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第443話 嫁たちちょっとおこ
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俺のすることが無くなりのんびりしていると、アンソニから連絡が入った。
「シュウ様! 今先程、皇帝の特使という者から遣いが来ました。三日後にこの街に到着するようなので、それに合わせてこちらに来てもらってもいいですか?」
「お~やっと来たんだ。それでそっちの街はどうなんだ? 落ち着いたか?」
「はぃ? 何をおっしゃられているんです? シュウ様が帰る前にも、大きな混乱はなかったと思いますが、それに領主館で働いていて残した文官は、能力が高かったので大分助かっています。
街の人間は、帝国からディストピアの支配下にはいる事に、混乱していましたが、下水の仕組みと上水の仕組みを説明してもらった影響か、生活が便利になるからと、喜んでいますよ。結局上が誰であっても、民には関係ないのでしょう」
おっと、俺の感覚がずれているようだ。混乱が起きていないならそれで文句はないよな。
「三日後だったな、前日くらいにはそっちに行けるようにしておく。何かあったらまた連絡してくれ。今から見に行くけど、帰る前に話していた貨物車の試走するから、それで成功すれば物資をそっちに運べるぞ。ディストピアの品を買えるんだから 近くの街の商人はこぞって集まりそうだな」
「そうですね。ですが、こちらで売るのはどこかの商会に任せますか?」
「あ~そういう問題があるか、どこか一つの商会に任せると、贔屓になるからやるべきじゃないか? あれだな。中央市場みたいなのを作って、そこの中の商品はディストピアの物で埋めよう。で、街の商店の人間に買い付けに来させるか?」
「シュウ様、横から失礼します。利益の事を考えるとやはり、シュウ様の商会の支店を出すべきかと思います。食品系を売る店を複数と、魔道具や武器防具を売る店大きく一つ作れば、かなりの儲けになると思います」
「これ以上稼ぐのか……お金はあって困らないからそうするか。良さそうな土地を見繕ってくれ、領主館と合わせて俺が作るわ。店の方は大体の設計もあると助かるから、俺の商会を任せている奴と連絡を取って決めてくれ。最後に報告してくれればいいから」
「了解しました。明後日までに土地を確保しておきます」
何か一気に話が進んだ気がするな。また忙しくなるかな?
ここ数日走らせていた貨物車の様子を見に行こうかな。ダンジョン農園に入ったところでゴーレムバイクを取り出し、風を切りながら進んでいく。
「お? しっかり動いているようだな。何キロメートル位走ったか知らないけど、パッと見た感じガタは来て無いようだな。自動修復機能があるんだから、それを上回る破損か元からの不備がない限りは、壊れる要素がないもんな」
ちょうどよく貨物車が止まっていたので、停止を命じて各部のチェックを始める。
「まずは、コンテナの中だよな。どうなってるかな~。うん、全然問題なさそうだな。ロックを解除してっと、箱の中も特にどうにもなってないな。コンテナの中はオーケーっと」
独り言を言いながら、外に出てゴーレム機関を調べていく。
「見た感じは、どこもすり減ってないな。アダマンコーティングを施してるから、すり減られてても困るけどな。現状は問題ないから、これはそのまま荷物を満載にして走らせておくか。
スプリガンのみんなに、一日に何回か監視システムで見てもらえば十分だろ。壊れたら連絡をもらえば十分だ。サクッとゴーレム機関を作って、貨物車を作成してしまうか」
作り出すとなかなかやめられないんだよね! 二度通信機で夕食のコールが入ったので「もうちょっと待って」と言っていたら、三回目のコールは無く直接妻たちが馬車で来て、強制的に貨物車作りは中断されてしまった……もうちょっとだったのに!
「お兄ちゃん! 私たちには無理するな、しっかり食事をとりなさいっていうのに、自分でそれを守らないのは良くないと思うの! だから今日は罰として、ごはんの後は家族サービスをしてほしいの!」
フスンッと鼻がなるかと思うほど、憤慨している演技をしているシェリルを見て、回りの妻をながめていくとイリアとネルはウンウンと頷いていて、年長組はニヤニヤと笑っていたので、こいつらが仕組んだんだな!
みんなの事は好きだからいいけど、貨物車がもう少しで完成するんだよ! コンテナだけじゃなくて、客車になる箱がもう少しで……
家族サービスといっても、俺が一人ひとりの背中を洗ってあげて、特大ベッドの上でみんな寄り添って寝ただけなんだけどな。年少組と年中組がいるのに、夜のお仕事をすることは無いので、誘ってきた年長組と姉御組は黙殺した。
そして黙殺したと同時に、残念そうな顔をするな年中組の妻たちよ!
次の日には、みんなで朝のキスをねだってきた。全員にキスするのって大変だね。もちろん三幼女たちにもねだられたので、キスをしたけど妻だからセーフだよね?
朝からちょっとしたミッションをこなした俺は、朝食をたらふく食べて昼のサンドウィッチを包んでもらった。今日中に貨物車と客車の箱を完成させないといけないので、全力で頑張る予定だ。
今回、貨物車は五台繋ぎで二台には客車を積んで、三台で荷物を運ぶ予定だ。今回の物資として準備してもらっているのは、調味料関係と信頼できる兵士たちに持たせる武器防具を積んでいく。
もし場所があまりそうであれば、冒険者用の兵士たちより少し質の低い(ドワーフたちから見た品質で、一般的な武器防具よりはるかに上等なものである)を積んでいく予定だ。
今回食材をもっていかないのは、近くの街から売りにきている商人たちが多いので、競争しないようにするためだ。品質ではディストピアの物には届かないが、それを調理するのがブラウニーたちなので、問題なく美味い飯が出来る。
昼前には完成したので、念のための直径一キロメートルの、特設レールで走らせておこう。問題がなければ、明日乗っていけるな。
向こうの街に着いたら、スカルズにレッドドラゴンの定期討伐をしてもらえないか、聞いてみるか? それと一緒にいる元シングル冒険者のケモ耳三人娘も、スカルズと協力してもらうか?
俺が使ってた魔剣グラムを、スカルズのリーダーに渡して、タンクが二枚になるはずだから、魔力に強い盾を作ってやろう。ブレスはおそらく、パワードスーツのコアに水属性で、温度を下げる膜でも張らせれば完璧だと思う。
それに弓使いに、ドラゴンキラーのついているドラゴンウィングを持たせて、スカルズの最後のメンバーの二刀流に、この前発見した双剣ベイオウルフを召喚して渡してやろう。
何で双剣ベイオウルフだったのかと思ったら、ネァイリングとフルンティングという、ベイオウルフが使っていた武器が双剣になる感じだった。
ケモ耳三人娘には、この後話を聞きに行くか。スカルズはOKをしてくれるので、あの娘たち次第だろう。
「シュウ様! 今先程、皇帝の特使という者から遣いが来ました。三日後にこの街に到着するようなので、それに合わせてこちらに来てもらってもいいですか?」
「お~やっと来たんだ。それでそっちの街はどうなんだ? 落ち着いたか?」
「はぃ? 何をおっしゃられているんです? シュウ様が帰る前にも、大きな混乱はなかったと思いますが、それに領主館で働いていて残した文官は、能力が高かったので大分助かっています。
街の人間は、帝国からディストピアの支配下にはいる事に、混乱していましたが、下水の仕組みと上水の仕組みを説明してもらった影響か、生活が便利になるからと、喜んでいますよ。結局上が誰であっても、民には関係ないのでしょう」
おっと、俺の感覚がずれているようだ。混乱が起きていないならそれで文句はないよな。
「三日後だったな、前日くらいにはそっちに行けるようにしておく。何かあったらまた連絡してくれ。今から見に行くけど、帰る前に話していた貨物車の試走するから、それで成功すれば物資をそっちに運べるぞ。ディストピアの品を買えるんだから 近くの街の商人はこぞって集まりそうだな」
「そうですね。ですが、こちらで売るのはどこかの商会に任せますか?」
「あ~そういう問題があるか、どこか一つの商会に任せると、贔屓になるからやるべきじゃないか? あれだな。中央市場みたいなのを作って、そこの中の商品はディストピアの物で埋めよう。で、街の商店の人間に買い付けに来させるか?」
「シュウ様、横から失礼します。利益の事を考えるとやはり、シュウ様の商会の支店を出すべきかと思います。食品系を売る店を複数と、魔道具や武器防具を売る店大きく一つ作れば、かなりの儲けになると思います」
「これ以上稼ぐのか……お金はあって困らないからそうするか。良さそうな土地を見繕ってくれ、領主館と合わせて俺が作るわ。店の方は大体の設計もあると助かるから、俺の商会を任せている奴と連絡を取って決めてくれ。最後に報告してくれればいいから」
「了解しました。明後日までに土地を確保しておきます」
何か一気に話が進んだ気がするな。また忙しくなるかな?
ここ数日走らせていた貨物車の様子を見に行こうかな。ダンジョン農園に入ったところでゴーレムバイクを取り出し、風を切りながら進んでいく。
「お? しっかり動いているようだな。何キロメートル位走ったか知らないけど、パッと見た感じガタは来て無いようだな。自動修復機能があるんだから、それを上回る破損か元からの不備がない限りは、壊れる要素がないもんな」
ちょうどよく貨物車が止まっていたので、停止を命じて各部のチェックを始める。
「まずは、コンテナの中だよな。どうなってるかな~。うん、全然問題なさそうだな。ロックを解除してっと、箱の中も特にどうにもなってないな。コンテナの中はオーケーっと」
独り言を言いながら、外に出てゴーレム機関を調べていく。
「見た感じは、どこもすり減ってないな。アダマンコーティングを施してるから、すり減られてても困るけどな。現状は問題ないから、これはそのまま荷物を満載にして走らせておくか。
スプリガンのみんなに、一日に何回か監視システムで見てもらえば十分だろ。壊れたら連絡をもらえば十分だ。サクッとゴーレム機関を作って、貨物車を作成してしまうか」
作り出すとなかなかやめられないんだよね! 二度通信機で夕食のコールが入ったので「もうちょっと待って」と言っていたら、三回目のコールは無く直接妻たちが馬車で来て、強制的に貨物車作りは中断されてしまった……もうちょっとだったのに!
「お兄ちゃん! 私たちには無理するな、しっかり食事をとりなさいっていうのに、自分でそれを守らないのは良くないと思うの! だから今日は罰として、ごはんの後は家族サービスをしてほしいの!」
フスンッと鼻がなるかと思うほど、憤慨している演技をしているシェリルを見て、回りの妻をながめていくとイリアとネルはウンウンと頷いていて、年長組はニヤニヤと笑っていたので、こいつらが仕組んだんだな!
みんなの事は好きだからいいけど、貨物車がもう少しで完成するんだよ! コンテナだけじゃなくて、客車になる箱がもう少しで……
家族サービスといっても、俺が一人ひとりの背中を洗ってあげて、特大ベッドの上でみんな寄り添って寝ただけなんだけどな。年少組と年中組がいるのに、夜のお仕事をすることは無いので、誘ってきた年長組と姉御組は黙殺した。
そして黙殺したと同時に、残念そうな顔をするな年中組の妻たちよ!
次の日には、みんなで朝のキスをねだってきた。全員にキスするのって大変だね。もちろん三幼女たちにもねだられたので、キスをしたけど妻だからセーフだよね?
朝からちょっとしたミッションをこなした俺は、朝食をたらふく食べて昼のサンドウィッチを包んでもらった。今日中に貨物車と客車の箱を完成させないといけないので、全力で頑張る予定だ。
今回、貨物車は五台繋ぎで二台には客車を積んで、三台で荷物を運ぶ予定だ。今回の物資として準備してもらっているのは、調味料関係と信頼できる兵士たちに持たせる武器防具を積んでいく。
もし場所があまりそうであれば、冒険者用の兵士たちより少し質の低い(ドワーフたちから見た品質で、一般的な武器防具よりはるかに上等なものである)を積んでいく予定だ。
今回食材をもっていかないのは、近くの街から売りにきている商人たちが多いので、競争しないようにするためだ。品質ではディストピアの物には届かないが、それを調理するのがブラウニーたちなので、問題なく美味い飯が出来る。
昼前には完成したので、念のための直径一キロメートルの、特設レールで走らせておこう。問題がなければ、明日乗っていけるな。
向こうの街に着いたら、スカルズにレッドドラゴンの定期討伐をしてもらえないか、聞いてみるか? それと一緒にいる元シングル冒険者のケモ耳三人娘も、スカルズと協力してもらうか?
俺が使ってた魔剣グラムを、スカルズのリーダーに渡して、タンクが二枚になるはずだから、魔力に強い盾を作ってやろう。ブレスはおそらく、パワードスーツのコアに水属性で、温度を下げる膜でも張らせれば完璧だと思う。
それに弓使いに、ドラゴンキラーのついているドラゴンウィングを持たせて、スカルズの最後のメンバーの二刀流に、この前発見した双剣ベイオウルフを召喚して渡してやろう。
何で双剣ベイオウルフだったのかと思ったら、ネァイリングとフルンティングという、ベイオウルフが使っていた武器が双剣になる感じだった。
ケモ耳三人娘には、この後話を聞きに行くか。スカルズはOKをしてくれるので、あの娘たち次第だろう。
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