【R18/完結】オネエの騎士に溺愛されています〜家の階段から落ちた先は美女の騎士団の頭の上で！？〜

三章 街角の襲撃

60.月の光-1※

　アレクセイはベッドに乗りながら羽織っていた上衣を床に脱ぎ捨て裸になると、真子の手を引きベッドの上に引き上げた。
　ベッドサイドの棚の引き出しから避妊薬を取り出し丸薬を二つ手に取った。

「マーコ、口を開けて」

　アレクセイが真子の口を開けさせて、丸薬を舌の上に置いた。

「オレにもちょうだい」

　真子に丸薬を持たせてアレクセイが口を開ける。
　真子がアレクセイの舌の上に丸薬を置くと、そのまま手首を掴まれ口に入れた指をゆっくりねぶられた。

「あ……」

　アレクセイはそのままぐいと真子の手首を引いて抱きしめると、激しいキスで口をふさいだ。
　舌で口内をくすぐり舐め上げながら、スルスルと真子の下着を脱がせていく。
　唇を離すと二人の間には細い糸が繋がり、真子の肌は窓から差し込む月明かりを反射してわずかに光って見えた。

　アレクセイはそのままゆっくりと真子を押し倒した。

「マーコ、キレイだ……」

「や……私が、する、のっ……！」

　肌に唇を落とし身体中を撫でまわして愛撫するアレクセイを、真子は力の入らない手で必死に押し返す。
　アレクセイが動きを止めて身体を起こすと、真子もなんとか起き上がってアレクセイの上に跨るように乗った。

「でも解さないと挿れられないよ」

　真子の耳殻に舌を這わせながら、アレクセイの手は真子の太ももを付け根に向かって撫で上げていく。

「ん……どうすれば良いの？　教えて？」

　アレクセイの首に縋りつきながら尋ねる真子に、アレクセイがグッと息を呑んだ。
　首に回された真子の腕の片方を取ってその指先を舐めてしっとり濡らすと、真子のあわいの奥の敏感な粒にあてた。

「マーコはここを触ってごらん」

　アレクセイが自分の指と真子の指を重ねて器用に動かしながら、真子の粒に微かな刺激を与えていく。
　与えられた甘い刺激に真子の腰が揺れる。

「あ」

「オレはこっち」

　アレクセイが空いたもう一方の手で真子の胸を揉みしだく。

「あ、あ……」

　アレクセイと真子の指が一緒にヌチヌチと真子の粒をさいなむと、あふれた愛液が絡んでその動きを滑らかにしていく。
　アレクセイの舌は首筋を舐め回し、手は胸を揉みしだきながらその指の間で硬く立ち上がった尖りをキュッと挟んだ。

「あぁっ！」

　真子が背を反らすと、前に突き出された胸にアレクセイが吸いついた。
　胸の先端を口に含んで舌で転がしながら、アレクセイは真子の指と重ねていた指をずらして、長い指をくぷと真子の中に埋めた。

「そのまま動かして」

「や、あ、あ」

　真子は気持ち良さに自分の指の動きを止めることができず、腰を動かしながらクチクチと粒を弄り続ける。
　アレクセイが真子に深いキスを落とし、口内いっぱいに舌を入れて蹂躙していく。
　真子の中に埋める指を増やしてグプグプと水音を立ててその手を真子の愛液で濡らしながら、胸の尖りをギュムと摘んだ。

「やぁっ……！」

　真子はアレクセイの指をキュウと締めつけながら達した。
　ベッドの上に座るアレクセイに跨りながら、真子はクタリと力の抜けた身体を預けた。

「まだマーコがする？」

「……する」

「じゃあ腰を上げて」

　真子はアレクセイの肩に手を置き、震える身体を必死に支えて膝立ちになる。
　　アレクセイは真子の愛液で濡れた手で自身の肉棒を扱き、先走りで十分に濡れそぼった先端を真子のあわいにクチュと押しつけた。