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五章 アミルの想い
74.島からの脱出-1※
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洞窟の天井から注ぐ太陽の光がだいぶ位置を変えていた。
夜が明けてからどれくらい時間が経ったのだろうか。
「さて、そろそろ帰らないとな。ここがどこかわかるか?」
「えっと、たぶんヒキナ島の洞窟」
「あー東の端の島か」
立ち上がって砂浜を囲む洞窟の壁に手をつきながらアミルは天井の穴を仰ぎみる。
天井まではかなりの距離があり、そこから出るのは難しそうだ。
「一体化してもギリギリ届かなそうだな」
「この洞窟から出るには一回海に潜らないといけないんだよね。でも途中に結構長く潜らなきゃいけない所があるから、私だけ先に泳いで助けを呼びに行こうか?」
「うーん、でもその格好で?」
「あ」
アミルの背後に立つルルティアの姿にアミルが上から下までサッと視線を走らせる。
お互いに裸のままで、ルルティアはあわてて腕で自分の前を隠した。
「まずは服が欲しいな。それか、このままここで助けを待つか?」
「どうだろう。普段はあんまり人が来ない場所だから」
「俺なら別に裸を見られても構わないから俺が行くか。とはいえそんな長く泳げないし、ロープでもあればこの上から出られるかもしれないんだけどな」
「あ! アクアさまの力をアミルに分ければ……って、あ、えぇと……」
言ってからルルティアは気づいた。
精霊の力を分け与えるには一体化した状態で身体をつなげなければならない。
真っ赤になったルルティアの様子で察したのか、アミルはくるりとルルティアの方を向いて抱きしめると耳元にささやいた。
「またして良いの、ルー?」
「あの、えっと」
「ルーが許してくれるなら俺は構わないよ?」
アミルはルルティアの耳をかぷりと甘噛みしながら、指先でつーっとルルティアの背筋を下から上になぞった。
「ひゃ、あ、や、だめ」
フルフルと震えるルルティアの身体をアミルがグッと抱きよせる。
ルルティアのお腹のあたりになんだか熱を感じる。
「そうすれば一緒に泳いでマラマ島まで戻れるし、マラマ島に着いたら俺がどっかで服を調達してくるよ」
アミルはそう言いながらルルティアの耳の縁に沿って舌をねっとりとはわせ、尻たぶをやわやわと揉みしだいた。
「どうする、ルー?」
アミルの手がルルティアの胸を下からすくうように持ち上げて先端をキュッとつまみながら、足の間に硬く締まった太ももを割り入れてグリグリと押し上げる。
ルルティアは足がガクガク震えて立っていられなくなってアミルに縋りついた。
「あ、や、あ、あん……」
「腰、揺れてる」
アミルがおかしそうに耳元でささやいた。
ルルティアはアミルに縋りつきながら、足の間の濡れたそこをアミルの太ももに擦りつけるように腰を揺らしていた。
「やぁん!」
ルルティアが顔を真っ赤にさせると、アミルがルルティアの腰をグイとつかみさらに太ももをグリグリと押しつけた。
「あ、やぁ、それだめ」
「なぁ、ルー。しよ? それで一緒にここから出よう?」
ルルティアの身体に快感を与えながらアミルがルルティアを誘惑する。
ルルティアは頭の中がボーッとしてきて小さくうなずいた。
「わ……かった……」
アミルはすぐにバズ、と呼びかけて一体化した。
アミルの銀髪が黒く変わり猫耳と尻尾が生える。
ルルティアはくるりと身体を反転させられて、洞窟の壁に手をつくように立たされた。
アミルが後ろから覆いかぶさると、尻尾をルルティアの太ももにぺとりと絡ませながら柔らかくなであげる。
アミルは片手でルルティアの胸を揉みながら、もう一方を足の間に伸ばして割れ目の間を擦っていった。
お尻にはアミルの熱い塊をグリグリと押しつける。
「ほら、ルー。早く一体化しないと、このまま挿れちゃうよ?」
「や、まって、まって」
急な展開にルルティアの頭がついていかないうちに、つぷとアミルの指が中に挿れられた。
「はぁっ! やぁ……」
中の良いところをコリコリと削られながら、ルルティアは必死にアクアさまに呼びかけた。
「アクア、さまっ……おねがいっ!」
ルルティアの髪がサァッと青く染まり身体にウロコが広がっていく。
一体化してルルティアはただでさえ感じていた身体が、さらに敏感になって一段高いところに昇ってしまった感じがした。
「あぁ!!」
アミルはルルティアが一体化したのを確認すると、尻たぶをグッとつかんで後ろから一気に突き挿れた。
夜が明けてからどれくらい時間が経ったのだろうか。
「さて、そろそろ帰らないとな。ここがどこかわかるか?」
「えっと、たぶんヒキナ島の洞窟」
「あー東の端の島か」
立ち上がって砂浜を囲む洞窟の壁に手をつきながらアミルは天井の穴を仰ぎみる。
天井まではかなりの距離があり、そこから出るのは難しそうだ。
「一体化してもギリギリ届かなそうだな」
「この洞窟から出るには一回海に潜らないといけないんだよね。でも途中に結構長く潜らなきゃいけない所があるから、私だけ先に泳いで助けを呼びに行こうか?」
「うーん、でもその格好で?」
「あ」
アミルの背後に立つルルティアの姿にアミルが上から下までサッと視線を走らせる。
お互いに裸のままで、ルルティアはあわてて腕で自分の前を隠した。
「まずは服が欲しいな。それか、このままここで助けを待つか?」
「どうだろう。普段はあんまり人が来ない場所だから」
「俺なら別に裸を見られても構わないから俺が行くか。とはいえそんな長く泳げないし、ロープでもあればこの上から出られるかもしれないんだけどな」
「あ! アクアさまの力をアミルに分ければ……って、あ、えぇと……」
言ってからルルティアは気づいた。
精霊の力を分け与えるには一体化した状態で身体をつなげなければならない。
真っ赤になったルルティアの様子で察したのか、アミルはくるりとルルティアの方を向いて抱きしめると耳元にささやいた。
「またして良いの、ルー?」
「あの、えっと」
「ルーが許してくれるなら俺は構わないよ?」
アミルはルルティアの耳をかぷりと甘噛みしながら、指先でつーっとルルティアの背筋を下から上になぞった。
「ひゃ、あ、や、だめ」
フルフルと震えるルルティアの身体をアミルがグッと抱きよせる。
ルルティアのお腹のあたりになんだか熱を感じる。
「そうすれば一緒に泳いでマラマ島まで戻れるし、マラマ島に着いたら俺がどっかで服を調達してくるよ」
アミルはそう言いながらルルティアの耳の縁に沿って舌をねっとりとはわせ、尻たぶをやわやわと揉みしだいた。
「どうする、ルー?」
アミルの手がルルティアの胸を下からすくうように持ち上げて先端をキュッとつまみながら、足の間に硬く締まった太ももを割り入れてグリグリと押し上げる。
ルルティアは足がガクガク震えて立っていられなくなってアミルに縋りついた。
「あ、や、あ、あん……」
「腰、揺れてる」
アミルがおかしそうに耳元でささやいた。
ルルティアはアミルに縋りつきながら、足の間の濡れたそこをアミルの太ももに擦りつけるように腰を揺らしていた。
「やぁん!」
ルルティアが顔を真っ赤にさせると、アミルがルルティアの腰をグイとつかみさらに太ももをグリグリと押しつけた。
「あ、やぁ、それだめ」
「なぁ、ルー。しよ? それで一緒にここから出よう?」
ルルティアの身体に快感を与えながらアミルがルルティアを誘惑する。
ルルティアは頭の中がボーッとしてきて小さくうなずいた。
「わ……かった……」
アミルはすぐにバズ、と呼びかけて一体化した。
アミルの銀髪が黒く変わり猫耳と尻尾が生える。
ルルティアはくるりと身体を反転させられて、洞窟の壁に手をつくように立たされた。
アミルが後ろから覆いかぶさると、尻尾をルルティアの太ももにぺとりと絡ませながら柔らかくなであげる。
アミルは片手でルルティアの胸を揉みながら、もう一方を足の間に伸ばして割れ目の間を擦っていった。
お尻にはアミルの熱い塊をグリグリと押しつける。
「ほら、ルー。早く一体化しないと、このまま挿れちゃうよ?」
「や、まって、まって」
急な展開にルルティアの頭がついていかないうちに、つぷとアミルの指が中に挿れられた。
「はぁっ! やぁ……」
中の良いところをコリコリと削られながら、ルルティアは必死にアクアさまに呼びかけた。
「アクア、さまっ……おねがいっ!」
ルルティアの髪がサァッと青く染まり身体にウロコが広がっていく。
一体化してルルティアはただでさえ感じていた身体が、さらに敏感になって一段高いところに昇ってしまった感じがした。
「あぁ!!」
アミルはルルティアが一体化したのを確認すると、尻たぶをグッとつかんで後ろから一気に突き挿れた。
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