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3.一個しかない
しおりを挟む「まって、梶くん、そのまま、いれちゃだめぇ」
「挿れないから倫子さんのここ貸して」
梶くんは倫子の太ももを持ち上げて掴んでくっつけると、その隙間に熱い塊をねじ込んだ。
腰を前後に動かして、倫子から溢れた愛液を自身の雄芯にまとわせるようにして根本から先っぽまでを擦っていく。
「んんっ!」
梶くんはそのカリ首で倫子の硬くなった陰核をグイと押しつぶし、そのたびに倫子の腰が跳ねた。
梶くんは時折その切先をわざと倫子の蜜口に引っかけるようにして、そのまま挿れる真似をする。
「倫子さんのここグチャグチャ過ぎて、擦ってるだけで挿入っちゃいそう」
「梶くん、まって、だめ」
「ねぇ倫子さん、やっぱりこのまま挿れて良い?」
「だ、だめだってば!!」
「でも倫子さん中に欲しいでしょ? 俺ので倫子さんの中いっぱいにしてあげたい」
梶くんがあやしい手つきで倫子のおへその下あたりを撫で回す。
「ま、まって、ゴム、あるから」
ベッドの横のサイドチェストの一番上の引き出しにコンドームがあったはず、と思い出して、倫子はあわてて箱を取り出すと梶くんにわたした。
元カレとつきあってた時に買ったやつだけど使用期限は大丈夫だろう、多分。
梶くんは少し顔をしかめて箱を受け取ると中を確かめた。
「ふーん。一個しかないや」
コンドームを取り出して慣れた手つきで着けると、倫子の太ももを掴んで今度はガバリと大きく広げた。
梶くんはその切先を倫子の濡れそぼった蜜口にあてがうと、少しのためらいもなくゴリゴリと肉壁を押し広げながら中に挿入ってきた。
「あ、あ、や、はいってきてる、やだ、おっきぃ」
「はぁヤバ。倫子さんの中気持ちいい」
一番奥までこじ開けられて、お腹の中全部を梶くんでみっちり埋められてしまった。
「ここが良いの?」
「や、や、あぁ、いぃ!」
梶くんはゆっくり腰を引くと、壁を削りながら奥まで一気に押し込んでくる。
何度も何度も激しく突かれ、そのたびに倫子も知らない倫子の弱いところが次々とあばかれる、
「あぁん、やだ! イッちゃう!! あ……」
倫子がイキそうになったその瞬間に、チュポッと音を立てて熱い塊を引き抜かれてしまった。
そのままぐるりと身体をうつ伏せにされて、身体をグッとシーツに押しつけられる。
イク寸前で止められて、中が切なくて苦しくて、倫子はうつ伏せのまま少し後ろを振りかえって涙目で梶くんに抗議する。
「あぁ、なんでぇ……」
「ゴム一個しかないからね。まだ出さない」
梶くんは倫子の腰をぐいと高く持ち上げると、そのままズチュンと奥まで一気に貫いた。
倫子は一瞬、息が止まった。
梶くんはそのまま腰の動きを止めることなく激しい抽挿を続け、パンパンと二人の肌がぶつかる音とグチュグチュといった淫らな水音が部屋に響いた。
「あぁっ!! まって! もっと、ゆっくり、ねぇ、おねがい!」
倫子は強い快感におかしくなりそうで止まって欲しくて懇願するが、梶くんはその動きを止めることなく腰を掴んで奥へ奥へと抉りこんでくる。
「あぁ! ん、ん、ひぃん!! やぁん!!」
「倫子さん、奥も好きなんだ? ここ突くとギュッと締まる」
梶くんは腰を回して子宮口の近くをグリグリと責めたててくる。
「ひぃあ!! そこ、だめ、やめ」
もうやめて、と後ろに手を伸ばして梶くんの動きを止めようとしたら、その手を取られてグイと上半身を持ち上げられた。
もう片方の手も取られて両手を後ろに引っ張られて上半身を反るように持ち上げられたまま、梶くんは後ろからガンガン腰を打ちつけた。
身体の自由を奪われて、シーツを掴んで快感を逃すこともできず、倫子は無理矢理高みに引き上げられていく。
「ねぇ、まって、もうダメ、あ、あ、やめ」
目の前が真っ白になって遠のく意識の中で、子宮口になすりつけるようにして熱い飛沫が放たれるのを感じた。
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