16 / 42
天の神子 第二章 「その脚はまだ遅い」
天の神子 第二章 「その脚はまだ遅い」 その11
しおりを挟む
湖のほとりからは少し離れた、どちらかといえば通ってきた森の方に寄せられた二つのテントは、それぞれ異なる見た目をしていた。
「テントは男女で分けよう。ユーインとヨウレスはあっち、俺とシュグはそっちだ」
オルラウンがあっちと指したテントはあちこちに様々な花の絵柄がついていて鮮やかだ。それとは逆に、そっちと指したテントは土色の落ち着いた色合いをしていた。
「分かった」
ユーインがそう返すと、シュグが少し前のめりな姿勢でオルラウンに訊いてきた。
「今日のご飯は何食べるの?」
「持ってきた食料があるから、それを食うでもいいが……せっかく水場があって雨が降ってるんだ。湖で釣りでもしようぜ」
「釣り⁈」
シュグにとっては意外なことを言われたが、その驚きの中には少しだけ期待が込められていた。
「オルラウンさん、魚釣りできるの?」
ユーインも意外そうにして、オルラウンに訊いてみる。
「旅の中でしょっちゅうやってきた。釣り竿もあるぜ」
そういってオルラウンは背負っていた荷物の中から緑色の筒のようなものを取り出す。片手から少しはみ出す程の大きさだったそれは、オルラウンが大きく一振りした瞬間、彼の背丈程にまで細長く伸びた。
どうやら、筒の中に更に小さな筒が入っていて、それを何本か重ねたものが飛び出てきたらしい。
他の三人はしばらく物珍しそうに見ていたが、はっと思い出したようにシュグが言った。
「でも、雨が降ってたらやりにくいんじゃ……お腹空いたし、また今度でも……」
「まあまあ。確かに雨が降ってると、魚は見つけにくいわ。でも、雨は魚たちを呼び寄せてもくれるから、そこが狙い目なの。上手くいけば沢山釣れるわよ」
くう、と鳴るお腹をさすりながらシュグは提案したが、ヨウレスがそう言って説得する。
オルラウンも便乗して、
「持ってきた食料はいつでも食べられるように食わないでおきたい、ってのもあるな。それに……」
と付け加えると、ニッと笑ってさらに言った。
「とれたての魚は美ン味いぞ~!身がしっかりしてて食い応えバツグンってなもんだ」
喜びに溢れた思い出を懐かしむように語るオルラウンに感化されたシュグは、思わず生唾を呑みこんでいた。
「どうだシュグ、その空きっ腹、釣りたての魚が欲しいんじゃねえか」
咄嗟にオルラウンにビシッと指を指されたシュグは、少し照れくさそうにしながらも釣りに挑むことにした。
「じゃ、じゃあ、僕も釣り、やってみたい、かな……いい?オルラウンさん」
「おう、予備のがあるから、一緒にやろうぜ」
「やった!」
ぴょん、と跳ねて喜ぶシュグを見たヨウレスが、微笑み混じりにユーインに向かって言った。
「じゃあ釣りは男の子たちに任せて、私達は木の実でも探してきましょ」
「うん、そうしよっか」
久しぶりにお姉ちゃんと二人きりだ。そう思ったユーインは思わず笑みがこぼれた。
「そんじゃ、一時間ぐらいしたらここに集合な」
「はーい!」
オルラウンが集合する時間を決めた後、四人は二手に別れ、この森の恵みを得るべく動き出した。
ユーイン達と別れた後、オルラウンはシュグを連れて池のほとりに来ていた。
周辺は砂利が広がっている所もあれば、池の方にせり出たような小高い丘も見られる。
「さて、じゃあまずはエサを探さないとな」
「釣りのエサって何を使うの?」
「大抵は町でエサ団子を買ってくるってのが初心者向けなんだが……お、ここらへんか?」
オルラウンはシュグの質問に答えながら何かを探していた。そうして見つけたのは、雨で湿り柔らかくなった土の上で座していた何個かの石だった。
オルラウンが石を一個どかすと、下敷きになっていた土の中からうようよと細長いミミズらが湧いてきた。
「何して……うわ!」
「こいつらの方がエサ団子よりも食いつきが良いんだ」
シュグが気味悪そうにミミズを見る中、オルラウンはミミズが潜んでいた土ごと手ですくい、革袋に詰めた。
「それをその、エサ団子にするの?」
「違う違う、このまま釣り針に刺してエサにするんだ」
シュグはオルラウンが言った通りの光景を想像して、思わず恐怖を覚えた。釣りとはこんなに残酷なのか、と。
「ぼ、僕やっぱり見学でもいい?」
「何言ってんだ、四人分も釣らなきゃいけねえんだぜ?手伝ってくれよ」
「う、分かったよ……」
冗談を言うように正論を語るオルラウンを相手に、シュグはとうとう観念した。
「ここら辺で釣るか」
エサを手に入れた後、二人は湖面から少し高さのついた丘に来ていた。
「じゃ、エサを付けるぞ」
オルラウンが革袋からミミズを一匹取り出して釣り針に刺す。針に貫かれたミミズがビチビチと宙でもがく様を見て、シュグはげんなりとした。
「うへえ、やっぱりヤダなあ」
「うだうだ言わずにやってみな」
「……ごめんね!」
ぷちり、と嫌な感触を手に感じつつ、シュグもミミズを貫く。今度はより激しくもがいた。
「頑張ったな。偉いぞ」
「ま、まだ動いてる」
「活きのいいエサだ、きっと釣れるぞ」
そうしてエサを付けた釣り針と糸を二本の竿に取り付け、二人の釣りが始まる。
「じゃ、やってみるか。こんな感じで糸を垂らすんだ」
「えいっ」
「魚が針に食いつく瞬間を見逃すな。雨が降ってるぶん分かりづらいから、気を付けろ」
「分かった」
オルラウンに助言をもらいながら、見よう見まねで釣り竿を構えるシュグ。手本となったオルラウンは穏やかに機を待っていた。
「お、来たな」
オルラウンの釣り竿がグウンとしなり始めたのをきっかけに、彼は先ほどの穏やかさを捨て、闘志を宿した瞳で竿を引く。しなりはより強くなり、ついに水面から一尾の魚が釣り上がった。
「よっしゃ!」
「すごい……!」
シュグが感嘆している中、オルラウンは急いで魚を針から外し、かごに入れると、一息ついてまた針にエサを付けた。
「まずは一尾だな。この大きさならあと三尾は欲しいか」
「そんなに釣れるかな?」
「それは運次第……シュグ、引いてるぞ!」
「え?あっ!」
二人の会話に構わず、次の魚が針にかかった。
「こ、こんなに引っ張ってくるの?」
「魚にとっちゃあ、今生きるか死ぬかが懸かってるんだ。お前も負けずに頑張れ、シュグ!」
オルラウンは軽々と竿を操り釣り上げていたが、彼とは比べ物にならないほど非力なシュグにとって、魚との勝負は全力をかけるに値するものだった。
オルラウンは竿を傷めないように手を添え、シュグの勝負を見守っていた。
「おりゃあ!」
空いた腹から精一杯の声を張り、竿を振り上げる。
魚はとうとう打ち負かされ、シュグの足元にひれ伏した。
「つ、釣れた」
「上手くいったな!初めてなのによく出来た」
「うん!」
やった。僕にもできた。
そんな喜びでいっぱいになったシュグは、今までの緊張を忘れ、ただ素直に今置かれた状況を楽しめるようになっていた。
「さて、俺も負けてらんねえな」
「じゃあ、どっちが多く釣れるか競争しようよ」
「いいねえ。乗った!」
「負けないからね!」
一時間後。釣果をまとめたかごの中には、肉付きの良い魚が六尾、所狭しと詰まっていた。
正確には、オルラウンが釣った魚が二尾、シュグの釣った魚が四尾詰まっていた。
「マジかよ……」
「やったー!僕の勝ちだね!」
お互いに一尾目を釣った後、シュグは垂らした糸の殆どが先端に立派な釣果を連れて戻ってきた。
一方でオルラウンの方はというと、競争に乗ったのが災いしたのか、彼の針まで伝わった闘志に魚が勘付き、まるで穴が開いたようにその針の辺りを避けていた。
結果、純粋に釣りそのものを楽しんでいたシュグに軍配が上がった。
「……あーあ、今日は~ツイてなかったなぁ~」
へっへっへ、とわざとらしく笑うオルラウンを見たシュグは、揶揄うような声で、
「あ、カッコわる~い」
と言ってみせた。
「次は負けねえからなっ!」
「受けて立つよ!」
こうして竜人と少年は、互いに好敵手となった。
直後、思い出したかのように腹を鳴らした二人は、笑い合いながらテントのある方へ戻っていった。
「テントは男女で分けよう。ユーインとヨウレスはあっち、俺とシュグはそっちだ」
オルラウンがあっちと指したテントはあちこちに様々な花の絵柄がついていて鮮やかだ。それとは逆に、そっちと指したテントは土色の落ち着いた色合いをしていた。
「分かった」
ユーインがそう返すと、シュグが少し前のめりな姿勢でオルラウンに訊いてきた。
「今日のご飯は何食べるの?」
「持ってきた食料があるから、それを食うでもいいが……せっかく水場があって雨が降ってるんだ。湖で釣りでもしようぜ」
「釣り⁈」
シュグにとっては意外なことを言われたが、その驚きの中には少しだけ期待が込められていた。
「オルラウンさん、魚釣りできるの?」
ユーインも意外そうにして、オルラウンに訊いてみる。
「旅の中でしょっちゅうやってきた。釣り竿もあるぜ」
そういってオルラウンは背負っていた荷物の中から緑色の筒のようなものを取り出す。片手から少しはみ出す程の大きさだったそれは、オルラウンが大きく一振りした瞬間、彼の背丈程にまで細長く伸びた。
どうやら、筒の中に更に小さな筒が入っていて、それを何本か重ねたものが飛び出てきたらしい。
他の三人はしばらく物珍しそうに見ていたが、はっと思い出したようにシュグが言った。
「でも、雨が降ってたらやりにくいんじゃ……お腹空いたし、また今度でも……」
「まあまあ。確かに雨が降ってると、魚は見つけにくいわ。でも、雨は魚たちを呼び寄せてもくれるから、そこが狙い目なの。上手くいけば沢山釣れるわよ」
くう、と鳴るお腹をさすりながらシュグは提案したが、ヨウレスがそう言って説得する。
オルラウンも便乗して、
「持ってきた食料はいつでも食べられるように食わないでおきたい、ってのもあるな。それに……」
と付け加えると、ニッと笑ってさらに言った。
「とれたての魚は美ン味いぞ~!身がしっかりしてて食い応えバツグンってなもんだ」
喜びに溢れた思い出を懐かしむように語るオルラウンに感化されたシュグは、思わず生唾を呑みこんでいた。
「どうだシュグ、その空きっ腹、釣りたての魚が欲しいんじゃねえか」
咄嗟にオルラウンにビシッと指を指されたシュグは、少し照れくさそうにしながらも釣りに挑むことにした。
「じゃ、じゃあ、僕も釣り、やってみたい、かな……いい?オルラウンさん」
「おう、予備のがあるから、一緒にやろうぜ」
「やった!」
ぴょん、と跳ねて喜ぶシュグを見たヨウレスが、微笑み混じりにユーインに向かって言った。
「じゃあ釣りは男の子たちに任せて、私達は木の実でも探してきましょ」
「うん、そうしよっか」
久しぶりにお姉ちゃんと二人きりだ。そう思ったユーインは思わず笑みがこぼれた。
「そんじゃ、一時間ぐらいしたらここに集合な」
「はーい!」
オルラウンが集合する時間を決めた後、四人は二手に別れ、この森の恵みを得るべく動き出した。
ユーイン達と別れた後、オルラウンはシュグを連れて池のほとりに来ていた。
周辺は砂利が広がっている所もあれば、池の方にせり出たような小高い丘も見られる。
「さて、じゃあまずはエサを探さないとな」
「釣りのエサって何を使うの?」
「大抵は町でエサ団子を買ってくるってのが初心者向けなんだが……お、ここらへんか?」
オルラウンはシュグの質問に答えながら何かを探していた。そうして見つけたのは、雨で湿り柔らかくなった土の上で座していた何個かの石だった。
オルラウンが石を一個どかすと、下敷きになっていた土の中からうようよと細長いミミズらが湧いてきた。
「何して……うわ!」
「こいつらの方がエサ団子よりも食いつきが良いんだ」
シュグが気味悪そうにミミズを見る中、オルラウンはミミズが潜んでいた土ごと手ですくい、革袋に詰めた。
「それをその、エサ団子にするの?」
「違う違う、このまま釣り針に刺してエサにするんだ」
シュグはオルラウンが言った通りの光景を想像して、思わず恐怖を覚えた。釣りとはこんなに残酷なのか、と。
「ぼ、僕やっぱり見学でもいい?」
「何言ってんだ、四人分も釣らなきゃいけねえんだぜ?手伝ってくれよ」
「う、分かったよ……」
冗談を言うように正論を語るオルラウンを相手に、シュグはとうとう観念した。
「ここら辺で釣るか」
エサを手に入れた後、二人は湖面から少し高さのついた丘に来ていた。
「じゃ、エサを付けるぞ」
オルラウンが革袋からミミズを一匹取り出して釣り針に刺す。針に貫かれたミミズがビチビチと宙でもがく様を見て、シュグはげんなりとした。
「うへえ、やっぱりヤダなあ」
「うだうだ言わずにやってみな」
「……ごめんね!」
ぷちり、と嫌な感触を手に感じつつ、シュグもミミズを貫く。今度はより激しくもがいた。
「頑張ったな。偉いぞ」
「ま、まだ動いてる」
「活きのいいエサだ、きっと釣れるぞ」
そうしてエサを付けた釣り針と糸を二本の竿に取り付け、二人の釣りが始まる。
「じゃ、やってみるか。こんな感じで糸を垂らすんだ」
「えいっ」
「魚が針に食いつく瞬間を見逃すな。雨が降ってるぶん分かりづらいから、気を付けろ」
「分かった」
オルラウンに助言をもらいながら、見よう見まねで釣り竿を構えるシュグ。手本となったオルラウンは穏やかに機を待っていた。
「お、来たな」
オルラウンの釣り竿がグウンとしなり始めたのをきっかけに、彼は先ほどの穏やかさを捨て、闘志を宿した瞳で竿を引く。しなりはより強くなり、ついに水面から一尾の魚が釣り上がった。
「よっしゃ!」
「すごい……!」
シュグが感嘆している中、オルラウンは急いで魚を針から外し、かごに入れると、一息ついてまた針にエサを付けた。
「まずは一尾だな。この大きさならあと三尾は欲しいか」
「そんなに釣れるかな?」
「それは運次第……シュグ、引いてるぞ!」
「え?あっ!」
二人の会話に構わず、次の魚が針にかかった。
「こ、こんなに引っ張ってくるの?」
「魚にとっちゃあ、今生きるか死ぬかが懸かってるんだ。お前も負けずに頑張れ、シュグ!」
オルラウンは軽々と竿を操り釣り上げていたが、彼とは比べ物にならないほど非力なシュグにとって、魚との勝負は全力をかけるに値するものだった。
オルラウンは竿を傷めないように手を添え、シュグの勝負を見守っていた。
「おりゃあ!」
空いた腹から精一杯の声を張り、竿を振り上げる。
魚はとうとう打ち負かされ、シュグの足元にひれ伏した。
「つ、釣れた」
「上手くいったな!初めてなのによく出来た」
「うん!」
やった。僕にもできた。
そんな喜びでいっぱいになったシュグは、今までの緊張を忘れ、ただ素直に今置かれた状況を楽しめるようになっていた。
「さて、俺も負けてらんねえな」
「じゃあ、どっちが多く釣れるか競争しようよ」
「いいねえ。乗った!」
「負けないからね!」
一時間後。釣果をまとめたかごの中には、肉付きの良い魚が六尾、所狭しと詰まっていた。
正確には、オルラウンが釣った魚が二尾、シュグの釣った魚が四尾詰まっていた。
「マジかよ……」
「やったー!僕の勝ちだね!」
お互いに一尾目を釣った後、シュグは垂らした糸の殆どが先端に立派な釣果を連れて戻ってきた。
一方でオルラウンの方はというと、競争に乗ったのが災いしたのか、彼の針まで伝わった闘志に魚が勘付き、まるで穴が開いたようにその針の辺りを避けていた。
結果、純粋に釣りそのものを楽しんでいたシュグに軍配が上がった。
「……あーあ、今日は~ツイてなかったなぁ~」
へっへっへ、とわざとらしく笑うオルラウンを見たシュグは、揶揄うような声で、
「あ、カッコわる~い」
と言ってみせた。
「次は負けねえからなっ!」
「受けて立つよ!」
こうして竜人と少年は、互いに好敵手となった。
直後、思い出したかのように腹を鳴らした二人は、笑い合いながらテントのある方へ戻っていった。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
蟲籠の島 夢幻の海 〜これは、白銀の血族が滅ぶまでの物語〜
二階堂まりい
ファンタジー
メソポタミア辺りのオリエント神話がモチーフの、ダークな異能バトルものローファンタジーです。以下あらすじ
超能力を持つ男子高校生、鎮神は独自の信仰を持つ二ツ河島へ連れて来られて自身のの父方が二ツ河島の信仰を統べる一族であったことを知らされる。そして鎮神は、異母姉(兄?)にあたる両性具有の美形、宇津僚真祈に結婚を迫られて島に拘束される。
同時期に、島と関わりがある赤い瞳の青年、赤松深夜美は、二ツ河島の信仰に興味を持ったと言って宇津僚家のハウスキーパーとして住み込みで働き始める。しかし彼も能力を秘めており、暗躍を始める。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
ドマゾネスの掟 ~ドMな褐色少女は僕に責められたがっている~
桂
ファンタジー
探検家の主人公は伝説の部族ドマゾネスを探すために密林の奥へ進むが道に迷ってしまう。
そんな彼をドマゾネスの少女カリナが発見してドマゾネスの村に連れていく。
そして、目覚めた彼はドマゾネスたちから歓迎され、子種を求められるのだった。

とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

魅了が解けた貴男から私へ
砂礫レキ
ファンタジー
貴族学園に通う一人の男爵令嬢が第一王子ダレルに魅了の術をかけた。
彼女に操られたダレルは婚約者のコルネリアを憎み罵り続ける。
そして卒業パーティーでとうとう婚約破棄を宣言した。
しかし魅了の術はその場に運良く居た宮廷魔術師に見破られる。
男爵令嬢は処刑されダレルは正気に戻った。
元凶は裁かれコルネリアへの愛を取り戻したダレル。
しかしそんな彼に半年後、今度はコルネリアが婚約破棄を告げた。
三話完結です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる