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Execute.02:巴里より愛を込めて -From Paris with Love-
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アパートの外へと降りていくと、夜闇の下で街灯に照らされる中、路肩に寄りかかるようにしてグレーのバンが停まっていた。ルノーのトラフィックバンだ。
「待ってたよ、二人とも」
そのグレーのバンに近寄っていけば、窓から顔を見せたミリィ・レイスがそう言って手招きをしてくる。どうやら後ろに乗れと言いたいらしい。零士はヒールを履いたノエルが転ばないように少し気を遣いながら先導し、バンの後部スライドドアを開けた。
「おお……」
「凄いね、映画みたいだ……」
そうして、バンの中身を一目見れば。零士もノエルも、揃ってそんな驚きの声を上げていた。
フルフラットの後部キャビンには座席は影も形も無く、代わりにあるのは頑丈なラックと、そこに積まれたデスクトップPCや諸々の機材類。チカチカと表示灯が明滅する、ある意味で幻想的な後部キャビンの空間は、まるで古典的なスパイ映画かSF映画のセットのようだった。
とはいえ趣き自体は本当に諜報特化といった感じで、それこそ機材はどれもこれも、CIAやNSAの工作員が使うような本格的なモノばかりだ。まさしく本職が使う電子戦用の武器たるツールが、バンの後部キャビンには所狭しと並べられていた。
「驚いたかい? といっても、SIAパリ支部からの借り物なんだけれどね。シャーリィが都合してくれたんだ」
驚く二人を見て、ミリィは少しだけ自慢げにそう言うと。「驚くのはそこまでにして、早く乗ってくれ」と二人を急かす。それでハッとすれば、零士たちは漸くトラフィックバンの中へと乗り込んだ。
「二人とも、乗ったね?」
「ああ」スライドドアを内側から閉めながら、零士が応じる。「出してくれ」
「了解。快適な旅を約束するよ」
ミリィはシフトノブへと手を伸ばし、トラフィックバンのマニュアル式トランスミッションのギアを一速へと突っ込んだ。グレーのトラフィックバンがゆっくりと発進する。
「二人とも、これを」
そうして五分ばかし後、丁度信号待ちで捕まったのを見計らって、ミリィは後ろの零士たちの方を振り向いた。片手で何かを差し出してきている。
零士とノエルが揃って受け取ると、それはスマートフォンだった。ブルートゥース無線接続の小さなインカムもセットになっている。
「それを通して、僕たちの間でコミュニケーションを取る。二人とも横髪は長いから、インカムを着けても上手く髪で隠れるはずだ。多分、バレる心配は無い」
そういうことなら、と二人はそれぞれのインカムを左耳へと着けた。電源を点け、スマートフォンの方も起動し、接続を確認しておく。接続良好、どうやら問題はない。
「零士、それにノエル。どういうルートで行くかは、決めたんだよね?」
信号が青へと変わり、再びトラフィックバンを走らせながらでミリィが問うてきた。零士はそれに「ああ」と頷き、
「裏の通用口、地下から行く」
と、端的にミリィの質問に答える。
「まずは通用口を突破し、上手い具合に人目を掻い潜って上に出る。上に出た後は体よく招待客を装って、出来る限りの距離まで接近するつもりだ」
まあ、警備が警備だ。高い確率で派手なドンパチは避けられまい――――。
付け加えるように零士が言えば、隣でノエルは「あはは……」と苦笑いを。そしてミリィの方は「ふふ……」と僅かにクールな笑みを零す。
「まあ、警備の隙を突けるルートは、監視カメラを使って僕が上手いこと指示するよ。それでも上手くいかなかった時は、プランBだ。君らの実力が試される時だね」
「出来る限りなら、スマートに行きたいんだけどな」
「そうはいかないのが人生って奴さ、哀しいことだけれどね。何、天下に名高いサイファーならこの程度、朝飯前だろ?」
「嫌だね。民間軍事会社の警備員なんぞ、誰が好き好んで相手にしたがるか」
「君に言われても、まるで説得力を感じないんだけどね」
「あはは……」
ニヤニヤと面白がるようなミリィと、物凄く億劫そうに応対する零士との会話を横から眺めていたノエルが、耐えきれずにまた苦笑いをする。実際のところ、正面から殴り込んで全員を相手に出来るだけの実力が零士にあるのは事実だったが、しかし出来る限りならそれを避けたいというのは、紛れもない零士の本音だった。
そんなこんなな会話を、段々とどうでもいいような方向へと逸らしながら、ミリィが運転をするトラフィックバンが走ること数十分。やっとこさパリ郊外にあるジルベール・シャンペーニュ邸の近くにまで接近すれば、そこの適当な路肩でミリィは車を停めた。
「到着だよ、お客さん方」
ミリィに言われながら、零士とノエルは揃ってバンを降りる。外に降り立てば、夜風が軽く頬を撫でた。零士の黒く長い左の前髪と、ノエルの金糸めいた短いプラチナ・ブロンドの髪がふわっと風に揺られる。
「二人とも、気を付けて。幾ら鷹の眼が見張っているといっても、全ては現場の君たち次第だから」
「了解だ、精々気を付けるとしよう」
「分かったよ、ミリィ。――――行こう、レイ」
フィリップ・モーリスの煙草を吹かしながら、開けた窓から肘を乗り出すミリィの言葉に見送られて。ロングコートの長い裾を靡かせる零士と、それに続くドレス姿のノエルがバンから遠ざかっていく。その背中を暫くの間、ミリィは車窓から見送っていた。
「待ってたよ、二人とも」
そのグレーのバンに近寄っていけば、窓から顔を見せたミリィ・レイスがそう言って手招きをしてくる。どうやら後ろに乗れと言いたいらしい。零士はヒールを履いたノエルが転ばないように少し気を遣いながら先導し、バンの後部スライドドアを開けた。
「おお……」
「凄いね、映画みたいだ……」
そうして、バンの中身を一目見れば。零士もノエルも、揃ってそんな驚きの声を上げていた。
フルフラットの後部キャビンには座席は影も形も無く、代わりにあるのは頑丈なラックと、そこに積まれたデスクトップPCや諸々の機材類。チカチカと表示灯が明滅する、ある意味で幻想的な後部キャビンの空間は、まるで古典的なスパイ映画かSF映画のセットのようだった。
とはいえ趣き自体は本当に諜報特化といった感じで、それこそ機材はどれもこれも、CIAやNSAの工作員が使うような本格的なモノばかりだ。まさしく本職が使う電子戦用の武器たるツールが、バンの後部キャビンには所狭しと並べられていた。
「驚いたかい? といっても、SIAパリ支部からの借り物なんだけれどね。シャーリィが都合してくれたんだ」
驚く二人を見て、ミリィは少しだけ自慢げにそう言うと。「驚くのはそこまでにして、早く乗ってくれ」と二人を急かす。それでハッとすれば、零士たちは漸くトラフィックバンの中へと乗り込んだ。
「二人とも、乗ったね?」
「ああ」スライドドアを内側から閉めながら、零士が応じる。「出してくれ」
「了解。快適な旅を約束するよ」
ミリィはシフトノブへと手を伸ばし、トラフィックバンのマニュアル式トランスミッションのギアを一速へと突っ込んだ。グレーのトラフィックバンがゆっくりと発進する。
「二人とも、これを」
そうして五分ばかし後、丁度信号待ちで捕まったのを見計らって、ミリィは後ろの零士たちの方を振り向いた。片手で何かを差し出してきている。
零士とノエルが揃って受け取ると、それはスマートフォンだった。ブルートゥース無線接続の小さなインカムもセットになっている。
「それを通して、僕たちの間でコミュニケーションを取る。二人とも横髪は長いから、インカムを着けても上手く髪で隠れるはずだ。多分、バレる心配は無い」
そういうことなら、と二人はそれぞれのインカムを左耳へと着けた。電源を点け、スマートフォンの方も起動し、接続を確認しておく。接続良好、どうやら問題はない。
「零士、それにノエル。どういうルートで行くかは、決めたんだよね?」
信号が青へと変わり、再びトラフィックバンを走らせながらでミリィが問うてきた。零士はそれに「ああ」と頷き、
「裏の通用口、地下から行く」
と、端的にミリィの質問に答える。
「まずは通用口を突破し、上手い具合に人目を掻い潜って上に出る。上に出た後は体よく招待客を装って、出来る限りの距離まで接近するつもりだ」
まあ、警備が警備だ。高い確率で派手なドンパチは避けられまい――――。
付け加えるように零士が言えば、隣でノエルは「あはは……」と苦笑いを。そしてミリィの方は「ふふ……」と僅かにクールな笑みを零す。
「まあ、警備の隙を突けるルートは、監視カメラを使って僕が上手いこと指示するよ。それでも上手くいかなかった時は、プランBだ。君らの実力が試される時だね」
「出来る限りなら、スマートに行きたいんだけどな」
「そうはいかないのが人生って奴さ、哀しいことだけれどね。何、天下に名高いサイファーならこの程度、朝飯前だろ?」
「嫌だね。民間軍事会社の警備員なんぞ、誰が好き好んで相手にしたがるか」
「君に言われても、まるで説得力を感じないんだけどね」
「あはは……」
ニヤニヤと面白がるようなミリィと、物凄く億劫そうに応対する零士との会話を横から眺めていたノエルが、耐えきれずにまた苦笑いをする。実際のところ、正面から殴り込んで全員を相手に出来るだけの実力が零士にあるのは事実だったが、しかし出来る限りならそれを避けたいというのは、紛れもない零士の本音だった。
そんなこんなな会話を、段々とどうでもいいような方向へと逸らしながら、ミリィが運転をするトラフィックバンが走ること数十分。やっとこさパリ郊外にあるジルベール・シャンペーニュ邸の近くにまで接近すれば、そこの適当な路肩でミリィは車を停めた。
「到着だよ、お客さん方」
ミリィに言われながら、零士とノエルは揃ってバンを降りる。外に降り立てば、夜風が軽く頬を撫でた。零士の黒く長い左の前髪と、ノエルの金糸めいた短いプラチナ・ブロンドの髪がふわっと風に揺られる。
「二人とも、気を付けて。幾ら鷹の眼が見張っているといっても、全ては現場の君たち次第だから」
「了解だ、精々気を付けるとしよう」
「分かったよ、ミリィ。――――行こう、レイ」
フィリップ・モーリスの煙草を吹かしながら、開けた窓から肘を乗り出すミリィの言葉に見送られて。ロングコートの長い裾を靡かせる零士と、それに続くドレス姿のノエルがバンから遠ざかっていく。その背中を暫くの間、ミリィは車窓から見送っていた。
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