434 / 2,518
第434話 領主館襲撃直前
しおりを挟む
夜になるとスカルズたちが起きてきて、食事を始める。好物が出てきたことに喜んでいたので、俺のチョイスは間違っていなかったかな?
ご飯を食べてすぐにストレッチを始めだした。食べた後にすぐストレッチか? 効果があるのか?
俺たちが風呂に入って寝る時間になっても、入念に体を伸ばしていた。だいたい二時間位か? そんなにストレッチして意味あるのだろうか? スカルズたちの邪魔をするわけにもいかないし、頑張るように伝える。
皇帝あての手紙は、召喚した鳥型の魔物に伝書バトみたいなことをさせている。
することが無くなったので、ベッドに入ってブッ君で小説を読み始める。今読んでいるのは、リッチ系のダークヒーローが活躍するものだ。そのうち眠くなるので身を任せよう。年少組はもうほとんどが寝ている。年中組は俺と同じで、寝る前の時間を楽しんでいるようだ。
スカルズたちの事も気になるので、マップ先生で動きは確認している。誰にも見つかった様子もなく、潜入していくあたりさすがだな。
今度遊びで、侵入ミッションを体験できるダンジョンでも作るか? リアルメタ〇ギアソ〇ッドだ。ゲームの中をダンジョンで再現する……これって面白いんじゃないか? ステータスを下げて出来る事を減らせば面白いかもな。
なんて考えていると、眠気が襲ってきたのでそのまま眠りにつくことにした。
朝目を覚ますと、少し家の中が騒がしい気がする。よくわからないので騒がしい方に進んでいくと、予想通り食堂だった。ここ以外で人が集まれる場所ってあんまりないからね。
「おはよ~、騒がしいけど何かあったの?」
「あ、シュウ様。侵入作戦無事終わりました。あそこの領主ですが、相当あくどい事をしていました。その報告をしていたら……その、シュウ様の奥方様たちが憤慨してしまいまして……」
「ふ~~ん、そんなにヤバいことしてたのか。すまないけど、初めから報告頼めるかな?」
スカルズのリーダーにそうやって頼むと、状況から細かく説明してくれた。
状況を簡単に説明すると、
一、迷賊の捕えていた冒険者は、奴隷に落とされて街の外の奴隷商に売り払われていた。
二、冒険者の中でも見た目の良かった者は、領主館に残され、壊れるまで領主やその息子、兵士に犯され続け壊れたら、街の娼館に売り払われるか、暗殺者として洗脳されるかしていた。
三、捕えた冒険者の代わりに奴隷商からは、見た目のいい女の奴隷と交換していた。
四、交換した女の奴隷は、二番にあげたような用途に使われていた。
五、少数だが残された男の冒険者は、兵士の訓練相手をして、むごい死を遂げていたそうだ。
他にも、街を訪れた商隊に冤罪を押し付けて資産を没収した上、仕事についてきた商人の家族なども奴隷に落としていたらしい。ここまでひどい事をしているのに、何で帝国は動いていなかったんだ? さすがに不自然すぎるだろ?
元々犯罪をおかすことを前提に、作られた街といっても過言でないこの街は、トップに立つ人間は元から腐っていたのだろう。そんな人間の支配している街でも、不思議な事に街の人間には手を出していないとの事だった。
そういった命令でも出されていたのだろう。街の人間が消えるのは不自然だけど、冒険者や行商人がいなくなっても街の人間は判らないからな。
ただ、最近は行商人たちの来る数が減った、との報告書も発見していたようで、街の外の物を仕入れるために、自分たちで商隊を組んで仕入れに行っていたようだ。
それもそうだよな、街の外の人間からしたらこの街に行くと行方不明になるっていう噂……事実だから噂じゃないか。そんなところに、誰も行きたがらないよな。
黒ということが確定した。
マップ先生を確認していると、昨日作った通路を高速で移動している人物がいる。ガリアとアンソニという名前の男と、その家族らしい女性と子供が三人。グリエルの言っていた人材かな? ガリアがついてきたのは、アンソニが俺と初対面だから繋ぎの役割かな?
家族で来ているのか、領主館の安全を確保してやらないとな。占領したら魔改造して、安全に配慮した作りにしておこう。
後は、この子たちにもディストピアに友達はいるだろうから、地下通路を改造していつでも帰れるようにしといてやるか。年齢を見ると、十四歳、十二歳、十歳と一番上の子は、もうすぐ成人か。
ディストピアなら勉強をしている歳なので、特別室を作ってみんなとここで授業を受けれるようにしよう。戦闘訓練は、後で考えよう。
ディストピアでは、子どもたちの戦闘訓練は、必須科目としている。安全を確保しているとはいっても、高ランクの魔物の跋扈する樹海の中なので、最低限身を守れるだけの訓練を積んでもらっている。
もちろん大人たちも戦闘訓練を受けている。レベルが上がれば、筋力も体力も魔力も上がるので、自分の生産活動にも、いい影響を与えるので喜ばれている。
学校に通う年齢に達していない幼子以外は、フレデリク基準でいえば、部隊隊長クラスほどの戦闘能力がある。それでも十分なレベルではないので、もう少しレベル上げをしたいところである。
さてさて、そんなことを考えている場合じゃなかった。
「領主の代わりになる人材が今こっちに向かっているから、サクッと領主館を落とそうか。今回はスカルズと獣人の三人に全面的に、お願いする予定だったけど……この様子を見ると、俺の妻たちを参加させないわけにはいかないと思うんだけど、どうしたもんだか」
「シュウ様、私たちの事を考えてくださるのは嬉しいですが、さすがに今の奥方様たちの様子を見て、私たちだけで! とはいえないです。今度グランドリザードにでも挑ませて頂けたら嬉しいのですが」
「地竜じゃなくて、レッドドラゴンでもいいけど?」
「さすがに、シュウ様ではないので、私たちには勝てるはずないです。だからグランドリザードと」
「ポップするまで時間あるから、しばらくは戦えないけどもちろん許可するよ。それ以外にも活躍できそうなことがあれば、呼ぶからそれで許してくれ」
「いえ、私たちのわがままを聞いてくださり、ありがとうございます」
スカルズのみんなは控えめだな。この子たちにドラゴンキラーの付いた武器もたせたら、レッドドラゴンも狩れるんじゃないか? ステータス的にはまだまだだけど、パワードスーツを着ているので、妻たちよりは総合的な防御力は上だろう。
作戦を考えようかと思ったけど、妻たちの様子を見る限り……真正面から叩き潰す形になるだろうな。話すだけ話してみるか。
ご飯を食べてすぐにストレッチを始めだした。食べた後にすぐストレッチか? 効果があるのか?
俺たちが風呂に入って寝る時間になっても、入念に体を伸ばしていた。だいたい二時間位か? そんなにストレッチして意味あるのだろうか? スカルズたちの邪魔をするわけにもいかないし、頑張るように伝える。
皇帝あての手紙は、召喚した鳥型の魔物に伝書バトみたいなことをさせている。
することが無くなったので、ベッドに入ってブッ君で小説を読み始める。今読んでいるのは、リッチ系のダークヒーローが活躍するものだ。そのうち眠くなるので身を任せよう。年少組はもうほとんどが寝ている。年中組は俺と同じで、寝る前の時間を楽しんでいるようだ。
スカルズたちの事も気になるので、マップ先生で動きは確認している。誰にも見つかった様子もなく、潜入していくあたりさすがだな。
今度遊びで、侵入ミッションを体験できるダンジョンでも作るか? リアルメタ〇ギアソ〇ッドだ。ゲームの中をダンジョンで再現する……これって面白いんじゃないか? ステータスを下げて出来る事を減らせば面白いかもな。
なんて考えていると、眠気が襲ってきたのでそのまま眠りにつくことにした。
朝目を覚ますと、少し家の中が騒がしい気がする。よくわからないので騒がしい方に進んでいくと、予想通り食堂だった。ここ以外で人が集まれる場所ってあんまりないからね。
「おはよ~、騒がしいけど何かあったの?」
「あ、シュウ様。侵入作戦無事終わりました。あそこの領主ですが、相当あくどい事をしていました。その報告をしていたら……その、シュウ様の奥方様たちが憤慨してしまいまして……」
「ふ~~ん、そんなにヤバいことしてたのか。すまないけど、初めから報告頼めるかな?」
スカルズのリーダーにそうやって頼むと、状況から細かく説明してくれた。
状況を簡単に説明すると、
一、迷賊の捕えていた冒険者は、奴隷に落とされて街の外の奴隷商に売り払われていた。
二、冒険者の中でも見た目の良かった者は、領主館に残され、壊れるまで領主やその息子、兵士に犯され続け壊れたら、街の娼館に売り払われるか、暗殺者として洗脳されるかしていた。
三、捕えた冒険者の代わりに奴隷商からは、見た目のいい女の奴隷と交換していた。
四、交換した女の奴隷は、二番にあげたような用途に使われていた。
五、少数だが残された男の冒険者は、兵士の訓練相手をして、むごい死を遂げていたそうだ。
他にも、街を訪れた商隊に冤罪を押し付けて資産を没収した上、仕事についてきた商人の家族なども奴隷に落としていたらしい。ここまでひどい事をしているのに、何で帝国は動いていなかったんだ? さすがに不自然すぎるだろ?
元々犯罪をおかすことを前提に、作られた街といっても過言でないこの街は、トップに立つ人間は元から腐っていたのだろう。そんな人間の支配している街でも、不思議な事に街の人間には手を出していないとの事だった。
そういった命令でも出されていたのだろう。街の人間が消えるのは不自然だけど、冒険者や行商人がいなくなっても街の人間は判らないからな。
ただ、最近は行商人たちの来る数が減った、との報告書も発見していたようで、街の外の物を仕入れるために、自分たちで商隊を組んで仕入れに行っていたようだ。
それもそうだよな、街の外の人間からしたらこの街に行くと行方不明になるっていう噂……事実だから噂じゃないか。そんなところに、誰も行きたがらないよな。
黒ということが確定した。
マップ先生を確認していると、昨日作った通路を高速で移動している人物がいる。ガリアとアンソニという名前の男と、その家族らしい女性と子供が三人。グリエルの言っていた人材かな? ガリアがついてきたのは、アンソニが俺と初対面だから繋ぎの役割かな?
家族で来ているのか、領主館の安全を確保してやらないとな。占領したら魔改造して、安全に配慮した作りにしておこう。
後は、この子たちにもディストピアに友達はいるだろうから、地下通路を改造していつでも帰れるようにしといてやるか。年齢を見ると、十四歳、十二歳、十歳と一番上の子は、もうすぐ成人か。
ディストピアなら勉強をしている歳なので、特別室を作ってみんなとここで授業を受けれるようにしよう。戦闘訓練は、後で考えよう。
ディストピアでは、子どもたちの戦闘訓練は、必須科目としている。安全を確保しているとはいっても、高ランクの魔物の跋扈する樹海の中なので、最低限身を守れるだけの訓練を積んでもらっている。
もちろん大人たちも戦闘訓練を受けている。レベルが上がれば、筋力も体力も魔力も上がるので、自分の生産活動にも、いい影響を与えるので喜ばれている。
学校に通う年齢に達していない幼子以外は、フレデリク基準でいえば、部隊隊長クラスほどの戦闘能力がある。それでも十分なレベルではないので、もう少しレベル上げをしたいところである。
さてさて、そんなことを考えている場合じゃなかった。
「領主の代わりになる人材が今こっちに向かっているから、サクッと領主館を落とそうか。今回はスカルズと獣人の三人に全面的に、お願いする予定だったけど……この様子を見ると、俺の妻たちを参加させないわけにはいかないと思うんだけど、どうしたもんだか」
「シュウ様、私たちの事を考えてくださるのは嬉しいですが、さすがに今の奥方様たちの様子を見て、私たちだけで! とはいえないです。今度グランドリザードにでも挑ませて頂けたら嬉しいのですが」
「地竜じゃなくて、レッドドラゴンでもいいけど?」
「さすがに、シュウ様ではないので、私たちには勝てるはずないです。だからグランドリザードと」
「ポップするまで時間あるから、しばらくは戦えないけどもちろん許可するよ。それ以外にも活躍できそうなことがあれば、呼ぶからそれで許してくれ」
「いえ、私たちのわがままを聞いてくださり、ありがとうございます」
スカルズのみんなは控えめだな。この子たちにドラゴンキラーの付いた武器もたせたら、レッドドラゴンも狩れるんじゃないか? ステータス的にはまだまだだけど、パワードスーツを着ているので、妻たちよりは総合的な防御力は上だろう。
作戦を考えようかと思ったけど、妻たちの様子を見る限り……真正面から叩き潰す形になるだろうな。話すだけ話してみるか。
0
お気に入りに追加
459
あなたにおすすめの小説
サバイバル能力に全振りした男の半端仙人道
コアラ太
ファンタジー
年齢(3000歳)特技(逃げ足)趣味(採取)。半仙人やってます。
主人公は都会の生活に疲れて脱サラし、山暮らしを始めた。
こじんまりとした生活の中で、自然に触れていくと、瞑想にハマり始める。
そんなある日、森の中で見知らぬ老人から声をかけられたことがきっかけとなり、その老人に弟子入りすることになった。
修行する中で、仙人の道へ足を踏み入れるが、師匠から仙人にはなれないと言われてしまった。それでも良いやと気楽に修行を続け、正式な仙人にはなれずとも。足掛け程度は認められることになる。
それから何年も何年も何年も過ぎ、いつものように没頭していた瞑想を終えて目開けると、視界に映るのは密林。仕方なく周辺を探索していると、二足歩行の獣に捕まってしまう。言葉の通じないモフモフ達の言語から覚えなければ……。
不死になれなかった半端な仙人が起こす珍道中。
記憶力の無い男が、日記を探して旅をする。
メサメサメサ
メサ メサ
メサ メサ
メサ メサ
メサメサメサメサメサ
メ サ メ サ サ
メ サ メ サ サ サ
メ サ メ サ ササ
他サイトにも掲載しています。
【改稿版】休憩スキルで異世界無双!チートを得た俺は異世界で無双し、王女と魔女を嫁にする。
ゆう
ファンタジー
剣と魔法の異世界に転生したクリス・レガード。
剣聖を輩出したことのあるレガード家において剣術スキルは必要不可欠だが12歳の儀式で手に入れたスキルは【休憩】だった。
しかしこのスキル、想像していた以上にチートだ。
休憩を使いスキルを強化、更に新しいスキルを獲得できてしまう…
そして強敵と相対する中、クリスは伝説のスキルである覇王を取得する。
ルミナス初代国王が有したスキルである覇王。
その覇王発現は王国の長い歴史の中で悲願だった。
それ以降、クリスを取り巻く環境は目まぐるしく変化していく……
※アルファポリスに投稿した作品の改稿版です。
ホットランキング最高位2位でした。
カクヨムにも別シナリオで掲載。
クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される
こたろう文庫
ファンタジー
日頃からいじめにあっていた影宮 灰人は授業中に突如現れた転移陣によってクラスごと転移されそうになるが、咄嗟の機転により転移を一人だけ回避することに成功する。しかし女神の説得?により結局異世界転移するが、転移先の国王から職業[逃亡者]が無能という理由にて処刑されることになる
初執筆作品になりますので日本語などおかしい部分があるかと思いますが、温かい目で読んで頂き、少しでも面白いと思って頂ければ幸いです。
なろう・カクヨム・アルファポリスにて公開しています
こちらの作品も宜しければお願いします
[イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で学園最強に・・・]
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
異世界転生!俺はここで生きていく
おとなのふりかけ紅鮭
ファンタジー
俺の名前は長瀬達也。特に特徴のない、その辺の高校生男子だ。
同じクラスの女の子に恋をしているが、告白も出来ずにいるチキン野郎である。
今日も部活の朝練に向かう為朝も早くに家を出た。
だけど、俺は朝練に向かう途中で事故にあってしまう。
意識を失った後、目覚めたらそこは俺の知らない世界だった!
魔法あり、剣あり、ドラゴンあり!のまさに小説で読んだファンタジーの世界。
俺はそんな世界で冒険者として生きて行く事になる、はずだったのだが、何やら色々と問題が起きそうな世界だったようだ。
それでも俺は楽しくこの新しい生を歩んで行くのだ!
小説家になろうでも投稿しています。
メインはあちらですが、こちらも同じように投稿していきます。
宜しくお願いします。
クラス転移で裏切られた「無」職の俺は世界を変える
ジャック
ファンタジー
私立三界高校2年3組において司馬は孤立する。このクラスにおいて王角龍騎というリーダーシップのあるイケメンと学園2大美女と呼ばれる住野桜と清水桃花が居るクラスであった。司馬に唯一話しかけるのが桜であり、クラスはそれを疎ましく思っていた。そんなある日クラスが異世界のラクル帝国へ転生してしまう。勇者、賢者、聖女、剣聖、など強い職業がクラスで選ばれる中司馬は無であり、属性も無であった。1人弱い中帝国で過ごす。そんなある日、八大ダンジョンと呼ばれるラギルダンジョンに挑む。そこで、帝国となかまに裏切りを受け─
これは、全てに絶望したこの世界で唯一の「無」職の少年がどん底からはい上がり、世界を変えるまでの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
カクヨム様、小説家になろう様にも連載させてもらっています。
「残念でした~。レベル1だしチートスキルなんてありませ~ん笑」と女神に言われ異世界転生させられましたが、転移先がレベルアップの実の宝庫でした
御浦祥太
ファンタジー
どこにでもいる高校生、朝比奈結人《あさひなゆいと》は修学旅行で京都を訪れた際に、突然清水寺から落下してしまう。不思議な空間にワープした結人は女神を名乗る女性に会い、自分がこれから異世界転生することを告げられる。
異世界と聞いて結人は、何かチートのような特別なスキルがもらえるのか女神に尋ねるが、返ってきたのは「残念でした~~。レベル1だしチートスキルなんてありませ~~ん(笑)」という強烈な言葉だった。
女神の言葉に落胆しつつも異世界に転生させられる結人。
――しかし、彼は知らなかった。
転移先がまさかの禁断のレベルアップの実の群生地であり、その実を食べることで自身のレベルが世界最高となることを――
クラスまるごと異世界転移
八神
ファンタジー
二年生に進級してもうすぐ5月になろうとしていたある日。
ソレは突然訪れた。
『君たちに力を授けよう。その力で世界を救うのだ』
そんな自分勝手な事を言うと自称『神』は俺を含めたクラス全員を異世界へと放り込んだ。
…そして俺たちが神に与えられた力とやらは『固有スキル』なるものだった。
どうやらその能力については本人以外には分からないようになっているらしい。
…大した情報を与えられてもいないのに世界を救えと言われても…
そんな突然異世界へと送られた高校生達の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる