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天の神子 第二章 「その脚はまだ遅い」
天の神子 第二章 「その脚はまだ遅い」 その14
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四人が費やした一時間。成果は魚が六尾と、怪物の存在となった。
「しっかしよぉ。何だったんだ?あのオオカミ」
場が落ち着いた後、オルラウンが両腕を組んで不機嫌そうにぼやいた。
「ただのオオカミって感じでもなかったわね……」
ヨウレスが応えるが、先ほどの体験を思い出してしまい、静かに俯いてしまった。
二人が眉をひそめる中、ユーインが手を挙げる。
「あ、あの。オルラウンさん。もしかしたらなんですけど……」
「うん?」
「あのオオカミ……もしかしたら、魔物なんじゃないですか?」
突拍子もないように聞こえる彼女の予想を、オルラウンはすぐに否定せず、己の記憶と経験によってその一説に確証を得ようとする。
「魔物?そう……かもしれないな。どうしてそう思った?」
「えっと、あれに追いかけられてるとき、なんとなくなんですけどそう感じて。そしたら、咄嗟に魔法を使えるくらい身体が軽くなって」
なんとなく。不確定な感覚を理由にあの土壇場の出来事を分析するユーインだったが、語るにつれて、彼女の内ではその予想が正解だと声を上げるようになっていった。
「身体が軽く?」
「えっと、まるで自分の体じゃないような……あ!」
その感覚は、以前に一度だけ彼女に訪れた。
故郷を襲った不浄の存在を光に還した、あの時に。
それに気づき、彼女は胸元に下げた証拠を取り出す。
「プルヴィアが少し光ってる!」
少女の手の中に収まるほどのか弱い光。以前と比べてずいぶんとささやかなものだが、オルラウン含め四人の直近にある疑問を解くには十分な光明だった。
「これが反応してるってことは……」
「当たりだな。ユーイン、浄化できるか?」
「は、はい!やってみます!」
オルラウンは一つの未知が解けたことに安堵しつつ、少し焦った口調で神子に浄化を促した。
神子もすぐに応えて、プルヴィアを両手で握りしめて意識を集中し出す。
段々と、辺りに降る雨が輝きを放つ。その雫は水でなく、光の粒となって大地に、木の葉に、そして湖にも降り注ぐ。
再びユーインに訪れた貴重な時間。外にいても雨に濡れない奇跡の時間は、残念ながらそう長くは続かなかった。
「あ、あれ……?」
まず、この奇跡の張本人であるユーインが気付いた。
「雨が……」
今度は、妹の偉業を近くで見ていたヨウレスが発見した。
「もう戻った……?」
最後に、初めて見た綺麗な世界に飛び込み、年相応にはしゃいでいたシュグがあっけにとられ、また雨に濡れるようになった。
決して一瞬ではなかった。数十秒はあった。
だが、ここにいる誰もが、不十分だと感じざるを得ない奇跡だった。
「ダメか。やっぱり魔物を弱らせないと、浄化は完全とはならないらしいな」
浄化の雨が止んだ後、最初に口を開いたのはオルラウンだった。
残念そうな表情を見るに、この奇跡はある意味賭けのようなものだったのだろうと、ユーインは察した。
「村のときみたいに、ですか?」
「ああ。だから今度アレを見つけたら倒す気で戦え」
真剣に話すオルラウンに、ユーインがはい、と応え、ヨウレスが得物に手を当てて頷く。
「な、何言ってんのさ!そんなの無理だよ!」
ただ一人、シュグは反対した。当たり前だ。あんな得体の知れない怪物に、どうして戦おうと身構えられるのか理解できないといった風だった。
「ああ、シュグには言ってねえよ。もしお前がアレに出くわしたらすぐ逃げろ。戦うのは俺の仕事だ」
「僕が逃げるのは当たり前だよ!そうじゃなくて、なんであんなのと戦う気なの?あんなの……あんなの、絶対勝てないよ!」
「そうかもな」
「でしょ?」
「でも、もし誰もアレを倒せないなら、アレに襲われたり、奪われたりするのは仕方ないことなのか?」
「それは……でも……」
そんなこと言ったって、あんな怖いやつにどうしたら勝てるのさ。
そう言い返したかったはずのシュグの口は開かない。
「アレがお前の町に来て、ケガさせてきたり、家を荒らされたり、大切なものを奪われるのは、仕方ないのか?」
「……だって」
どうしようもないでしょ?
そう言いたかったはずの口はつぐまれ、シュグの中で芽生えつつあったもう一つの理性がそっと呟いた。
(そんなの、イヤだ)
「……イヤだ」
つい、俯いたシュグの口からそんな言葉がこぼれたが、とてもか細い声だったので誰にも届かなかった。
「俺にはそれが我慢ならねえ。だから戦うことにした。無駄だって思うかもしれねえけどよ、分かってくれな」
少年の変化に気付かないまま、オルラウンは慈しみを込めた目で彼の頭をわしゃわしゃと撫でた。
シュグはオルラウンの手を取り、顔を上げてただ一言、
「……うん」
と答えて、それ以上は何も言わなかった。
「さて、いったん落ち着いたところでよ、火起こして飯にしようぜ」
突然、コロッと表情を柔らかくしたオルラウンが三人に呼びかけた。
先ほどとは打って変わって、純粋に野営を楽しもうとする彼は、さっそく雨避けの布とそれを頭上に張る為の支柱を荷物の中から取り出す。
テントを組み立てたときのようにテキパキと設営を始める様を眺めていた他の三人は、ハッと気づいてそれを手伝おうと動き出す。
「オルラウンさん、こんなのも持ってるんですね」
「昔、野営中に急に大雨が来てな。あん時は火があっという間に消えて困ったぜ」
「これなら雨が降ってても焚き火ができそうね」
「ねえねえ、薪はどうするの?」
他愛もない会話を弾ませ、なおかつここが危険が潜む森の中である事を忘れない程度に緊張感を保って野営を楽しむ。場慣れしているオルラウンが先導したからか、四人とも焦ることなく、順調に、純粋にそうやって楽しもうと思えた。
テントの近くである程度地面が平らな場所を探し、手分けして雨避けと折り畳まれた椅子を組み立てる。
薪は魔物が来た方とは反対の森を少し歩き、木の根元辺りに落ちているなるべく濡れていない枝を集めた。
「さて、いよいよ火起こしだな」
「なるべく乾いてる枝を集めたけど……これ本当に燃やせるの?」
「まあ見てなって」
怪訝そうに薪の小山を眺めるシュグを横に立たせ、オルラウンが腰からナイフを取り出す。普段は格闘を武器にしている彼だが、それでも野営に手頃な刃物は欠かせないらしい。
小山から中太な枝を一本抜き取り、樹皮を削ぐ。黒々とした樹皮に隠された優しく明るい薄茶色が露になった。
「こうやって繊維に沿うように軽く刃を当ててな……」
そう言いながらスーッと枝の芯を削ぎ始めると、削がれた切れ端が勝手に渦を巻いていき、ナイフが枝の端で止まる頃には何周にも巻き上がっていた。
「えぇ!?すっごーい!」
「かわいい……」
「なるほど。薄く削いだ欠片なら、多少湿ってても燃えそうね」
見物していた三人が各々呟く中、オルラウンがシュグの腰に下げられたナイフを見て言った。
「お前もやってみな。ヨウレスにでも見てもらえ」
目配せされたヨウレスは、シュグの肩に手を置く。
「いいわよ。さ、練習しましょ、シュグくん」
「は、はい。お願いします」
「私もやりたい!」
一人残ったユーインも、ヨウレスからナイフを借りてオルラウンの見様見真似で枝を削ぎ出す。
やがて三本の枝が、その切れ端に花のような削ぎ片を携えた。
「おう、二人とも初めてにしちゃ上出来じゃねえか」
「そう?やった!」
「ちょっと、欠けちゃったけどね」
「でもきれいよ。よく燃えそう」
三本の枝にはそれぞれ個性が出ていた。
オルラウンが削いだ枝は削ぎ片がそれぞれ一定の大きさに揃っていて、整えられた美しさがある。
シュグが削いだ枝は削ぎ跡の途中にも小さな削ぎ片がついていて、雑ではあるがその一片一片は薄く仕上がっていた。
ユーインが削いだ枝は途中で止まった削ぎ片はないものの、切れ端には大小バラバラなものが集い、よく見れば所々欠けている。
三者三様な結果を喜びつつ、石を積んで作った台に乗せる。
「よし、じゃあ欠片も集めて火着けるぞ」
着火剤が用意できたところで、オルラウンが懐から火打石と打ち金を取り出す。
「ね~ね~。そこの人間さん達とでっかいイモリさ~ん」
突然、湖の方から誰も聞き覚えのない声が聞こえた。
「しっかしよぉ。何だったんだ?あのオオカミ」
場が落ち着いた後、オルラウンが両腕を組んで不機嫌そうにぼやいた。
「ただのオオカミって感じでもなかったわね……」
ヨウレスが応えるが、先ほどの体験を思い出してしまい、静かに俯いてしまった。
二人が眉をひそめる中、ユーインが手を挙げる。
「あ、あの。オルラウンさん。もしかしたらなんですけど……」
「うん?」
「あのオオカミ……もしかしたら、魔物なんじゃないですか?」
突拍子もないように聞こえる彼女の予想を、オルラウンはすぐに否定せず、己の記憶と経験によってその一説に確証を得ようとする。
「魔物?そう……かもしれないな。どうしてそう思った?」
「えっと、あれに追いかけられてるとき、なんとなくなんですけどそう感じて。そしたら、咄嗟に魔法を使えるくらい身体が軽くなって」
なんとなく。不確定な感覚を理由にあの土壇場の出来事を分析するユーインだったが、語るにつれて、彼女の内ではその予想が正解だと声を上げるようになっていった。
「身体が軽く?」
「えっと、まるで自分の体じゃないような……あ!」
その感覚は、以前に一度だけ彼女に訪れた。
故郷を襲った不浄の存在を光に還した、あの時に。
それに気づき、彼女は胸元に下げた証拠を取り出す。
「プルヴィアが少し光ってる!」
少女の手の中に収まるほどのか弱い光。以前と比べてずいぶんとささやかなものだが、オルラウン含め四人の直近にある疑問を解くには十分な光明だった。
「これが反応してるってことは……」
「当たりだな。ユーイン、浄化できるか?」
「は、はい!やってみます!」
オルラウンは一つの未知が解けたことに安堵しつつ、少し焦った口調で神子に浄化を促した。
神子もすぐに応えて、プルヴィアを両手で握りしめて意識を集中し出す。
段々と、辺りに降る雨が輝きを放つ。その雫は水でなく、光の粒となって大地に、木の葉に、そして湖にも降り注ぐ。
再びユーインに訪れた貴重な時間。外にいても雨に濡れない奇跡の時間は、残念ながらそう長くは続かなかった。
「あ、あれ……?」
まず、この奇跡の張本人であるユーインが気付いた。
「雨が……」
今度は、妹の偉業を近くで見ていたヨウレスが発見した。
「もう戻った……?」
最後に、初めて見た綺麗な世界に飛び込み、年相応にはしゃいでいたシュグがあっけにとられ、また雨に濡れるようになった。
決して一瞬ではなかった。数十秒はあった。
だが、ここにいる誰もが、不十分だと感じざるを得ない奇跡だった。
「ダメか。やっぱり魔物を弱らせないと、浄化は完全とはならないらしいな」
浄化の雨が止んだ後、最初に口を開いたのはオルラウンだった。
残念そうな表情を見るに、この奇跡はある意味賭けのようなものだったのだろうと、ユーインは察した。
「村のときみたいに、ですか?」
「ああ。だから今度アレを見つけたら倒す気で戦え」
真剣に話すオルラウンに、ユーインがはい、と応え、ヨウレスが得物に手を当てて頷く。
「な、何言ってんのさ!そんなの無理だよ!」
ただ一人、シュグは反対した。当たり前だ。あんな得体の知れない怪物に、どうして戦おうと身構えられるのか理解できないといった風だった。
「ああ、シュグには言ってねえよ。もしお前がアレに出くわしたらすぐ逃げろ。戦うのは俺の仕事だ」
「僕が逃げるのは当たり前だよ!そうじゃなくて、なんであんなのと戦う気なの?あんなの……あんなの、絶対勝てないよ!」
「そうかもな」
「でしょ?」
「でも、もし誰もアレを倒せないなら、アレに襲われたり、奪われたりするのは仕方ないことなのか?」
「それは……でも……」
そんなこと言ったって、あんな怖いやつにどうしたら勝てるのさ。
そう言い返したかったはずのシュグの口は開かない。
「アレがお前の町に来て、ケガさせてきたり、家を荒らされたり、大切なものを奪われるのは、仕方ないのか?」
「……だって」
どうしようもないでしょ?
そう言いたかったはずの口はつぐまれ、シュグの中で芽生えつつあったもう一つの理性がそっと呟いた。
(そんなの、イヤだ)
「……イヤだ」
つい、俯いたシュグの口からそんな言葉がこぼれたが、とてもか細い声だったので誰にも届かなかった。
「俺にはそれが我慢ならねえ。だから戦うことにした。無駄だって思うかもしれねえけどよ、分かってくれな」
少年の変化に気付かないまま、オルラウンは慈しみを込めた目で彼の頭をわしゃわしゃと撫でた。
シュグはオルラウンの手を取り、顔を上げてただ一言、
「……うん」
と答えて、それ以上は何も言わなかった。
「さて、いったん落ち着いたところでよ、火起こして飯にしようぜ」
突然、コロッと表情を柔らかくしたオルラウンが三人に呼びかけた。
先ほどとは打って変わって、純粋に野営を楽しもうとする彼は、さっそく雨避けの布とそれを頭上に張る為の支柱を荷物の中から取り出す。
テントを組み立てたときのようにテキパキと設営を始める様を眺めていた他の三人は、ハッと気づいてそれを手伝おうと動き出す。
「オルラウンさん、こんなのも持ってるんですね」
「昔、野営中に急に大雨が来てな。あん時は火があっという間に消えて困ったぜ」
「これなら雨が降ってても焚き火ができそうね」
「ねえねえ、薪はどうするの?」
他愛もない会話を弾ませ、なおかつここが危険が潜む森の中である事を忘れない程度に緊張感を保って野営を楽しむ。場慣れしているオルラウンが先導したからか、四人とも焦ることなく、順調に、純粋にそうやって楽しもうと思えた。
テントの近くである程度地面が平らな場所を探し、手分けして雨避けと折り畳まれた椅子を組み立てる。
薪は魔物が来た方とは反対の森を少し歩き、木の根元辺りに落ちているなるべく濡れていない枝を集めた。
「さて、いよいよ火起こしだな」
「なるべく乾いてる枝を集めたけど……これ本当に燃やせるの?」
「まあ見てなって」
怪訝そうに薪の小山を眺めるシュグを横に立たせ、オルラウンが腰からナイフを取り出す。普段は格闘を武器にしている彼だが、それでも野営に手頃な刃物は欠かせないらしい。
小山から中太な枝を一本抜き取り、樹皮を削ぐ。黒々とした樹皮に隠された優しく明るい薄茶色が露になった。
「こうやって繊維に沿うように軽く刃を当ててな……」
そう言いながらスーッと枝の芯を削ぎ始めると、削がれた切れ端が勝手に渦を巻いていき、ナイフが枝の端で止まる頃には何周にも巻き上がっていた。
「えぇ!?すっごーい!」
「かわいい……」
「なるほど。薄く削いだ欠片なら、多少湿ってても燃えそうね」
見物していた三人が各々呟く中、オルラウンがシュグの腰に下げられたナイフを見て言った。
「お前もやってみな。ヨウレスにでも見てもらえ」
目配せされたヨウレスは、シュグの肩に手を置く。
「いいわよ。さ、練習しましょ、シュグくん」
「は、はい。お願いします」
「私もやりたい!」
一人残ったユーインも、ヨウレスからナイフを借りてオルラウンの見様見真似で枝を削ぎ出す。
やがて三本の枝が、その切れ端に花のような削ぎ片を携えた。
「おう、二人とも初めてにしちゃ上出来じゃねえか」
「そう?やった!」
「ちょっと、欠けちゃったけどね」
「でもきれいよ。よく燃えそう」
三本の枝にはそれぞれ個性が出ていた。
オルラウンが削いだ枝は削ぎ片がそれぞれ一定の大きさに揃っていて、整えられた美しさがある。
シュグが削いだ枝は削ぎ跡の途中にも小さな削ぎ片がついていて、雑ではあるがその一片一片は薄く仕上がっていた。
ユーインが削いだ枝は途中で止まった削ぎ片はないものの、切れ端には大小バラバラなものが集い、よく見れば所々欠けている。
三者三様な結果を喜びつつ、石を積んで作った台に乗せる。
「よし、じゃあ欠片も集めて火着けるぞ」
着火剤が用意できたところで、オルラウンが懐から火打石と打ち金を取り出す。
「ね~ね~。そこの人間さん達とでっかいイモリさ~ん」
突然、湖の方から誰も聞き覚えのない声が聞こえた。
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