461 / 2,518
第461話 ダンジョン完成!
しおりを挟む
洞窟型とか言ってたけど、せっかく城型のダンジョンにするんだから、室内っぽくしないとだめだよな! 俺のバカ! となると、森林系のフロアでも壁はもちろん室内っぽく! 城の中っぽくするのは、お決まりだよね。
ただ森林系だとすると、一部屋一部屋ある程度のサイズがないと、ただ鬱陶しい障害物にしかならないから注意が必要だな。ダンジョンの高さがどのくらいになるかだな。
森林じゃない所が、三メートルが内側で、天井は二メートル程と考えて、合わせると五メートルの階層が二十一階層で一〇五メートル。森林系が十五メートルの内側に、五メートル位の床にして、合わせて二十メートルで、階層が十八階層ってことで、四六五メートルか……
合わせて四六五メートルの高さの城で、ラスボス部屋が十メートルってことか? 城って考えると異様にデカい気がするが、ダンジョンって考えると、こんなもんなのだろうかと、考えなくもない。
頂上から四七五メートルか、余裕をもって五五〇メートル付近の山の面積は、十キロメートル四方はあるんじゃね? そこそこ広いな。一つ一つ部屋を設置してたら、めんどくさい事この上ない作業になるな。
確かランダムで不思〇なダンジョン的な作成する方法があったから、何回か回して良さそうなのを当てはめてくかな。
お? 部屋のサイズをある程度範囲指定できるじゃないか! このシステムって誰が作ってんだろうな? 素晴らしいんだけど、なんつーか俺に合わせて慌てて用意した感が否めないんだよな。
『ギクリッ』
また見てたんか、しかもギクリッてことは俺に合わせたってことか。チビ神感謝してるよ! さすがに一から作るのに、四十階層のダンジョンを作れとなったら、さすがに面倒だもんな。
作る前から絶対にあきらめる自信がある。一階層に一部屋のだだっ広い部屋を作って、森林や砂漠とか何か色々手を変え品を変えて、簡単に作ってしまいそうだな。
普通のダンマスなら、時間をかけて一つのダンジョンを拡張していくんだろうな。一から大きなダンジョンを作るってことは、ほとんどないだろう。複数のダンジョンをもつダンマスって、どのくらいいるんだ? 俺みたいに出歩いているダンマスが、どれくらいいるかも気になるな。どうなんだ?
『そうね、複数のダンジョンを持っているダンジョンマスターは、だいたい全体の一パーセントってところかしら。出歩いているダンマスは、結構多かったはず。確か、半数以上は出歩いてるわね。あなたみたいに、冒険者と兼業している人がほとんどよ』
期待はしてたけど、やっぱりまだ見てたのか。ある程度大きな街にダンジョンを作って、自分のダンジョンに潜って金稼ぎ? ダンジョンにこもるよりは建設的だし、確か還元っていうダンマスのスキルで、自分の所有物をDPに変えられるから、かなりいい方法か?
一階を作るあたりの面積は判ったけど、頂上付近はどうなってるんだ? と思い情報を覗いてみる。およそ八キロメートル四方といったところか? 広いな。五五〇メートル上るのに、一キロメートル程しか水平方向に進まないってことか? 五五〇パーミル……数字にするとヤバいな。
確か日本で一番傾斜がある登山鉄道で九十パーミルって、何かで読んだ覚えがある。ホントかは調べてみないとわからんが、今は廃止された碓氷峠のうすい鉄道が、最大六十六パーミルとかだった気がする。この山登ろうとしたら、登山とかいうレベルじゃなく、ロッククライミングになる場所が多いな。
あれ? ワイバーンの卵を取りに行った時、どうやってここにのぼったんだっけ? ウォーホースにまたがってただけな気がする。あいつらが走りやすい道を選んでくれたのかな?
チビ神様が分かりやすいように、ランダム部屋配置ボタンを作ってくれてるな。設定は、五メートル四方から一〇〇メートル四方の部屋を作成できるようにしてから、部屋の配置数は、上限と下限を少なくして中間を多くしていく。山なりの配置数になるように設定をいじっていく。
設定が終了したので、
「はい、ドーーーン!」
一回目に出てきた配置は、何か微妙に見えたので、ランダム部屋配置ボタンを押すと、
【二回目以降は、一〇〇〇DPかかります!】
設計図なのにDPかかるんかい! 有り余ってるからやってやんよ! 五回目にして、良さそうな感じなのが出てきたので、二階に配置。
四十階分作るのに、おそらく三桁後半に近い回数、リセットした。それだけで五万DPも消費をしているな。一から作る事考えれば、安いもんだろ! ランダムで出てきた部屋を配置する方が、圧倒的にDP消費したからな!
『あなたって、本当に贅沢なことしてるわよね。まさか五〇〇回近くもやり直すとは、思わなかったわ! 五万DPって言ったらBランクの魔物が、何匹呼び出せるのやら。これで私も、他の女神にばかにされなくて! ってどこに作ってるのよ、バカ! そんなところに作っても、誰も来ないじゃない!』
だって、ダンジョンバトル用に作っただけだから、場所なんてどこでもいいだろ?
『何言ってるの? ダンジョンバトルの最中に冒険者が中にいれば、そいつらも駒の一つとしてみなせるのに。自分の魔物も倒されるリスクはあるけど、それ以上の防衛力として使える事があるのよ! 特に高ランクのダンジョンになれば、中にいる冒険者も強くなって、かなりのアドバンテージになるのに!』
あっそ、ダンバトの最中に冒険者がダンジョンに入っていいんだ。ふ~~ん。
『あ、それ嘘! ダンジョンバトルの最中は、冒険者が入らないようにした方がいいわよ! ペナルティーがあるからね!』
はい、ダウト! お前さっき普通に防衛として、使えるって言ったじゃねえか! リスクのある中にディストピアの冒険者なんて、入れるわけないじゃん。攻めてくる敵が分からないから、危険しかねえよ。
『危なかったわ……あなたなら色んな抜け道探しそうで怖いもの。ダンジョンのサイズと、作った時間以外は普通ね。あなたの事だから何か変わった事してるのかと思ったのに……ってあれ? 何かダンジョンの深層にいる魔物より、強いのが中層あたりにいない?』
あ~よく見つけたな。こいつらが本当のボスだよ。
『え? どういうこと?』
よく、この二十一階のつくりを見て見な。
『ん~何か渦を巻いて、中心が行き止まり?になってる感じかしら? あっ! この子たちの部屋の先にダンジョンコアがあるわね。これを守っているのは、鎧の騎士ってことかしら?』
そういう事、リビングアーマー(ミスリル合金)にアダマンコーティングを施した、俺の手持ちの中で一番頑丈な魔物だよ。
『まさかこんなオチがあるなんてね、せっかく上まで登って倒せてもコアがないなんて。初めにここに迷い込んでも、階段が他にあるんだったら、上の探索が先よね……』
俺らの世界では、こういったのは普通なんだよ! だからあきらめろ!
こうやって、ダンジョンバトル用のダンジョンが完成した。もちろん、罠も階層に付与している。
ただ森林系だとすると、一部屋一部屋ある程度のサイズがないと、ただ鬱陶しい障害物にしかならないから注意が必要だな。ダンジョンの高さがどのくらいになるかだな。
森林じゃない所が、三メートルが内側で、天井は二メートル程と考えて、合わせると五メートルの階層が二十一階層で一〇五メートル。森林系が十五メートルの内側に、五メートル位の床にして、合わせて二十メートルで、階層が十八階層ってことで、四六五メートルか……
合わせて四六五メートルの高さの城で、ラスボス部屋が十メートルってことか? 城って考えると異様にデカい気がするが、ダンジョンって考えると、こんなもんなのだろうかと、考えなくもない。
頂上から四七五メートルか、余裕をもって五五〇メートル付近の山の面積は、十キロメートル四方はあるんじゃね? そこそこ広いな。一つ一つ部屋を設置してたら、めんどくさい事この上ない作業になるな。
確かランダムで不思〇なダンジョン的な作成する方法があったから、何回か回して良さそうなのを当てはめてくかな。
お? 部屋のサイズをある程度範囲指定できるじゃないか! このシステムって誰が作ってんだろうな? 素晴らしいんだけど、なんつーか俺に合わせて慌てて用意した感が否めないんだよな。
『ギクリッ』
また見てたんか、しかもギクリッてことは俺に合わせたってことか。チビ神感謝してるよ! さすがに一から作るのに、四十階層のダンジョンを作れとなったら、さすがに面倒だもんな。
作る前から絶対にあきらめる自信がある。一階層に一部屋のだだっ広い部屋を作って、森林や砂漠とか何か色々手を変え品を変えて、簡単に作ってしまいそうだな。
普通のダンマスなら、時間をかけて一つのダンジョンを拡張していくんだろうな。一から大きなダンジョンを作るってことは、ほとんどないだろう。複数のダンジョンをもつダンマスって、どのくらいいるんだ? 俺みたいに出歩いているダンマスが、どれくらいいるかも気になるな。どうなんだ?
『そうね、複数のダンジョンを持っているダンジョンマスターは、だいたい全体の一パーセントってところかしら。出歩いているダンマスは、結構多かったはず。確か、半数以上は出歩いてるわね。あなたみたいに、冒険者と兼業している人がほとんどよ』
期待はしてたけど、やっぱりまだ見てたのか。ある程度大きな街にダンジョンを作って、自分のダンジョンに潜って金稼ぎ? ダンジョンにこもるよりは建設的だし、確か還元っていうダンマスのスキルで、自分の所有物をDPに変えられるから、かなりいい方法か?
一階を作るあたりの面積は判ったけど、頂上付近はどうなってるんだ? と思い情報を覗いてみる。およそ八キロメートル四方といったところか? 広いな。五五〇メートル上るのに、一キロメートル程しか水平方向に進まないってことか? 五五〇パーミル……数字にするとヤバいな。
確か日本で一番傾斜がある登山鉄道で九十パーミルって、何かで読んだ覚えがある。ホントかは調べてみないとわからんが、今は廃止された碓氷峠のうすい鉄道が、最大六十六パーミルとかだった気がする。この山登ろうとしたら、登山とかいうレベルじゃなく、ロッククライミングになる場所が多いな。
あれ? ワイバーンの卵を取りに行った時、どうやってここにのぼったんだっけ? ウォーホースにまたがってただけな気がする。あいつらが走りやすい道を選んでくれたのかな?
チビ神様が分かりやすいように、ランダム部屋配置ボタンを作ってくれてるな。設定は、五メートル四方から一〇〇メートル四方の部屋を作成できるようにしてから、部屋の配置数は、上限と下限を少なくして中間を多くしていく。山なりの配置数になるように設定をいじっていく。
設定が終了したので、
「はい、ドーーーン!」
一回目に出てきた配置は、何か微妙に見えたので、ランダム部屋配置ボタンを押すと、
【二回目以降は、一〇〇〇DPかかります!】
設計図なのにDPかかるんかい! 有り余ってるからやってやんよ! 五回目にして、良さそうな感じなのが出てきたので、二階に配置。
四十階分作るのに、おそらく三桁後半に近い回数、リセットした。それだけで五万DPも消費をしているな。一から作る事考えれば、安いもんだろ! ランダムで出てきた部屋を配置する方が、圧倒的にDP消費したからな!
『あなたって、本当に贅沢なことしてるわよね。まさか五〇〇回近くもやり直すとは、思わなかったわ! 五万DPって言ったらBランクの魔物が、何匹呼び出せるのやら。これで私も、他の女神にばかにされなくて! ってどこに作ってるのよ、バカ! そんなところに作っても、誰も来ないじゃない!』
だって、ダンジョンバトル用に作っただけだから、場所なんてどこでもいいだろ?
『何言ってるの? ダンジョンバトルの最中に冒険者が中にいれば、そいつらも駒の一つとしてみなせるのに。自分の魔物も倒されるリスクはあるけど、それ以上の防衛力として使える事があるのよ! 特に高ランクのダンジョンになれば、中にいる冒険者も強くなって、かなりのアドバンテージになるのに!』
あっそ、ダンバトの最中に冒険者がダンジョンに入っていいんだ。ふ~~ん。
『あ、それ嘘! ダンジョンバトルの最中は、冒険者が入らないようにした方がいいわよ! ペナルティーがあるからね!』
はい、ダウト! お前さっき普通に防衛として、使えるって言ったじゃねえか! リスクのある中にディストピアの冒険者なんて、入れるわけないじゃん。攻めてくる敵が分からないから、危険しかねえよ。
『危なかったわ……あなたなら色んな抜け道探しそうで怖いもの。ダンジョンのサイズと、作った時間以外は普通ね。あなたの事だから何か変わった事してるのかと思ったのに……ってあれ? 何かダンジョンの深層にいる魔物より、強いのが中層あたりにいない?』
あ~よく見つけたな。こいつらが本当のボスだよ。
『え? どういうこと?』
よく、この二十一階のつくりを見て見な。
『ん~何か渦を巻いて、中心が行き止まり?になってる感じかしら? あっ! この子たちの部屋の先にダンジョンコアがあるわね。これを守っているのは、鎧の騎士ってことかしら?』
そういう事、リビングアーマー(ミスリル合金)にアダマンコーティングを施した、俺の手持ちの中で一番頑丈な魔物だよ。
『まさかこんなオチがあるなんてね、せっかく上まで登って倒せてもコアがないなんて。初めにここに迷い込んでも、階段が他にあるんだったら、上の探索が先よね……』
俺らの世界では、こういったのは普通なんだよ! だからあきらめろ!
こうやって、ダンジョンバトル用のダンジョンが完成した。もちろん、罠も階層に付与している。
0
お気に入りに追加
454
あなたにおすすめの小説
性奴隷を飼ったのに
お小遣い月3万
ファンタジー
10年前に俺は日本から異世界に転移して来た。
異世界に転移して来たばかりの頃、辿り着いた冒険者ギルドで勇者認定されて、魔王を討伐したら家族の元に帰れるのかな、っと思って必死になって魔王を討伐したけど、日本には帰れなかった。
異世界に来てから10年の月日が流れてしまった。俺は魔王討伐の報酬として特別公爵になっていた。ちなみに領地も貰っている。
自分の領地では奴隷は禁止していた。
奴隷を売買している商人がいるというタレコミがあって、俺は出向いた。
そして1人の奴隷少女と出会った。
彼女は、お風呂にも入れられていなくて、道路に落ちている軍手のように汚かった。
彼女は幼いエルフだった。
それに魔力が使えないように処理されていた。
そんな彼女を故郷に帰すためにエルフの村へ連れて行った。
でもエルフの村は魔力が使えない少女を引き取ってくれなかった。それどころか魔力が無いエルフは処分する掟になっているらしい。
俺の所有物であるなら彼女は処分しない、と村長が言うから俺はエルフの女の子を飼うことになった。
孤児になった魔力も無いエルフの女の子。年齢は14歳。
エルフの女の子を見捨てるなんて出来なかった。だから、この世界で彼女が生きていけるように育成することに決めた。
※エルフの少女以外にもヒロインは登場する予定でございます。
※帰る場所を無くした女の子が、美しくて強い女性に成長する物語です。
冤罪をかけられ、彼女まで寝取られた俺。潔白が証明され、皆は後悔しても戻れない事を知ったらしい
一本橋
恋愛
痴漢という犯罪者のレッテルを張られた鈴木正俊は、周りの信用を失った。
しかし、その実態は私人逮捕による冤罪だった。
家族をはじめ、友人やクラスメイトまでもが見限り、ひとり孤独へとなってしまう。
そんな正俊を慰めようと現れた彼女だったが、そこへ私人逮捕の首謀者である“山本”の姿が。
そこで、唯一の頼みだった彼女にさえも裏切られていたことを知ることになる。
……絶望し、身を投げようとする正俊だったが、そこに学校一の美少女と呼ばれている幼馴染みが現れて──
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
弓使いの成り上がり~「弓なんて役に立たない」と追放された弓使いは実は最強の狙撃手でした~
平山和人
ファンタジー
弓使いのカイトはSランクパーティー【黄金の獅子王】から、弓使いなんて役立たずと追放される。
しかし、彼らは気づいてなかった。カイトの狙撃がパーティーの危機をいくつも救った来たことに、カイトの狙撃が世界最強レベルだということに。
パーティーを追放されたカイトは自らも自覚していない狙撃で魔物を倒し、美少女から惚れられ、やがて最強の狙撃手として世界中に名を轟かせていくことになる。
一方、カイトを失った【黄金の獅子王】は没落の道を歩むことになるのであった。
幼馴染の彼女と妹が寝取られて、死刑になる話
島風
ファンタジー
幼馴染が俺を裏切った。そして、妹も......固い絆で結ばれていた筈の俺はほんの僅かの間に邪魔な存在になったらしい。だから、奴隷として売られた。幸い、命があったが、彼女達と俺では身分が違うらしい。
俺は二人を忘れて生きる事にした。そして細々と新しい生活を始める。だが、二人を寝とった勇者エリアスと裏切り者の幼馴染と妹は俺の前に再び現れた。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる