190 / 2,518
第190話 迷惑な奴ら参上
しおりを挟む
商品を売りさばいてから二日後、あれから娘たちの集める情報に変化はなかった。どこかで戦争をするかもしれないという内容の声が大きくなってきているという報告は上がったが、それ以外は特に変化はないように感じた。
商人から聞こえてくる声は、やはり食料や武器防具の売り買いの声が大きくなっている印象だ。素材に関しては値下がりが起きていて、製造品に関しては値上がりが起きている。その事実を考えると戦争までの秒読み段階に入っているんだろう。だけど、何処で誰が戦争を起こしているのだろうか?
戦争が起こるといっても結局のところこの都市には関係なく、市民には特に興味をひく話題ではないようで商人の中だけの話の様だ。むしろ戦争自体に興味はないが、戦争が起こることによっての食料の値上がりが起こっているため不興を買っている面が見える。
いくら帝国に近い中立都市に住んでいるとはいえ、戦闘狂ではないのだ。荒事が嫌で中立都市に来ているものだって多い。まぁ魔物の多い世界であるため戦闘は絶えないが。人と人が争う無駄な行為を見ないで済むという事では、中立都市は限りなく少なくなるようだ。
特に国境沿いの辺境伯の土地では、他国からの侵攻とその地位がほしい屑貴族共が攻めて来ていて大変の様だ。
「集められる情報が減ってきたな。これ以上集めるとなると違う方法が必要になってくると思うけど、何かいい案はあるかい?」
「そうですね。確かにギルドや商人、酒場で仕入れることができる情報ではこの辺が限界でしょうか? 後は情報屋から買うか、知っていそうな人間から入手するかですかね?」
「情報屋から買ってもそれが真実と判断する材料がないからな。ただ金をむしり取られる可能性が高いよな。それで知っている人間からの入手って具体的にどういうことだ?」
「この街の領主や商会のトップ、ギルドマスターから入手する方法ですね」
「いやいや、いくら何でもそのあたりから情報を買うのは無理だろう?」
「ご主人様、買うのではなく入手するのですよ」
「あ~、なんとなく分かった。さすがにそこまでする必要はないかな?」
「では、これ以上この街でできることは少ないかと思われます。どうなさいますか?」
「まぁそれなりに情報を得られたから良しとしよっか。この街の冒険者や兵士の総合評価は、ヴローツマインには遠くおよばないしな。そこまで警戒する必要もないと思う。だけど入口を作るにあたって警備は万全にしておかないとな。そこらへんは帰ってからみんなで考えよう」
「では、帰る準備をした方がよろしいですか?」
「焦る必要もないから市場に行って面白い食材や調味料がないか探してみよう。よさそうなのがあったらDPで召喚できるか確認してできなそうなら、ここで種や苗を買っていこう」
俺の言葉を聞いて準備を始めてくれた。自分の部屋に戻って従魔たちにモフモフまみれにされてのんびりしていると、ドアが叩かれてピーチが呼びに来た。
「ご主人様、変な団体が二組ほど押しかけてきましたがどうなさいますか?」
「変な団体? って領主と商会長がいる? 自分でわざわざ足を運んできたのか? 意図が読めないな、追い返すのは簡単だけど面倒になりそうだ。話を聞いても面倒になるか? しょうがない、会うだけあってみるか。みんなの準備はできてるのかな?」
「全員、戦闘メイド服に着替えています。鎮圧用に不殺のグローブも着用済みです」
「じゃぁ会ってみますか、団体さんみたいなので、両方から護衛五人までという事で応接間に通しておいて、俺も一応準備するから」
俺はピーチに指示を出すと、俺のために調整された高機能で薄い革製の鎧だ。その上にリンドとカエデが準備した特製のアウターを身に着ける。アダマンタイト繊維で作られたアウターだ。見た目はどこに出ても侮られないような作りをしている。
アダマンタイトの繊維は、カエデでは扱えなかったがリンドの熟練度が扱えるレベルに達していたため加工することができたと言っていた。加工するための道具を作らされたけどね。その甲斐あって娘達の納得いく作品ができたようだった。下につけている革製の鎧も無駄に見た目のいいものをリンド主導で作ってくれていたのだ。
準備が終わり応接間へ向かうと、誰もいねえし! マップ先生で様子を見ると入り口付近で、何やらしているようだった。しょうがない、出向いてやるか。
「貴様か! この娘どもに言ってやれ、護衛を五人までしか連れてってはいけない、とかほざいてるぞ! この私に無防備になれというのか!!」
「えっと、少しお聞きしていいですか? 何ゆえここに来られたのですか?」
「貴様に話があってきたのだ! それなのにこの娘どもが護衛を五人までと、ほざくからこんなことになってるんじゃないか!」
うん、本当ににめんどいタイプの人間だ!
「わかりました「よし、さっそく入れさせてもら……」こちらの指示に従えないのであれば、お帰りください」
「なん……だ……と? この私がこの街の領主と知っての発言か?」
「一応この街に来て五日程経ってるから、あなたの噂も聞いていますよ? でも俺にはあなたたちに用はないので、こちらのいう事がきけないのであれば帰って下さい。では、ごきげんよう」
「一人ずつ対応すれば護衛全員入っても問題ないだろ? わかったならはやくいれろ」
「領主、それは横暴だぞ! 私から入らせてもらう、ここについたのは私の方が先だ!」
「バカ言うな! 私が先だ!」
「うるさいから帰れ! 一人ひとりと交渉する気はない、こちらのいう事がのめないなら帰れ!」
「しょうがない、領主ここは従おう」
「ちっ、仕方がない早く案内しろ!」
イラッとしたがこっちのいう事を聞いたので、応接間に案内する。
「で、今日はどういった用件で?」
「わしは、商人ギルドに納品された乾燥野菜について聞きに来た。製法を教えてほしい」
「私は、強いと噂される娘たちを護衛として雇いに来た」
「そうですか、製法を教えるつもりはないし、娘たちを手放す気はない! 話終わりなので帰っていただきたい」
「製法を教えてもらえれば、対価を払おう。商人ギルドで商品を売った際の額の十倍ほどはらう、十分すぎるだろう?」
「娘ども、そやつの四倍の金を払おう、文句はないだろう」
俺が何かを言おうとすると、ピーチとシュリが前に出てきた。
「わかってくれたか、それでそやつからいくらもらっているんだ?」
「私たちは、このお方だから従うのであって他の誰にも従うつもりはありません。お帰りください。製法に関しては、一切教えるつもりはない技術とご主人様が言われていたので教えられることはございません」
「女風情が……ん? よく見たらお前ら奴隷じゃないか? 奴隷のくせに私に盾突くこうというのか? お前らのご主人様がどうなってもいいのか? おい、みせてやれ」
「ゲスが、脅しが通用するとでも思ってるのか? お前たちが連れてきた兵士合わせてたった二十四人、その戦力で俺たちにかなうと思っているのか? 剣を出したということは、切られる覚悟があるんだよな? ライラ、扉を開けてみんなを呼んでくれ」
ライラが扉を開けた瞬間、ギンとクロが敵の兵士たちの両サイドにつきニコが俺の膝の上、ハクが頭上でとびながら威嚇をしている。コウとソウは俺の椅子の横にスタンバイしていた。
「……私に歯向かうというのか? 後悔するといい……お主も手伝え、力で押さえつけてやる」
「これは一つ貸しだぞ領主」
領主と商会長が笛のようなものを吹く、甲高い音が聞こえて外の兵士が扉を破って入ってきた。その扉誰が弁償するんだ? 索敵範囲外から複数の反応が範囲内に入ってきた。
「警戒、範囲外から複数の接近あり。戦闘準備、窓から外に出るぞ!」
俺の宣言を聞くといち早く従魔たちが窓を破って外に出て、それに続いて俺、その後に娘たち、最後にシュリが飛び出た。
商人から聞こえてくる声は、やはり食料や武器防具の売り買いの声が大きくなっている印象だ。素材に関しては値下がりが起きていて、製造品に関しては値上がりが起きている。その事実を考えると戦争までの秒読み段階に入っているんだろう。だけど、何処で誰が戦争を起こしているのだろうか?
戦争が起こるといっても結局のところこの都市には関係なく、市民には特に興味をひく話題ではないようで商人の中だけの話の様だ。むしろ戦争自体に興味はないが、戦争が起こることによっての食料の値上がりが起こっているため不興を買っている面が見える。
いくら帝国に近い中立都市に住んでいるとはいえ、戦闘狂ではないのだ。荒事が嫌で中立都市に来ているものだって多い。まぁ魔物の多い世界であるため戦闘は絶えないが。人と人が争う無駄な行為を見ないで済むという事では、中立都市は限りなく少なくなるようだ。
特に国境沿いの辺境伯の土地では、他国からの侵攻とその地位がほしい屑貴族共が攻めて来ていて大変の様だ。
「集められる情報が減ってきたな。これ以上集めるとなると違う方法が必要になってくると思うけど、何かいい案はあるかい?」
「そうですね。確かにギルドや商人、酒場で仕入れることができる情報ではこの辺が限界でしょうか? 後は情報屋から買うか、知っていそうな人間から入手するかですかね?」
「情報屋から買ってもそれが真実と判断する材料がないからな。ただ金をむしり取られる可能性が高いよな。それで知っている人間からの入手って具体的にどういうことだ?」
「この街の領主や商会のトップ、ギルドマスターから入手する方法ですね」
「いやいや、いくら何でもそのあたりから情報を買うのは無理だろう?」
「ご主人様、買うのではなく入手するのですよ」
「あ~、なんとなく分かった。さすがにそこまでする必要はないかな?」
「では、これ以上この街でできることは少ないかと思われます。どうなさいますか?」
「まぁそれなりに情報を得られたから良しとしよっか。この街の冒険者や兵士の総合評価は、ヴローツマインには遠くおよばないしな。そこまで警戒する必要もないと思う。だけど入口を作るにあたって警備は万全にしておかないとな。そこらへんは帰ってからみんなで考えよう」
「では、帰る準備をした方がよろしいですか?」
「焦る必要もないから市場に行って面白い食材や調味料がないか探してみよう。よさそうなのがあったらDPで召喚できるか確認してできなそうなら、ここで種や苗を買っていこう」
俺の言葉を聞いて準備を始めてくれた。自分の部屋に戻って従魔たちにモフモフまみれにされてのんびりしていると、ドアが叩かれてピーチが呼びに来た。
「ご主人様、変な団体が二組ほど押しかけてきましたがどうなさいますか?」
「変な団体? って領主と商会長がいる? 自分でわざわざ足を運んできたのか? 意図が読めないな、追い返すのは簡単だけど面倒になりそうだ。話を聞いても面倒になるか? しょうがない、会うだけあってみるか。みんなの準備はできてるのかな?」
「全員、戦闘メイド服に着替えています。鎮圧用に不殺のグローブも着用済みです」
「じゃぁ会ってみますか、団体さんみたいなので、両方から護衛五人までという事で応接間に通しておいて、俺も一応準備するから」
俺はピーチに指示を出すと、俺のために調整された高機能で薄い革製の鎧だ。その上にリンドとカエデが準備した特製のアウターを身に着ける。アダマンタイト繊維で作られたアウターだ。見た目はどこに出ても侮られないような作りをしている。
アダマンタイトの繊維は、カエデでは扱えなかったがリンドの熟練度が扱えるレベルに達していたため加工することができたと言っていた。加工するための道具を作らされたけどね。その甲斐あって娘達の納得いく作品ができたようだった。下につけている革製の鎧も無駄に見た目のいいものをリンド主導で作ってくれていたのだ。
準備が終わり応接間へ向かうと、誰もいねえし! マップ先生で様子を見ると入り口付近で、何やらしているようだった。しょうがない、出向いてやるか。
「貴様か! この娘どもに言ってやれ、護衛を五人までしか連れてってはいけない、とかほざいてるぞ! この私に無防備になれというのか!!」
「えっと、少しお聞きしていいですか? 何ゆえここに来られたのですか?」
「貴様に話があってきたのだ! それなのにこの娘どもが護衛を五人までと、ほざくからこんなことになってるんじゃないか!」
うん、本当ににめんどいタイプの人間だ!
「わかりました「よし、さっそく入れさせてもら……」こちらの指示に従えないのであれば、お帰りください」
「なん……だ……と? この私がこの街の領主と知っての発言か?」
「一応この街に来て五日程経ってるから、あなたの噂も聞いていますよ? でも俺にはあなたたちに用はないので、こちらのいう事がきけないのであれば帰って下さい。では、ごきげんよう」
「一人ずつ対応すれば護衛全員入っても問題ないだろ? わかったならはやくいれろ」
「領主、それは横暴だぞ! 私から入らせてもらう、ここについたのは私の方が先だ!」
「バカ言うな! 私が先だ!」
「うるさいから帰れ! 一人ひとりと交渉する気はない、こちらのいう事がのめないなら帰れ!」
「しょうがない、領主ここは従おう」
「ちっ、仕方がない早く案内しろ!」
イラッとしたがこっちのいう事を聞いたので、応接間に案内する。
「で、今日はどういった用件で?」
「わしは、商人ギルドに納品された乾燥野菜について聞きに来た。製法を教えてほしい」
「私は、強いと噂される娘たちを護衛として雇いに来た」
「そうですか、製法を教えるつもりはないし、娘たちを手放す気はない! 話終わりなので帰っていただきたい」
「製法を教えてもらえれば、対価を払おう。商人ギルドで商品を売った際の額の十倍ほどはらう、十分すぎるだろう?」
「娘ども、そやつの四倍の金を払おう、文句はないだろう」
俺が何かを言おうとすると、ピーチとシュリが前に出てきた。
「わかってくれたか、それでそやつからいくらもらっているんだ?」
「私たちは、このお方だから従うのであって他の誰にも従うつもりはありません。お帰りください。製法に関しては、一切教えるつもりはない技術とご主人様が言われていたので教えられることはございません」
「女風情が……ん? よく見たらお前ら奴隷じゃないか? 奴隷のくせに私に盾突くこうというのか? お前らのご主人様がどうなってもいいのか? おい、みせてやれ」
「ゲスが、脅しが通用するとでも思ってるのか? お前たちが連れてきた兵士合わせてたった二十四人、その戦力で俺たちにかなうと思っているのか? 剣を出したということは、切られる覚悟があるんだよな? ライラ、扉を開けてみんなを呼んでくれ」
ライラが扉を開けた瞬間、ギンとクロが敵の兵士たちの両サイドにつきニコが俺の膝の上、ハクが頭上でとびながら威嚇をしている。コウとソウは俺の椅子の横にスタンバイしていた。
「……私に歯向かうというのか? 後悔するといい……お主も手伝え、力で押さえつけてやる」
「これは一つ貸しだぞ領主」
領主と商会長が笛のようなものを吹く、甲高い音が聞こえて外の兵士が扉を破って入ってきた。その扉誰が弁償するんだ? 索敵範囲外から複数の反応が範囲内に入ってきた。
「警戒、範囲外から複数の接近あり。戦闘準備、窓から外に出るぞ!」
俺の宣言を聞くといち早く従魔たちが窓を破って外に出て、それに続いて俺、その後に娘たち、最後にシュリが飛び出た。
0
お気に入りに追加
454
あなたにおすすめの小説
性奴隷を飼ったのに
お小遣い月3万
ファンタジー
10年前に俺は日本から異世界に転移して来た。
異世界に転移して来たばかりの頃、辿り着いた冒険者ギルドで勇者認定されて、魔王を討伐したら家族の元に帰れるのかな、っと思って必死になって魔王を討伐したけど、日本には帰れなかった。
異世界に来てから10年の月日が流れてしまった。俺は魔王討伐の報酬として特別公爵になっていた。ちなみに領地も貰っている。
自分の領地では奴隷は禁止していた。
奴隷を売買している商人がいるというタレコミがあって、俺は出向いた。
そして1人の奴隷少女と出会った。
彼女は、お風呂にも入れられていなくて、道路に落ちている軍手のように汚かった。
彼女は幼いエルフだった。
それに魔力が使えないように処理されていた。
そんな彼女を故郷に帰すためにエルフの村へ連れて行った。
でもエルフの村は魔力が使えない少女を引き取ってくれなかった。それどころか魔力が無いエルフは処分する掟になっているらしい。
俺の所有物であるなら彼女は処分しない、と村長が言うから俺はエルフの女の子を飼うことになった。
孤児になった魔力も無いエルフの女の子。年齢は14歳。
エルフの女の子を見捨てるなんて出来なかった。だから、この世界で彼女が生きていけるように育成することに決めた。
※エルフの少女以外にもヒロインは登場する予定でございます。
※帰る場所を無くした女の子が、美しくて強い女性に成長する物語です。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
劣等生のハイランカー
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
ダンジョンが当たり前に存在する世界で、貧乏学生である【海斗】は一攫千金を夢見て探索者の仮免許がもらえる周王学園への入学を目指す!
無事内定をもらえたのも束の間。案内されたクラスはどいつもこいつも金欲しさで集まった探索者不適合者たち。通称【Fクラス】。
カーストの最下位を指し示すと同時、そこは生徒からサンドバッグ扱いをされる掃き溜めのようなクラスだった。
唯一生き残れる道は【才能】の覚醒のみ。
学園側に【将来性】を示せねば、一方的に搾取される未来が待ち受けていた。
クラスメイトは全員ライバル!
卒業するまで、一瞬たりとも油断できない生活の幕開けである!
そんな中【海斗】の覚醒した【才能】はダンジョンの中でしか発現せず、ダンジョンの外に出れば一般人になり変わる超絶ピーキーな代物だった。
それでも【海斗】は大金を得るためダンジョンに潜り続ける。
難病で眠り続ける、余命いくばくかの妹の命を救うために。
かくして、人知れず大量のTP(トレジャーポイント)を荒稼ぎする【海斗】の前に不審に思った人物が現れる。
「おかしいですね、一学期でこの成績。学年主席の私よりも高ポイント。この人は一体誰でしょうか?」
学年主席であり【氷姫】の二つ名を冠する御堂凛華から注目を浴びる。
「おいおいおい、このポイントを叩き出した【MNO】って一体誰だ? プロでもここまで出せるやつはいねーぞ?」
時を同じくゲームセンターでハイスコアを叩き出した生徒が現れた。
制服から察するに、近隣の周王学園生であることは割ている。
そんな噂は瞬く間に【学園にヤバい奴がいる】と掲示板に載せられ存在しない生徒【ゴースト】の噂が囁かれた。
(各20話編成)
1章:ダンジョン学園【完結】
2章:ダンジョンチルドレン【完結】
3章:大罪の権能【完結】
4章:暴食の力【完結】
5章:暗躍する嫉妬【完結】
6章:奇妙な共闘【完結】
7章:最弱種族の下剋上【完結】
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
ユニークスキルで異世界マイホーム ~俺と共に育つ家~
楠富 つかさ
ファンタジー
地震で倒壊した我が家にて絶命した俺、家入竜也は自分の死因だとしても家が好きで……。
そんな俺に転生を司る女神が提案してくれたのは、俺の成長に応じて育つ異空間を創造する力。この力で俺は生まれ育った家を再び取り戻す。
できれば引きこもりたい俺と異世界の冒険者たちが織りなすソード&ソーサリー、開幕!!
第17回ファンタジー小説大賞にエントリーしました!
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる