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第418話 迷賊に慈悲はない!
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気絶させておいた迷賊の両手を縛り、胡坐の状態で足を縛っている。気絶している時に縛ったのだが大変だった。
縛られた迷賊が目を覚まし、現状を把握すると無表情になった。
「さぁ、目が覚めたな。今から何が行われるか分かってるよな?」
迷賊は、何もしゃべろうとはしない意志を表に出して、抵抗している感じだ。
「お前たちが黙ってても、適当に拷問してしゃべらすからいいんだけどな。まずは……そっちの明らかに下っ端っぽいお前だ。レイリー持ち上げてあっちに持ってきてくれ」
返事をしたレイリーは下っ端を持ち上げて、俺が作ったブラインドのアースウォールの裏へ連れていく。ちなみに妻たちは、周辺の確認作業に入っている。これから行われることを考えたら、近くに置いておきたくないからね。迷賊の見張りには、スカルズとケモ耳娘たちに残ってもらっている。
「お前らみたいに、いきなり魔法を放ってくる盗賊まがいな人間に、何をされたってしゃべらねえよ。早く殺せ」
ブラインドの裏に着くなり、そんなことを言い放つ迷賊の下っ端だ。まぁ一人目だし願いを叶えてやるか。
「そっか、死にたいのか? じゃぁ、二・三質問したら死んでもらおうか」
少しひきつった顔をしているが、どうせはったりだろうと思ったのか、にやけ面に変わっていく。
そんな様子を見ながら俺は、一本のナイフを取り出す。遠くから見た感じは、単なる先のとがった細い棒なのだが、近くに寄って見ると棒の表面に小さな刃が無数についている。表現をするなら、小さなサメの歯が棒に無数についているような感じだろうか? 刺されたら悲惨な状態になる凶悪な武器だ。
「始めようか。お前らはこのダンジョンで、盗賊まがいな事をなぜやってる?」
「はぁ? 何言ってんだお前。俺らは冒険者、襲ってきた冒険者、盗賊を殺してただけだが」
迷賊はしれっと嘘をつく。本当の事を答えてくれるとは思わなかったが、黙るんじゃなくて嘘をつくとはな。手にもったナイフをそのまま、ふくらはぎの部分に突き刺して引き抜く。
「あぎゃぁぁぁぁ!!!」
迷賊の下っ端はあまりの痛さに悲鳴をあげる。刃には感覚が敏感になる魔法薬? 魔法毒? が塗ってあるのでかなり痛いはずだ。即効性の強い魔法系のアイテムは、こういう時に便利だよな。
「俺の足が! 何でもう腐り始めてるんだ? どうして? ぎゃぁぁぁぁぁ! はぁはぁ、何で腐ってるんだよ俺の足……」
うわ言のように、自分の足を見て俺の足がと言っている。感覚が敏感になる魔法薬のほかに、最近召喚できるようになった昆虫系の魔物から採取した、腐敗毒を利用している。
この腐敗毒は皮膚についたり口腔摂取、粘膜に付着等をしても害にならないが、直接体内に侵入すると……猛烈な勢いで腐っていく不思議な毒だ。この魔物と戦う時は、小さな傷が命取りになる厄介な相手だ。
「お前らはこのダンジョンで、盗賊まがいな事をなぜやってる?」
「俺の足どうなっちまったんだよ。こんな風になってるのに痛みがまったくねえんだ。お願いだ直してくれ!」
「ん? お前、しゃべる事はないから早く殺せって言ってなかったか? なんだ直してほしいのか? じゃぁ正直に答えたらどうだ?」
「俺たちは盗賊なんてしてない、襲ってくる人間を撃退していただけだ」
「じゃぁ、あの部屋にいた冒険者たちはなんで殺した?」
「あいつらも襲ってきたからに決まってるだろ? 本当の事言ったんだから直してくれよ」
この状態で嘘をしれっと吐くあたり、結構根性があるのだろうか? バレバレの嘘に対して、傷を治す必要性は感じられないな。
「お前さ一番最初にあった時に、美人ばっか連れて馬鹿な男だな、とか言ってただろ? そんな事言う奴らが、盗賊じゃないとかギャグのセンスすらないだろ?」
「お前たちが先に魔法放ってきたのが原因だろ? 俺たちはなんも悪くねえ!」
「あほか! 情報通り美人ばっかとか言ってたくせにな。狙ってたことはバレバレだろうが! 冒険者狩りをやっている集団が、ここにいるのに問題になってないのか?
ダンジョンを管理している冒険者ギルドか、この街の上層部がこの件にかかわってる可能性がある? そうでもしないと、俺たちを捕まえた後の処理ができないはずだからな」
「何わけのわからねえこと言ってる、本当のこと言ったんだからこの傷治せよコノヤロー!!」
俺は最高にいい笑顔をして、アダマンタイトの容器を取り出して、迷賊の下っ端にかけようとする。
「はぁ、助かった。あぎゃああああ!!!」
「お前さ、バカだろ? 俺がいつお前のこと治すって言った? それにお前、自分で早く殺せって言っただろ? だから願いを叶えてやるよ。この毒? いや違うなこれは、胞子っていう……そうだな、小さな生き物だと思ってくれ。
ただ面白い能力があるんだ、人食い胞子と言われていてな、体についたら早めに焼き払わないと……全身を生きたまま食われることになる恐ろしい物だ。樹海の中でも限られた一部でしか生きられない物らしい、せいぜい楽しんでくれ」
俺とレイリーはその場から離れて、全身に火をぶっかける。防具などの魔法耐性で、身体に熱を感じることはないが、体の周りについた胞子を焼き払う。
下っ端から胞子が漏れないように、半径五メートル程のファイアウォールを発動しておく。あの中で蒸し焼きみたいになってるのかな?
「次の奴に行こうか。次は……副リーダー位の奴もいいな。お前ら、この中で副リーダー当たる人間はどいつだ?」
全員が今さっきのやり取りを聞いていたため、青い顔をしながら各々に副リーダーの方に顔を向ける。六人の視線が集まった奴がいるから、そいつにするか。
「レイリー、視線の集まったそいつとリーダーを連れて、今度はあっちの方に連れてきてくれ」
アースウォールで新しく作った、迷宮たちのブラインドになる場所に二人を連れていく。
「なんで俺まで! 副リーダーが良かったんだろ?」
「俺は副リーダーもいいな、って言ったんだけど? しっかり言葉は聞いておこうな。副リーダーのお前に質問するぞ。お前らはこのダンジョンで盗賊まがいな事をなぜやってる?」
「俺たちはりょ『お前! ぶっ殺すぞ!』まれてだ」
リーダーの声に阻まれ肝心なところが聞こえなかった。
この副リーダーはすでに心が折れてるようで、ある程度状況をしっているみたいなので生かしておくか。俺はリーダーに下っ端にも使った棒を取り出して、両ふくらはぎと両上腕に突き刺す。痛みに悲鳴をあげた後感覚がなくなり、腐っていく自分の身体を見ていたリーダーは発狂寸前だ。
「お前にもう一度質問する。お前らはこのダンジョンで盗賊まがいな事をなぜやってる?」
「領主に頼まれてだ」
「冒険者ギルドは、関わっていないのか?」
「おそらく関わっている。失踪する冒険者の数が多いし、ダンジョンを管理しているギルドが、俺たちが運んでいる荷物はチェックしないんだから、まず間違いないと思う。他にもギルドの地図に載っていないエリアも存在している。実際に聞いたことはないので、おそらく関わっているとしか言えない」
「そうか、まず間違いなくかかわっているだろうな。地図にないエリアか……それにしても、こいつうるさいな。口だけふさいでおくか」
口の中に布を詰めて、さるぐつわも噛ませたので大分静かになったな。
副リーダー以外にも連れてきて、リーダーの状況を見ると同じような事をゲロった。全員から情報を引き出した後に、わめいているリーダーに闇魔法をかけて、同じ質問と他の仲間について、関わっている人間を聞いている。
縛られた迷賊が目を覚まし、現状を把握すると無表情になった。
「さぁ、目が覚めたな。今から何が行われるか分かってるよな?」
迷賊は、何もしゃべろうとはしない意志を表に出して、抵抗している感じだ。
「お前たちが黙ってても、適当に拷問してしゃべらすからいいんだけどな。まずは……そっちの明らかに下っ端っぽいお前だ。レイリー持ち上げてあっちに持ってきてくれ」
返事をしたレイリーは下っ端を持ち上げて、俺が作ったブラインドのアースウォールの裏へ連れていく。ちなみに妻たちは、周辺の確認作業に入っている。これから行われることを考えたら、近くに置いておきたくないからね。迷賊の見張りには、スカルズとケモ耳娘たちに残ってもらっている。
「お前らみたいに、いきなり魔法を放ってくる盗賊まがいな人間に、何をされたってしゃべらねえよ。早く殺せ」
ブラインドの裏に着くなり、そんなことを言い放つ迷賊の下っ端だ。まぁ一人目だし願いを叶えてやるか。
「そっか、死にたいのか? じゃぁ、二・三質問したら死んでもらおうか」
少しひきつった顔をしているが、どうせはったりだろうと思ったのか、にやけ面に変わっていく。
そんな様子を見ながら俺は、一本のナイフを取り出す。遠くから見た感じは、単なる先のとがった細い棒なのだが、近くに寄って見ると棒の表面に小さな刃が無数についている。表現をするなら、小さなサメの歯が棒に無数についているような感じだろうか? 刺されたら悲惨な状態になる凶悪な武器だ。
「始めようか。お前らはこのダンジョンで、盗賊まがいな事をなぜやってる?」
「はぁ? 何言ってんだお前。俺らは冒険者、襲ってきた冒険者、盗賊を殺してただけだが」
迷賊はしれっと嘘をつく。本当の事を答えてくれるとは思わなかったが、黙るんじゃなくて嘘をつくとはな。手にもったナイフをそのまま、ふくらはぎの部分に突き刺して引き抜く。
「あぎゃぁぁぁぁ!!!」
迷賊の下っ端はあまりの痛さに悲鳴をあげる。刃には感覚が敏感になる魔法薬? 魔法毒? が塗ってあるのでかなり痛いはずだ。即効性の強い魔法系のアイテムは、こういう時に便利だよな。
「俺の足が! 何でもう腐り始めてるんだ? どうして? ぎゃぁぁぁぁぁ! はぁはぁ、何で腐ってるんだよ俺の足……」
うわ言のように、自分の足を見て俺の足がと言っている。感覚が敏感になる魔法薬のほかに、最近召喚できるようになった昆虫系の魔物から採取した、腐敗毒を利用している。
この腐敗毒は皮膚についたり口腔摂取、粘膜に付着等をしても害にならないが、直接体内に侵入すると……猛烈な勢いで腐っていく不思議な毒だ。この魔物と戦う時は、小さな傷が命取りになる厄介な相手だ。
「お前らはこのダンジョンで、盗賊まがいな事をなぜやってる?」
「俺の足どうなっちまったんだよ。こんな風になってるのに痛みがまったくねえんだ。お願いだ直してくれ!」
「ん? お前、しゃべる事はないから早く殺せって言ってなかったか? なんだ直してほしいのか? じゃぁ正直に答えたらどうだ?」
「俺たちは盗賊なんてしてない、襲ってくる人間を撃退していただけだ」
「じゃぁ、あの部屋にいた冒険者たちはなんで殺した?」
「あいつらも襲ってきたからに決まってるだろ? 本当の事言ったんだから直してくれよ」
この状態で嘘をしれっと吐くあたり、結構根性があるのだろうか? バレバレの嘘に対して、傷を治す必要性は感じられないな。
「お前さ一番最初にあった時に、美人ばっか連れて馬鹿な男だな、とか言ってただろ? そんな事言う奴らが、盗賊じゃないとかギャグのセンスすらないだろ?」
「お前たちが先に魔法放ってきたのが原因だろ? 俺たちはなんも悪くねえ!」
「あほか! 情報通り美人ばっかとか言ってたくせにな。狙ってたことはバレバレだろうが! 冒険者狩りをやっている集団が、ここにいるのに問題になってないのか?
ダンジョンを管理している冒険者ギルドか、この街の上層部がこの件にかかわってる可能性がある? そうでもしないと、俺たちを捕まえた後の処理ができないはずだからな」
「何わけのわからねえこと言ってる、本当のこと言ったんだからこの傷治せよコノヤロー!!」
俺は最高にいい笑顔をして、アダマンタイトの容器を取り出して、迷賊の下っ端にかけようとする。
「はぁ、助かった。あぎゃああああ!!!」
「お前さ、バカだろ? 俺がいつお前のこと治すって言った? それにお前、自分で早く殺せって言っただろ? だから願いを叶えてやるよ。この毒? いや違うなこれは、胞子っていう……そうだな、小さな生き物だと思ってくれ。
ただ面白い能力があるんだ、人食い胞子と言われていてな、体についたら早めに焼き払わないと……全身を生きたまま食われることになる恐ろしい物だ。樹海の中でも限られた一部でしか生きられない物らしい、せいぜい楽しんでくれ」
俺とレイリーはその場から離れて、全身に火をぶっかける。防具などの魔法耐性で、身体に熱を感じることはないが、体の周りについた胞子を焼き払う。
下っ端から胞子が漏れないように、半径五メートル程のファイアウォールを発動しておく。あの中で蒸し焼きみたいになってるのかな?
「次の奴に行こうか。次は……副リーダー位の奴もいいな。お前ら、この中で副リーダー当たる人間はどいつだ?」
全員が今さっきのやり取りを聞いていたため、青い顔をしながら各々に副リーダーの方に顔を向ける。六人の視線が集まった奴がいるから、そいつにするか。
「レイリー、視線の集まったそいつとリーダーを連れて、今度はあっちの方に連れてきてくれ」
アースウォールで新しく作った、迷宮たちのブラインドになる場所に二人を連れていく。
「なんで俺まで! 副リーダーが良かったんだろ?」
「俺は副リーダーもいいな、って言ったんだけど? しっかり言葉は聞いておこうな。副リーダーのお前に質問するぞ。お前らはこのダンジョンで盗賊まがいな事をなぜやってる?」
「俺たちはりょ『お前! ぶっ殺すぞ!』まれてだ」
リーダーの声に阻まれ肝心なところが聞こえなかった。
この副リーダーはすでに心が折れてるようで、ある程度状況をしっているみたいなので生かしておくか。俺はリーダーに下っ端にも使った棒を取り出して、両ふくらはぎと両上腕に突き刺す。痛みに悲鳴をあげた後感覚がなくなり、腐っていく自分の身体を見ていたリーダーは発狂寸前だ。
「お前にもう一度質問する。お前らはこのダンジョンで盗賊まがいな事をなぜやってる?」
「領主に頼まれてだ」
「冒険者ギルドは、関わっていないのか?」
「おそらく関わっている。失踪する冒険者の数が多いし、ダンジョンを管理しているギルドが、俺たちが運んでいる荷物はチェックしないんだから、まず間違いないと思う。他にもギルドの地図に載っていないエリアも存在している。実際に聞いたことはないので、おそらく関わっているとしか言えない」
「そうか、まず間違いなくかかわっているだろうな。地図にないエリアか……それにしても、こいつうるさいな。口だけふさいでおくか」
口の中に布を詰めて、さるぐつわも噛ませたので大分静かになったな。
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