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第439話 魔導列車の設計図とは!?
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この街ですることが無くなったので、いったんディストピアに帰ることにした。帰る前にガリアとアンソニに、荷物を運ぶ電車のような物の作成と、土木部隊の設立について前向きに検討しておくことを伝えておく。
「短い間だったけど、無駄に内容が濃かったな~」
妻たちとのんびり、ダンジョン列車が通る道として作った地下通路を、ウォーホースのひく馬車で走っている。スカルズとケモ耳三人娘たちにも、ウォーホースを貸し出していたので、馬車を複数つなげたものを引っ張ってもらっている。
Lvのインフレのためか、全く関係ないとばかりに引っ張っている。頼もしい限りだ。
「帰ったらみんなに教えてあげないとね! クリエイトゴーレムは、勉強が大変だからみんなと一緒に、私たちも頑張らないとね!」
三幼女が頭を突き合わせて、ガッツポーズをしていた。
「アニメとか一緒に見たら、イメージ力とかつくかな? ご主人様どう思う?」
「アニメなら実際に眼で見れるから、イメージに変換はしやすいだろうね。他にもゲームは、イメージの部分に関しては悪くないと思うな。
孤児院に、テレビとか置くのはあれだから、土木部隊に入ろうと思う子たちは、俺の屋敷の近くに家を建てるか ?同じ敷地内なら、シルキーやブラウニーたちが、喜んで管理してくれるだろ? それにあのメンバーに鍛えられるなら、悪い方向には伸びないだろ?」
何人くらい志願してくれるんだろうな? 成人にもならない幼い子たちをだましてるみたいで、気が引けるけどな。少なくとも自立しても問題のないレベルには、育ててやらないとな。ディストピアを出て争いに巻き込まれても、逃げれるくらいはしておかないとな。
「「「やったー! これでみんなと一緒だね!」」」
仲のいい子たちが多いのだろうか? こういった世界なら、仲のいい友達は向こうの世界に比べれば、より重要なのだろう。気付いたら奴隷に落とされていて、昨日いた人が今日はいないことだってある世界だしな。
この娘たちだけじゃなく、リリー以外は身内がいないんだよな。成人した年長組のメンバーや、年中組の一部の妻たちもそうだけど、親に甘えられる時期を、過酷な環境で過ごしていた時期があるんだよな。
みんなには幸せになってもらいたい。それで俺との結婚は幸せなんだろうか? 今考えても仕方がないよな。
みんなにダンジョン列車の概要を伝えないとな。
「……てな感じで、ダンジョンの中を自動で走る馬車みたいなもの……貨物車を作ろうと思うんだ。
貨物車の大きさは、ディストピアで標準化させた箱サイズを一単位として、縦五個、横五個、奥に四個を一セットとして三セット分が入るようにしようと思ってる。貨物車は自体はいくつも繋げられるから、無人で大量に輸送が可能だね」
めっちゃ現代化が進んでいくが、飛び地に領地をゲットしたからしょうがないよね!
妻とブラウニーたちはポカンと口をあけてこっちを見ている。勉強をしたためか、俺の話したことを理解ができるため、驚きの余りその顔になっているようだ。ブラウニーたちのその顔は、驚いているというより、欠食児童がご飯を見た時の表情に見えてしまう不思議。
「これを作るだけなら、設計しちゃえばすぐにできるよ。簡単な設計をしてしまうかな」
軽くそんなことを言いながら、魔導ノートパソコンを取り出してCADを立ち上げる。
「そういえばネル、学校の同級生たちってどのくらい戦闘ができるようになってるんだ?」
「うんとね、体術スキルが四くらいになってたと思うよ! 自分の得意武器は、確か六だったと思う。魔法も基本は、全部使えるようになってたと思う」
ん? ダンジョンの訓練所を使っているとはいっても、さすがに上がりすぎじゃねえか? 妻たちはDPでドーピングしている、それに迫る勢いでスキルLvが上がるなんてな。ある程度戦えるなら、パワーレベリングと、能力向上スキルを与えれるか?
ステータスを全体的に上げるスキルはあるのに、一個一個のステータスをあげるスキルって、手に入らんのかな? どっかで見た覚えがあるけど、素早さをあげるスキルがあったはずだが、何だったっけな?
『加速』だったかっけな? 何かニュアンスが違う気がしなくもないけど、斥候系のスキル持ちの人間が覚えてたから、何かそういう風に体を使っているとスキル覚えれるのかな?
お? 今回のダンジョンコアを掌握して、手に入ったダンマスのスキルが発覚した。
マップ先生でスキル検索をかけていると、習得人数や習得Lvなどで検索ができるようになっていた。
習得人数一〇〇人以下で検索したら、レアスキルがヒットした。『強魔』『剛腕』『鉄壁』……これはまさに、俺が求めているスキルじゃねえか! 俺の持っている、幸運三セットと同じように、ステータスを個別にあげるスキルだ。
運と一緒で、三種類くらいあるのかな? 何で運は初めから三つもあったのだろうか?
早く召喚できるようになるか、覚えられたりしないかな?
妻たちの会話をBGMに、CADをいじってドンドン設計していく。車輪は三対で六個、動力はゴーレム機関(魔核を使って車輪を動かすシステム)を使う予定だ。ベアリングやすり減りそうな場所には、アダマンコーティングを行って摩耗を避ける予定だ。自動修復機能も追加予定。
複雑な機械を使うわけじゃないから、めっちゃ簡単に設計ができるな。ベアリングの部分が一番気を遣うかもな。ゴーレム機関は、エンジンの部分を簡素化して、全部クリエイトゴーレムで作成する予定なので、速度もかなり出せると踏んでいる。
実際に荷物を積んで走らせてみないとわからないけどね。最悪貨物車だけで速度が出ないようなら、前に引っ張るための機関部を搭載してもいいかな。
「簡単な設計は終わったから、後は試しで作らないといけないな。一番面倒なレール引きは、ダンマスのスキルでダンジョンの一部として、等間隔に地面を盛り上げる事は簡単だったため、かなり手間が省けたぞ! ダンジョンの一部だから勝手に修復してくれるしな」
なんて言っていると、俺の声を聴いていた全員が「え!?」と言って振り返ってきた。そんなにおかしい事かな? まぁいいや。
「一応実験できる場所も作ったし、問題があればそこで分かるかな? これが上手く言ったら、ダンジョン農園にも導入しよっか、今は馬車とか使ってるから、簡単に指示ができるようなスイッチ式とか、ボタン式にしておけば良さそうだな」
うんうんと頷きながら、ちょっと楽しくなってきた。設計の応用を考えてニヤニヤしてみた。
「短い間だったけど、無駄に内容が濃かったな~」
妻たちとのんびり、ダンジョン列車が通る道として作った地下通路を、ウォーホースのひく馬車で走っている。スカルズとケモ耳三人娘たちにも、ウォーホースを貸し出していたので、馬車を複数つなげたものを引っ張ってもらっている。
Lvのインフレのためか、全く関係ないとばかりに引っ張っている。頼もしい限りだ。
「帰ったらみんなに教えてあげないとね! クリエイトゴーレムは、勉強が大変だからみんなと一緒に、私たちも頑張らないとね!」
三幼女が頭を突き合わせて、ガッツポーズをしていた。
「アニメとか一緒に見たら、イメージ力とかつくかな? ご主人様どう思う?」
「アニメなら実際に眼で見れるから、イメージに変換はしやすいだろうね。他にもゲームは、イメージの部分に関しては悪くないと思うな。
孤児院に、テレビとか置くのはあれだから、土木部隊に入ろうと思う子たちは、俺の屋敷の近くに家を建てるか ?同じ敷地内なら、シルキーやブラウニーたちが、喜んで管理してくれるだろ? それにあのメンバーに鍛えられるなら、悪い方向には伸びないだろ?」
何人くらい志願してくれるんだろうな? 成人にもならない幼い子たちをだましてるみたいで、気が引けるけどな。少なくとも自立しても問題のないレベルには、育ててやらないとな。ディストピアを出て争いに巻き込まれても、逃げれるくらいはしておかないとな。
「「「やったー! これでみんなと一緒だね!」」」
仲のいい子たちが多いのだろうか? こういった世界なら、仲のいい友達は向こうの世界に比べれば、より重要なのだろう。気付いたら奴隷に落とされていて、昨日いた人が今日はいないことだってある世界だしな。
この娘たちだけじゃなく、リリー以外は身内がいないんだよな。成人した年長組のメンバーや、年中組の一部の妻たちもそうだけど、親に甘えられる時期を、過酷な環境で過ごしていた時期があるんだよな。
みんなには幸せになってもらいたい。それで俺との結婚は幸せなんだろうか? 今考えても仕方がないよな。
みんなにダンジョン列車の概要を伝えないとな。
「……てな感じで、ダンジョンの中を自動で走る馬車みたいなもの……貨物車を作ろうと思うんだ。
貨物車の大きさは、ディストピアで標準化させた箱サイズを一単位として、縦五個、横五個、奥に四個を一セットとして三セット分が入るようにしようと思ってる。貨物車は自体はいくつも繋げられるから、無人で大量に輸送が可能だね」
めっちゃ現代化が進んでいくが、飛び地に領地をゲットしたからしょうがないよね!
妻とブラウニーたちはポカンと口をあけてこっちを見ている。勉強をしたためか、俺の話したことを理解ができるため、驚きの余りその顔になっているようだ。ブラウニーたちのその顔は、驚いているというより、欠食児童がご飯を見た時の表情に見えてしまう不思議。
「これを作るだけなら、設計しちゃえばすぐにできるよ。簡単な設計をしてしまうかな」
軽くそんなことを言いながら、魔導ノートパソコンを取り出してCADを立ち上げる。
「そういえばネル、学校の同級生たちってどのくらい戦闘ができるようになってるんだ?」
「うんとね、体術スキルが四くらいになってたと思うよ! 自分の得意武器は、確か六だったと思う。魔法も基本は、全部使えるようになってたと思う」
ん? ダンジョンの訓練所を使っているとはいっても、さすがに上がりすぎじゃねえか? 妻たちはDPでドーピングしている、それに迫る勢いでスキルLvが上がるなんてな。ある程度戦えるなら、パワーレベリングと、能力向上スキルを与えれるか?
ステータスを全体的に上げるスキルはあるのに、一個一個のステータスをあげるスキルって、手に入らんのかな? どっかで見た覚えがあるけど、素早さをあげるスキルがあったはずだが、何だったっけな?
『加速』だったかっけな? 何かニュアンスが違う気がしなくもないけど、斥候系のスキル持ちの人間が覚えてたから、何かそういう風に体を使っているとスキル覚えれるのかな?
お? 今回のダンジョンコアを掌握して、手に入ったダンマスのスキルが発覚した。
マップ先生でスキル検索をかけていると、習得人数や習得Lvなどで検索ができるようになっていた。
習得人数一〇〇人以下で検索したら、レアスキルがヒットした。『強魔』『剛腕』『鉄壁』……これはまさに、俺が求めているスキルじゃねえか! 俺の持っている、幸運三セットと同じように、ステータスを個別にあげるスキルだ。
運と一緒で、三種類くらいあるのかな? 何で運は初めから三つもあったのだろうか?
早く召喚できるようになるか、覚えられたりしないかな?
妻たちの会話をBGMに、CADをいじってドンドン設計していく。車輪は三対で六個、動力はゴーレム機関(魔核を使って車輪を動かすシステム)を使う予定だ。ベアリングやすり減りそうな場所には、アダマンコーティングを行って摩耗を避ける予定だ。自動修復機能も追加予定。
複雑な機械を使うわけじゃないから、めっちゃ簡単に設計ができるな。ベアリングの部分が一番気を遣うかもな。ゴーレム機関は、エンジンの部分を簡素化して、全部クリエイトゴーレムで作成する予定なので、速度もかなり出せると踏んでいる。
実際に荷物を積んで走らせてみないとわからないけどね。最悪貨物車だけで速度が出ないようなら、前に引っ張るための機関部を搭載してもいいかな。
「簡単な設計は終わったから、後は試しで作らないといけないな。一番面倒なレール引きは、ダンマスのスキルでダンジョンの一部として、等間隔に地面を盛り上げる事は簡単だったため、かなり手間が省けたぞ! ダンジョンの一部だから勝手に修復してくれるしな」
なんて言っていると、俺の声を聴いていた全員が「え!?」と言って振り返ってきた。そんなにおかしい事かな? まぁいいや。
「一応実験できる場所も作ったし、問題があればそこで分かるかな? これが上手く言ったら、ダンジョン農園にも導入しよっか、今は馬車とか使ってるから、簡単に指示ができるようなスイッチ式とか、ボタン式にしておけば良さそうだな」
うんうんと頷きながら、ちょっと楽しくなってきた。設計の応用を考えてニヤニヤしてみた。
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