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第126話 休息日
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開拓がはじまってから七日が過ぎた。八日目も何事もなく始まった。
「みなさん注目! みんな頑張ってくれるのはいいんだけど、少しは休もうよ時間なんてまだまだあるんだから、ゆっくり開拓していこう。という事で今日は完全休日とします」
全員がポカーンっとした表情で俺の方を見ていた。
「ん? 俺なんか変なこと言ったか?」
カエデがやれやれといった様子で答えてくれた。
「シュウ、少しは常識を知ったと思ったけどまだまだね。開拓途中の街に休日なんてないのよ? 夜も寝る間際まで仕事するのが当たり前なの。生活の保障はされてるけど、酷使されてしまう事が多いのよ。
シュウの所では夕方前には仕事が終わって自由時間になるんだから、天国みたいなものよ。そのうえ勉強までさせてもらえるんだから、みんなが頑張るのも当たり前でしょ」
「ん? そういえば、ローテーション決めた時も休日なんていらないみたいな事言われたな。でもここでは俺が法律なので、異論は認めません! 今日はゆっくり休んでほしい。何をするのも自由だけど、開拓作業は一切中止。今日のためにシルキーたちには、今日明日分の食事も準備させてるからな、全力で休んで遊ぼう!」
シェリルが何を思ったのか、ピョーンと跳ねるように立ち上がり手をあげた。
「ご主人様~、それは一緒に遊んでくれるってこと?」
娘たちがハッとした様子で、俺の方を見てくる。
「もちろん一緒に遊ぶよ。何するかは今から決めるけどね。あっ、シルキーたちは前から要望のあった、ギンとクロのモフモフベッドでくつろぐことになってる。二匹もいつもご飯くれるシルキーたちに喜んでもらえるならってことで喜んでるよ」
「じゃぁ、スカーレットさんたちと一緒にお昼寝しよー」
「分かったよシェリル、お昼の後にでもみんなでお昼寝しよっか。そうだな~誰かに膝枕でもしてもらおっかな? あ~でもそれだとしてもらっている間は、休んでもらえないか。俺が休むだけにみんなに苦労かけたら意味ないな。奴隷兵たちと戦った後寝た時に、誰かにしてもらった時によく休めたんだよな」
「「「「「私が膝枕します!」」」」」
「お……おぅ」
年中組と年長組が一斉に声を上げた。そんなに膝枕したいのか? してもらえるのは嬉しいけど十六人も立候補があるとはな。奴隷として見てないけど、奴隷として俺に仕えてくれているからご奉仕でもしたいのだろうか?
「年少組も一緒に昼寝しようか? ピクニックとはいかないけど、ガルドに頼んで結界内をあっためてもらって芝生でシートでも敷いて寝よう。今日はきれいに晴れたから外で寝るのは気持ちいと思うぞ」
年少組は全員洋服を何にしようか話し出した。おいおい、ただの庭でのピクニックだぞ? そこまで服装にこだわる必要もないだろう。ちょっとしたおしゃれはいいと思うけど、気合入れるほどでもないだろう。色々あったからな……クソ国王め。
昼まで自由時間にして、今日のお昼は庭の芝生で食べることにして一時解散する。
「シュウ君、私はみんなに追いつきたいから戦闘訓練しちゃダメかな?」
「ん? 却下だ却下。完全休日って言っただろ、休む時は休もう。じゃないといざって時に使い物にならなくなるぞ。召喚した従魔たちとのコミュニケーションも大切だぞ。せめてシェリルとイリア位にはコミュニケーションをとれるようにならないと連携もうまくいかないぞ」
「初めて会った時は私の方がお姉さんだったのに、今じゃ立場が逆転しちゃったね。それにしても、あの二人と同レベルまでのコミュニケーションって、ちょっとハードル高くない? 鞍もなしであれだけ早く動くギンやクロから落ちないんだよ? 考えてることがわかるレベルじゃないかな?」
「俺の場合は、特殊だからテレパシー? 念話? みたいなもので簡単に意思疎通できるけど、あの二人は正真正銘言葉もなしで考えてることがわかるからな。ただそこまでできれば、戦闘するうえでこれ以上ない仲間になるんだから頑張ろう。
で、今日は従魔たちのモフモフを堪能しながらちょっとした遊びをしよう。前話してた趣味部屋へ招待するよ。娘たちも来たい娘は呼んで一緒に遊ぼう。慣れるまでは大変だと思うけどきっと楽しいよ」
ミリーとの話を切り上げて、館内放送で趣味部屋で遊びたい人は集合をかけると、レイリーとカエデ以外は全員集合した。新人組も増えたから拡張しておいたため問題なく全員収まった。部屋の隅では、シルキーたちとクロとギンがじゃれあっていた。
本当に仲いいよな、シルキーたちは小さいしクロとギンは普通の狼に比べてかなりデカいから、見てて子供をあやしてる賢い狼に見えるんだよな。立場的には全く逆なんだけどね。
「という事で、ミリーにはまずこの宝珠を使ってもらおうと思います。さすがにゲームに出てくる文字が読めないと思うので、最近召喚できるようになったこの【翻訳】の宝珠を使ってもらって、実験台になってもらおうかと思います。という事で使ってみて」
ミリーに翻訳スキルを覚えてもらう。チビ神の書いた本には、知らない言葉を翻訳できる、と書いてあるが大雑把すぎて意味不明だ。日本語スキルを覚えないで翻訳スキルだけでどの程度日本語を理解できるか確認しておきたかったのだ。
便利だったらみんなに覚えさせればかなり使えるんじゃないだろうか?とりあえずミリーに実験台になってもらおう。
「何これ? なんかの本? よくわからないんだけど何これ?」
ミリーに四コマ漫画の様なものを渡して読んでもらったが、よくわからないようだった。にしても、翻訳スキルって普通に話す分には伝わるのだろうか? 娘たちにミリーに日本語で話してもらうと、あまりよく伝わっていないようだ。やっぱり使えないか?
「ごめんねミリー実験に付き合ってもらっちゃって、今度はこの宝珠を使ってもらっていい? そうしたら楽しくよめるはずだから」
「何で? 面白い、今さっきは全然意味わからなかったのにこれ面白いよ」
やっぱり言葉を理解出来れば楽しいのだろう。しばらく読んでもらった後にゲームを教えてみんなで一狩り行ってきた。
昼食の時間になったのでみんなで庭に出る。ガルドに頼んで暖かくしてもらっていたことあって、冬の終わりで寒いはずなのにいい陽気だ。シートを敷いてわいわい食事をした後に、エアマットを広げてみんなで昼寝をすることにした。膝枕をしてもらう相手は、ライラに決まったようだ。
どうやら、格闘ゲームで誰が膝枕をする権利をゲットできるか決めていたらしい。そこまでして膝枕をしてくれるというと気が引けてしまうな。とりあえず、ライラに膝枕をしてもらい。シェリルを呼んだ。いい案を出してくれたので、一緒に寝ようと提案したら全力で喜んでくれた。
近くにニコとハクが来るのはデフォルトだな。
昼寝も終わり、夕食も食べ今日はみんなでお風呂に入ることになった。もちろん水着でだ!
裸だったら俺が一緒に入れないからな。だって立ってるせ立てたてなくなってしまうからな! みんなに背中を流してもらって、若干ヒリヒリしている。たまにはこんな日があってもいいよな。
「みなさん注目! みんな頑張ってくれるのはいいんだけど、少しは休もうよ時間なんてまだまだあるんだから、ゆっくり開拓していこう。という事で今日は完全休日とします」
全員がポカーンっとした表情で俺の方を見ていた。
「ん? 俺なんか変なこと言ったか?」
カエデがやれやれといった様子で答えてくれた。
「シュウ、少しは常識を知ったと思ったけどまだまだね。開拓途中の街に休日なんてないのよ? 夜も寝る間際まで仕事するのが当たり前なの。生活の保障はされてるけど、酷使されてしまう事が多いのよ。
シュウの所では夕方前には仕事が終わって自由時間になるんだから、天国みたいなものよ。そのうえ勉強までさせてもらえるんだから、みんなが頑張るのも当たり前でしょ」
「ん? そういえば、ローテーション決めた時も休日なんていらないみたいな事言われたな。でもここでは俺が法律なので、異論は認めません! 今日はゆっくり休んでほしい。何をするのも自由だけど、開拓作業は一切中止。今日のためにシルキーたちには、今日明日分の食事も準備させてるからな、全力で休んで遊ぼう!」
シェリルが何を思ったのか、ピョーンと跳ねるように立ち上がり手をあげた。
「ご主人様~、それは一緒に遊んでくれるってこと?」
娘たちがハッとした様子で、俺の方を見てくる。
「もちろん一緒に遊ぶよ。何するかは今から決めるけどね。あっ、シルキーたちは前から要望のあった、ギンとクロのモフモフベッドでくつろぐことになってる。二匹もいつもご飯くれるシルキーたちに喜んでもらえるならってことで喜んでるよ」
「じゃぁ、スカーレットさんたちと一緒にお昼寝しよー」
「分かったよシェリル、お昼の後にでもみんなでお昼寝しよっか。そうだな~誰かに膝枕でもしてもらおっかな? あ~でもそれだとしてもらっている間は、休んでもらえないか。俺が休むだけにみんなに苦労かけたら意味ないな。奴隷兵たちと戦った後寝た時に、誰かにしてもらった時によく休めたんだよな」
「「「「「私が膝枕します!」」」」」
「お……おぅ」
年中組と年長組が一斉に声を上げた。そんなに膝枕したいのか? してもらえるのは嬉しいけど十六人も立候補があるとはな。奴隷として見てないけど、奴隷として俺に仕えてくれているからご奉仕でもしたいのだろうか?
「年少組も一緒に昼寝しようか? ピクニックとはいかないけど、ガルドに頼んで結界内をあっためてもらって芝生でシートでも敷いて寝よう。今日はきれいに晴れたから外で寝るのは気持ちいと思うぞ」
年少組は全員洋服を何にしようか話し出した。おいおい、ただの庭でのピクニックだぞ? そこまで服装にこだわる必要もないだろう。ちょっとしたおしゃれはいいと思うけど、気合入れるほどでもないだろう。色々あったからな……クソ国王め。
昼まで自由時間にして、今日のお昼は庭の芝生で食べることにして一時解散する。
「シュウ君、私はみんなに追いつきたいから戦闘訓練しちゃダメかな?」
「ん? 却下だ却下。完全休日って言っただろ、休む時は休もう。じゃないといざって時に使い物にならなくなるぞ。召喚した従魔たちとのコミュニケーションも大切だぞ。せめてシェリルとイリア位にはコミュニケーションをとれるようにならないと連携もうまくいかないぞ」
「初めて会った時は私の方がお姉さんだったのに、今じゃ立場が逆転しちゃったね。それにしても、あの二人と同レベルまでのコミュニケーションって、ちょっとハードル高くない? 鞍もなしであれだけ早く動くギンやクロから落ちないんだよ? 考えてることがわかるレベルじゃないかな?」
「俺の場合は、特殊だからテレパシー? 念話? みたいなもので簡単に意思疎通できるけど、あの二人は正真正銘言葉もなしで考えてることがわかるからな。ただそこまでできれば、戦闘するうえでこれ以上ない仲間になるんだから頑張ろう。
で、今日は従魔たちのモフモフを堪能しながらちょっとした遊びをしよう。前話してた趣味部屋へ招待するよ。娘たちも来たい娘は呼んで一緒に遊ぼう。慣れるまでは大変だと思うけどきっと楽しいよ」
ミリーとの話を切り上げて、館内放送で趣味部屋で遊びたい人は集合をかけると、レイリーとカエデ以外は全員集合した。新人組も増えたから拡張しておいたため問題なく全員収まった。部屋の隅では、シルキーたちとクロとギンがじゃれあっていた。
本当に仲いいよな、シルキーたちは小さいしクロとギンは普通の狼に比べてかなりデカいから、見てて子供をあやしてる賢い狼に見えるんだよな。立場的には全く逆なんだけどね。
「という事で、ミリーにはまずこの宝珠を使ってもらおうと思います。さすがにゲームに出てくる文字が読めないと思うので、最近召喚できるようになったこの【翻訳】の宝珠を使ってもらって、実験台になってもらおうかと思います。という事で使ってみて」
ミリーに翻訳スキルを覚えてもらう。チビ神の書いた本には、知らない言葉を翻訳できる、と書いてあるが大雑把すぎて意味不明だ。日本語スキルを覚えないで翻訳スキルだけでどの程度日本語を理解できるか確認しておきたかったのだ。
便利だったらみんなに覚えさせればかなり使えるんじゃないだろうか?とりあえずミリーに実験台になってもらおう。
「何これ? なんかの本? よくわからないんだけど何これ?」
ミリーに四コマ漫画の様なものを渡して読んでもらったが、よくわからないようだった。にしても、翻訳スキルって普通に話す分には伝わるのだろうか? 娘たちにミリーに日本語で話してもらうと、あまりよく伝わっていないようだ。やっぱり使えないか?
「ごめんねミリー実験に付き合ってもらっちゃって、今度はこの宝珠を使ってもらっていい? そうしたら楽しくよめるはずだから」
「何で? 面白い、今さっきは全然意味わからなかったのにこれ面白いよ」
やっぱり言葉を理解出来れば楽しいのだろう。しばらく読んでもらった後にゲームを教えてみんなで一狩り行ってきた。
昼食の時間になったのでみんなで庭に出る。ガルドに頼んで暖かくしてもらっていたことあって、冬の終わりで寒いはずなのにいい陽気だ。シートを敷いてわいわい食事をした後に、エアマットを広げてみんなで昼寝をすることにした。膝枕をしてもらう相手は、ライラに決まったようだ。
どうやら、格闘ゲームで誰が膝枕をする権利をゲットできるか決めていたらしい。そこまでして膝枕をしてくれるというと気が引けてしまうな。とりあえず、ライラに膝枕をしてもらい。シェリルを呼んだ。いい案を出してくれたので、一緒に寝ようと提案したら全力で喜んでくれた。
近くにニコとハクが来るのはデフォルトだな。
昼寝も終わり、夕食も食べ今日はみんなでお風呂に入ることになった。もちろん水着でだ!
裸だったら俺が一緒に入れないからな。だって立ってるせ立てたてなくなってしまうからな! みんなに背中を流してもらって、若干ヒリヒリしている。たまにはこんな日があってもいいよな。
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