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第90話 戦争準備
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家に帰った俺は、宣戦布告ができた事をみんなにしらせ、今後の予定について話しを行う。まずは、あまりしたくなかったみんなのパワーレベリングだ。レベル上げ用のダンジョンINダンジョンを作成して行う事を決めた。
今平均レベルが七十程だが、とりあえずこれを一五〇まではあげることにした。どこまでステータスが伸びるかわからないが、多少なりとも影響を与えるだろう。
今のレベルアップの様子やシングルの冒険者たちのステータスを見ると、おそらくだが平均的にみてレベルが一上がるごとに、ステータスが十前後伸びると思われる。
レベルが低いときは六前後だった気がするが、レベルが五十超えたあたりから十くらいステータスが伸びるようになっていた。
でも、LUKは一から二ずつくらいしか上がってない。レベルが一五〇になれば、ステータスで八〇〇位は増えるはずなので、その分安全が増すだろう。
ちなみにDPで上げることをしないのは、戦闘訓練を兼ねているからである。特に今回作ったパワーレベリング用のダンジョンは、戦闘訓練の兼ね合いもあり魔物を鬼人で統一してて、職業だけをいじって色んな組み合わせが召喚されるようにしてある。
大規模戦闘の訓練は、魔物相手じゃできないので悩みどころではある。
スキルもメインに使っている分と無手のスキルはあげようと思う。形式上無手スキルと呼んだけど、武器を持っていない状態でも戦闘ができるようにするためだ。
俺は初め無手スキルは体術だけかと思っていたが、柔術や格闘と今見つけているスキルは三つである。体術と柔術はまだ種類違いだから分かるが、格闘ってなんだよ! 色んな意味で幅広すぎんじゃねえか?
おそらく俺が見つけられてない、もしくはまだ召喚できないスキル宝珠の中に無手のものがあるんじゃないかと思う。下手したら、サンボやカポエイラとかもあったりしそうだ。
細かいことを言えば、ムエイタイやクローズ・クオーターズ・コンバットなんかもあってもおかしくない。近接格闘と格闘は違うと言われても、納得できてしまうのがこの世界だろう。
まぁ、ステータスを見る限り問題は無いだろうが、スキルが高くて困ることは無いのでこっちはDPで十までブーストしておく。体の動かし方を覚えてから、スキルLvに合わせて成長していってもらおう。
おそらくこのパワーレベリングで、シュリだけはステータスだけを見ればシングルクラスのステータスになるだろう。英雄症候群のシュリだけは、レベルが上がるごとに他の娘たちの二から三倍のステータスの変動があるのだ。
俺のレベルが八十三なので、娘たちと一緒にレベルを上げて一五〇になったら、みんなに勝てなくなるのではないだろうか?多分、魔法の使い方だけが元の世界の知識のおかげで、上手に扱えるだけの存在になるんじゃないだろうか。
俺のアイデンティティのピンチだ! ってもともとダンマスっていう意外たいしたものもってなかったわ。
パワーレベリング用のダンジョンには、鬼人が八匹生まれる部屋を十二部屋作っていて、他の部屋で倒している間に時間がたって召喚陣から現れるようにしてある。
無駄に一〇〇倍かかる召喚陣を大量に設置して、上限が八匹になるような設定にしている。あくまで人型との戦闘経験のために鬼人を召喚しているのだ。
保険のために、ニコとハク、ギン、クロのレベルもあげておこう。こいつらは、俺の従魔ということで今度登録へ行くつもりだ。あげられるだけあげておいてほいいところだから、相性のいい魔物を用意しよう。
従魔達は攻撃力が全体的に高い傾向があるので、動きは遅いがタフな魔物が順々に沸く様に作った、もう一つのパワーレベリング用のダンジョンを作っていた。
どっちもさらに保険の為、DPでLvを上げた四大精霊を娘たちのダンジョンに、従魔たちのダンジョンには、DPでレベルを上げたリビングアーマー(アダマンタイト)二匹を配置している。
このリビングアーマー(アダマンタイト)は、人間用の装備が作れないか実験用に作ったアダマンタイト製のフルプレートにリビングアーマー(ミスリル)から乗り移ってもらったのだ。
このリビングアーマー(アダマンタイト)は、金属の特性でまず壊れることがないため、物理で倒すことがほぼ不可能になったのだ。
魔物なので体内の魔石を取られれば死んでしまうんだけどね。この二匹のリビングアーマーも俺の知り合いってことで戦場に連れてくんだけどね。
さて準備もできたし行動を開始しよう。準備の終わったみんなを送り出して、従魔たちもシルキーたちに準備をしてもらってダンジョンへ潜っていった。さて問題なのは俺か、カエデとレイリーもいるけどな。俺たち三人は、戦争の流れについて相談することにした。
第三勢力として戦争に参加するのはいいが、ある程度戦い方を決めておかなければ戦後処理も面倒になる。それと今回の戦争では可能な限り死者を出さないようにするつもりだ。
戦争をした貴族たちには一定期間は、戦争を仕掛けることはできないとレイリーから聞いているが、俺たちが戦争で兵士や冒険者を蹂躙して皆殺しにしてしまった場合、街の治安の悪化や戦力の回復等にかなり時間をとられてしまうだろう。
そういう観点から死者を可能な限り少なくするつもりなのだ。そこでカエデには、非殺武器を作ってもらう事にした。
もちろん、娘たちの安全を考慮してステータス上昇や防御上昇のエンチャントをつけてもらう予定だし、あきらかに戦況が不利だとしたら非殺なんて言う優しいことを言うつもりはない。
そうなった場合フレデリクの街は娘たちや従魔たち、メルビン男爵から金を巻き上げて、評判のいい冒険者を呼んで警備させればいいだろう。リーファスは……しらん。
レイリーに言われたのは、俺だけでもDPで無理のない程度にレベルを上げるべきだ、と強く言われてしまい、カエデもそれに同調していた。上げようと思えばレベル三〇〇まで簡単にあげられるのだが、それをしてしまっていいのだろうかと思う自分がいる。
もっと言えば、今のDPの時給八万を超えているから俺、レイリー、カエデの三人をレベル三〇〇にしてもまだDPは余っている。ダンジョン生成にかなりのDPを使っているが全く問題がなかった。
やはり、DPでレベルを上げられるとはいえ三〇〇までは流石にあげる気にはなれなかったので、俺は一二〇までレイリーとカエデは二五〇までレベルを上げることにした。いざとなったら守ってもらおう。
一つ気になることがあったので、DPでのレベル上げはここまでにしたのだ。ダンジョンマスターのスキルやレベルに魔物を倒して、レベルが上がった回数が影響している可能性が捨てきれなかったからである。
この世界に来てDPで十五までレベルを上げた際には、召喚できる種類や魔物は増えなかったが、ゴブリン等を討伐してレベルが上がった時には、召喚できるアイテムが増えていた気がするのだ。
ただ、カエデを助けた時にレベルを上げた際には少し増えたが、ゴブリンを倒してレベルが上がっていたからの可能性が高いのだ。
単純に魔物等から得た経験値がダンジョンマスターのレベルを上げている可能性もあるが、魔物としてレベルの上がった回数が影響していないとも、否定できないのでこういった風にしたのだ。
戦争の準備を始めて数日が経過……
冒険者ギルドからミリーが訪れて戦争の日程が決まったお知らせがあった。
三週間後に、フレデリクとリーファスのちょうど間位にある平原に決まった。両軍の配置は五キロメートル以上離れて配置される。
俺たちは、両軍から周囲一キロメートルは離れている事、両軍の後方、側方以外なら好きな位置に陣取っていいとのことだった。あきらかに俺たちなめられてるよな。まぁその方がやりやすいしそれでいっか。
今平均レベルが七十程だが、とりあえずこれを一五〇まではあげることにした。どこまでステータスが伸びるかわからないが、多少なりとも影響を与えるだろう。
今のレベルアップの様子やシングルの冒険者たちのステータスを見ると、おそらくだが平均的にみてレベルが一上がるごとに、ステータスが十前後伸びると思われる。
レベルが低いときは六前後だった気がするが、レベルが五十超えたあたりから十くらいステータスが伸びるようになっていた。
でも、LUKは一から二ずつくらいしか上がってない。レベルが一五〇になれば、ステータスで八〇〇位は増えるはずなので、その分安全が増すだろう。
ちなみにDPで上げることをしないのは、戦闘訓練を兼ねているからである。特に今回作ったパワーレベリング用のダンジョンは、戦闘訓練の兼ね合いもあり魔物を鬼人で統一してて、職業だけをいじって色んな組み合わせが召喚されるようにしてある。
大規模戦闘の訓練は、魔物相手じゃできないので悩みどころではある。
スキルもメインに使っている分と無手のスキルはあげようと思う。形式上無手スキルと呼んだけど、武器を持っていない状態でも戦闘ができるようにするためだ。
俺は初め無手スキルは体術だけかと思っていたが、柔術や格闘と今見つけているスキルは三つである。体術と柔術はまだ種類違いだから分かるが、格闘ってなんだよ! 色んな意味で幅広すぎんじゃねえか?
おそらく俺が見つけられてない、もしくはまだ召喚できないスキル宝珠の中に無手のものがあるんじゃないかと思う。下手したら、サンボやカポエイラとかもあったりしそうだ。
細かいことを言えば、ムエイタイやクローズ・クオーターズ・コンバットなんかもあってもおかしくない。近接格闘と格闘は違うと言われても、納得できてしまうのがこの世界だろう。
まぁ、ステータスを見る限り問題は無いだろうが、スキルが高くて困ることは無いのでこっちはDPで十までブーストしておく。体の動かし方を覚えてから、スキルLvに合わせて成長していってもらおう。
おそらくこのパワーレベリングで、シュリだけはステータスだけを見ればシングルクラスのステータスになるだろう。英雄症候群のシュリだけは、レベルが上がるごとに他の娘たちの二から三倍のステータスの変動があるのだ。
俺のレベルが八十三なので、娘たちと一緒にレベルを上げて一五〇になったら、みんなに勝てなくなるのではないだろうか?多分、魔法の使い方だけが元の世界の知識のおかげで、上手に扱えるだけの存在になるんじゃないだろうか。
俺のアイデンティティのピンチだ! ってもともとダンマスっていう意外たいしたものもってなかったわ。
パワーレベリング用のダンジョンには、鬼人が八匹生まれる部屋を十二部屋作っていて、他の部屋で倒している間に時間がたって召喚陣から現れるようにしてある。
無駄に一〇〇倍かかる召喚陣を大量に設置して、上限が八匹になるような設定にしている。あくまで人型との戦闘経験のために鬼人を召喚しているのだ。
保険のために、ニコとハク、ギン、クロのレベルもあげておこう。こいつらは、俺の従魔ということで今度登録へ行くつもりだ。あげられるだけあげておいてほいいところだから、相性のいい魔物を用意しよう。
従魔達は攻撃力が全体的に高い傾向があるので、動きは遅いがタフな魔物が順々に沸く様に作った、もう一つのパワーレベリング用のダンジョンを作っていた。
どっちもさらに保険の為、DPでLvを上げた四大精霊を娘たちのダンジョンに、従魔たちのダンジョンには、DPでレベルを上げたリビングアーマー(アダマンタイト)二匹を配置している。
このリビングアーマー(アダマンタイト)は、人間用の装備が作れないか実験用に作ったアダマンタイト製のフルプレートにリビングアーマー(ミスリル)から乗り移ってもらったのだ。
このリビングアーマー(アダマンタイト)は、金属の特性でまず壊れることがないため、物理で倒すことがほぼ不可能になったのだ。
魔物なので体内の魔石を取られれば死んでしまうんだけどね。この二匹のリビングアーマーも俺の知り合いってことで戦場に連れてくんだけどね。
さて準備もできたし行動を開始しよう。準備の終わったみんなを送り出して、従魔たちもシルキーたちに準備をしてもらってダンジョンへ潜っていった。さて問題なのは俺か、カエデとレイリーもいるけどな。俺たち三人は、戦争の流れについて相談することにした。
第三勢力として戦争に参加するのはいいが、ある程度戦い方を決めておかなければ戦後処理も面倒になる。それと今回の戦争では可能な限り死者を出さないようにするつもりだ。
戦争をした貴族たちには一定期間は、戦争を仕掛けることはできないとレイリーから聞いているが、俺たちが戦争で兵士や冒険者を蹂躙して皆殺しにしてしまった場合、街の治安の悪化や戦力の回復等にかなり時間をとられてしまうだろう。
そういう観点から死者を可能な限り少なくするつもりなのだ。そこでカエデには、非殺武器を作ってもらう事にした。
もちろん、娘たちの安全を考慮してステータス上昇や防御上昇のエンチャントをつけてもらう予定だし、あきらかに戦況が不利だとしたら非殺なんて言う優しいことを言うつもりはない。
そうなった場合フレデリクの街は娘たちや従魔たち、メルビン男爵から金を巻き上げて、評判のいい冒険者を呼んで警備させればいいだろう。リーファスは……しらん。
レイリーに言われたのは、俺だけでもDPで無理のない程度にレベルを上げるべきだ、と強く言われてしまい、カエデもそれに同調していた。上げようと思えばレベル三〇〇まで簡単にあげられるのだが、それをしてしまっていいのだろうかと思う自分がいる。
もっと言えば、今のDPの時給八万を超えているから俺、レイリー、カエデの三人をレベル三〇〇にしてもまだDPは余っている。ダンジョン生成にかなりのDPを使っているが全く問題がなかった。
やはり、DPでレベルを上げられるとはいえ三〇〇までは流石にあげる気にはなれなかったので、俺は一二〇までレイリーとカエデは二五〇までレベルを上げることにした。いざとなったら守ってもらおう。
一つ気になることがあったので、DPでのレベル上げはここまでにしたのだ。ダンジョンマスターのスキルやレベルに魔物を倒して、レベルが上がった回数が影響している可能性が捨てきれなかったからである。
この世界に来てDPで十五までレベルを上げた際には、召喚できる種類や魔物は増えなかったが、ゴブリン等を討伐してレベルが上がった時には、召喚できるアイテムが増えていた気がするのだ。
ただ、カエデを助けた時にレベルを上げた際には少し増えたが、ゴブリンを倒してレベルが上がっていたからの可能性が高いのだ。
単純に魔物等から得た経験値がダンジョンマスターのレベルを上げている可能性もあるが、魔物としてレベルの上がった回数が影響していないとも、否定できないのでこういった風にしたのだ。
戦争の準備を始めて数日が経過……
冒険者ギルドからミリーが訪れて戦争の日程が決まったお知らせがあった。
三週間後に、フレデリクとリーファスのちょうど間位にある平原に決まった。両軍の配置は五キロメートル以上離れて配置される。
俺たちは、両軍から周囲一キロメートルは離れている事、両軍の後方、側方以外なら好きな位置に陣取っていいとのことだった。あきらかに俺たちなめられてるよな。まぁその方がやりやすいしそれでいっか。
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