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第372話 一路帝都へ
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ゴーストタウンは、娼館と競技エリアができてから治安は大分安定した。真実の瞳があるのに問題が多い気がしていたのは、ゴーストタウンに入る人間に対しては基本的に大きな規制をしていないそうだ。
もちろん今まで通り、聖国方面に多かった殺人系の称号や、拷問系の称号を持っている人間は入場拒否にしているが、小さい犯罪と言っていいのだろうか? そういった人たちは、普通の街と変わらずに入れているそうだ。
人がある程度集まれば、問題が起きるのは仕方がないので、取り締まりを強化して抑制する方針しか今の所打ち出せないんだけどね! とりあえず、監視の目は完璧なので大きなトラブルにならない限りは、俺たちが出張っていくこともないだろう。
ゴーストタウンができてから約ニヶ月経った頃、俺たちが離れても問題ないような状態になったので、帝国のアホ共を退治しにいかないとな。
バカ共のせいで、このニヶ月街の中を自由に歩き回れなかったんだからな! ゲーム月間やホモーク確保して競技場エリアを作っていたので、俺はそこまで不自由はしていなかったのだが、それはそれこれはこれである!
ムカついたのでとっちめてやることにする。
妻たちは俺がホイホイといろんなところに行かないので喜んでいた。帝国への遠征は若干渋っていた。俺が殺されそうになったニヶ月前は、帝国を滅ぼす勢いでキレていた。それに対する怒りはまだくすぶってはいるが、俺が無暗に外出しなくなったことに、喜んでいるため渋っていた状況だ。
さすがに俺も、このままのんびり生活してるのは、嫌だと力説して妻たちをねじ伏せた!
俺に強く言われたら、拒否できる妻たちではないので、渋ってはいてもしっかりと帝国へ遠征するための準備を整えていてくれた。
今回は正面からではなく奇襲という形をとるので、地上を走っていくのではなく、地下通路を作って帝都まで向かう予定だ。先に行かせていた者たちに拠点とする適当な建物を準備させていたので、そこまで地下通路をひくだけの簡単な作業だ。
王都にいる勇者たちだが城の一角で何か、おそらく実験ではないかと思うが、たまに十人程の人間が連れてこられては、光点がいくつか消えているので、何かをされて死んでいると推測される。
十人の内ニ、三人しか生き残らないため、結構危ない事をしているんだろうな。これに生き残ったのが、ディストピアに奴隷か何かで送り出されているのだろうか?
記憶とかどうなってんだろうな。子供の親は俺を殺そうとしたことを知ってかなり取り乱していたが、親子に罪はないので問題ない事を伝えて落ち着いてもらっている。
子供には意識を取り戻してから話を聞いたが、前ニ日位の記憶が全く残っていないそうだ。闇魔法による記憶障害でよくみられる現象らしい。初耳の情報だな。
馬車に揺られてはいるが景色を楽しめない状況なので、ニコたちスライムを使って遊んでいる。
俺とミリーの従魔を合わせて狼は四匹いて、馬車の近くを走っているのでそいつらに向かって、スライムたちをポンポン投げているのだ。
口でキャッチしたり鼻で跳ね返したり、尻尾で打ち返したりいろんな方法で返してくれるので、面白くなってニ匹同時に投げたりしている。
ただ問題があってそろそろ遊び始めてから一時間は経っているのだが、スライムたちが喜んでもっともっとと体を高速で振るわせて、頭の上でお願いしてくるので仕方がなく続けている。解放されたのは遊び始めてから三時間近く経った頃だ。
勇者たちの動きをマップ先生で見ていても変わり映えがないので、ブッ君で何かを読もうとしたら……
「ご主人様、今回は神様が関わっているそうですが、勇者以外はどうするのですか?」
「勇者以外をどうするとは?」
「神様が関わっているとはいえ、城の中で色々しているのであれば、皇帝も関わっている可能性が高いと思うのですが、そちらをどうしますかってことですね」
「そう言われればそうか、闇精霊も捕らえないといけないし、ひとまず勇者をつかまえて尋問してみるか? そうすれば、何か分かるかもしれないしな。それも気になるんだけど、報告で上がってきた帝都に捕まっている勇者がいるって話だけど、そっちはどうなってる?」
「そちらは私には分からないので知っているの、アリスだっけ?」
ピーチが余り見せない自信のない返答をして、アリスに確認を取っている。
「私が知ってるよ。ご主人様、その勇者がいる所はおそらくですが牢屋ではないと思います。推測ですが、監禁はされていますが、何かしらの特殊能力があって利用されているような印象を受けます。色々と調べないといけないとは思いますが、こちらに引き込んでもいい人材だと考えます」
「監禁されてるんだったら助けてから考えるか、もし監禁されて無かったり問題がありそうなら、三人の勇者と一緒に処分しよう。あんまりさせたくないとは思ってるんだけど、今回勇者を殺す役って誰か決めてる? よくわからないスキルが手に入るあれだけどさ」
「シュウ、今回は私たちが殺す予定よ。他のみんなも理解してくれて、今回はミリーとリンドと一緒にスキルをゲットするよ。実際ハテナだけじゃよくわからないけど、シュウから聞いた話だと害にはならないから問題ないってことだけどさ」
「俺もチビ神から聞いただけだからよくわからんのだよな。あいつが嘘ついたことは今のところないから、危ない物ではないと思うし、あっても問題ないんじゃないか?」
その後は他愛のない話をして寝て起きて飯食って、帝都までのニ日間はすることが無いと言っていいだろう。
長い馬車旅(この世界の基準で考えれば十倍は早く移動しているけどな!)を終えて帝都のアジトについたが、正直ぼろすぎたので地下にこの先もアジトとして使えるように、結構大掛かりな空間を作成している。
もちろんキッチンにお風呂、数多くの部屋を作ったので五十人は生活できるんじゃないかな?
神共に乗せられたとはいえ、おいたをした勇者共をどうやって捕まえるかな?
もちろん今まで通り、聖国方面に多かった殺人系の称号や、拷問系の称号を持っている人間は入場拒否にしているが、小さい犯罪と言っていいのだろうか? そういった人たちは、普通の街と変わらずに入れているそうだ。
人がある程度集まれば、問題が起きるのは仕方がないので、取り締まりを強化して抑制する方針しか今の所打ち出せないんだけどね! とりあえず、監視の目は完璧なので大きなトラブルにならない限りは、俺たちが出張っていくこともないだろう。
ゴーストタウンができてから約ニヶ月経った頃、俺たちが離れても問題ないような状態になったので、帝国のアホ共を退治しにいかないとな。
バカ共のせいで、このニヶ月街の中を自由に歩き回れなかったんだからな! ゲーム月間やホモーク確保して競技場エリアを作っていたので、俺はそこまで不自由はしていなかったのだが、それはそれこれはこれである!
ムカついたのでとっちめてやることにする。
妻たちは俺がホイホイといろんなところに行かないので喜んでいた。帝国への遠征は若干渋っていた。俺が殺されそうになったニヶ月前は、帝国を滅ぼす勢いでキレていた。それに対する怒りはまだくすぶってはいるが、俺が無暗に外出しなくなったことに、喜んでいるため渋っていた状況だ。
さすがに俺も、このままのんびり生活してるのは、嫌だと力説して妻たちをねじ伏せた!
俺に強く言われたら、拒否できる妻たちではないので、渋ってはいてもしっかりと帝国へ遠征するための準備を整えていてくれた。
今回は正面からではなく奇襲という形をとるので、地上を走っていくのではなく、地下通路を作って帝都まで向かう予定だ。先に行かせていた者たちに拠点とする適当な建物を準備させていたので、そこまで地下通路をひくだけの簡単な作業だ。
王都にいる勇者たちだが城の一角で何か、おそらく実験ではないかと思うが、たまに十人程の人間が連れてこられては、光点がいくつか消えているので、何かをされて死んでいると推測される。
十人の内ニ、三人しか生き残らないため、結構危ない事をしているんだろうな。これに生き残ったのが、ディストピアに奴隷か何かで送り出されているのだろうか?
記憶とかどうなってんだろうな。子供の親は俺を殺そうとしたことを知ってかなり取り乱していたが、親子に罪はないので問題ない事を伝えて落ち着いてもらっている。
子供には意識を取り戻してから話を聞いたが、前ニ日位の記憶が全く残っていないそうだ。闇魔法による記憶障害でよくみられる現象らしい。初耳の情報だな。
馬車に揺られてはいるが景色を楽しめない状況なので、ニコたちスライムを使って遊んでいる。
俺とミリーの従魔を合わせて狼は四匹いて、馬車の近くを走っているのでそいつらに向かって、スライムたちをポンポン投げているのだ。
口でキャッチしたり鼻で跳ね返したり、尻尾で打ち返したりいろんな方法で返してくれるので、面白くなってニ匹同時に投げたりしている。
ただ問題があってそろそろ遊び始めてから一時間は経っているのだが、スライムたちが喜んでもっともっとと体を高速で振るわせて、頭の上でお願いしてくるので仕方がなく続けている。解放されたのは遊び始めてから三時間近く経った頃だ。
勇者たちの動きをマップ先生で見ていても変わり映えがないので、ブッ君で何かを読もうとしたら……
「ご主人様、今回は神様が関わっているそうですが、勇者以外はどうするのですか?」
「勇者以外をどうするとは?」
「神様が関わっているとはいえ、城の中で色々しているのであれば、皇帝も関わっている可能性が高いと思うのですが、そちらをどうしますかってことですね」
「そう言われればそうか、闇精霊も捕らえないといけないし、ひとまず勇者をつかまえて尋問してみるか? そうすれば、何か分かるかもしれないしな。それも気になるんだけど、報告で上がってきた帝都に捕まっている勇者がいるって話だけど、そっちはどうなってる?」
「そちらは私には分からないので知っているの、アリスだっけ?」
ピーチが余り見せない自信のない返答をして、アリスに確認を取っている。
「私が知ってるよ。ご主人様、その勇者がいる所はおそらくですが牢屋ではないと思います。推測ですが、監禁はされていますが、何かしらの特殊能力があって利用されているような印象を受けます。色々と調べないといけないとは思いますが、こちらに引き込んでもいい人材だと考えます」
「監禁されてるんだったら助けてから考えるか、もし監禁されて無かったり問題がありそうなら、三人の勇者と一緒に処分しよう。あんまりさせたくないとは思ってるんだけど、今回勇者を殺す役って誰か決めてる? よくわからないスキルが手に入るあれだけどさ」
「シュウ、今回は私たちが殺す予定よ。他のみんなも理解してくれて、今回はミリーとリンドと一緒にスキルをゲットするよ。実際ハテナだけじゃよくわからないけど、シュウから聞いた話だと害にはならないから問題ないってことだけどさ」
「俺もチビ神から聞いただけだからよくわからんのだよな。あいつが嘘ついたことは今のところないから、危ない物ではないと思うし、あっても問題ないんじゃないか?」
その後は他愛のない話をして寝て起きて飯食って、帝都までのニ日間はすることが無いと言っていいだろう。
長い馬車旅(この世界の基準で考えれば十倍は早く移動しているけどな!)を終えて帝都のアジトについたが、正直ぼろすぎたので地下にこの先もアジトとして使えるように、結構大掛かりな空間を作成している。
もちろんキッチンにお風呂、数多くの部屋を作ったので五十人は生活できるんじゃないかな?
神共に乗せられたとはいえ、おいたをした勇者共をどうやって捕まえるかな?
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