304 / 2,518
第304話 一路北へ!
しおりを挟む
事情聴取は簡単に済んでしまった。やっぱりアホが勝手に仲間を連れてディストピアに来たそうだ。まぁきちんと監視して管理できてなかった罰として、前回と同じようにポーションを振りかけて苦しませて、インターバルを置いてからまたポーションをかけてを繰り返して、廃人のようになったところで再度念を押しておく。
側近たちは今回は痛みによる罰ではなく、全身を拘束してから筆によるくすぐり地獄の刑に処された。マンガ好きの妻たちが機会があったらやってみたいと言っていたので、ちょうどいい機会なのでやって見る事にしたのだ。
正直、骨折クラスの痛みを与えられて治されてを繰り返すのも嫌だけど、くすぐられるのが苦手なのでどっちをとると言われると、悩んでしまうくらいには俺にとってきつい罰だ。
笑い声が汚かったので妻たちに聞かせるわけにはいかないと思い、日頃教皇と側近たちに苦労をさせられているであろうメイドや給仕、執事や部下に交代させながら三十分ほど続けさせてから解放した。いろいろ耐え切れなくなって失禁してる人がいるくらい地獄を味わったようだ。うむ、予想より効果があってよかった。
ただここで終わってしまうとくすぐらせたメイドたちが、側近たちに何をされるか分からないので、数名に連絡用の魔道具を渡しておいた。もし理不尽な攻撃があった際や見つけた場合には報告できるように渡したのだ。それと魔道具が使えないように盗まれたり、連絡できないように監禁されたりしないように、定期的に連絡を入れるようにするシステムにした。
これでアフターフォローも完璧だ!
さてすることも終わったし帰るとするか!
「ご主人様、ちょっといいですか?」
「お? ライラがこういう時に色々言ってくるのは珍しいな、なんか気になる事でもあるんか?」
「ディストピアでも色々あるけど、ご主人様がいなくても問題ないのですからどこか遠くへ遊びに行きませんか?」
「ふむ、みんなもどこか遠くに遊びに行きたいのかな?」
周りを見ると他の嫁達も頷いていた。これって俺がいない所で示し合わせてた感じだな。拒否する理由もないしみんなに任せてどこか行くのも悪くないな。
「みんな同意しているってことは、どこか行ってみたいところがあるんだよね?」
「行ってみたいところって言っていいのかな? ご主人様は三大国の配置はご存知ですよね。樹海を中心に北に王国、東南東に聖国、南西に帝国がありますよね。各大国の間に小さな国があるのも知ってますよね? それ以外の国ってどこにあるか知っていますか?」
「ん~それ以外に国ってあるのか? 話に出なかったから知らないんだけど」
「そうですよね。聖国の東に海があるのは知っていると思いますけど、北には森が広がってるの知っていますか? 樹海に似たようなところがあって、その先にも国があるんです。
ただ移動できる人は戦闘力にしてAランク冒険者相当の実力者が複数いて何とかできる場所だそうです。王国側から回って行こうにも樹海のような場所か、標高一万メートルを超える山脈と凶悪な魔物のいる場所を超えて行かないとたどり着けないのです。
海から行こうとしても海流や魔物のせいで、この世界の船ではたどり着けずに難破してしまうそうです」
「何かご都合主義的な何かが見え隠れしているけど、面白そうだな。そういえばカエデのいた国の極東ってどこにあるんだ? 聖国が俺の中で一番東なんだけど」
「ぷふっ。シュウ、極東っていう国の名前であって、本当に極東にあるわけじゃないんだよ。位置にすると、ヴローツマインの東側で聖国の南側ってところかな?」
「へ~そんなところにあったんだ。でだ、森を超えた先の国に行ってみたいってことかな? その国の情報ってどのくらいある?」
「こっちと違って戦争がほとんどなく平和らしいです。他にも道路がしっかり整備されているようですね。魔物を積極的に倒す部隊と、冒険者たちが多いそうで魔物被害は驚くほど少ないと聞いています。そのくらいかな?」
「思ったより情報があるようでない感じだな。こっちの国と比べるとインフラや魔物退治に力を入れているみたいで平和なんだな。昔か今現在かで日本からの召喚者がいるのかもしれないな。もしくは日本に似た国からの召喚者かもしれないな。歴史上の人物がこの世界にいたんだしありえない事じゃないよな」
俺はこの世界に来てから、三大国を中心とした話しか聞いていないし、神が用意したダンジョンが三つあると聞いていたから、てっきりこの大陸? は樹海を中心としたエリアにしか人が集まっていないものだと、勝手に勘違いしていた。
勇者の称号を持っている者とある程度の実力者が護衛についていれば、森を縦断することも不可能じゃないか? 異界から召喚された人間の持っている勇者の称号は、仲間にもその効果が伝播するので脱落者がある程度、出るかもしれないけど移住した人たちがいてもおかしくないか?
聖国みたいな国は嫌な人間は多いだろうし。元々向こう側にも人が住んでいただろうし、可能性なんていくらでもあるか。
「とりあえず、聖国の今回拷問に参加してもらった、メイドたちのフォローできる人間をしっかりチョイスしてから、境界線にある森へ向かおうか。
道中を楽しむためDPで出せる物や地下を掘らないみたいな感じで、縛りを設けようか? もちろん危険になればためらいなく解禁するけど、普通の冒険者たちが味わっているちょっとした苦労でも、楽しめるようにってのはどうかな?」
「ダンジョンマスターの能力を封じての行軍ですか? キャンプみたいでそれは面白そうですね。ドロップした魔物の肉や森の中にある食べれる物を採取するのも悪くないですね。
聖国へのフォローですが、そろそろ人造ゴーレムを導入してみたらどうですか? あの子たちなら目に魔道具を埋めてあるから、スプリガンの皆さんに確認してもらう事は出来ますよね? 耳には通信機も仕込んであるので音も拾えるようにと、指示を遠方から出せるように改造していますし」
作るだけ作ってすっかり忘れていた人造ゴーレムを有効活用する時が来たか! アリスが提案したそれを採用して人造ゴーレムを聖都に派遣しておこう、ついでに普段人造ゴーレム達が待機しておく場所も確保して、拷問に参加した人たちの駆け込みできる場所として準備しておくか。
面倒くさい事が増えるのに嫁達は全員が同意をしてくれた。森の中での煮炊きはどうやって行おうかな~? だがシュウはこの時点で大きな間違いに気付いてなかった。
普通の冒険者は樹海に似た森の中に入ろうとしない事、魔物の領域の森では煮炊きを基本しない事を知らないのだ。今までが今までなので思い至る事が無いとはいえ、色々ずれているのは間違いないだろう。
今持っている食料以外は、DPで極力食料も出さないようにしたので道中に街によって食料を買うべきだろう。
普通は大容量の収納の腕輪や鞄を一つの集団が複数確保していることも珍しいのだが、ここでもシュウはその事実に気付くことが無かった。調理器具や寝具、テントに関しては、もともと使っている物があったのでそこは問題ないだろう。
話が一気に進み、色々な準備を整えていたが、人造ゴーレムがここに届くまでここに留まるか放置して後は任せるか悩んでいると、三幼女達が名案を出してくれたのだ。『キャスリングは人間を運べないけど魔物や物は運べるんだよね?』という一言で待つ時間がゼロになった。
そして準備が整ったので王都を出発して一路北へ向かって行く。
側近たちは今回は痛みによる罰ではなく、全身を拘束してから筆によるくすぐり地獄の刑に処された。マンガ好きの妻たちが機会があったらやってみたいと言っていたので、ちょうどいい機会なのでやって見る事にしたのだ。
正直、骨折クラスの痛みを与えられて治されてを繰り返すのも嫌だけど、くすぐられるのが苦手なのでどっちをとると言われると、悩んでしまうくらいには俺にとってきつい罰だ。
笑い声が汚かったので妻たちに聞かせるわけにはいかないと思い、日頃教皇と側近たちに苦労をさせられているであろうメイドや給仕、執事や部下に交代させながら三十分ほど続けさせてから解放した。いろいろ耐え切れなくなって失禁してる人がいるくらい地獄を味わったようだ。うむ、予想より効果があってよかった。
ただここで終わってしまうとくすぐらせたメイドたちが、側近たちに何をされるか分からないので、数名に連絡用の魔道具を渡しておいた。もし理不尽な攻撃があった際や見つけた場合には報告できるように渡したのだ。それと魔道具が使えないように盗まれたり、連絡できないように監禁されたりしないように、定期的に連絡を入れるようにするシステムにした。
これでアフターフォローも完璧だ!
さてすることも終わったし帰るとするか!
「ご主人様、ちょっといいですか?」
「お? ライラがこういう時に色々言ってくるのは珍しいな、なんか気になる事でもあるんか?」
「ディストピアでも色々あるけど、ご主人様がいなくても問題ないのですからどこか遠くへ遊びに行きませんか?」
「ふむ、みんなもどこか遠くに遊びに行きたいのかな?」
周りを見ると他の嫁達も頷いていた。これって俺がいない所で示し合わせてた感じだな。拒否する理由もないしみんなに任せてどこか行くのも悪くないな。
「みんな同意しているってことは、どこか行ってみたいところがあるんだよね?」
「行ってみたいところって言っていいのかな? ご主人様は三大国の配置はご存知ですよね。樹海を中心に北に王国、東南東に聖国、南西に帝国がありますよね。各大国の間に小さな国があるのも知ってますよね? それ以外の国ってどこにあるか知っていますか?」
「ん~それ以外に国ってあるのか? 話に出なかったから知らないんだけど」
「そうですよね。聖国の東に海があるのは知っていると思いますけど、北には森が広がってるの知っていますか? 樹海に似たようなところがあって、その先にも国があるんです。
ただ移動できる人は戦闘力にしてAランク冒険者相当の実力者が複数いて何とかできる場所だそうです。王国側から回って行こうにも樹海のような場所か、標高一万メートルを超える山脈と凶悪な魔物のいる場所を超えて行かないとたどり着けないのです。
海から行こうとしても海流や魔物のせいで、この世界の船ではたどり着けずに難破してしまうそうです」
「何かご都合主義的な何かが見え隠れしているけど、面白そうだな。そういえばカエデのいた国の極東ってどこにあるんだ? 聖国が俺の中で一番東なんだけど」
「ぷふっ。シュウ、極東っていう国の名前であって、本当に極東にあるわけじゃないんだよ。位置にすると、ヴローツマインの東側で聖国の南側ってところかな?」
「へ~そんなところにあったんだ。でだ、森を超えた先の国に行ってみたいってことかな? その国の情報ってどのくらいある?」
「こっちと違って戦争がほとんどなく平和らしいです。他にも道路がしっかり整備されているようですね。魔物を積極的に倒す部隊と、冒険者たちが多いそうで魔物被害は驚くほど少ないと聞いています。そのくらいかな?」
「思ったより情報があるようでない感じだな。こっちの国と比べるとインフラや魔物退治に力を入れているみたいで平和なんだな。昔か今現在かで日本からの召喚者がいるのかもしれないな。もしくは日本に似た国からの召喚者かもしれないな。歴史上の人物がこの世界にいたんだしありえない事じゃないよな」
俺はこの世界に来てから、三大国を中心とした話しか聞いていないし、神が用意したダンジョンが三つあると聞いていたから、てっきりこの大陸? は樹海を中心としたエリアにしか人が集まっていないものだと、勝手に勘違いしていた。
勇者の称号を持っている者とある程度の実力者が護衛についていれば、森を縦断することも不可能じゃないか? 異界から召喚された人間の持っている勇者の称号は、仲間にもその効果が伝播するので脱落者がある程度、出るかもしれないけど移住した人たちがいてもおかしくないか?
聖国みたいな国は嫌な人間は多いだろうし。元々向こう側にも人が住んでいただろうし、可能性なんていくらでもあるか。
「とりあえず、聖国の今回拷問に参加してもらった、メイドたちのフォローできる人間をしっかりチョイスしてから、境界線にある森へ向かおうか。
道中を楽しむためDPで出せる物や地下を掘らないみたいな感じで、縛りを設けようか? もちろん危険になればためらいなく解禁するけど、普通の冒険者たちが味わっているちょっとした苦労でも、楽しめるようにってのはどうかな?」
「ダンジョンマスターの能力を封じての行軍ですか? キャンプみたいでそれは面白そうですね。ドロップした魔物の肉や森の中にある食べれる物を採取するのも悪くないですね。
聖国へのフォローですが、そろそろ人造ゴーレムを導入してみたらどうですか? あの子たちなら目に魔道具を埋めてあるから、スプリガンの皆さんに確認してもらう事は出来ますよね? 耳には通信機も仕込んであるので音も拾えるようにと、指示を遠方から出せるように改造していますし」
作るだけ作ってすっかり忘れていた人造ゴーレムを有効活用する時が来たか! アリスが提案したそれを採用して人造ゴーレムを聖都に派遣しておこう、ついでに普段人造ゴーレム達が待機しておく場所も確保して、拷問に参加した人たちの駆け込みできる場所として準備しておくか。
面倒くさい事が増えるのに嫁達は全員が同意をしてくれた。森の中での煮炊きはどうやって行おうかな~? だがシュウはこの時点で大きな間違いに気付いてなかった。
普通の冒険者は樹海に似た森の中に入ろうとしない事、魔物の領域の森では煮炊きを基本しない事を知らないのだ。今までが今までなので思い至る事が無いとはいえ、色々ずれているのは間違いないだろう。
今持っている食料以外は、DPで極力食料も出さないようにしたので道中に街によって食料を買うべきだろう。
普通は大容量の収納の腕輪や鞄を一つの集団が複数確保していることも珍しいのだが、ここでもシュウはその事実に気付くことが無かった。調理器具や寝具、テントに関しては、もともと使っている物があったのでそこは問題ないだろう。
話が一気に進み、色々な準備を整えていたが、人造ゴーレムがここに届くまでここに留まるか放置して後は任せるか悩んでいると、三幼女達が名案を出してくれたのだ。『キャスリングは人間を運べないけど魔物や物は運べるんだよね?』という一言で待つ時間がゼロになった。
そして準備が整ったので王都を出発して一路北へ向かって行く。
0
お気に入りに追加
454
あなたにおすすめの小説
性奴隷を飼ったのに
お小遣い月3万
ファンタジー
10年前に俺は日本から異世界に転移して来た。
異世界に転移して来たばかりの頃、辿り着いた冒険者ギルドで勇者認定されて、魔王を討伐したら家族の元に帰れるのかな、っと思って必死になって魔王を討伐したけど、日本には帰れなかった。
異世界に来てから10年の月日が流れてしまった。俺は魔王討伐の報酬として特別公爵になっていた。ちなみに領地も貰っている。
自分の領地では奴隷は禁止していた。
奴隷を売買している商人がいるというタレコミがあって、俺は出向いた。
そして1人の奴隷少女と出会った。
彼女は、お風呂にも入れられていなくて、道路に落ちている軍手のように汚かった。
彼女は幼いエルフだった。
それに魔力が使えないように処理されていた。
そんな彼女を故郷に帰すためにエルフの村へ連れて行った。
でもエルフの村は魔力が使えない少女を引き取ってくれなかった。それどころか魔力が無いエルフは処分する掟になっているらしい。
俺の所有物であるなら彼女は処分しない、と村長が言うから俺はエルフの女の子を飼うことになった。
孤児になった魔力も無いエルフの女の子。年齢は14歳。
エルフの女の子を見捨てるなんて出来なかった。だから、この世界で彼女が生きていけるように育成することに決めた。
※エルフの少女以外にもヒロインは登場する予定でございます。
※帰る場所を無くした女の子が、美しくて強い女性に成長する物語です。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
劣等生のハイランカー
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
ダンジョンが当たり前に存在する世界で、貧乏学生である【海斗】は一攫千金を夢見て探索者の仮免許がもらえる周王学園への入学を目指す!
無事内定をもらえたのも束の間。案内されたクラスはどいつもこいつも金欲しさで集まった探索者不適合者たち。通称【Fクラス】。
カーストの最下位を指し示すと同時、そこは生徒からサンドバッグ扱いをされる掃き溜めのようなクラスだった。
唯一生き残れる道は【才能】の覚醒のみ。
学園側に【将来性】を示せねば、一方的に搾取される未来が待ち受けていた。
クラスメイトは全員ライバル!
卒業するまで、一瞬たりとも油断できない生活の幕開けである!
そんな中【海斗】の覚醒した【才能】はダンジョンの中でしか発現せず、ダンジョンの外に出れば一般人になり変わる超絶ピーキーな代物だった。
それでも【海斗】は大金を得るためダンジョンに潜り続ける。
難病で眠り続ける、余命いくばくかの妹の命を救うために。
かくして、人知れず大量のTP(トレジャーポイント)を荒稼ぎする【海斗】の前に不審に思った人物が現れる。
「おかしいですね、一学期でこの成績。学年主席の私よりも高ポイント。この人は一体誰でしょうか?」
学年主席であり【氷姫】の二つ名を冠する御堂凛華から注目を浴びる。
「おいおいおい、このポイントを叩き出した【MNO】って一体誰だ? プロでもここまで出せるやつはいねーぞ?」
時を同じくゲームセンターでハイスコアを叩き出した生徒が現れた。
制服から察するに、近隣の周王学園生であることは割ている。
そんな噂は瞬く間に【学園にヤバい奴がいる】と掲示板に載せられ存在しない生徒【ゴースト】の噂が囁かれた。
(各20話編成)
1章:ダンジョン学園【完結】
2章:ダンジョンチルドレン【完結】
3章:大罪の権能【完結】
4章:暴食の力【完結】
5章:暗躍する嫉妬【完結】
6章:奇妙な共闘【完結】
7章:最弱種族の下剋上【完結】
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
ギルドから追放された実は究極の治癒魔法使い。それに気付いたギルドが崩壊仕掛かってるが、もう知らん。僕は美少女エルフと旅することにしたから。
yonechanish
ファンタジー
僕は治癒魔法使い。
子供の頃、僕は奴隷として売られていた。
そんな僕をギルドマスターが拾ってくれた。
だから、僕は自分に誓ったんだ。
ギルドのメンバーのために、生きるんだって。
でも、僕は皆の役に立てなかったみたい。
「クビ」
その言葉で、僕はギルドから追放された。
一人。
その日からギルドの崩壊が始まった。
僕の治癒魔法は地味だから、皆、僕がどれだけ役に立ったか知らなかったみたい。
だけど、もう遅いよ。
僕は僕なりの旅を始めたから。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる