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三章 呪いと祝福

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 この旅の間、レオルドはしょっちゅうソフィアにちょっかいをかけていたけれど、一線を越えるような真似は決してしなかった。
 だから口づけなんて本当に久しぶりで、その唇の熱さにとろけてしまいそうだ。
 すぐにその熱が離れていったのをさみしく思いながら目を開けると、レオルドが眉間にシワを寄せている。

「なんて顔をする、ソフィア」

「顔……?」

「ベッドは……止まれなくなりそうだ」

 レオルドが悩ましげに熱いため息をこぼす。
 その姿があまりにも色っぽくて、身体の奥のほうがキュンと疼く。
 レオルドはソファに座りなおすと、向かい合うようにして自分の上にソフィアを座らせた。
 そして自分の首に両腕を回させると、そのまま口づけをくり返し少しずつ深くしていく。
 レオルドの太くぶ厚い舌がソフィアの小さな口の中一杯に入りこんで、上あごをくすぐり歯列を舐め舌を絡めとる。

「ん……ん……」

 鼻から抜けるように甘い声が漏れるのが恥ずかしいが、止められない。
 旅に出る前に与えられた快感を思い出して、腰が自然と揺れてしまう。
 レオルドの手のひらがソフィアの身体の線をなぞり、その熱が服を通してじんわりと伝わった。

「ソフィア……身体が冷たい。あたためてやる」

 レオルドは口づけをしながらプツプツとシャツのボタンをはずし、ズボンからシュミーズを引き出すとそのままめくりあげて胸をあらわにした。

「え、あ」

 ソフィアの小ぶりの胸をレオルドの大きな手が包み込む。

(あ……レオルド様の手……熱くて気持ちいい……)

 胸の先端をくるくるとレオルドの熱く硬い指先で優しくこねられて、快感を逃すように身体をくねらせながらレオルドの舌に吸いついた。

「や……あん……ん……ふ……」

「こんな身体の線のわかる服でアイツらの前に出て」

 レオルドは片手で胸を揉みしだきながら、もう一方の手でズボンの上から太ももをなでまわす。
 その手が足の付け根まできて、前に回った手がズボンの上から股間をグッと押した。

「あっ!」

 ソフィアがピクリと身体を震わせると、レオルドはすばやくソフィアのズボンの前を緩めてその手を中に滑り込ませた。
 レオルドの太く硬い指がショーツの上からソフィアの秘部をなでる。
 そこはすでにじっとりと濡れており、それがレオルドにまで伝わってしまうのが恥ずかしくてソフィアの顔にカァッと熱がたまる。
 これまで男女の交わりのことを何も知らなかったソフィアだったが、メモリアと共に過ごすようになってひとつずつ教えてもらっていた。
 だから自分のこの反応が、レオルドを受け入れたくて起きていると今はもう知っている。
 レオルドはむき出しになった胸を舐め回すように舌を這わせながら、ショーツの中に指をひそませた。

「あっ、は……あぁん……」

 熱い舌と指先がソフィアに快感を与えていく。
 胸を舐め回す音と、秘部からからあふれる蜜をすくいとる二つの水音がソフィアの耳を犯し、それが余計にソフィアを昂らせた。

「ん……ふ……やぁ……は……」

「服が汚れてしまうな」

 レオルドはソフィアを押し倒すと、腰を持ち上げて一気にズボンとショーツを脱がせてソファの下に投げ落とした。
 そのままソフィアの足を持って広げ、むき出しの秘所に顔を落とす。

「レオルド様、待っ……」

 ソフィアは半身を起こしてレオルドを止めようとしたものの、ヌルリとした生あたたかいものが秘部を這う感触が伝わってきた。

「きゃあっ!!」

 ソフィアの身体に強い快感が走り、そのままソファに倒れ込んだ。
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