253 / 2,518
第253話 運営! 手抜きじゃないのか?
しおりを挟む
魔物が切り替わるのがどうやら五階毎だったので、中継点は十五階に作成していた。
ダンジョンに潜って二日目。
昨日捕らえたのは、三十二人。こいつらの持っている情報が正しければ三割程捕らえた事になるのかな? 追加で入ってくる奴らもいなかったので、地下通路の方で待っているディストピアの冒険者たちに三十二人の護送を頼んでいる。
全員薬で眠らせてはいるがいつ起きるかわからないので、スタティックロープ(軽いけど頑丈なロープ)で手足を縛っている。ツィード君謹製の奴隷の首輪をつけているとはいえ油断はしない。
護送に使う馬車の馬はお馴染みのウォーホースだが、馬車は俺たちの馬車の劣化版を貸している。護送につく人数は二十六人。念には念をいれて同数で運ぼうとしたが、パーティーの人数上二十六人で護送してもらう事になった。
ついでにヴローツマインでお使いを頼んでいる。神の雫の商品を受け取って戻ってきたら、冒険者のみんなで食べてもらうための食材だ。もちろん羽目を外さない程度にお酒も持ち込んでいるので、ゆっくり休んでほしいものだ。
さて、十六階からは予想通りといっていいだろう。オークの強化種が出てきた。だけどオークナイトはどう見ても騎士には見えないし、オークビショップは豚がローブをかぶっているだけにしか見えなかった。こいつらも違和感だらけだったのだが、オークシーフとオークアーチャーだ。
この世界のオークは、例えるなら相撲取りのような体系をしている。分厚い筋肉の上に脂肪が乗っているそんな感じの体系だ。だからシーフとアーチャーは違和感しかなかった。ただ一つだけ、オークソルジャーは筋肉ダルマの戦士そのまんまだった。顔さえ見なければ……だが。
この世界ってちょくちょく手抜きっぽいところがあるよな。種族というか魔物の種類の水増しに○○ナイトとか職業をとってつけたものが数多くいる。
人型モンスターならわからなくもないが、昆虫系にも多く名前の後に職業がついている者がちょくちょく出てくるのだ。昔のRPGの色だけ変えた使いまわし感が半端ない。まぁチビ神共が娯楽のために作ったんだから、なんかテンプレがあってそこから引用したんだろうな。
『…………』
また無言を伝えてきやがった、やはり図星だったか。どうせ楽しむなら作った後の流れを楽しむんじゃなくて、作ってる最中、その過程も楽しめばいいのにな。シム〇ティやA〇車みたいにな。
十六から二十階には魔物以外いなかった。二十一階にはいると予想通り出てくる魔物が変わっていた。またゴブリンが出てきた。
まぁゴブリンといっても今度は、上位種のゴブリンジェネラルが出てきたのだ。ランクにするとゴブリンジェネラルはDランクの魔物になる。ゴブリンに関してはGランクで、ゴブリンの強化種がFランク、オークがE、オークの強化種がDになる。
ゴブリンジェネラルとオークの強化種だと圧倒的にジェネラルに軍配が上がる。ランクの中の強さもピンキリなのだ。ランクが高くなればなるほどランク内の上下が激しくなるようだ。
ちなみにオークジェネラルはCランクで、ゴブリンの上位種で強化種もCランクでオークジェネラルの方が微妙に強いらしい。ゴブリンキングとオークの上位種で強化種がBランクで、オークキングはAランクになるそうだ。
二十二階で戦闘音が確認されたらしい。また鬼人たちが音もなく情報収集に走っていた。今回も十六人の中隊規模で、パーティーの構成も攻撃三回復一の四人一組のようだ。やはりここで経験値を稼いでいるだけあって、それなりに強くなっているみたいだ。
ちなみにレベルは大体八十前後のようだ。これが適正値なのかは俺には判らないが、実力はそこそこあるのは間違いないようだ。レベルが三倍近くあって身体能力の高い鬼人には、敵が奇襲をかけてきたとしてもかなうわけはないけどな。
異変を感じ取ってからの行動が前のやつらに比べて早くなっている。だが鬼人達の我慢強さの前には行動が早くても大した意味はない。だが様子をうかがいあう時間は長く一時間三十分も粘っていた。が、やはり鬼人たちの手の中から逃れる事は出来なかったようで、小隊で動いたところを狙われて捕らえられていた。
相変わらず参考にならねえな。俺たちはいままでマップ先生に頼った奇襲と、力押しだったからな。それができる強さがあったのが一番大きいかな?
さぁ中継地点に送り出してサクサク潜っていきますかね。俺が先導するわけじゃないけどな!
二十五階までは他に人はいなかった。二十六階にはいるとゴブリンジェネラルの強化種が出てきた。名前をみたら無性に腹が立ってきた。
ゴブリンジェネラルナイトってなんだよ! ゴブリンジェネラルビショップってなんだよ! ゴブリンジェネラルソルジャーってなんだよ! 将軍かなんなのかはっきりしやがれ! って感じだった。
ゴブリンなんちゃらって中に、ナイトやビショップにジェネラルがいると思ってたのにな。俺の中でなんちゃらが強さを決める物差しみたいだと思っていたのに、ゴブリンジェネラルなんちゃらってのがいるとは思ってなかったわ!
ゴブリンジェネラルっていう種族がいて、その中でナイトやビショップってことなんだろうな。でも頭痛が痛いみたいな同じことを二回言ってる感じがして腹立たしい!
ただ腹立たしさとは別で職業を持っているからか、普通のジェネラルよりやはり動きがいい。いろんな職業で連携をとるからさらに相手にするのは面倒になってきている感じがする。まぁ人間がいろんな役割について連携するのと同じだよな~ダンジョンの部屋で戦える数ならちょうどいい対人訓練みたいなものだな。
あ! そうだ! 今度、ダンジョンINダンジョンに隔離領域作って、亜人の魔物を人の街みたいなところに住ませてみるか。職業で役割に合わせた動きができるんだから、環境が人っぽくなったら文化をはぐくんでもおかしくないよな?
ある程度の数召喚して日本語の宝珠でも使わせてみるかな~実験って面白いよね! 成功とか失敗とかに関わらずその過程が楽しいんだよな! わかるかチビ神!
『…………』
だから無言はやめろ! あと俺の事みすぎプライバシーって言葉の意味知ってるか!
『プライバシーの意味位知ってるわよ、バカにしないで! だけどそれを神様である私が守る必要はないのよ!』
すがすがしいまでに言い切りやがった! くそ……これが片付いたら一日中肉欲にまみれてやる! チビ神には縁のないことかもしれないけどな。チラチラ。
『こっちみんな! 私だってこんな体型に生まれたくて生まれたわけじゃないのよ! 他の女性型の女神にボンキュッボンのやつだっているし、私みたいに小さいのに妙に色っぽい奴とかさ! もうやんなっちゃう!』
へー神もそういうことするんだ。誰かは違うみたいだけどな。
変なこと考えているうちに三十階に到着していた。そういえば十階毎に作る予定だったのに進み過ぎたな。連行していったメンバーに二十六階あたりに中継点作ってもらおう。
ダンジョンに潜って二日目。
昨日捕らえたのは、三十二人。こいつらの持っている情報が正しければ三割程捕らえた事になるのかな? 追加で入ってくる奴らもいなかったので、地下通路の方で待っているディストピアの冒険者たちに三十二人の護送を頼んでいる。
全員薬で眠らせてはいるがいつ起きるかわからないので、スタティックロープ(軽いけど頑丈なロープ)で手足を縛っている。ツィード君謹製の奴隷の首輪をつけているとはいえ油断はしない。
護送に使う馬車の馬はお馴染みのウォーホースだが、馬車は俺たちの馬車の劣化版を貸している。護送につく人数は二十六人。念には念をいれて同数で運ぼうとしたが、パーティーの人数上二十六人で護送してもらう事になった。
ついでにヴローツマインでお使いを頼んでいる。神の雫の商品を受け取って戻ってきたら、冒険者のみんなで食べてもらうための食材だ。もちろん羽目を外さない程度にお酒も持ち込んでいるので、ゆっくり休んでほしいものだ。
さて、十六階からは予想通りといっていいだろう。オークの強化種が出てきた。だけどオークナイトはどう見ても騎士には見えないし、オークビショップは豚がローブをかぶっているだけにしか見えなかった。こいつらも違和感だらけだったのだが、オークシーフとオークアーチャーだ。
この世界のオークは、例えるなら相撲取りのような体系をしている。分厚い筋肉の上に脂肪が乗っているそんな感じの体系だ。だからシーフとアーチャーは違和感しかなかった。ただ一つだけ、オークソルジャーは筋肉ダルマの戦士そのまんまだった。顔さえ見なければ……だが。
この世界ってちょくちょく手抜きっぽいところがあるよな。種族というか魔物の種類の水増しに○○ナイトとか職業をとってつけたものが数多くいる。
人型モンスターならわからなくもないが、昆虫系にも多く名前の後に職業がついている者がちょくちょく出てくるのだ。昔のRPGの色だけ変えた使いまわし感が半端ない。まぁチビ神共が娯楽のために作ったんだから、なんかテンプレがあってそこから引用したんだろうな。
『…………』
また無言を伝えてきやがった、やはり図星だったか。どうせ楽しむなら作った後の流れを楽しむんじゃなくて、作ってる最中、その過程も楽しめばいいのにな。シム〇ティやA〇車みたいにな。
十六から二十階には魔物以外いなかった。二十一階にはいると予想通り出てくる魔物が変わっていた。またゴブリンが出てきた。
まぁゴブリンといっても今度は、上位種のゴブリンジェネラルが出てきたのだ。ランクにするとゴブリンジェネラルはDランクの魔物になる。ゴブリンに関してはGランクで、ゴブリンの強化種がFランク、オークがE、オークの強化種がDになる。
ゴブリンジェネラルとオークの強化種だと圧倒的にジェネラルに軍配が上がる。ランクの中の強さもピンキリなのだ。ランクが高くなればなるほどランク内の上下が激しくなるようだ。
ちなみにオークジェネラルはCランクで、ゴブリンの上位種で強化種もCランクでオークジェネラルの方が微妙に強いらしい。ゴブリンキングとオークの上位種で強化種がBランクで、オークキングはAランクになるそうだ。
二十二階で戦闘音が確認されたらしい。また鬼人たちが音もなく情報収集に走っていた。今回も十六人の中隊規模で、パーティーの構成も攻撃三回復一の四人一組のようだ。やはりここで経験値を稼いでいるだけあって、それなりに強くなっているみたいだ。
ちなみにレベルは大体八十前後のようだ。これが適正値なのかは俺には判らないが、実力はそこそこあるのは間違いないようだ。レベルが三倍近くあって身体能力の高い鬼人には、敵が奇襲をかけてきたとしてもかなうわけはないけどな。
異変を感じ取ってからの行動が前のやつらに比べて早くなっている。だが鬼人達の我慢強さの前には行動が早くても大した意味はない。だが様子をうかがいあう時間は長く一時間三十分も粘っていた。が、やはり鬼人たちの手の中から逃れる事は出来なかったようで、小隊で動いたところを狙われて捕らえられていた。
相変わらず参考にならねえな。俺たちはいままでマップ先生に頼った奇襲と、力押しだったからな。それができる強さがあったのが一番大きいかな?
さぁ中継地点に送り出してサクサク潜っていきますかね。俺が先導するわけじゃないけどな!
二十五階までは他に人はいなかった。二十六階にはいるとゴブリンジェネラルの強化種が出てきた。名前をみたら無性に腹が立ってきた。
ゴブリンジェネラルナイトってなんだよ! ゴブリンジェネラルビショップってなんだよ! ゴブリンジェネラルソルジャーってなんだよ! 将軍かなんなのかはっきりしやがれ! って感じだった。
ゴブリンなんちゃらって中に、ナイトやビショップにジェネラルがいると思ってたのにな。俺の中でなんちゃらが強さを決める物差しみたいだと思っていたのに、ゴブリンジェネラルなんちゃらってのがいるとは思ってなかったわ!
ゴブリンジェネラルっていう種族がいて、その中でナイトやビショップってことなんだろうな。でも頭痛が痛いみたいな同じことを二回言ってる感じがして腹立たしい!
ただ腹立たしさとは別で職業を持っているからか、普通のジェネラルよりやはり動きがいい。いろんな職業で連携をとるからさらに相手にするのは面倒になってきている感じがする。まぁ人間がいろんな役割について連携するのと同じだよな~ダンジョンの部屋で戦える数ならちょうどいい対人訓練みたいなものだな。
あ! そうだ! 今度、ダンジョンINダンジョンに隔離領域作って、亜人の魔物を人の街みたいなところに住ませてみるか。職業で役割に合わせた動きができるんだから、環境が人っぽくなったら文化をはぐくんでもおかしくないよな?
ある程度の数召喚して日本語の宝珠でも使わせてみるかな~実験って面白いよね! 成功とか失敗とかに関わらずその過程が楽しいんだよな! わかるかチビ神!
『…………』
だから無言はやめろ! あと俺の事みすぎプライバシーって言葉の意味知ってるか!
『プライバシーの意味位知ってるわよ、バカにしないで! だけどそれを神様である私が守る必要はないのよ!』
すがすがしいまでに言い切りやがった! くそ……これが片付いたら一日中肉欲にまみれてやる! チビ神には縁のないことかもしれないけどな。チラチラ。
『こっちみんな! 私だってこんな体型に生まれたくて生まれたわけじゃないのよ! 他の女性型の女神にボンキュッボンのやつだっているし、私みたいに小さいのに妙に色っぽい奴とかさ! もうやんなっちゃう!』
へー神もそういうことするんだ。誰かは違うみたいだけどな。
変なこと考えているうちに三十階に到着していた。そういえば十階毎に作る予定だったのに進み過ぎたな。連行していったメンバーに二十六階あたりに中継点作ってもらおう。
0
お気に入りに追加
454
あなたにおすすめの小説
性奴隷を飼ったのに
お小遣い月3万
ファンタジー
10年前に俺は日本から異世界に転移して来た。
異世界に転移して来たばかりの頃、辿り着いた冒険者ギルドで勇者認定されて、魔王を討伐したら家族の元に帰れるのかな、っと思って必死になって魔王を討伐したけど、日本には帰れなかった。
異世界に来てから10年の月日が流れてしまった。俺は魔王討伐の報酬として特別公爵になっていた。ちなみに領地も貰っている。
自分の領地では奴隷は禁止していた。
奴隷を売買している商人がいるというタレコミがあって、俺は出向いた。
そして1人の奴隷少女と出会った。
彼女は、お風呂にも入れられていなくて、道路に落ちている軍手のように汚かった。
彼女は幼いエルフだった。
それに魔力が使えないように処理されていた。
そんな彼女を故郷に帰すためにエルフの村へ連れて行った。
でもエルフの村は魔力が使えない少女を引き取ってくれなかった。それどころか魔力が無いエルフは処分する掟になっているらしい。
俺の所有物であるなら彼女は処分しない、と村長が言うから俺はエルフの女の子を飼うことになった。
孤児になった魔力も無いエルフの女の子。年齢は14歳。
エルフの女の子を見捨てるなんて出来なかった。だから、この世界で彼女が生きていけるように育成することに決めた。
※エルフの少女以外にもヒロインは登場する予定でございます。
※帰る場所を無くした女の子が、美しくて強い女性に成長する物語です。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
劣等生のハイランカー
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
ダンジョンが当たり前に存在する世界で、貧乏学生である【海斗】は一攫千金を夢見て探索者の仮免許がもらえる周王学園への入学を目指す!
無事内定をもらえたのも束の間。案内されたクラスはどいつもこいつも金欲しさで集まった探索者不適合者たち。通称【Fクラス】。
カーストの最下位を指し示すと同時、そこは生徒からサンドバッグ扱いをされる掃き溜めのようなクラスだった。
唯一生き残れる道は【才能】の覚醒のみ。
学園側に【将来性】を示せねば、一方的に搾取される未来が待ち受けていた。
クラスメイトは全員ライバル!
卒業するまで、一瞬たりとも油断できない生活の幕開けである!
そんな中【海斗】の覚醒した【才能】はダンジョンの中でしか発現せず、ダンジョンの外に出れば一般人になり変わる超絶ピーキーな代物だった。
それでも【海斗】は大金を得るためダンジョンに潜り続ける。
難病で眠り続ける、余命いくばくかの妹の命を救うために。
かくして、人知れず大量のTP(トレジャーポイント)を荒稼ぎする【海斗】の前に不審に思った人物が現れる。
「おかしいですね、一学期でこの成績。学年主席の私よりも高ポイント。この人は一体誰でしょうか?」
学年主席であり【氷姫】の二つ名を冠する御堂凛華から注目を浴びる。
「おいおいおい、このポイントを叩き出した【MNO】って一体誰だ? プロでもここまで出せるやつはいねーぞ?」
時を同じくゲームセンターでハイスコアを叩き出した生徒が現れた。
制服から察するに、近隣の周王学園生であることは割ている。
そんな噂は瞬く間に【学園にヤバい奴がいる】と掲示板に載せられ存在しない生徒【ゴースト】の噂が囁かれた。
(各20話編成)
1章:ダンジョン学園【完結】
2章:ダンジョンチルドレン【完結】
3章:大罪の権能【完結】
4章:暴食の力【完結】
5章:暗躍する嫉妬【完結】
6章:奇妙な共闘【完結】
7章:最弱種族の下剋上【完結】
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
ギルドから追放された実は究極の治癒魔法使い。それに気付いたギルドが崩壊仕掛かってるが、もう知らん。僕は美少女エルフと旅することにしたから。
yonechanish
ファンタジー
僕は治癒魔法使い。
子供の頃、僕は奴隷として売られていた。
そんな僕をギルドマスターが拾ってくれた。
だから、僕は自分に誓ったんだ。
ギルドのメンバーのために、生きるんだって。
でも、僕は皆の役に立てなかったみたい。
「クビ」
その言葉で、僕はギルドから追放された。
一人。
その日からギルドの崩壊が始まった。
僕の治癒魔法は地味だから、皆、僕がどれだけ役に立ったか知らなかったみたい。
だけど、もう遅いよ。
僕は僕なりの旅を始めたから。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる