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愛の告白は嬉しくて切ない
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「贈悟さん」
いつもの日常だ。
いつも通り贈悟は縁側で悠斗を待っていた。
何の変わり映えもしない。
「今日はキノコと玉ねぎのオムライス、ホワイトソース仕立て」
料理は少しずつ変化しているような気もする。
「前食べたそうにしてたから、キノコはみじん切りにしたから喉詰まらせても大丈夫!」
「……ありがとう」
普段切らずに炒めて食べているが。
「そういえば、贈悟さん最近きれいな着物着てるね」
「そうかな?」
あの夢を見てから、綾子が見立てた着物を選ぶようになった。
綾子が選ぶのは心なしか色が明るい物が多い。
今日来ているのは落ち着いたえんじ色だ。
「似合うよ、前のよりいい。触ってもいい?」
承諾すると袖口をそっと撫で始めた。
「昔、妻が選んでくれて」
ピタリと悠斗の手が止まる。
「……やっぱり忘れられないもんなの?」
独りごとのように呟いた、悠斗の言葉に答えていい物か悩む。
「俺、宿題するよ」
「あ、ああ」
持ってきた鞄を手に取り、居間へと消えて行った。
「贈悟さん」
今日は学校帰りに悠斗がやってきた。
「贈悟さん、今日は話があるんだ」
「何かな?」
「俺の進路の事で……」
進路相談か、立派になったものだとしみじみ思う。
「俺、贈悟さんに永久就職しようと思う!」
「……ん?」
だめだ、最近の子の相談内容はわからない。
「どういう意味かな」
「贈悟さんと結こ、はムリだからずっとお世話していたいなって」
ああ、介護か。
本気で考えていてくれた事実が、嬉しくてたまらない。
「気持ちは嬉しいが、中学生だろう? 普通に高校へ行って、それでも気が変わらなければ……」
言葉に詰まる。
家へ来てほしい。
例え気が変わっても。
そんな事を言いそうだからだ。
「介護、じゃなくてもいいんだ。オレ、その贈悟さんの事、好き、だから」
これは……まさか。
「愛してるんだ! 贈悟さんと一緒になりたい」
告白か? そんなわけがない。
「……悠斗君、意味分かってる?」
「俺を贈悟さんと、恋人にしてください……」
直球が来てしまった。
悠斗は頭を下げて頼んでいる。
呆然としていると悠斗はしびれを切らした。
「……贈悟さんは?」
「わしは、この歳だから」
「若ければいいの? 整形手術して若くなればいいの? それなら俺お金稼ぐよ」
贈悟の年老いた手を取り、しわを指で撫でた。
悠斗はフラれないよう必死に、笑顔を作っているのがわかる。
そんなに好きでいてくれたのか。
嬉しさと申し訳なさで胸が痛む。
「君なら、もっと可愛い女の子がいるだろう」
「俺、男が好きみたい」
「え、あ……そうなのか。それにしても可愛い男の子とか」
自分で何を言っているのか分からなくなってくる。
「贈悟さんが女子なら女の子も好きだったかもしれないけどさ。
俺もし贈悟さんが年下で、幼稚園通っていても、
赤ちゃんでも俺は贈悟さんを……好きになってたと思うから」
勘違いじゃないのか、そう疑いの声をかけてやりたかった。
それが出来ないのは、悠斗が悲しむに決まっているからだ。
「俺、贈悟さんがうんと年下なら大きくなるまで待ってた。
でも贈悟さんは、俺が大人になってからじゃ一緒にいる時間が殆どなさそうだし」
「君は……何気に辛辣な」
辛辣、の意味が悠斗に伝わっていないようだ。
不思議そうな顔をしている。
「奥さんの代わりでいいから、卒業したら俺を贈悟さんの家に置いて下さい!」
代わり、そうだろうか本当に。
綾子の代わりなんていない。
ただ悠斗の傍にいられたら、どんなに心地良いだろう。
「君は、家族もいるだろう」
口に出るのは不安だ。
「母さんにも父さんにも言ってあるよ。いいって、後は贈悟さんがいいっていうだけ」
わしが言うのか『家に来ていい』と、そんなことは無理だ。
「ずっと一緒にいよう、贈悟さん」
「何を言っているんだっ」
めまいがし、頭を押さえた。
悠斗が支えようと手を伸ばしてきたので払いのけた。
「君はっ自分の未来を台無しにするつもりか!?」
久しぶりに、こんな大声を上げた気がする。
悠斗は驚いたようだったが、ぼそぼそと話し始めた。
「介護の勉強するよ。介護職は安泰っていうじゃん?」
そうだろうか、本当に? 違うような気がする。
「わしが死んだら、どうす……」
声を上げた所為かフラついた。
悠斗は贈悟の身体を支え、肩と腰に両手をあてた。
「俺贈悟さんがいないと……ううんこのまま贈悟さんがいなくなったら、一生後悔する」
「悠斗君、間違っている」
逃れようと抵抗するが、悠斗の力の方が強い。贈悟は諦めて悠斗に身体を預ける。
悠斗も随分と大きくなった。
そうぼんやりと感じた。
「いいじゃん、死んで生まれ変わるまで待てっていうの?」
「それは……」
そうだ、と言いかける。
自分が、来世で女に生まれ変わるまで待っていて欲しい。
「その場に俺と綾子さんがいたら? 綾子さんを選ぶんじゃないかな」
恐らく、その通りだろう。
「……それは、ごめん」
肯定の代わりに謝る。
「ならさ、もう俺に後悔させてよ。贈悟さんの思う通りにさ。
将来路頭に迷って、贈悟さんと一緒にならなきゃよかったって、別の人生があったのにってさ」
「……それで、いいのか。君は」
呆れてくる、拒否するのが嫌になるくらいに。
「俺は贈悟さんが『俺を抱きしめた日』からずっと片思いしてきたんだから」
「……いつだったか……」
「幼稚園の頃、俺が転んでさ」
本当にいつだ。
春真と仲良くなったのは、小学校に入ってからじゃなかったか。
「……もう君がわしを好きなのか、そう勘違いしているのかよくわからなくなってきたよ」
「勘違いでもいいじゃん、俺きっとずっと勘違いしてるよ」
先程より体勢を整え、悠斗は贈悟を抱擁した。
「一緒に暮らしてくれる?」
逃れられないように段々と抱きしめる力が強くなっている。
「贈悟さん?」
良い返事が出来ない。
許可をもらったと言っていたが、結局は両親に反対されておしまいではなかろうか。
悠斗がもう少し成長していれば、それなら。
「なぜか今、君が大人に見えるよ」
力を振り絞り、唇を悠斗へ重ねた。
会えるのは最後かもしれない、と思い舌を侵入させる。
「ンッ!?」
悠斗の上げた声で、それを求めていないのがわかる。
贈悟は絡んでこない悠斗の舌を欲して必死に吸いついた。
「んんっ」
悠斗は嫌がっているようだ。
贈悟は舌を入れた状態で唇を数ミリ離した。
悠斗の熱い口内が酸素を求めるのがわかり、再び唇を重ねる。
ほんの一瞬、酸素の代わりに自分を求められているように感じ、贈悟は歓喜した。
その瞬間、悠斗に突き飛ばされ、地面へ尻餅をついた。
悠斗は唾液が落ちて、袖でぬぐっている。
ごくりと唾をのむ音がする。
顔が真っ赤だ。
「贈悟さん、俺……」
目の前にいるのは先程の力強さのかけらもない、ただの中学生だ。
「すまない、わしは少し、かなりおかしいようだ」
終わりだ。
悠斗と築き上げた関係も、これからの人生も。
目頭が熱くなるのがわかったが、それを止める事が出来なかった。
「贈悟さん! ごめん俺」
聞きたくない、フラれるには歳を取り過ぎた。
恋をしては、いけなかった。
「帰ってくれ」
今自分はいくつだ? 若ければよかったのか?
あと五十歳若ければ?
「せめて居間まで送らせて」
悠斗は地面へ座ったままの贈悟の身体を起こし、支えた。
その手を払いのけ、自身で居間へと戻り戸を閉めた。
しばらくすると外で物音がする。
悠斗が帰ったのだろう。
自責の念に駆られ、収まっていた涙が零れ落ちた。
胸苦しさに息が詰まる。
心臓に手を当て、低い姿勢で息を整える。
「は、は……別に、もう、いいか」
もし周囲にばれて批難されたら罪を認めてしまえばいい。
一つ認めると何だかどうでもよくなってくる。
ふら付いた足取りで仏間へ行く。
座布団に座る事なく手を置き布を握る。
「綾子、わしは……死んだら君に会えるのか?
合わせる顔があるのか? もう信じて貰えないかもしれないが――愛してる綾子、見捨てないでくれ」
ふと、昔を思い出す。
綾子は子供の頃から知っている幼馴染だ。
綾子なら何と言うか、それくらいの事はわかる。
「すまない。君が、わしを見捨てるはず、ないか……綾子」
視線を感じ振り向いた。
誰もいなかったが、涙がとめどなく流れる。
止める事もせず、疲れて眠るまで綾子の傍にいた。
いつもの日常だ。
いつも通り贈悟は縁側で悠斗を待っていた。
何の変わり映えもしない。
「今日はキノコと玉ねぎのオムライス、ホワイトソース仕立て」
料理は少しずつ変化しているような気もする。
「前食べたそうにしてたから、キノコはみじん切りにしたから喉詰まらせても大丈夫!」
「……ありがとう」
普段切らずに炒めて食べているが。
「そういえば、贈悟さん最近きれいな着物着てるね」
「そうかな?」
あの夢を見てから、綾子が見立てた着物を選ぶようになった。
綾子が選ぶのは心なしか色が明るい物が多い。
今日来ているのは落ち着いたえんじ色だ。
「似合うよ、前のよりいい。触ってもいい?」
承諾すると袖口をそっと撫で始めた。
「昔、妻が選んでくれて」
ピタリと悠斗の手が止まる。
「……やっぱり忘れられないもんなの?」
独りごとのように呟いた、悠斗の言葉に答えていい物か悩む。
「俺、宿題するよ」
「あ、ああ」
持ってきた鞄を手に取り、居間へと消えて行った。
「贈悟さん」
今日は学校帰りに悠斗がやってきた。
「贈悟さん、今日は話があるんだ」
「何かな?」
「俺の進路の事で……」
進路相談か、立派になったものだとしみじみ思う。
「俺、贈悟さんに永久就職しようと思う!」
「……ん?」
だめだ、最近の子の相談内容はわからない。
「どういう意味かな」
「贈悟さんと結こ、はムリだからずっとお世話していたいなって」
ああ、介護か。
本気で考えていてくれた事実が、嬉しくてたまらない。
「気持ちは嬉しいが、中学生だろう? 普通に高校へ行って、それでも気が変わらなければ……」
言葉に詰まる。
家へ来てほしい。
例え気が変わっても。
そんな事を言いそうだからだ。
「介護、じゃなくてもいいんだ。オレ、その贈悟さんの事、好き、だから」
これは……まさか。
「愛してるんだ! 贈悟さんと一緒になりたい」
告白か? そんなわけがない。
「……悠斗君、意味分かってる?」
「俺を贈悟さんと、恋人にしてください……」
直球が来てしまった。
悠斗は頭を下げて頼んでいる。
呆然としていると悠斗はしびれを切らした。
「……贈悟さんは?」
「わしは、この歳だから」
「若ければいいの? 整形手術して若くなればいいの? それなら俺お金稼ぐよ」
贈悟の年老いた手を取り、しわを指で撫でた。
悠斗はフラれないよう必死に、笑顔を作っているのがわかる。
そんなに好きでいてくれたのか。
嬉しさと申し訳なさで胸が痛む。
「君なら、もっと可愛い女の子がいるだろう」
「俺、男が好きみたい」
「え、あ……そうなのか。それにしても可愛い男の子とか」
自分で何を言っているのか分からなくなってくる。
「贈悟さんが女子なら女の子も好きだったかもしれないけどさ。
俺もし贈悟さんが年下で、幼稚園通っていても、
赤ちゃんでも俺は贈悟さんを……好きになってたと思うから」
勘違いじゃないのか、そう疑いの声をかけてやりたかった。
それが出来ないのは、悠斗が悲しむに決まっているからだ。
「俺、贈悟さんがうんと年下なら大きくなるまで待ってた。
でも贈悟さんは、俺が大人になってからじゃ一緒にいる時間が殆どなさそうだし」
「君は……何気に辛辣な」
辛辣、の意味が悠斗に伝わっていないようだ。
不思議そうな顔をしている。
「奥さんの代わりでいいから、卒業したら俺を贈悟さんの家に置いて下さい!」
代わり、そうだろうか本当に。
綾子の代わりなんていない。
ただ悠斗の傍にいられたら、どんなに心地良いだろう。
「君は、家族もいるだろう」
口に出るのは不安だ。
「母さんにも父さんにも言ってあるよ。いいって、後は贈悟さんがいいっていうだけ」
わしが言うのか『家に来ていい』と、そんなことは無理だ。
「ずっと一緒にいよう、贈悟さん」
「何を言っているんだっ」
めまいがし、頭を押さえた。
悠斗が支えようと手を伸ばしてきたので払いのけた。
「君はっ自分の未来を台無しにするつもりか!?」
久しぶりに、こんな大声を上げた気がする。
悠斗は驚いたようだったが、ぼそぼそと話し始めた。
「介護の勉強するよ。介護職は安泰っていうじゃん?」
そうだろうか、本当に? 違うような気がする。
「わしが死んだら、どうす……」
声を上げた所為かフラついた。
悠斗は贈悟の身体を支え、肩と腰に両手をあてた。
「俺贈悟さんがいないと……ううんこのまま贈悟さんがいなくなったら、一生後悔する」
「悠斗君、間違っている」
逃れようと抵抗するが、悠斗の力の方が強い。贈悟は諦めて悠斗に身体を預ける。
悠斗も随分と大きくなった。
そうぼんやりと感じた。
「いいじゃん、死んで生まれ変わるまで待てっていうの?」
「それは……」
そうだ、と言いかける。
自分が、来世で女に生まれ変わるまで待っていて欲しい。
「その場に俺と綾子さんがいたら? 綾子さんを選ぶんじゃないかな」
恐らく、その通りだろう。
「……それは、ごめん」
肯定の代わりに謝る。
「ならさ、もう俺に後悔させてよ。贈悟さんの思う通りにさ。
将来路頭に迷って、贈悟さんと一緒にならなきゃよかったって、別の人生があったのにってさ」
「……それで、いいのか。君は」
呆れてくる、拒否するのが嫌になるくらいに。
「俺は贈悟さんが『俺を抱きしめた日』からずっと片思いしてきたんだから」
「……いつだったか……」
「幼稚園の頃、俺が転んでさ」
本当にいつだ。
春真と仲良くなったのは、小学校に入ってからじゃなかったか。
「……もう君がわしを好きなのか、そう勘違いしているのかよくわからなくなってきたよ」
「勘違いでもいいじゃん、俺きっとずっと勘違いしてるよ」
先程より体勢を整え、悠斗は贈悟を抱擁した。
「一緒に暮らしてくれる?」
逃れられないように段々と抱きしめる力が強くなっている。
「贈悟さん?」
良い返事が出来ない。
許可をもらったと言っていたが、結局は両親に反対されておしまいではなかろうか。
悠斗がもう少し成長していれば、それなら。
「なぜか今、君が大人に見えるよ」
力を振り絞り、唇を悠斗へ重ねた。
会えるのは最後かもしれない、と思い舌を侵入させる。
「ンッ!?」
悠斗の上げた声で、それを求めていないのがわかる。
贈悟は絡んでこない悠斗の舌を欲して必死に吸いついた。
「んんっ」
悠斗は嫌がっているようだ。
贈悟は舌を入れた状態で唇を数ミリ離した。
悠斗の熱い口内が酸素を求めるのがわかり、再び唇を重ねる。
ほんの一瞬、酸素の代わりに自分を求められているように感じ、贈悟は歓喜した。
その瞬間、悠斗に突き飛ばされ、地面へ尻餅をついた。
悠斗は唾液が落ちて、袖でぬぐっている。
ごくりと唾をのむ音がする。
顔が真っ赤だ。
「贈悟さん、俺……」
目の前にいるのは先程の力強さのかけらもない、ただの中学生だ。
「すまない、わしは少し、かなりおかしいようだ」
終わりだ。
悠斗と築き上げた関係も、これからの人生も。
目頭が熱くなるのがわかったが、それを止める事が出来なかった。
「贈悟さん! ごめん俺」
聞きたくない、フラれるには歳を取り過ぎた。
恋をしては、いけなかった。
「帰ってくれ」
今自分はいくつだ? 若ければよかったのか?
あと五十歳若ければ?
「せめて居間まで送らせて」
悠斗は地面へ座ったままの贈悟の身体を起こし、支えた。
その手を払いのけ、自身で居間へと戻り戸を閉めた。
しばらくすると外で物音がする。
悠斗が帰ったのだろう。
自責の念に駆られ、収まっていた涙が零れ落ちた。
胸苦しさに息が詰まる。
心臓に手を当て、低い姿勢で息を整える。
「は、は……別に、もう、いいか」
もし周囲にばれて批難されたら罪を認めてしまえばいい。
一つ認めると何だかどうでもよくなってくる。
ふら付いた足取りで仏間へ行く。
座布団に座る事なく手を置き布を握る。
「綾子、わしは……死んだら君に会えるのか?
合わせる顔があるのか? もう信じて貰えないかもしれないが――愛してる綾子、見捨てないでくれ」
ふと、昔を思い出す。
綾子は子供の頃から知っている幼馴染だ。
綾子なら何と言うか、それくらいの事はわかる。
「すまない。君が、わしを見捨てるはず、ないか……綾子」
視線を感じ振り向いた。
誰もいなかったが、涙がとめどなく流れる。
止める事もせず、疲れて眠るまで綾子の傍にいた。
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