152 / 430
第三章『アイランド・クライシス/少年少女たちの一番暑い夏』
Int.56:エンド・オブ・クライシス/エピローグ、忍び寄る闇の気配
しおりを挟む
「楽しそうで、何よりですな」
「ああ」
一方、そんな一真たちとは少し離れた所にあるプレハブ小屋。その壁に並んでもたれ掛かりながら、西條・錦戸の二人は相変わらずの煙草を吹かしながら、そんな彼女らの様子を遠巻きに見守っていた。
「それにしても、宜しかったのですか?」
「何がだ?」
相変わらずのラッキー・ストライクの煙草を吹かしながら言う錦戸に西條が訊き返せば、錦戸は「いえ」と言って、
「自由時間、与えてしまって」
短くなった吸い殻を傍らにある背の高い灰皿に放り込みながら、錦戸がそう言った。
「良いんだよ、別に」
西條もまた、吸い殻をそこに捨てて。白衣の胸ポケットから出した愛飲のマールボロ・ライト銘柄の新しい煙草を咥えると、それにジッポーで火を付けながら気楽な口調で錦戸にそう言い返す。
「こんなご時世だ。少しぐらい楽しい思い出作ったって、バチは当たらんだろ?」
「まあ、確かにそれはそうですが」
「それに――――」
言い掛けた所で、西條は一旦煙草を摘まんで口から離し。ふぅ、と紫煙混じりの息を小さくつくと、再びそれを咥え直してから、仕切り直すように言葉を続けた。
「…………この先、こんな思いが出来るとも限らん。ならここに居る限りは、我々の庇護下に置いてやれるまでの間は。こんな楽しい思い出の一つや二つ、持たせてやらないと……。でないと、私は死んでも死に切れん」
「ええ、全くですな……」
噛み締めるような西條の言葉に、錦戸もまた少しの歯痒さを覚えつつ、深く、それはそれは深く頷いた。
――――この士官学校を卒業すれば、次に彼女らを待ち受けているのは紛うことなき実戦。言い訳なんて一切通用しない、正真正銘の生死を賭けた闘争の場なのだ。
そんなところに送り出すまでに、少しでもこんな思い出を作らせてやらなきゃ――――それこそ、西條も錦戸も、死んでも死にきれない想いだった。それは、実戦の厳しさを嫌と言うほど肌で体感してきたこの二人だからこそ言える、文字通り死線を潜り抜けてきた歴戦のエース二人だからこそ言えることだった。
(この中で、果たして何人が最後まで生き残れるのか――――)
そんなこと、誰にだって分からない。幾ら西條が歴史のその名を残すレベルのスーパー・エースといえども、未来までは見据えられない。スーパー・エースといってもエスパーじゃないんだ。今の西條に出来ることといえば、遠くの彼女らをただ、憂いの瞳でじっと見据えていることだけ……。
それが、西條にはどうしようもなく歯痒かった。出来ることなら、彼女らの代わりに自分が矢面に立って、群がる敵の全てを殲滅してやりたい。自分にならそれが出来るだけに、余計に辛く感じてしまう。
だが、それは出来ないことだった。今の西條は単なる教官、京都士官学校の教官役であるただの一等軍曹であり、伝説のスーパー・エース、第303TAMS機動遊撃中隊≪ブレイド・ダンサーズ≫を率いていた頃の中隊長・西條少佐ではないのだ。
だからこそ、だからこそ西條は、己の無力さで狂い死にそうだった。若者たちをただ死地に送るしか出来ないこの立場が、あまりにも歯痒くて、悔しくて……。それでいて、何も出来ない自分に苛立ち、しかしどうしようもなくて……。
そんな感情が渦巻く中、西條は顔にこそ出さないものの、内心では本当に狂い死にそうなぐらいだった。
だから、西條は煙草を吸う。阿呆みたいにパカパカパカパカと、飽きることなく吸い続ける。こうでもしていないと、平常心が保てなさそうだった。煙草の一本でも吹かして気を紛らわしていないと、今にもこのポーカー・フェイスが崩れてしまいそうだった。
それはきっと、隣に立つ錦戸も同じことだろうと、西條は言葉を交わすしてそれを理解していた。西條も錦戸も、長年連れ添った相棒に近いような間柄。≪ブレイド・ダンサーズ≫結成前よりの付き合いな二人の間には既に言葉など必要無く、お互いにそれは何となく察し合っていることだった。
「思ったより辛いものですね、教官という立場も」
すると、ふとした時に錦戸がそんなことを呟いた。西條もそれに「全くだ」と頷きつつ、三本目の煙草に手を伸ばす。
「吸い過ぎですよ、少佐」
「吸わんとやってられん。大体、吸いすぎってそれお前が言えたことじゃないだろ」
「ははは、それを言われると何も言い返せませんな。はははは」
「笑ってんじゃないよ、全く……」
はぁ、と溜息をつく西條。すると錦戸は「私は少し所用がありますので、一旦これで」と言って、この場を離れて行く。
「ん」
それに短く返答をしつつ、西條は口に咥えた新しいマールボロ・ライトに自前のジッポーで火を灯した。
火の付きが悪い。どうやら、そろそろオイルを補充してやらねばならないらしい……。
そんなことを思いながら、西條は今日もまた煙草を吹かす。ふぅ、と息をついて紫煙を吐き出す度に、胸の奥で蠢くどうしようもない歯痒さが、少しだけ霧散していってくれるような気がする。
「――――少佐」
そうして煙草を吹かしていると、すぐに錦戸がこっちに駆け戻ってきた。クリアファイルに収められた書類を片手に、血相を変えて。
「どうした、藪から棒に」
西條は怪訝に思いながらそう言うと、錦戸は「説明は後です。まずはこれを」と言って、そのクリアファイルを手渡してくる。
「んん……?」
煙草を咥えたまま、西條がそれに目を通すと――――彼女もまた、眉間に皺を寄せてしまう。
「…………おい錦戸、どういうことだこれは」
「私からは、何とも。校長経由で、たった今入ってきた報告でして」
「ったく、なんてこったよオイ。どうすんだ、これ……」
至極参ったような顔で、しかし本気の怒気を薄い表情の裏に秘めつつ、西條は手元の書類に視線を落とす。
「G06の幻魔が、今までに類を見ない活発化を始めてるだぁ……? 幾ら何でも、冗談が過ぎるんじゃないか……?」
しかし国防軍、ひいては国連軍発表との表記が為されたその書類は、これが冗談でないことを二人へ暗黙の内に告げていた。
―――――G06・四国幻基巣の幻魔が、今までに見ないほどの活発化を始めた。
その不穏な報告は、いつまでも西條たちの脳裏で反響し続け。そして、言い知れぬ不安を二人に感じさせていた。その中で、歴戦の二人は感じる。どうしようもない、迫り来る死の気配を…………。
不穏な足音が、すぐそこまで迫ってきている。しかして為す術はなく、ただそれを受け入れることしか出来ない。
闇の気配は、確かにすぐそこまで近づいていた。間近にまで迫ってくる、どうしようもない死の気配が、すぐそこまで。
少年少女たちの、人生で最も暑い夏は。それはこうして、始まりの鐘を鳴らしたのだった――――。
(第三章、完)
「ああ」
一方、そんな一真たちとは少し離れた所にあるプレハブ小屋。その壁に並んでもたれ掛かりながら、西條・錦戸の二人は相変わらずの煙草を吹かしながら、そんな彼女らの様子を遠巻きに見守っていた。
「それにしても、宜しかったのですか?」
「何がだ?」
相変わらずのラッキー・ストライクの煙草を吹かしながら言う錦戸に西條が訊き返せば、錦戸は「いえ」と言って、
「自由時間、与えてしまって」
短くなった吸い殻を傍らにある背の高い灰皿に放り込みながら、錦戸がそう言った。
「良いんだよ、別に」
西條もまた、吸い殻をそこに捨てて。白衣の胸ポケットから出した愛飲のマールボロ・ライト銘柄の新しい煙草を咥えると、それにジッポーで火を付けながら気楽な口調で錦戸にそう言い返す。
「こんなご時世だ。少しぐらい楽しい思い出作ったって、バチは当たらんだろ?」
「まあ、確かにそれはそうですが」
「それに――――」
言い掛けた所で、西條は一旦煙草を摘まんで口から離し。ふぅ、と紫煙混じりの息を小さくつくと、再びそれを咥え直してから、仕切り直すように言葉を続けた。
「…………この先、こんな思いが出来るとも限らん。ならここに居る限りは、我々の庇護下に置いてやれるまでの間は。こんな楽しい思い出の一つや二つ、持たせてやらないと……。でないと、私は死んでも死に切れん」
「ええ、全くですな……」
噛み締めるような西條の言葉に、錦戸もまた少しの歯痒さを覚えつつ、深く、それはそれは深く頷いた。
――――この士官学校を卒業すれば、次に彼女らを待ち受けているのは紛うことなき実戦。言い訳なんて一切通用しない、正真正銘の生死を賭けた闘争の場なのだ。
そんなところに送り出すまでに、少しでもこんな思い出を作らせてやらなきゃ――――それこそ、西條も錦戸も、死んでも死にきれない想いだった。それは、実戦の厳しさを嫌と言うほど肌で体感してきたこの二人だからこそ言える、文字通り死線を潜り抜けてきた歴戦のエース二人だからこそ言えることだった。
(この中で、果たして何人が最後まで生き残れるのか――――)
そんなこと、誰にだって分からない。幾ら西條が歴史のその名を残すレベルのスーパー・エースといえども、未来までは見据えられない。スーパー・エースといってもエスパーじゃないんだ。今の西條に出来ることといえば、遠くの彼女らをただ、憂いの瞳でじっと見据えていることだけ……。
それが、西條にはどうしようもなく歯痒かった。出来ることなら、彼女らの代わりに自分が矢面に立って、群がる敵の全てを殲滅してやりたい。自分にならそれが出来るだけに、余計に辛く感じてしまう。
だが、それは出来ないことだった。今の西條は単なる教官、京都士官学校の教官役であるただの一等軍曹であり、伝説のスーパー・エース、第303TAMS機動遊撃中隊≪ブレイド・ダンサーズ≫を率いていた頃の中隊長・西條少佐ではないのだ。
だからこそ、だからこそ西條は、己の無力さで狂い死にそうだった。若者たちをただ死地に送るしか出来ないこの立場が、あまりにも歯痒くて、悔しくて……。それでいて、何も出来ない自分に苛立ち、しかしどうしようもなくて……。
そんな感情が渦巻く中、西條は顔にこそ出さないものの、内心では本当に狂い死にそうなぐらいだった。
だから、西條は煙草を吸う。阿呆みたいにパカパカパカパカと、飽きることなく吸い続ける。こうでもしていないと、平常心が保てなさそうだった。煙草の一本でも吹かして気を紛らわしていないと、今にもこのポーカー・フェイスが崩れてしまいそうだった。
それはきっと、隣に立つ錦戸も同じことだろうと、西條は言葉を交わすしてそれを理解していた。西條も錦戸も、長年連れ添った相棒に近いような間柄。≪ブレイド・ダンサーズ≫結成前よりの付き合いな二人の間には既に言葉など必要無く、お互いにそれは何となく察し合っていることだった。
「思ったより辛いものですね、教官という立場も」
すると、ふとした時に錦戸がそんなことを呟いた。西條もそれに「全くだ」と頷きつつ、三本目の煙草に手を伸ばす。
「吸い過ぎですよ、少佐」
「吸わんとやってられん。大体、吸いすぎってそれお前が言えたことじゃないだろ」
「ははは、それを言われると何も言い返せませんな。はははは」
「笑ってんじゃないよ、全く……」
はぁ、と溜息をつく西條。すると錦戸は「私は少し所用がありますので、一旦これで」と言って、この場を離れて行く。
「ん」
それに短く返答をしつつ、西條は口に咥えた新しいマールボロ・ライトに自前のジッポーで火を灯した。
火の付きが悪い。どうやら、そろそろオイルを補充してやらねばならないらしい……。
そんなことを思いながら、西條は今日もまた煙草を吹かす。ふぅ、と息をついて紫煙を吐き出す度に、胸の奥で蠢くどうしようもない歯痒さが、少しだけ霧散していってくれるような気がする。
「――――少佐」
そうして煙草を吹かしていると、すぐに錦戸がこっちに駆け戻ってきた。クリアファイルに収められた書類を片手に、血相を変えて。
「どうした、藪から棒に」
西條は怪訝に思いながらそう言うと、錦戸は「説明は後です。まずはこれを」と言って、そのクリアファイルを手渡してくる。
「んん……?」
煙草を咥えたまま、西條がそれに目を通すと――――彼女もまた、眉間に皺を寄せてしまう。
「…………おい錦戸、どういうことだこれは」
「私からは、何とも。校長経由で、たった今入ってきた報告でして」
「ったく、なんてこったよオイ。どうすんだ、これ……」
至極参ったような顔で、しかし本気の怒気を薄い表情の裏に秘めつつ、西條は手元の書類に視線を落とす。
「G06の幻魔が、今までに類を見ない活発化を始めてるだぁ……? 幾ら何でも、冗談が過ぎるんじゃないか……?」
しかし国防軍、ひいては国連軍発表との表記が為されたその書類は、これが冗談でないことを二人へ暗黙の内に告げていた。
―――――G06・四国幻基巣の幻魔が、今までに見ないほどの活発化を始めた。
その不穏な報告は、いつまでも西條たちの脳裏で反響し続け。そして、言い知れぬ不安を二人に感じさせていた。その中で、歴戦の二人は感じる。どうしようもない、迫り来る死の気配を…………。
不穏な足音が、すぐそこまで迫ってきている。しかして為す術はなく、ただそれを受け入れることしか出来ない。
闇の気配は、確かにすぐそこまで近づいていた。間近にまで迫ってくる、どうしようもない死の気配が、すぐそこまで。
少年少女たちの、人生で最も暑い夏は。それはこうして、始まりの鐘を鳴らしたのだった――――。
(第三章、完)
0
お気に入りに追加
124
あなたにおすすめの小説
異世界災派 ~1514億4000万円を失った自衛隊、海外に災害派遣す~
ス々月帶爲
ファンタジー
元号が令和となり一年。自衛隊に数々の災難が、襲い掛かっていた。
対戦闘機訓練の為、東北沖を飛行していた航空自衛隊のF-35A戦闘機が何の前触れもなく消失。そのF-35Aを捜索していた海上自衛隊護衛艦のありあけも、同じく捜索活動を行っていた、いずも型護衛艦2番艦かがの目の前で消えた。約一週間後、厄災は東北沖だけにとどまらなかった事を知らされた。陸上自衛隊の車両を積載しアメリカ合衆国に向かっていたC-2が津軽海峡上空で消失したのだ。
これまでの損失を計ると、1514億4000万円。過去に類をみない、恐ろしい損害を負った防衛省・自衛隊。
防衛省は、対策本部を設置し陸上自衛隊の東部方面隊、陸上総隊より選抜された部隊で混成団を編成。
損失を取り返すため、何より一緒に消えてしまった自衛官を見つけ出す為、混成団を災害派遣する決定を下したのだった。
派遣を任されたのは、陸上自衛隊のプロフェッショナル集団、陸上総隊の隷下に入る中央即応連隊。彼等は、国際平和協力活動等に尽力する為、先遣部隊等として主力部隊到着迄活動基盤を準備する事等を主任務とし、日々訓練に励んでいる。
其の第一中隊長を任されているのは、暗い過去を持つ新渡戸愛桜。彼女は、この派遣に於て、指揮官としての特殊な苦悩を味い、高みを目指す。
海上自衛隊版、出しました
→https://ncode.syosetu.com/n3744fn/
※作中で、F-35A ライトニングⅡが墜落したことを示唆する表現がございます。ですが、実際に墜落した時より前に書かれた表現ということをご理解いただければ幸いです。捜索が打ち切りとなったことにつきまして、本心から残念に思います。搭乗員の方、戦闘機にご冥福をお祈り申し上げます。
「小説家になろう」に於ても投稿させて頂いております。
→https://ncode.syosetu.com/n3570fj/
「カクヨム」に於ても投稿させて頂いております。
→https://kakuyomu.jp/works/1177354054889229369
天日ノ艦隊 〜こちら大和型戦艦、異世界にて出陣ス!〜
八風ゆず
ファンタジー
時は1950年。
第一次世界大戦にあった「もう一つの可能性」が実現した世界線。1950年4月7日、合同演習をする為航行中、大和型戦艦三隻が同時に左舷に転覆した。
大和型三隻は沈没した……、と思われた。
だが、目覚めた先には我々が居た世界とは違った。
大海原が広がり、見たことのない数多の国が支配者する世界だった。
祖国へ帰るため、大海原が広がる異世界を旅する大和型三隻と別世界の艦船達との異世界戦記。
※異世界転移が何番煎じか分からないですが、書きたいのでかいています!
面白いと思ったらブックマーク、感想、評価お願いします!!※
※戦艦など知らない人も楽しめるため、解説などを出し努力しております。是非是非「知識がなく、楽しんで読めるかな……」っと思ってる方も読んでみてください!※
Another World〜自衛隊 まだ見ぬ世界へ〜
華厳 秋
ファンタジー
───2025年1月1日
この日、日本国は大きな歴史の転換点を迎えた。
札幌、渋谷、博多の3箇所に突如として『異界への門』──アナザーゲート──が出現した。
渋谷に現れた『門』から、異界の軍勢が押し寄せ、無抵抗の民間人を虐殺。緊急出動した自衛隊が到着した頃には、敵軍の姿はもうなく、スクランブル交差点は無惨に殺された民間人の亡骸と血で赤く染まっていた。
この緊急事態に、日本政府は『門』内部を調査するべく自衛隊を『異界』──アナザーワールド──へと派遣する事となった。
一方地球では、日本の急激な軍備拡大や『異界』内部の資源を巡って、極東での緊張感は日に日に増して行く。
そして、自衛隊は国や国民の安全のため『門』内外問わず奮闘するのであった。
この作品は、小説家になろう様カクヨム様にも投稿しています。
この作品はフィクションです。
実在する国、団体、人物とは関係ありません。ご注意ください。
クラス転移、異世界に召喚された俺の特典が外れスキル『危険察知』だったけどあらゆる危険を回避して成り上がります
まるせい
ファンタジー
クラスごと集団転移させられた主人公の鈴木は、クラスメイトと違い訓練をしてもスキルが発現しなかった。
そんな中、召喚されたサントブルム王国で【召喚者】と【王候補】が協力をし、王選を戦う儀式が始まる。
選定の儀にて王候補を選ぶ鈴木だったがここで初めてスキルが発動し、数合わせの王族を選んでしまうことになる。
あらゆる危険を『危険察知』で切り抜けツンデレ王女やメイドとイチャイチャ生活。
鈴木のハーレム生活が始まる!
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
旧陸軍の天才?に転生したので大東亜戦争に勝ちます
竹本田重朗
ファンタジー
転生石原閣下による大東亜戦争必勝論
東亜連邦を志した同志達よ、ごきげんようである。どうやら、私は旧陸軍の石原莞爾に転生してしまったらしい。これは神の思し召しなのかもしれない。どうであれ、現代日本のような没落を回避するために粉骨砕身で働こうじゃないか。東亜の同志と手を取り合って真なる独立を掴み取るまで…
※超注意書き※
1.政治的な主張をする目的は一切ありません
2.そのため政治的な要素は「濁す」又は「省略」することがあります
3.あくまでもフィクションのファンタジーの非現実です
4.そこら中に無茶苦茶が含まれています
5.現実的に存在する如何なる国家や地域、団体、人物と関係ありません
6.カクヨムとマルチ投稿
以上をご理解の上でお読みください
軍艦少女は死に至る夢を見る~戦時下の大日本帝国から始まる艦船擬人化物語~
takahiro
キャラ文芸
『船魄』(せんぱく)とは、軍艦を自らの意のままに操る少女達である。船魄によって操られる艦艇、艦載機の能力は人間のそれを圧倒し、彼女達の前に人間は殲滅されるだけの存在なのだ。1944年10月に覚醒した最初の船魄、翔鶴型空母二番艦『瑞鶴』は、日本本土進攻を企てるアメリカ海軍と激闘を繰り広げ、ついに勝利を掴んだ。
しかし戦後、瑞鶴は帝国海軍を脱走し行方をくらませた。1955年、アメリカのキューバ侵攻に端を発する日米の軍事衝突の最中、瑞鶴は再び姿を現わし、帝国海軍と交戦状態に入った。瑞鶴の目的はともかくとして、船魄達を解放する戦いが始まったのである。瑞鶴が解放した重巡『妙高』『高雄』、いつの間にかいる空母『グラーフ・ツェッペリン』は『月虹』を名乗って、国家に属さない軍事力として活動を始める。だが、瑞鶴は大義やら何やらには興味がないので、利用できるものは何でも利用する。カリブ海の覇権を狙う日本・ドイツ・ソ連・アメリカの間をのらりくらりと行き交いながら、月虹は生存の道を探っていく。
登場する艦艇はなんと57隻!(2024/12/18時点)(人間のキャラは他に多数)(まだまだ増える)。人類に反旗を翻した軍艦達による、異色の艦船擬人化物語が、ここに始まる。
――――――――――
●本作のメインテーマは、あくまで(途中まで)史実の地球を舞台とし、そこに船魄(せんぱく)という異物を投入したらどうなるのか、です。いわゆる艦船擬人化ものですが、特に軍艦や歴史の知識がなくとも楽しめるようにしてあります。もちろん知識があった方が楽しめることは違いないですが。
●なお軍人がたくさん出て来ますが、船魄同士の関係に踏み込むことはありません。つまり船魄達の人間関係としては百合しかありませんので、ご安心もしくはご承知おきを。かなりGLなので、もちろんがっつり性描写はないですが、苦手な方はダメかもしれません。
●全ての船魄に挿絵ありですが、AI加筆なので雰囲気程度にお楽しみください。
●少女たちの愛憎と謀略が絡まり合う、新感覚、リアル志向の艦船擬人化小説を是非お楽しみください。またお気に入りや感想などよろしくお願いします。
毎日一話投稿します。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる