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12.はじめてのえっち-3

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「はっ……マリエル、すごい……」

 コーヘイが熱い吐息を漏らす。
 コーヘイにたっぷりと濡らされたソコは熱く硬い塊をゆっくり飲み込んでいった。
 マリエルがコーヘイの雄を飲み込んでいく様を、コーヘイは目を見開いてじっと見つめている。
 見られていると思うととてつもなく恥ずかしいのに、コーヘイが自分を見て興奮しているのが嬉しくて、マリエルは足を開いてコーヘイにもっと見せつけるようにしてしまう。

「マリエル、痛くない?」

「うん……気持ちいい……」

 そのままふたりの肌がぴたりとくっつくまで、マリエルはコーヘイの雄をすっかり飲み込んだ。
 お腹の中がコーヘイでいっぱいになって、熱くて溶けてしまいそうだ。

「ん、コーヘイ……」

「あぁー……」

 たまらない、というようなコーヘイの声が聞こえて見てみれば、コーヘイは腹筋をピクピク揺らしながら両手で顔を押さえていた。

「ヤバ……良すぎて、腰が溶けそう……」
「コーヘイ……ん……」

 コーヘイも気持ち良くなってくれているのが嬉しくて、マリエルの中がキュンとコーヘイを締め付ける。

「んぁっ!! ……もうダメ! ごめん、マリエル!」

「え? あ、やぁんっ!!」

 コーヘイはそう叫ぶと、腹筋を使ってギュンと起き上がり、そのままマリエルの腰を掴んで勢いよく下から突き上げた。
 急に動かれて中の当たるところが変わり、マリエルは快感に流されまいと必死にコーヘイの首にしがみつく。
 コーヘイはそのままマリエルを強く抱きしめながら、激しく揺さぶった。

「あっ……あっ……コーヘイ! コーヘイっ!!」
「マリエル!」

 ベッドの上に向かい合って座る形で抱き合いながら激しく揺さぶられていると、マリエルの足にチャリと何かが当たった。
 それはコーヘイの手枷の鎖だった。
 コーヘイの手枷はいつの間にか外れてベッドの上に落ちている。

「コーヘイ……あ、鎖が……」

「あぁ……マリエルの願いは俺とセックスすることなんでしょ。願いが叶ったからじゃないかな……っ!!」

「あ! やぁっ……!」

「はぁっ……マリエルの中、最高っ!!」

 コーヘイはマリエルの腰を掴んでより深く自分の雄を突きさすと、そのまま中にたっぷりと子種を放った。
 マリエルの最奥にじんわりと熱が広がる。

「あ、コーヘイ……」

「マリエル」

 ふたりは抱きあいながら、何度もキスを交わした。
 ふたたびマリエルの足に手枷の鎖があたり、マリエルが鎖に手を伸ばす。

「これ、小屋の魔法も解けちゃったのかしら……?」

 コーヘイがぐるりと部屋を見回しながら答える。

「うーん、いや、まだだね」

「そうなの……?」

「うん。こんなんじゃ、まだまだ繋がりが足りないからね。もっと繋がったら解けるんじゃないかな?」

 そう言いながらマリエルの腰をつかんでぐりぐりと自分の腹に押しつける。
 中に埋められているコーヘイの雄はまだまだ熱く硬いままだ。

「んっ……それ、コーヘイには……わかるの?」

「うん、僕たちがちゃんと繋がるには、まだまだぜんっぜん足りないね。もっといっぱい子種を注がないと」

 コーヘイの手がぐるりとマリエルのお腹を撫でてきたので、マリエルは自分の中に埋められたコーヘイの大きさや硬さをありありと感じてしまった。

「あっ……んんっ……じゃあ、コーヘイ……もっといっぱい……ちょうだい?」

「うん、いっぱいあげるね」

 キスをして抱き合ったままコーヘイはマリエルをゆっくり押し倒し、そのままゆっくり引き抜いた雄をふたたび激しく奥まで突き挿した。

「あっ、やっ、コーヘイ! はげしい……っ!!」

「マリエル。いっぱいあげるから、全部受け止めて!!」

 そのままコーヘイはマリエルを激しく抱き続け、何度も何度も子種を注ぐのだった。
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