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五章 元の世界

87.執務室-4※

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「くっ……すんごい締まったけど、マーコは見られると感じちゃうのかしら?」

 真子は声を漏らさないように両手で口を押さえ、涙目になりながら違う、と首を横に振った。

「奥がダメならこっちね」

 アレクサンドラは椅子にかけられた真子の足のふくらはぎを掴むと思いきり足を開いた。
 肉棒を浅くまで引き抜いて、敏感な粒の裏側あたりに出っ張りを引っかけるようにして何度も何度も強く擦っていく。
 真子はそこを擦られるとキュウと何かが集まってくるような心地がした。

「ん……ふ……なんか、出ちゃう……あ、あ」

 口を押さえている手の隙間から声が漏れる。
 足を思いきり開かされているので、真子の中にアレクサンドラの赤い棒がズポズポと出入りしているのがよく見える。
 アレクサンドラが真子の足を掴んでいた片手をはずし、親指をペロリと舐めて湿らせると敏感な粒をクルクルと押しつぶした。

「むーっ……!!」

 真子は訪れる絶頂と共に足をガクガク震わせながらプシッと潮を吹いた。

「ふふ、いっぱい出たわね」

 アレクサンドラはまだ震えている真子の太ももの裏を掴むと、真子の身体にくっつけるようにグイと持ち上げそのまま一気に奥まで肉棒を押し込んだ。

「……! ……!!」

 真子はのけぞって白い喉を見せながら声にならない悲鳴をあげ、アレクサンドラの肉棒をギュウギュウ締め付ける。
 アレクサンドラはガツガツと腰を打ちつけて、グッと肉棒を膨らませると真子の中に精を放った。
 ビュクビュクと熱い飛沫が注がれるたび、その刺激までもが快感に変わって真子は腰をビクビクと震わせた。
 口を押さえていたはずの手も力を失いダランと身体の横に垂れていた。

「抜くと溢れちゃうから、このまま行きましょうか」

 吐精が落ち着くと、アレクサンドラは真子の背中に手を入れて足ごと抱えて持ち上げた。繋がったままグイと持ち上げられ、まだ硬さの残る肉棒が真子の中を押し上げる。

「ふ……ぐっ」

 行くってどこに……? と浮かんだ考えも、突き上げられる刺激に流されてすぐに消えて行く。
 アレクサンドラは真子の腰を掴んで、より深く繋がるようにグリグリと腰を擦り付けた。

「ひぃっ……いっ……」

 真子がヒクヒクと中を痙攣させながら必死に縋りつくと、アレクサンドラは執務室の続き部屋のドアを開けた。

「この奥は仮眠室になっているの」

 真子を仮眠室のベッドに横たわらせると、アレクサンドラは互いの出した液に塗れた肉棒で真子の中をゆっくりと擦りながら自分の服を脱いでいった。

「今日はアタシがいっぱい気持ち良くなっても良いんでしょう?」

 アレクサンドラに与えられる快感で、真子はもう何も考えられなかった。

「イッてるマーコの中、最高に気持ち良いのよね。ねぇ、もっとたくさんイッてアタシを気持ち良くさせて?」

 アレクサンドラは裸になると真子にさらなる快感を与えるためにガバリと覆い被さった。
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