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二章 出会いと別れ
6.-2※
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半裸で抱き合いながら何度も口づけを交わす。
レオルドの熱い唇がソフィアの冷たかった唇を喰み、互いの熱が同じ温度になっていった。
「もっと、もっとだ。ソフィア」
「ん……は……」
レオルドの身体の周りをうっすらと呪いがおおっているのがわかる。
ルーパスから移した忘却の呪いがレオルドにもしっくりと馴染んでいて、これまでも忘却の呪いがわずかにかかっていたことに気がついた。
ソフィアの呪いを見る力はあまり強くないので今まで気づかなかったが、レオルドの仕事場で呪いの気配が濃くなったのはレオルド自身への呪いが強まったせいもあったのだろう。
「もっと俺に呪いを移せ」
「レオルド様、もうこれ以上は……」
ルーパスから移した呪いの三分の一ぐらいを移し終えた頃、レオルドの身体がこれ以上の呪いを受け付けなくなった。
胸のあたりまで黒く染めていた呪いの跡も、肘のあたりにまで減っている。
「これ以上は移せないようです。でもこれぐらいの呪いなら、そんなに時間はかからず浄化できます。そのあと、レオルド様に移した分の呪いも私が必ず浄化しますね」
「そうか」
レオルドは身体を起こしてくるりと向きを変えると、そのままソフィアにおおい被さる。
ソフィアをじっと見つめながら赤い目をゆっくりと閉じ、もう一度開いた時、そこにはそれまでと違う欲望の光があった。
深い欲のこもった視線を受けて、ソフィアの身体の芯がゾクリと震える。
「ソフィアに触れたい」
ハァ、と熱い吐息を漏らしながら燃えるような赤い目が獲物を捉える。
「俺に触れられるのは嫌か?」
「……いいえ」
震える小さな声でソフィアが答えると、レオルドの手が伸びてきて、むき出しになっているソフィアの首筋から鎖骨に向かってその形をたどるようにゆっくりと撫でる。
レオルドの熱い手に触れられるとドキドキして緊張するけれど、胸の奥からあたたかくなって嫌に感じることなど少しもない。
触れられたところすべてから、熱が伝わって気持ちがいい。
ふいにレオルドの手がふわりとソフィアの胸に乗せられた。
「あ、だめ!」
ソフィアの抵抗にレオルドの手が止まる。
魔女であるソフィアに男女の営みについて教える者などおらず、ソフィアはほとんど閨の知識を持っていない。
それでもこれは駄目だと本能が告げていた。
薄暗闇でもわかるほど、レオルドが赤い目をギラつかせながらソフィアを見下ろす。
胸のふくらみを包むように置かれたレオルドの手に力が入り、シュミーズの上からゆっくりと揉みしだき始める。
「あ……や……だめ……」
「本当にダメか?」
くすぐったいようなもどかしいような初めての感覚で、ソフィアの身体がピクリと反応する。
レオルドの手の動きに合わせるように、ソフィアは短く息を吐きシーツの上で身体をよじって身悶えた。
「ん……ふ……だめ……で……」
レオルドの指がシュミーズの上から胸の先端をすりとひっかいた。
「ひゃんっ!」
強い快感が走り、ソフィアの身体がベッドの上で跳ねる。
その瞬間、レオルドはむき出しの白い首筋にむしゃぶりつき、シュミーズをたくしあげその手をブラジャーの中に潜り込ませた。
レオルドの手がソフィアの胸に直に触れながら、形が変わるほど揉みしだく。
「あ……や……つよ……」
逃げようとするソフィアに食らいつきながら、レオルドの舌は鎖骨から首筋を舐めあげて耳にかぶりつく。
そしてその手は柔らかな胸のふくらみを揉みながら指先で先端をひっかいた。
「え……な……あ……やぁっ!」
同時にいくつも刺激を与えられ、ソフィアは大きく身悶えながら戸惑った。
(だめ、こんなのだめ……)
何が起きているのかよくわからなかったが、でもきっとこんなのは駄目に違いない。
ソフィアの目から自然と涙がこぼれ落ちる。
「いやぁ……だめ……だめです……」
息も絶え絶えになりながら涙を流して訴えると、それに気づいたレオルドがようやく動きを止めた。
レオルドの熱い唇がソフィアの冷たかった唇を喰み、互いの熱が同じ温度になっていった。
「もっと、もっとだ。ソフィア」
「ん……は……」
レオルドの身体の周りをうっすらと呪いがおおっているのがわかる。
ルーパスから移した忘却の呪いがレオルドにもしっくりと馴染んでいて、これまでも忘却の呪いがわずかにかかっていたことに気がついた。
ソフィアの呪いを見る力はあまり強くないので今まで気づかなかったが、レオルドの仕事場で呪いの気配が濃くなったのはレオルド自身への呪いが強まったせいもあったのだろう。
「もっと俺に呪いを移せ」
「レオルド様、もうこれ以上は……」
ルーパスから移した呪いの三分の一ぐらいを移し終えた頃、レオルドの身体がこれ以上の呪いを受け付けなくなった。
胸のあたりまで黒く染めていた呪いの跡も、肘のあたりにまで減っている。
「これ以上は移せないようです。でもこれぐらいの呪いなら、そんなに時間はかからず浄化できます。そのあと、レオルド様に移した分の呪いも私が必ず浄化しますね」
「そうか」
レオルドは身体を起こしてくるりと向きを変えると、そのままソフィアにおおい被さる。
ソフィアをじっと見つめながら赤い目をゆっくりと閉じ、もう一度開いた時、そこにはそれまでと違う欲望の光があった。
深い欲のこもった視線を受けて、ソフィアの身体の芯がゾクリと震える。
「ソフィアに触れたい」
ハァ、と熱い吐息を漏らしながら燃えるような赤い目が獲物を捉える。
「俺に触れられるのは嫌か?」
「……いいえ」
震える小さな声でソフィアが答えると、レオルドの手が伸びてきて、むき出しになっているソフィアの首筋から鎖骨に向かってその形をたどるようにゆっくりと撫でる。
レオルドの熱い手に触れられるとドキドキして緊張するけれど、胸の奥からあたたかくなって嫌に感じることなど少しもない。
触れられたところすべてから、熱が伝わって気持ちがいい。
ふいにレオルドの手がふわりとソフィアの胸に乗せられた。
「あ、だめ!」
ソフィアの抵抗にレオルドの手が止まる。
魔女であるソフィアに男女の営みについて教える者などおらず、ソフィアはほとんど閨の知識を持っていない。
それでもこれは駄目だと本能が告げていた。
薄暗闇でもわかるほど、レオルドが赤い目をギラつかせながらソフィアを見下ろす。
胸のふくらみを包むように置かれたレオルドの手に力が入り、シュミーズの上からゆっくりと揉みしだき始める。
「あ……や……だめ……」
「本当にダメか?」
くすぐったいようなもどかしいような初めての感覚で、ソフィアの身体がピクリと反応する。
レオルドの手の動きに合わせるように、ソフィアは短く息を吐きシーツの上で身体をよじって身悶えた。
「ん……ふ……だめ……で……」
レオルドの指がシュミーズの上から胸の先端をすりとひっかいた。
「ひゃんっ!」
強い快感が走り、ソフィアの身体がベッドの上で跳ねる。
その瞬間、レオルドはむき出しの白い首筋にむしゃぶりつき、シュミーズをたくしあげその手をブラジャーの中に潜り込ませた。
レオルドの手がソフィアの胸に直に触れながら、形が変わるほど揉みしだく。
「あ……や……つよ……」
逃げようとするソフィアに食らいつきながら、レオルドの舌は鎖骨から首筋を舐めあげて耳にかぶりつく。
そしてその手は柔らかな胸のふくらみを揉みながら指先で先端をひっかいた。
「え……な……あ……やぁっ!」
同時にいくつも刺激を与えられ、ソフィアは大きく身悶えながら戸惑った。
(だめ、こんなのだめ……)
何が起きているのかよくわからなかったが、でもきっとこんなのは駄目に違いない。
ソフィアの目から自然と涙がこぼれ落ちる。
「いやぁ……だめ……だめです……」
息も絶え絶えになりながら涙を流して訴えると、それに気づいたレオルドがようやく動きを止めた。
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