86 / 2,518
第86話 現状報告
しおりを挟む
娘達を落ち着かせるというか、沈んだ気持ちを上げるために一週間もかかった。
仕事を完遂できなかったって言われて、何のことか初めは理解できなかった。みんなはこのダンジョンを攻略することが、俺から依頼されたことだと思っていたらしい。その誤解をとくために一日を費やした。
俺がみんなに依頼したのは、ダンジョンの性能評価であって、ダンジョン攻略じゃない事を必死に話した。なかなかみんなに理解してもらったんだよ……
でも、全階層の評価ができなかったことに気付かれてしまい、また沈んでしまったのだ。沈んでいても普通にメイドとしての修行やダンジョン農園でしっかり働いているから、正直胸が苦しかった。休んでほしいと言っても、聞いてもらえなかったのだ。
だから、夜はできる限りみんなと過ごしてゲームしたり、アニメのDVDを見たりして楽しんだ。そのおかげか一週間で何とか本調子くらいまで戻ってきてくれたのだ。その中でシェリルとイリアは、三日目位には今までより元気になっていたけどね。
俺のことをお兄ちゃんみたいだと言って慕ってくれるから、ゲームする時やアニメのDVDを見る時に膝の上に乗せたり、股の間に入ってきたところを後ろから抱っこしてあげたりしたら、すっかりご機嫌になっていた。
他のみんなもチラチラこっちを見てきていたので、おいでと呼んでも恥ずかしがって来てくれなかったのだ。若干しょんぼりした気分になったけど、歳を考えたら恥ずかしいのは分かる気がする。
ここ最近、農業や畜産しかしてない気がするな。おっといけない、生産系も鍛えてるぞ! やっと革加工と木工がLv四になった。やっとというほど時間は経っていないが、高ランクの素材を気にせず使えるので、どんどん経験値を得られるのだ。
しかも、ダンジョンの中に工房を作ったため、戦闘スキルやレベルの経験値と一緒でブーストがかかるようで、ここまであげれたのだ。ちなみにこの世界では、普通の人がこのLv四まで来るのに十年はかかるといわれている。
一人前と呼ばれるのがこのあたりのLvで見習い時代が十年も続くので、職人はなかなか数が増えないのが現状だったりする。もっというとLvが五になると、ある程度のランクの素材を使わないと経験値が得られないため、さらに上げにくくなってしまうとの事。
ちなみにこの辺の情報は、あのチビ神が書いた【これでYOUもスキルコレクター】に書いてあったのだ。
生産系はDPで上げられない事や、素材のランクが高い物を使うと得られる経験値が増えるらしい、生産系は失敗しても経験値がもらえることがばっちり書かれていた。しっかり読んどけば初めに娘たちに説明できたのにな……
そういえば最近、自分たちで調味料を作っている。この世界のものだけで作った調味料を作りたい、と言い出したシルキーたちが主導して作り始めたのだ。
質の高い大豆を大量に準備して、塩は大量に購入すると市場の役人に目をつけられてしまうので、DPで色んな種類の塩を準備した。他にも、ダンジョン海があるので窯で煮て塩を作る方法や、藻塩を作って色んな塩を準備した。
大豆と塩ということで大体作るものは分かるよね、醤油と味噌だ。シルキーたちは俺の知識を刷り込まれているから、日本料理を作ることが好きなのだ。ただ、娘たちがいるのでがっつりした日本料理はあまり多くない。俺が希望を出した時くらいじゃないだろうか?
でも、お米も味噌も醤油も娘たちは喜んで食べてくれる。そもそも奴隷商にいるときは、満足に食べられなかったため好き嫌いは無いが、この国の食事と日本の食事は違いすぎて似ている料理が基本ないのだ。大きな理由は調味料の違いなんだが。
ちなみに、麹菌はDPでだしてます。だって、この世界にそういうのが無かったんだもん。
醤油や味噌は作るのに時間がかかるので、長い時間をかけて気長にやるのかと思ったらスカーレットにお願いされて、闇の下級精霊を何匹か召喚した。こいつら、魔法で腐敗とか熟成とかを使えるのだ。
この世界には時空系の魔法が存在していないため、腐敗や熟成は闇魔法の分野らしい。それで醤油や味噌の番をさせながら、熟成を加速させてと便利に使われていた。闇の下級精霊たちは、約一日で一ヶ月分の熟成を加速できるようだ。
最低限の物であれば、一週間もあればできてしまうのではないだろうか? まぁいろいろ試すんだろうな、本で得た知識しかないわけだから、試行錯誤して喜々として頑張るのだろう。料理に関わってるときのシルキーたちは、正直怖い程の熱意を向けて頑張るからな……
ちなみに俺が革加工と木工を取っているのには、しっかりとした理由がある。革加工は、娘たちの装備の強化のためだ。カエデもできない事はないのだが、縫製と鍛冶を中心に上げていたので革加工は得意分野ではないからだ。
そもそも、革加工スキルを上げるのは色々と面倒であるため、鍛冶以外で比較的素材の手に入りやすい縫製の修行をしたようだ。魔物のドロップで革は思ったより数が出ないため、大きな工房でお金のある所が一括で買い上げる事が多いんだとさ。
高級であるが、革加工で作られた防具は素材によっては、普通の金属プレートより優秀なものが多くあるのだ。大きな工房に頼んでもいいのだが、可愛く作ってくれなどと言ったら、依頼すら断られる可能性が高い、自分で娘たちの装備は作ってやろうと思ったのだ。
次に木工を上げている理由は、世界樹が自分自身を勝手に剪定し枝を落とすためその枝の有効活用を考えて上げているのだ。さすがに、木工Lvが低いことと加工に必要な道具がないため、今のところは作る事が出来ていない。
世界樹は頑丈なので、模擬戦用の武器として加工もするつもりなのだ。木刀・木剣・木槍・木盾等作って切り傷にはならないが、ある程度本気を出せる武器が完成する予定だ。
他にも杖や弓も金属で作ることは可能だが、杖を金属で作るためには魔導金属であるミスリルを含んだものに、エンチャントをかけながら作らなくてはいけないのだ。熟練したドワーフの鍛冶屋にでも頼まないと、その加工は非常に困難なのである。
カエデもまだミスリルを加工するだけの技術は無く、杖を作る事が出来ないのだ。
杖を木で作るのは、魔導伝導率と収束率が高い素材が多くミスリルに比べれは加工しやすい。ただ、世界樹が加工できて杖にできるのなら、素材としては最上級の木材となる。
杖の性能を上げるためには、宝石類を特殊加工した魔導収束石を杖の素材に合わせることで、効果をさらに上げることができるらしい。
そんなこんなで俺は、自分の防具・娘たちの可愛い防具・模擬戦の武器・杖や弓、武器の柄などの加工のために、革加工と木工をちまちま上げているのだ。スキルが上がったことによって加工できる素材のランクが上がったので、失敗を繰り返しながらじわじわ上げて行こう。
失敗前提なのは、加工できる限界ラインの素材を使うのでほとんど成功することはないが、失敗しても下級素材より経験値がいいので、DPの無駄遣いをしている。もっとランクの高い素材は、加工すらできないからLvを上げられないのだ。色んな制約があってめんどくさいぜ。
世界樹がどのくらいで加工できるようになるかわからないけど、カエデに木工の加工道具を依頼してある。ただ、現状では世界樹を加工できる道具は作れないらしく。ランクの高い鉱石の精錬や精錬した金属の加工をして、一生懸命スキルあげに励んでいた。
ちなみにアダマンタイトは、武器防具への加工しかできない。正確には、加工道具を作ってそれを使おうと加工しようと思ったところ劣化をはじめてしまうのだ。分からんが、この世界の法則なのだろう。
さて、今日もスキル上げを頑張るかな……小説とかアニメであるDMMORPGをやっている気分だ。まぁ、頭のおかしい神達が作ったゲームの世界みたいなものだからな。
仕事を完遂できなかったって言われて、何のことか初めは理解できなかった。みんなはこのダンジョンを攻略することが、俺から依頼されたことだと思っていたらしい。その誤解をとくために一日を費やした。
俺がみんなに依頼したのは、ダンジョンの性能評価であって、ダンジョン攻略じゃない事を必死に話した。なかなかみんなに理解してもらったんだよ……
でも、全階層の評価ができなかったことに気付かれてしまい、また沈んでしまったのだ。沈んでいても普通にメイドとしての修行やダンジョン農園でしっかり働いているから、正直胸が苦しかった。休んでほしいと言っても、聞いてもらえなかったのだ。
だから、夜はできる限りみんなと過ごしてゲームしたり、アニメのDVDを見たりして楽しんだ。そのおかげか一週間で何とか本調子くらいまで戻ってきてくれたのだ。その中でシェリルとイリアは、三日目位には今までより元気になっていたけどね。
俺のことをお兄ちゃんみたいだと言って慕ってくれるから、ゲームする時やアニメのDVDを見る時に膝の上に乗せたり、股の間に入ってきたところを後ろから抱っこしてあげたりしたら、すっかりご機嫌になっていた。
他のみんなもチラチラこっちを見てきていたので、おいでと呼んでも恥ずかしがって来てくれなかったのだ。若干しょんぼりした気分になったけど、歳を考えたら恥ずかしいのは分かる気がする。
ここ最近、農業や畜産しかしてない気がするな。おっといけない、生産系も鍛えてるぞ! やっと革加工と木工がLv四になった。やっとというほど時間は経っていないが、高ランクの素材を気にせず使えるので、どんどん経験値を得られるのだ。
しかも、ダンジョンの中に工房を作ったため、戦闘スキルやレベルの経験値と一緒でブーストがかかるようで、ここまであげれたのだ。ちなみにこの世界では、普通の人がこのLv四まで来るのに十年はかかるといわれている。
一人前と呼ばれるのがこのあたりのLvで見習い時代が十年も続くので、職人はなかなか数が増えないのが現状だったりする。もっというとLvが五になると、ある程度のランクの素材を使わないと経験値が得られないため、さらに上げにくくなってしまうとの事。
ちなみにこの辺の情報は、あのチビ神が書いた【これでYOUもスキルコレクター】に書いてあったのだ。
生産系はDPで上げられない事や、素材のランクが高い物を使うと得られる経験値が増えるらしい、生産系は失敗しても経験値がもらえることがばっちり書かれていた。しっかり読んどけば初めに娘たちに説明できたのにな……
そういえば最近、自分たちで調味料を作っている。この世界のものだけで作った調味料を作りたい、と言い出したシルキーたちが主導して作り始めたのだ。
質の高い大豆を大量に準備して、塩は大量に購入すると市場の役人に目をつけられてしまうので、DPで色んな種類の塩を準備した。他にも、ダンジョン海があるので窯で煮て塩を作る方法や、藻塩を作って色んな塩を準備した。
大豆と塩ということで大体作るものは分かるよね、醤油と味噌だ。シルキーたちは俺の知識を刷り込まれているから、日本料理を作ることが好きなのだ。ただ、娘たちがいるのでがっつりした日本料理はあまり多くない。俺が希望を出した時くらいじゃないだろうか?
でも、お米も味噌も醤油も娘たちは喜んで食べてくれる。そもそも奴隷商にいるときは、満足に食べられなかったため好き嫌いは無いが、この国の食事と日本の食事は違いすぎて似ている料理が基本ないのだ。大きな理由は調味料の違いなんだが。
ちなみに、麹菌はDPでだしてます。だって、この世界にそういうのが無かったんだもん。
醤油や味噌は作るのに時間がかかるので、長い時間をかけて気長にやるのかと思ったらスカーレットにお願いされて、闇の下級精霊を何匹か召喚した。こいつら、魔法で腐敗とか熟成とかを使えるのだ。
この世界には時空系の魔法が存在していないため、腐敗や熟成は闇魔法の分野らしい。それで醤油や味噌の番をさせながら、熟成を加速させてと便利に使われていた。闇の下級精霊たちは、約一日で一ヶ月分の熟成を加速できるようだ。
最低限の物であれば、一週間もあればできてしまうのではないだろうか? まぁいろいろ試すんだろうな、本で得た知識しかないわけだから、試行錯誤して喜々として頑張るのだろう。料理に関わってるときのシルキーたちは、正直怖い程の熱意を向けて頑張るからな……
ちなみに俺が革加工と木工を取っているのには、しっかりとした理由がある。革加工は、娘たちの装備の強化のためだ。カエデもできない事はないのだが、縫製と鍛冶を中心に上げていたので革加工は得意分野ではないからだ。
そもそも、革加工スキルを上げるのは色々と面倒であるため、鍛冶以外で比較的素材の手に入りやすい縫製の修行をしたようだ。魔物のドロップで革は思ったより数が出ないため、大きな工房でお金のある所が一括で買い上げる事が多いんだとさ。
高級であるが、革加工で作られた防具は素材によっては、普通の金属プレートより優秀なものが多くあるのだ。大きな工房に頼んでもいいのだが、可愛く作ってくれなどと言ったら、依頼すら断られる可能性が高い、自分で娘たちの装備は作ってやろうと思ったのだ。
次に木工を上げている理由は、世界樹が自分自身を勝手に剪定し枝を落とすためその枝の有効活用を考えて上げているのだ。さすがに、木工Lvが低いことと加工に必要な道具がないため、今のところは作る事が出来ていない。
世界樹は頑丈なので、模擬戦用の武器として加工もするつもりなのだ。木刀・木剣・木槍・木盾等作って切り傷にはならないが、ある程度本気を出せる武器が完成する予定だ。
他にも杖や弓も金属で作ることは可能だが、杖を金属で作るためには魔導金属であるミスリルを含んだものに、エンチャントをかけながら作らなくてはいけないのだ。熟練したドワーフの鍛冶屋にでも頼まないと、その加工は非常に困難なのである。
カエデもまだミスリルを加工するだけの技術は無く、杖を作る事が出来ないのだ。
杖を木で作るのは、魔導伝導率と収束率が高い素材が多くミスリルに比べれは加工しやすい。ただ、世界樹が加工できて杖にできるのなら、素材としては最上級の木材となる。
杖の性能を上げるためには、宝石類を特殊加工した魔導収束石を杖の素材に合わせることで、効果をさらに上げることができるらしい。
そんなこんなで俺は、自分の防具・娘たちの可愛い防具・模擬戦の武器・杖や弓、武器の柄などの加工のために、革加工と木工をちまちま上げているのだ。スキルが上がったことによって加工できる素材のランクが上がったので、失敗を繰り返しながらじわじわ上げて行こう。
失敗前提なのは、加工できる限界ラインの素材を使うのでほとんど成功することはないが、失敗しても下級素材より経験値がいいので、DPの無駄遣いをしている。もっとランクの高い素材は、加工すらできないからLvを上げられないのだ。色んな制約があってめんどくさいぜ。
世界樹がどのくらいで加工できるようになるかわからないけど、カエデに木工の加工道具を依頼してある。ただ、現状では世界樹を加工できる道具は作れないらしく。ランクの高い鉱石の精錬や精錬した金属の加工をして、一生懸命スキルあげに励んでいた。
ちなみにアダマンタイトは、武器防具への加工しかできない。正確には、加工道具を作ってそれを使おうと加工しようと思ったところ劣化をはじめてしまうのだ。分からんが、この世界の法則なのだろう。
さて、今日もスキル上げを頑張るかな……小説とかアニメであるDMMORPGをやっている気分だ。まぁ、頭のおかしい神達が作ったゲームの世界みたいなものだからな。
0
お気に入りに追加
454
あなたにおすすめの小説
性奴隷を飼ったのに
お小遣い月3万
ファンタジー
10年前に俺は日本から異世界に転移して来た。
異世界に転移して来たばかりの頃、辿り着いた冒険者ギルドで勇者認定されて、魔王を討伐したら家族の元に帰れるのかな、っと思って必死になって魔王を討伐したけど、日本には帰れなかった。
異世界に来てから10年の月日が流れてしまった。俺は魔王討伐の報酬として特別公爵になっていた。ちなみに領地も貰っている。
自分の領地では奴隷は禁止していた。
奴隷を売買している商人がいるというタレコミがあって、俺は出向いた。
そして1人の奴隷少女と出会った。
彼女は、お風呂にも入れられていなくて、道路に落ちている軍手のように汚かった。
彼女は幼いエルフだった。
それに魔力が使えないように処理されていた。
そんな彼女を故郷に帰すためにエルフの村へ連れて行った。
でもエルフの村は魔力が使えない少女を引き取ってくれなかった。それどころか魔力が無いエルフは処分する掟になっているらしい。
俺の所有物であるなら彼女は処分しない、と村長が言うから俺はエルフの女の子を飼うことになった。
孤児になった魔力も無いエルフの女の子。年齢は14歳。
エルフの女の子を見捨てるなんて出来なかった。だから、この世界で彼女が生きていけるように育成することに決めた。
※エルフの少女以外にもヒロインは登場する予定でございます。
※帰る場所を無くした女の子が、美しくて強い女性に成長する物語です。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
劣等生のハイランカー
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
ダンジョンが当たり前に存在する世界で、貧乏学生である【海斗】は一攫千金を夢見て探索者の仮免許がもらえる周王学園への入学を目指す!
無事内定をもらえたのも束の間。案内されたクラスはどいつもこいつも金欲しさで集まった探索者不適合者たち。通称【Fクラス】。
カーストの最下位を指し示すと同時、そこは生徒からサンドバッグ扱いをされる掃き溜めのようなクラスだった。
唯一生き残れる道は【才能】の覚醒のみ。
学園側に【将来性】を示せねば、一方的に搾取される未来が待ち受けていた。
クラスメイトは全員ライバル!
卒業するまで、一瞬たりとも油断できない生活の幕開けである!
そんな中【海斗】の覚醒した【才能】はダンジョンの中でしか発現せず、ダンジョンの外に出れば一般人になり変わる超絶ピーキーな代物だった。
それでも【海斗】は大金を得るためダンジョンに潜り続ける。
難病で眠り続ける、余命いくばくかの妹の命を救うために。
かくして、人知れず大量のTP(トレジャーポイント)を荒稼ぎする【海斗】の前に不審に思った人物が現れる。
「おかしいですね、一学期でこの成績。学年主席の私よりも高ポイント。この人は一体誰でしょうか?」
学年主席であり【氷姫】の二つ名を冠する御堂凛華から注目を浴びる。
「おいおいおい、このポイントを叩き出した【MNO】って一体誰だ? プロでもここまで出せるやつはいねーぞ?」
時を同じくゲームセンターでハイスコアを叩き出した生徒が現れた。
制服から察するに、近隣の周王学園生であることは割ている。
そんな噂は瞬く間に【学園にヤバい奴がいる】と掲示板に載せられ存在しない生徒【ゴースト】の噂が囁かれた。
(各20話編成)
1章:ダンジョン学園【完結】
2章:ダンジョンチルドレン【完結】
3章:大罪の権能【完結】
4章:暴食の力【完結】
5章:暗躍する嫉妬【完結】
6章:奇妙な共闘【完結】
7章:最弱種族の下剋上【完結】
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
ギルドから追放された実は究極の治癒魔法使い。それに気付いたギルドが崩壊仕掛かってるが、もう知らん。僕は美少女エルフと旅することにしたから。
yonechanish
ファンタジー
僕は治癒魔法使い。
子供の頃、僕は奴隷として売られていた。
そんな僕をギルドマスターが拾ってくれた。
だから、僕は自分に誓ったんだ。
ギルドのメンバーのために、生きるんだって。
でも、僕は皆の役に立てなかったみたい。
「クビ」
その言葉で、僕はギルドから追放された。
一人。
その日からギルドの崩壊が始まった。
僕の治癒魔法は地味だから、皆、僕がどれだけ役に立ったか知らなかったみたい。
だけど、もう遅いよ。
僕は僕なりの旅を始めたから。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる