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五章 アミルの想い

66.交わり-1※

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 ルルティアはアミルの上にまたがると、アミルの勃ち上がったモノを自分の濡れたそこにピタリと合わせ中に挿れようとした。
 しかし丸みを帯びたその先端はヌルリと滑ってしまってなかなか挿れられない。
 ヌチヌチと動かしていると、アミルのモノがルルティアの敏感な所を刺激して中から愛液があふれてきた。

「ん……はぁっ……あ……あ……」

 ルルティアの愛液がアミルのモノを濡らし、滑りが良くなったアミルのモノがヌルリヌルリと動いてルルティアの敏感な粒をさらに刺激する。
 与えられる快感も強くなってルルティアの腰は勝手に揺れた。ルルティアはアミルのモノの根元をしっかりと手で支え動かないようにしてから、ズプンと先端を飲み込んだ。

「ひっ!」

 それはアミルの指とは比べものにならないくらい太く大きかった。
 隘路を目一杯に押し広げられた圧迫感がルルティアを襲う。
 一気に腰を下ろしたいのに、こんな大きいモノをこれ以上飲み込むのが怖くて途中で止まってしまう。
 それでもグッと腰を下ろすと中で引きつれるような痛みを感じた。

「い、痛……」

 ルルティアが痛みに顔をしかめると、ふわりと身体が淡い水色に光ってアクアさまの癒しの力が痛みを和らげる。

「ふ……う……ありがと、アクアさま」

 ルルティアはフーッ、フーッと何度も大きく息を吐いてから、覚悟を決めて勢いよく腰を落とした。

「んん……っ!!」

 ひどい圧迫感で腰から下がジンジンして壊れてしまいそうだ。
 ルルティアの目からはポロポロと涙がこぼれ落ちる。
 それでもルルティアはアミルの腹筋に手をつくと、ハッハッと短い息を吐いて痛みを逃した。
 アクアさまの癒しの力もじんわりと痛みを和らげてくれる。
 しばらくそのままジッとしていたが、少しだけ痛みがおさまってくるとルルティアはゆっくりと腰を上げた。

「えっと、上下に……擦って……」

 ルルティアは手足に力を込めてわずかに腰を持ち上げると、ストンと落とした。
 そんな動きを二度、三度とくり返す。
 パチュンパチュンと音を立てるつたない動きだったが、一体化で欲情しているルルティアの身体はわずかな快感も拾っていった。

「は……あ……あぁ……」

 硬く張り詰めたモノがルルティアの壁をゴリゴリと削っていく。
 ジンジンと痛んでいたはずの中は、痛みや違和感よりも徐々に快感の方が大きくなっていった。
 ルルティアは自らの気持ち良いところを探すようにグリグリと腰を動かしていた。
 ルルティアが動くたびに中はどんどん潤っていき、二人の繋がりからはあふれた愛液がグチュグチュと水音を立てる。

「ん……これじゃ……だめ……」

 アミルを気持ち良くしてあげないと、とルルティアは頭をふる。
 ルルティアはアミルが少しでも早く達することができるようにと大きく腰を持ち上げてから一気に腰を落とした。
 濡れた中は抵抗なく熱い杭をズプンッと奥まで飲み込み、大きな快感が背中を貫き手足がしびれる。

「はぁっ、あっ、あっ」

 手足がブルブル震えて力が入らず、ルルティアの動きも止まってしまう。
 アミルに気持ち良くなって早く達して欲しいのに、快感を与えようと動きを激しくするとルルティアが快感に飲まれて動けなくなる。

「やだ……もう、どうしよう……どうしたら良いの……」

 このまま最後まで交われないと、アミルが死んでしまうかもしれない。
 快感と恐怖で頭の中がぐちゃぐちゃになって、ルルティアはポロポロと涙をこぼした。

「ん……アミル……」

 アミルの腹筋に手をついて必死に腰を振るがやはり上手にできなくて、ルルティアは繋がったままアミルの身体の上に倒れ込んだ。

「はぁっ……」

 少しでもアミルに快感を与えようと、ルルティアはアミルの頬を両手で挟んで自分の方を向かせると唇を合わせた。
 ルルティアはキスなんてアミルとした二度しか経験がない。
 舌を絡めるキスのやり方だってルルティアは知らなかった。

「アミル……アミル……」

 泣きながらついばむように何度も唇を重ねる。
 するとルルティアの身体の下でブルリとアミルが身体を震わせた。

「ん……」

 アミルがゆっくりと目を開ける。
 わずかに開いたまぶたの隙間から、アミルの深い夜空のような目が見えた。
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