきたいことがあるので、カエデお姉ちゃんたちにお任せします」
ん~俺って何なんだろうな? 問題児? 扱いだろうか? いや! 愛されてると思おう!
「土木組のみんなもそれでいいかな?」
全員の確認が取れたので行動に移そう。
「出発は明日で、メギドに付いたらすぐに森の近くの門まで移動して、そこで野営をするよ。下手にメギドに残って、窮屈な思いをするよりは、楽しめるように野営をしよう」
準備はミリーと三幼女に任せて、俺はあっちに行っている間の食事について、スカーレットに相談しに行く。
「スカーレット、今回は誰か連れてった方がいいと思うんだけど、どうすればいい?」
「今回は、ブラウニーを六人とアマレロを連れてってください。食材はいつでも出発できるように、常にストックしていますので、今すぐにでもいけますね」
おぉ、さすがシルキー! 家事においては完璧だな。たまにあるいたずらがなければ、完璧なんだけどな。この手の妖精から、いたずらをとったらだめだよな。とろうと思って取れるもんじゃないしな。
野営用の準備も整ったようで、本当に今すぐにでも出発できる勢いだ。野営の準備は、野営セットの入っている収納のカバンの中に、野営に必要なものがそろっているかの確認だけだし、時間がかかるものではなかった。最悪ダンマスの能力で、ベース用ダンジョンを作ればいいだけだ。
今回は一応作る予定はないので、以前面白半分で作ったプラスティックにクリエイトゴーレムをかけた、バスタブを準備している。サイズは十人くらいまとめて入れる程の大きいサイズだ。
お湯は魔道具から供給できるようにして、魔核でバスタブ自体に自動修復と、保温する能力を付加している。
うん、ベッドもお風呂もキッチンも揃ってたら、もう野営じゃないな!
「ちょっと気になったんだけど、街ってどこまで作ればいいんだ?」
「そういわれると、どこまで作るといいんですかね? アンソニに確認取ればいいんじゃないですか?」
「それもそっか」
スマホをいじってアンソニに連絡を取る。
このシステムは簡単だ。通信機だと持ち運ぶのもめんどくさいから、ディストピア・ヴローツマイン・グレッグ・ミューズ・ゴーストタウン等の、俺の持っている街の中に通信機を置いて、その通信機にスマホからアクセスできるようにしてあるだけなんだよね。
複雑だと思われるが、クリエイトゴーレムがそのシステムを簡単にしてくれた。まじ便利! そろそろ大先生って、呼ばないといけないのではないだろうか?
スマホの話はさておき、アンソニに連絡をとる。
「もしもーし、アンソニ? 森の近くの街について、聞きたいんだけどいいか?」
『もしもしって何ですか? あっ、いらない話はいいですね。どういった事が聞きたいのでしょうか?』
「えっと、街なんだけどどこまで作ればいいんだ?」
『そうですね。最低限作っていただきたいのは、壁と下水のシステムですね。可能なら、上水や区画整理までしていただけると助かります』
「区画整理って、どんな感じか決まってるかな?」
『そうですね、ある程度街の中心となる建物の位置は決めてあります。そこを中心に道を作る予定でした』
「ん~じゃぁ図面とかあったりするのかな?」
『もちろん作っています。といっても、簡単な物しかないですが』
「わかった。それに必要な事を書き込んだものを、明日までに準備しておいてくれ」
『了解いたしました』
「近くに川ってあったよな?」
『森の近くの門からですか? 確か二キロメートル位離れた所に、メギドに流れてきている川の、分流があったと思います』
「基本的な水はそっから引っ張ってくるか? ため池みたいなものを上流に作って、近くに領主館を作るか? 下水に水を流したら、その水はスライムがキレイにしてくれて大地に吸収されるから、水がガッツリと減ることはないか?
上水を全部を各家に届けるっていうのは無理だから、飲み水に使う川と洗い物に使う川を分ければ、何とかなるかな?」
『簡単にしても、絶対に守らない人間は出てきますので、領主館を中心にして綺麗な水を優先的に使う飲食店や宿等を作って、外側に民家を作るのがいいと思います。そこらへんも考えて、区画整理などを書き込んでありますので。写真とやらでそちらに現状の地図を送りますね。気になったらまた連絡をください』
「りょーかい。写真待ってるからよろしく」
届いた図面の写真を拡大して内容を確認していく。予想以上にしっかりと作られていたけど、明らかに俺に頼る前提の設計を除けば、何の問題もないかな?
しばらくは暇になるので、メギドの街の近くにある森付近に、街でも作りに行こうかな? 土木組の成長も進んでいることだし、連れて行って経験させるのも悪くないかな?
よし、アンソニから再三依頼が来ているって話だし、サクッと作りに行くか! 今日の夜にでもみんなに話すかな。
ダンジョンバトルを観察する以外、する事がなく時間が過ぎていく。二十六階のボス部屋で相手側の攻め手が全滅してしまった。コボルトキングだからそこまで強いはずじゃないけど、長い距離を踏破してきた魔物にとっては、さすがに疲労で負けたのかな?
次はおそらく本気で攻めてくるだろうな。初めの魔物だけで二十六階まで行けてるんだから、攻め手に強力な魔物がまざってくるよね。頑張れバザール! お前にかかってる!
「みんな、聞いてくれ。ダンジョンバトルはまだ終わりそうにないから、土木組を連れてメギドの近くの森付近に、街を作ってこようと思うんだけど、どうかな?」
「問題ないと思います。年長組はちょっと手が空いていないので、カエデさんたちはどうですか?」
「忙しいけど手は空くよ。付き添いでシュウについていけばいいってことね」
「ありがとうございます。後は、シェリル、イリア、ネルは土木組と仲良かったよね? 一緒に行ってフォローしてあげて」
「「「は~い」」」
「後、他に手の空いている人は?」
「ピーチさん、今回はカエデさんたちがついていけば、問題ないですか?」
「キリエ、ご主人様が未開の地に行くわけではないので、カエデさんたちがいれば問題ないです。それに土木組の娘たちがいるのに、ご主人様が無理する事は無いでしょう」
「わかりました。私たちもこちらに残らさせていただきます。ソフィーたちはどうしますか?」
「私達もしておきたいことがあるので、カエデお姉ちゃんたちにお任せします」
ん~俺って何なんだろうな? 問題児? 扱いだろうか? いや! 愛されてると思おう!
「土木組のみんなもそれでいいかな?」
全員の確認が取れたので行動に移そう。
「出発は明日で、メギドに付いたらすぐに森の近くの門まで移動して、そこで野営をするよ。下手にメギドに残って、窮屈な思いをするよりは、楽しめるように野営をしよう」
準備はミリーと三幼女に任せて、俺はあっちに行っている間の食事について、スカーレットに相談しに行く。
「スカーレット、今回は誰か連れてった方がいいと思うんだけど、どうすればいい?」
「今回は、ブラウニーを六人とアマレロを連れてってください。食材はいつでも出発できるように、常にストックしていますので、今すぐにでもいけますね」
おぉ、さすがシルキー! 家事においては完璧だな。たまにあるいたずらがなければ、完璧なんだけどな。この手の妖精から、いたずらをとったらだめだよな。とろうと思って取れるもんじゃないしな。
野営用の準備も整ったようで、本当に今すぐにでも出発できる勢いだ。野営の準備は、野営セットの入っている収納のカバンの中に、野営に必要なものがそろっているかの確認だけだし、時間がかかるものではなかった。最悪ダンマスの能力で、ベース用ダンジョンを作ればいいだけだ。
今回は一応作る予定はないので、以前面白半分で作ったプラスティックにクリエイトゴーレムをかけた、バスタブを準備している。サイズは十人くらいまとめて入れる程の大きいサイズだ。
お湯は魔道具から供給できるようにして、魔核でバスタブ自体に自動修復と、保温する能力を付加している。
うん、ベッドもお風呂もキッチンも揃ってたら、もう野営じゃないな!
「ちょっと気になったんだけど、街ってどこまで作ればいいんだ?」
「そういわれると、どこまで作るといいんですかね? アンソニに確認取ればいいんじゃないですか?」
「それもそっか」
スマホをいじってアンソニに連絡を取る。
このシステムは簡単だ。通信機だと持ち運ぶのもめんどくさいから、ディストピア・ヴローツマイン・グレッグ・ミューズ・ゴーストタウン等の、俺の持っている街の中に通信機を置いて、その通信機にスマホからアクセスできるようにしてあるだけなんだよね。
複雑だと思われるが、クリエイトゴーレムがそのシステムを簡単にしてくれた。まじ便利! そろそろ大先生って、呼ばないといけないのではないだろうか?
スマホの話はさておき、アンソニに連絡をとる。
「もしもーし、アンソニ? 森の近くの街について、聞きたいんだけどいいか?」
『もしもしって何ですか? あっ、いらない話はいいですね。どういった事が聞きたいのでしょうか?』
「えっと、街なんだけどどこまで作ればいいんだ?」
『そうですね。最低限作っていただきたいのは、壁と下水のシステムですね。可能なら、上水や区画整理までしていただけると助かります』
「区画整理って、どんな感じか決まってるかな?」
『そうですね、ある程度街の中心となる建物の位置は決めてあります。そこを中心に道を作る予定でした』
「ん~じゃぁ図面とかあったりするのかな?」
『もちろん作っています。といっても、簡単な物しかないですが』
「わかった。それに必要な事を書き込んだものを、明日までに準備しておいてくれ」
『了解いたしました』
「近くに川ってあったよな?」
『森の近くの門からですか? 確か二キロメートル位離れた所に、メギドに流れてきている川の、分流があったと思います』
「基本的な水はそっから引っ張ってくるか? ため池みたいなものを上流に作って、近くに領主館を作るか? 下水に水を流したら、その水はスライムがキレイにしてくれて大地に吸収されるから、水がガッツリと減ることはないか?
上水を全部を各家に届けるっていうのは無理だから、飲み水に使う川と洗い物に使う川を分ければ、何とかなるかな?」
『簡単にしても、絶対に守らない人間は出てきますので、領主館を中心にして綺麗な水を優先的に使う飲食店や宿等を作って、外側に民家を作るのがいいと思います。そこらへんも考えて、区画整理などを書き込んでありますので。写真とやらでそちらに現状の地図を送りますね。気になったらまた連絡をください』
「りょーかい。写真待ってるからよろしく」
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