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1月2日 初めて③

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 舞衣歌は起き上がると、シン君の肩をトンと押して寝転ばせ、その上にまたがるように乗った。

「シン君、引かないでね」

 舞衣歌は自身の濡れたあわいをシン君の熱棒にそわせて、腰を動かし上下に擦りはじめた。
 先っぽの段差が引っかかり舞衣歌の粒を刺激するので、中から溢れだした蜜がシン君の棒をたっぷりと濡らしていく。

「舞衣歌さん、んあ」

 シン君が背をそらし腰をわずかに浮かせる。
 舞衣歌はシン君の熱棒に手を添えて切先を蜜口にあてると、そのままズブと飲み込んだ。

「はぁん……」

「ん……あぁ……!」

 シーツをグッと掴み、顎をあげて首を見せながら悶えるシン君はあまりにも色っぽ過ぎた。
 シン君の痴態を眺めながら、舞衣歌はキュンキュンと中を締めつけた。

「あ、ちょ、待っ……」

 シン君が顔をしかめながら舞衣歌の動きを止めようと伸ばした手を取り、指を絡めながら手を繋いだ。
 シン君の身体に覆い被さって、片方の胸の突起を舐め、もう片方の突起を指で転がしながら舞衣歌はジュブジュブと腰を激しく動かした。

「うあ、やばい、舞衣歌さん!」

 シン君は繋いだ手をギュッと握りしめ、腰を動かして舞衣歌の奥を突いてきた。
 舞衣歌が搾り取るように中をキュッと締めて腰を揺らすと、シン君の熱棒がグッと膨らんで薄い膜越しに熱い飛沫が放たれた。

 シン君はビクビクと腰を震わせていたが、吐精が落ち着くのを待って舞衣歌はシン君のモノの根元をそっと押さえて、腹筋に手をつきながらズルリと引き抜いた。

「ん……」

「はぁ……」

 二人の声が薄暗やみの部屋で重なり響いた。
 シン君は片手で顔を隠しているが、羞恥からか色白の身体を真っ赤に染めていた。

 舞衣歌がシン君のコンドームを外そうとすると、シン君はあわてて起き上がって舞衣歌の手を止め、コンドームを外して枕元に置いてあったティッシュを何枚も引き抜いて包んだ。

 シン君は目の端を赤く染めながら、舞衣歌を上目遣いに見つめた。
 舞衣歌が微笑むと、シン君はそのまま舞衣歌に覆い被さるようにしてそっと押し倒した。

「ね、舞衣歌さん、もう一回……」

 舞衣歌がつと目線を下げると、シン君のモノはもうすでに硬くなって立ち上がっているのが見えた。

「十代の性欲……」

 舞衣歌は思わず口の中でつぶやいた。
 シン君は一度したせいか今度は落ち着いて、ズブと舞衣歌の中に侵入してきた。
 覆い被さって舞衣歌をギュッと抱きしめながら、耳元でささやいた。

「舞衣歌さんの良いところ教えてください」

 シン君が探るようにゆっくりと抽挿をくり返すので、舞衣歌はシン君を導くように、わざと少し大きめの声で喘いで気持ち良いところを教えた。

「ん……そこ、気持ち良い……」

 そんな舞衣歌の反応をジッと見ながら、シン君は丁寧に舞衣歌の良いところを暴いていった。

「あ……はぁ……!」

「ん、くっ」

 良いところをズンズンと突かれて舞衣歌が達すると、少し遅れてシン君も奥にブルリと精を放った。

 そのまま二人は裸で抱き合ったまま眠った。

 二人が次に目を覚ました時にはもう昼近くで、シャワーを軽く浴びたら、買ってきたパンとわずかに残っていた缶詰と冷凍食品を並べて、なんだかチグハグなメニューのお昼ごはんにした。

 お腹が膨れたら、もう一回身体を重ねて深くまで繋がりあった。

 夕飯は外に食べに行った。
 女一人だと入りづらいと言ったら、一緒に入りましょうと言うので、二人で並んで牛丼を食べた。

 家に帰ると、お風呂に入りたいと言うシン君がお湯をはってくれたので、舞衣歌は久しぶりに湯船に浸かった。
 疲れた身体がお湯でほどけて溶けていくようだった。

 その日の夜は同じベッドで手を繋いで眠った。

「俺、明日帰ります」

「うん、わかった」

 薄暗やみの部屋に言葉が沈んで消えた。
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