179 / 430
第四章『ファースト・ブラッド/A-311小隊、やがて少年たちは戦火の中へ』
Int.27:古き時代、古き英雄たちの瞳の先に
しおりを挟む
「よっこい、しょっと…………」
――――その頃、京都士官学校・校舎地下のシミュレータ・ルームでは。
夏休みで静まりかえっているはずのこのシミュレータ・ルームの中、先刻まで忙しなく動き回っていた"01"のシミュレータ装置がキャット・ウォーク近くのスタンバイ位置に戻ると、その上面にある乗降ハッチから漸うと這い出してきたのは、意外にも錦戸だった。
「どうだ錦戸、勘は取り戻せたか?」
そんな錦戸に、あっはっは、なんて相変わらずな高笑いを上げながら、そんなことを言う西條が近づいてくる。ここが火気厳禁だというのに、忘れてか構わず煙草を吹かしている辺り、流石というべきか何というべきか。
それに錦戸はキャット・ウォークの上へ降りながら、「いやはや」と苦く笑う。
「まだまだですね、勘を取り戻すまでは」
「そうか、まあ仕方ないさ。これだけのブランクがあるんだ、それにしては上出来だよ」
キャット・ウォークの手すりにもたれ掛かる錦戸の隣へ、フッと笑みを浮かべながら西條もその隣にもたれ掛かる。そうしながら「ほれ」と、片手に提げていたミネラル・ウォーターのペットボトルを錦戸に手渡す。
「では、遠慮無く」
ギンギンに冷えたソイツを85式パイロット・スーツのグローブに包まれた手で受け取り、開栓すると一気に喉へ流し込む。流れ込んでくる水と共に冷気が伝われば、冷えた感触が五臓六腑に染み渡り。久々の操縦で疲れた身体も、少しは癒えてくれたような気がする。
「ブランクというのは、恐ろしいものですな」
「全くだ」しみじみとした錦戸の言葉に、隣で煙草を吹かしながらの西條が頷く。
「それにしては、お前はやれてる方だよ。流石だ」
「あくまでシミュレータですからね。実機で実戦ともなれば、また話は別です」
「実機なら、割と結構乗ってるだろ?」
「ちょっとした対人訓練なんて、乗った内に入りませんよ」
フッと小さな笑みを浮かべながら錦戸がそう返せば、西條は「ん」と言って、胸ポケットから出したマールボロ・ライトの箱を差し出してきた。箱から煙草が一本突き出ている辺り、吸えということだろう。
「少佐、ここは火気厳禁ですよ?」
「あっ」
苦く笑いながら錦戸がそう言えば、どうやら西條は本気で気付いていなかったらしく。素っ頓狂な顔をすれば、煙草の箱を持っていた手を慌てて引っ込めた。
「しまった、すっかり忘れたよ」
そんな風にひとりごちながら、バツが悪そうに西條は吸いかけの煙草を慌てて口から離し、懐から引っ張り出した携帯灰皿に放り入れる。
「ははは、少佐らしい」
西條のそんな具合な仕草を横目で見ながら錦戸が笑えば、西條は「うるせーやい」と、誤魔化すようにぷいっとそっぽを向く。
「全く、煙草ぐらい好きに吸わせてくれればいいんだ」
「少佐が好きに吸い過ぎなんです」
独り毒づく西條に向かって錦戸が苦笑いしながら言うと、西條は「ちぇっ」と小さく舌を打つ。
「…………それにしても、本当にブランクというものは怖いものですな」
「あと、加齢だろ?」
「それは言わないお約束です」
錦戸が言えば、しかし隣の西條はニッと笑って、
「寄る年波には、勝てないってか?」
悪戯っぽい顔でそんなことを口走るものだから、錦戸も「はぁ」と大きく溜息をつき、肩を竦めるしか出来ない。
「……にしても、私の腕も随分と衰えたものです」
「かもな」
錦戸の言葉に相槌を打ちながら、手持ち無沙汰な両腕を組む西條。
「つっても、衰えてアレなら上出来も上出来だ。だろ?」
大袈裟な手振りを交えながらそう言ってやれば、錦戸は「そうでしょうか……」と微妙な顔色で頷き、
「長く、教官職に慣れすぎた代償やもしれませんね」
そんなことを遠い目で呟けば、「それは私も同じさ」と西條が即座に言い返す。
「まあでも、十何年振りでこれなら上々も上々だ。後は実戦で勘を取り戻せばいい」
「やはり、それが最善ですね」
肩を竦めながら言う西條の言葉に錦戸も同意して、また同じように大袈裟な手振りで肩を竦める。
「…………錦戸」
「はい」すると、急に西條はシリアスな声色になって呼びかけてくるものだから。錦戸もまた神妙な顔付きと声音に変えて反応する。
「万が一となったら、アイツらのことはお前に任せる」
「元より、承知の上です。それに、彼らは私にとっても大事な教え子たちですからね」
「それを聞いて、安心したよ」
西條はまたフッと小さな笑みを浮かべ、心底安心したように小さく息をついた。
「……本当なら、私が出たいところだが」
「しかし、それは状況が許しません」
「だな」冷静な錦戸の言葉に頷きながら、西條は至極参ったように指で眉間を押さえる。
「だから、アイツらのことはお前に任せる。私は私で、後方指揮に専念するよ。――――だがね」
もし、本当に万が一の万が一、真面目にヤバいような状況になった時は――――。
「この私が、直接矢面に立つ。そんな状況になってしまえば、くだらないしがらみなんか知ったことじゃないからな」
「いやはや、全く」
ははは、なんて笑いながら、ニヤニヤとする錦戸は何度も頷いてそんな錦戸に同意した。しかし、その後で再び声を潜めると、
「……しかし、そんな最悪の事態は、訪れないに越したことはありません」
「全くだ」頷く西條。「私が出るような状況ってことは、つまりこの京都が燃えるような状況ってコトだからな。そんなの、私だって見たくないさ」
「しかし、少佐。いざとなれば――――」
「分かってるよ、錦戸」
自分より少し背の高い、そんな錦戸の肩を叩きながら見上げる西條の顔は、何処か不敵な色の笑みに染め上がっていた。
「いざとなれば、この私が全部平らげてやる。白い死神も、そして私たちの≪ブレイド・ダンサーズ≫も。何もかも、まだ死んじゃいないってことを、あの間抜けな虫っころ共に教えてやらにゃならん」
そんな風に、自分の顔を見上げながらニッと不敵に笑う西條の顔に、錦戸は嘗てのスーパー・エース、"関門海峡の白い死神"と呼ばれていた若かりし頃の彼女の面影とを重ね、言い知れぬ頼もしさを感じつつ。しかし何処かに、不意に崩れそうなぐらいの危うさをも感じ取っていた。まるで、抜けば二度と鞘に戻らぬ諸刃の剣のような、そんな危うさを。
(……少佐、やはり貴女は昔も今も、まるで変わらない)
強いお人だ、とても気高く、強いお人だ。そして、脆いお人だ――――。
(ならばこそ、私が護らねばならないのですね)
貴女も、そして貴女の子供たちも。二度と死神が剣を抜くことのないよう、私が護らねばならない――――。
西條に気取られることなく、錦戸はそんな静かな決意を、胸の内でそっと固めていた。それは嘗ての≪ブレイド・ダンサーズ≫の副官として。そして、十数年来の古い親友としてやらねばならないことだと、そう錦戸は感じていたのだ。
(A-311小隊構想……。こんなもの)
――――現実に、ならないのが一番です。
しかし、時代の流れは、どうやらそれを許してくれなさそうでもあった。光の矢の如き速さで流れゆく時代の大河は、次なる英雄を欲している。嘗ての西條がそうであったように、潮流の向きすらをも変えてしまうだけの力を持つ、次世代の英雄を……。
だからこそ、だからこそ錦戸は、その流れに逆らおうと心に決めていた。これからの時代に、英雄はもう必要無い。自分たちが全て終わらせ、そして遺してやるのだ。子供たちへ、次の世代へ、再び平和となった世界を――――。
(……ならばこそ、私は)
盟友と並び立ち、しかし男が独り決意を胸に秘める中、しかし刻《とき》の流れは無情であり。そうしている間にも、夜は段々と更けこんでいくのだった…………。
――――その頃、京都士官学校・校舎地下のシミュレータ・ルームでは。
夏休みで静まりかえっているはずのこのシミュレータ・ルームの中、先刻まで忙しなく動き回っていた"01"のシミュレータ装置がキャット・ウォーク近くのスタンバイ位置に戻ると、その上面にある乗降ハッチから漸うと這い出してきたのは、意外にも錦戸だった。
「どうだ錦戸、勘は取り戻せたか?」
そんな錦戸に、あっはっは、なんて相変わらずな高笑いを上げながら、そんなことを言う西條が近づいてくる。ここが火気厳禁だというのに、忘れてか構わず煙草を吹かしている辺り、流石というべきか何というべきか。
それに錦戸はキャット・ウォークの上へ降りながら、「いやはや」と苦く笑う。
「まだまだですね、勘を取り戻すまでは」
「そうか、まあ仕方ないさ。これだけのブランクがあるんだ、それにしては上出来だよ」
キャット・ウォークの手すりにもたれ掛かる錦戸の隣へ、フッと笑みを浮かべながら西條もその隣にもたれ掛かる。そうしながら「ほれ」と、片手に提げていたミネラル・ウォーターのペットボトルを錦戸に手渡す。
「では、遠慮無く」
ギンギンに冷えたソイツを85式パイロット・スーツのグローブに包まれた手で受け取り、開栓すると一気に喉へ流し込む。流れ込んでくる水と共に冷気が伝われば、冷えた感触が五臓六腑に染み渡り。久々の操縦で疲れた身体も、少しは癒えてくれたような気がする。
「ブランクというのは、恐ろしいものですな」
「全くだ」しみじみとした錦戸の言葉に、隣で煙草を吹かしながらの西條が頷く。
「それにしては、お前はやれてる方だよ。流石だ」
「あくまでシミュレータですからね。実機で実戦ともなれば、また話は別です」
「実機なら、割と結構乗ってるだろ?」
「ちょっとした対人訓練なんて、乗った内に入りませんよ」
フッと小さな笑みを浮かべながら錦戸がそう返せば、西條は「ん」と言って、胸ポケットから出したマールボロ・ライトの箱を差し出してきた。箱から煙草が一本突き出ている辺り、吸えということだろう。
「少佐、ここは火気厳禁ですよ?」
「あっ」
苦く笑いながら錦戸がそう言えば、どうやら西條は本気で気付いていなかったらしく。素っ頓狂な顔をすれば、煙草の箱を持っていた手を慌てて引っ込めた。
「しまった、すっかり忘れたよ」
そんな風にひとりごちながら、バツが悪そうに西條は吸いかけの煙草を慌てて口から離し、懐から引っ張り出した携帯灰皿に放り入れる。
「ははは、少佐らしい」
西條のそんな具合な仕草を横目で見ながら錦戸が笑えば、西條は「うるせーやい」と、誤魔化すようにぷいっとそっぽを向く。
「全く、煙草ぐらい好きに吸わせてくれればいいんだ」
「少佐が好きに吸い過ぎなんです」
独り毒づく西條に向かって錦戸が苦笑いしながら言うと、西條は「ちぇっ」と小さく舌を打つ。
「…………それにしても、本当にブランクというものは怖いものですな」
「あと、加齢だろ?」
「それは言わないお約束です」
錦戸が言えば、しかし隣の西條はニッと笑って、
「寄る年波には、勝てないってか?」
悪戯っぽい顔でそんなことを口走るものだから、錦戸も「はぁ」と大きく溜息をつき、肩を竦めるしか出来ない。
「……にしても、私の腕も随分と衰えたものです」
「かもな」
錦戸の言葉に相槌を打ちながら、手持ち無沙汰な両腕を組む西條。
「つっても、衰えてアレなら上出来も上出来だ。だろ?」
大袈裟な手振りを交えながらそう言ってやれば、錦戸は「そうでしょうか……」と微妙な顔色で頷き、
「長く、教官職に慣れすぎた代償やもしれませんね」
そんなことを遠い目で呟けば、「それは私も同じさ」と西條が即座に言い返す。
「まあでも、十何年振りでこれなら上々も上々だ。後は実戦で勘を取り戻せばいい」
「やはり、それが最善ですね」
肩を竦めながら言う西條の言葉に錦戸も同意して、また同じように大袈裟な手振りで肩を竦める。
「…………錦戸」
「はい」すると、急に西條はシリアスな声色になって呼びかけてくるものだから。錦戸もまた神妙な顔付きと声音に変えて反応する。
「万が一となったら、アイツらのことはお前に任せる」
「元より、承知の上です。それに、彼らは私にとっても大事な教え子たちですからね」
「それを聞いて、安心したよ」
西條はまたフッと小さな笑みを浮かべ、心底安心したように小さく息をついた。
「……本当なら、私が出たいところだが」
「しかし、それは状況が許しません」
「だな」冷静な錦戸の言葉に頷きながら、西條は至極参ったように指で眉間を押さえる。
「だから、アイツらのことはお前に任せる。私は私で、後方指揮に専念するよ。――――だがね」
もし、本当に万が一の万が一、真面目にヤバいような状況になった時は――――。
「この私が、直接矢面に立つ。そんな状況になってしまえば、くだらないしがらみなんか知ったことじゃないからな」
「いやはや、全く」
ははは、なんて笑いながら、ニヤニヤとする錦戸は何度も頷いてそんな錦戸に同意した。しかし、その後で再び声を潜めると、
「……しかし、そんな最悪の事態は、訪れないに越したことはありません」
「全くだ」頷く西條。「私が出るような状況ってことは、つまりこの京都が燃えるような状況ってコトだからな。そんなの、私だって見たくないさ」
「しかし、少佐。いざとなれば――――」
「分かってるよ、錦戸」
自分より少し背の高い、そんな錦戸の肩を叩きながら見上げる西條の顔は、何処か不敵な色の笑みに染め上がっていた。
「いざとなれば、この私が全部平らげてやる。白い死神も、そして私たちの≪ブレイド・ダンサーズ≫も。何もかも、まだ死んじゃいないってことを、あの間抜けな虫っころ共に教えてやらにゃならん」
そんな風に、自分の顔を見上げながらニッと不敵に笑う西條の顔に、錦戸は嘗てのスーパー・エース、"関門海峡の白い死神"と呼ばれていた若かりし頃の彼女の面影とを重ね、言い知れぬ頼もしさを感じつつ。しかし何処かに、不意に崩れそうなぐらいの危うさをも感じ取っていた。まるで、抜けば二度と鞘に戻らぬ諸刃の剣のような、そんな危うさを。
(……少佐、やはり貴女は昔も今も、まるで変わらない)
強いお人だ、とても気高く、強いお人だ。そして、脆いお人だ――――。
(ならばこそ、私が護らねばならないのですね)
貴女も、そして貴女の子供たちも。二度と死神が剣を抜くことのないよう、私が護らねばならない――――。
西條に気取られることなく、錦戸はそんな静かな決意を、胸の内でそっと固めていた。それは嘗ての≪ブレイド・ダンサーズ≫の副官として。そして、十数年来の古い親友としてやらねばならないことだと、そう錦戸は感じていたのだ。
(A-311小隊構想……。こんなもの)
――――現実に、ならないのが一番です。
しかし、時代の流れは、どうやらそれを許してくれなさそうでもあった。光の矢の如き速さで流れゆく時代の大河は、次なる英雄を欲している。嘗ての西條がそうであったように、潮流の向きすらをも変えてしまうだけの力を持つ、次世代の英雄を……。
だからこそ、だからこそ錦戸は、その流れに逆らおうと心に決めていた。これからの時代に、英雄はもう必要無い。自分たちが全て終わらせ、そして遺してやるのだ。子供たちへ、次の世代へ、再び平和となった世界を――――。
(……ならばこそ、私は)
盟友と並び立ち、しかし男が独り決意を胸に秘める中、しかし刻《とき》の流れは無情であり。そうしている間にも、夜は段々と更けこんでいくのだった…………。
0
お気に入りに追加
124
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
法術装甲隊ダグフェロン 永遠に続く世紀末の国で 『修羅の国』での死闘
橋本 直
SF
その文明は出会うべきではなかった
その人との出会いは歓迎すべきものではなかった
これは悲しい『出会い』の物語
『特殊な部隊』と出会うことで青年にはある『宿命』がせおわされることになる
法術装甲隊ダグフェロン 第三部
遼州人の青年『神前誠(しんぜんまこと)』は法術の新たな可能性を追求する司法局の要請により『05式広域制圧砲』と言う新兵器の実験に駆り出される。その兵器は法術の特性を生かして敵を殺傷せずにその意識を奪うと言う兵器で、対ゲリラ戦等の『特殊な部隊』と呼ばれる司法局実働部隊に適した兵器だった。
一方、遼州系第二惑星の大国『甲武』では、国家の意思決定最高機関『殿上会』が開かれようとしていた。それに出席するために殿上貴族である『特殊な部隊』の部隊長、嵯峨惟基は甲武へと向かった。
その間隙を縫ったかのように『修羅の国』と呼ばれる紛争の巣窟、ベルルカン大陸のバルキスタン共和国で行われる予定だった選挙合意を反政府勢力が破棄し機動兵器を使った大規模攻勢に打って出て停戦合意が破綻したとの報が『特殊な部隊』に届く。
この停戦合意の破棄を理由に甲武とアメリカは合同で介入を企てようとしていた。その阻止のため、神前誠以下『特殊な部隊』の面々は輸送機でバルキスタン共和国へ向かった。切り札は『05式広域鎮圧砲』とそれを操る誠。『特殊な部隊』の制式シュツルム・パンツァー05式の機動性の無さが作戦を難しいものに変える。
そんな時間との戦いの中、『特殊な部隊』を見守る影があった。
『廃帝ハド』、『ビッグブラザー』、そしてネオナチ。
誠は反政府勢力の攻勢を『05式広域鎮圧砲』を使用して止めることが出来るのか?それとも……。
SFお仕事ギャグロマン小説。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
MMS ~メタル・モンキー・サーガ~
千両文士
SF
エネルギー問題、環境問題、経済格差、疫病、収まらぬ紛争に戦争、少子高齢化・・・人類が直面するありとあらゆる問題を科学の力で解決すべく世界政府が協力して始まった『プロジェクト・エデン』
洋上に建造された大型研究施設人工島『エデン』に招致された若き大天才学者ミクラ・フトウは自身のサポートメカとしてその人格と知能を完全電子化複製した人工知能『ミクラ・ブレイン』を建造。
その迅速で的確な技術開発力と問題解決能力で矢継ぎ早に改善されていく世界で人類はバラ色の未来が確約されていた・・・はずだった。
突如人類に牙を剥き、暴走したミクラ・ブレインによる『人類救済計画』。
その指揮下で人類を滅ぼさんとする軍事戦闘用アンドロイドと直属配下の上位管理者アンドロイド6体を倒すべく人工島エデンに乗り込むのは・・・宿命に導かれた天才学者ミクラ・フトウの愛娘にしてレジスタンス軍特殊エージェント科学者、サン・フトウ博士とその相棒の戦闘用人型アンドロイドのモンキーマンであった!!
機械と人間のSF西遊記、ここに開幕!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる