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第1話 プロローグ

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とうとう彼と二人きりになった。

彼がじっと私を見つめてくる。
ゆっくりと近づいてきて、彼の唇がそっと重なる。

彼の手と舌が私の体をくまなく刺激し、私の意識は宙を彷徨う。


そしてついに、彼がゆっくりと私の中に入ってきた。

彼のもので貫かれ、私は喜びの声を上げる。

彼のもので私の中が満たされている。


彼が苦しげなうめき声をあげると、熱いものが私の中にほとばしる。
熱い液が体の中に広がってくるのが分かる。

その余韻に浸っていると、彼のものが私の中から離れていく。
彼は満足げに隣に横になる。


私はゆっくりと体を起こすと、彼の胸に手を置き、彼の体に舌を這わせる。
彼がいとおしそうに私の頭をなでてくれた。


普通ならこれで終わりだが、そうではない。

今度は私の番だ。


私の股間の硬くなったものを彼の顔の前に差し出すと、彼は黙って咥えてくれた。

あたたかく、やわらかい口の中の感触に、さらに固さを増す。
彼の舌の動きに、それだけで果ててしまいそうになる。
彼の口から離し、下半身の方に移動する。


さっきまで私の中に入っていた彼のものは、濡れたままだらりとしている。

彼の膝に手を当て、両足を開かせる。

私は自分のものと彼の穴にローションをたっぷり塗ると、彼を見つめた。
彼も潤んだ瞳で、何かを求めるように私を見ている。

今度は、私が彼を喜ばせてあげる番だ。

男になったこの体で、私が彼を貫く番だ。


ローションでぬらぬらと濡れて光る私のものを彼の穴にあてがう。
彼が苦しげな、期待に満ちた表情をしている。
それを見下ろしながら、腰をゆっくりと押し進める。

「あっ」
と彼が小さな声を上げた時には、私のアソコは、彼の中に全て収まっていた。

敏感になったその部分全体で、彼の中を感じる。

そのまま彼と唇を合わせた。

彼を征服し、彼と一体となった気持ちになる。

そして私は、ゆっくりと腰を動かし始めた。
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