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9.寝技の得意な男
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ローズは危険を感じて身体を捩って逃げようとするが、ブランが器用にローズの動きを押さえこんでしまう。
「まさか何をするか知らないとは言わせないぞ」
はだけたシャツの隙間から割れた腹筋をのぞかせながら、ブランの手がローズの頬を撫でる。
ブランのただならぬ色気にローズの身体がゾクリと震えた。
「知ってるけど、あの、ちょっと早いと思うのだけど」
ローズはプランタンでも閨教育は一通り受けてきたし、パレットに着いてからの妃教育でも教えられている。
しかしそれは結婚してから行うものだと教わっていた。
「どうせ半年後には俺の物になるんだ。今もらっても良いだろう」
「良くない! 良くないから!」
ローズの抵抗を無視して上半身裸になったブランはカチャカチャとベルトにも手をかける。
「さっさと俺のものにしないとお前は何をしでかすかわからないからな。山のようなライバル共を蹴散らしてやっと手に入れたんだ。他のやつに奪われてたまるか」
「えっと、山のようにって、そんなに求婚者いなかったけど……」
「そうだろうな。お前のところに話が行く前に俺があらかた潰したんだから」
「え?」
ローズがブランの物騒な言葉に驚いている隙に、ブランは手早くローズのドレスを脱がせにかかりあっという間に裸に剥かれてしまった。
「あ、え、脱がせるの早すぎ!!」
「寝技は得意だと言っただろう」
ブランが意地悪そうな笑顔を浮かべ、ローズの首筋をベロリと舐めた。
「ひゃぁ!」
「負けたらなんでも言うことを聞くんだったな。大人しく俺のものになれ」
ブランがローズの耳元でささやくと、その熱のこもった声色にローズの身体の奥もゾワゾワと反応する。
ブランは首筋に舌を這わせながらローズの大きすぎず小さすぎない形の良い胸をふにふにと揉んでいく。
「ん……ふ……」
ローズが思わず甘い声を漏らした。
ローズのカラテはフルコンタクトなので強い打撃の痛みをこらえるのには慣れていたが、胸への優しい愛撫は初めての経験でどうやってこらえれば良いのかわからなかった。
そのうちブランの白い指がローズの色づいた先端をこね始める。
「やぁん……」
ローズは絶え間なく与えられる甘い刺激に、腰を揺らしながら身を捩った。
ローズの反応をじっくり観察していたブランは、硬く立ち上がった胸の先の果実にパクリと吸いついた。
ブランの舌がローズの胸の果実を吸って、舐めて、つついて、扱いた。
「ひぁっ! あ……ん、くっ!」
ひとしきりローズ胸の先端を舐めまわして可愛がってから、ブランが口を離してつぶやいた。
「感度は良さそうだな」
「……やぁっ!!」
ローズは恥ずかしさのあまり動揺してブランの顔面に向かってヒュッと拳をくり出した。
「おっと、危ない」
ブランはひょいと顔をずらして拳を避けると、手のひらでパシと受け止めた。
そのままもう片方の手と一緒にまとめて持つと、ローズの頭の上でがっちりと押さえつけてしまった。
「大人しくしてもらおうか」
ローズの腕を拘束して目を細めて笑うブランは、どう見ても悪役のそれだった。
(食べられる!)
ローズがそう思った瞬間、ブランの動きがピタと止まった。
「まさか何をするか知らないとは言わせないぞ」
はだけたシャツの隙間から割れた腹筋をのぞかせながら、ブランの手がローズの頬を撫でる。
ブランのただならぬ色気にローズの身体がゾクリと震えた。
「知ってるけど、あの、ちょっと早いと思うのだけど」
ローズはプランタンでも閨教育は一通り受けてきたし、パレットに着いてからの妃教育でも教えられている。
しかしそれは結婚してから行うものだと教わっていた。
「どうせ半年後には俺の物になるんだ。今もらっても良いだろう」
「良くない! 良くないから!」
ローズの抵抗を無視して上半身裸になったブランはカチャカチャとベルトにも手をかける。
「さっさと俺のものにしないとお前は何をしでかすかわからないからな。山のようなライバル共を蹴散らしてやっと手に入れたんだ。他のやつに奪われてたまるか」
「えっと、山のようにって、そんなに求婚者いなかったけど……」
「そうだろうな。お前のところに話が行く前に俺があらかた潰したんだから」
「え?」
ローズがブランの物騒な言葉に驚いている隙に、ブランは手早くローズのドレスを脱がせにかかりあっという間に裸に剥かれてしまった。
「あ、え、脱がせるの早すぎ!!」
「寝技は得意だと言っただろう」
ブランが意地悪そうな笑顔を浮かべ、ローズの首筋をベロリと舐めた。
「ひゃぁ!」
「負けたらなんでも言うことを聞くんだったな。大人しく俺のものになれ」
ブランがローズの耳元でささやくと、その熱のこもった声色にローズの身体の奥もゾワゾワと反応する。
ブランは首筋に舌を這わせながらローズの大きすぎず小さすぎない形の良い胸をふにふにと揉んでいく。
「ん……ふ……」
ローズが思わず甘い声を漏らした。
ローズのカラテはフルコンタクトなので強い打撃の痛みをこらえるのには慣れていたが、胸への優しい愛撫は初めての経験でどうやってこらえれば良いのかわからなかった。
そのうちブランの白い指がローズの色づいた先端をこね始める。
「やぁん……」
ローズは絶え間なく与えられる甘い刺激に、腰を揺らしながら身を捩った。
ローズの反応をじっくり観察していたブランは、硬く立ち上がった胸の先の果実にパクリと吸いついた。
ブランの舌がローズの胸の果実を吸って、舐めて、つついて、扱いた。
「ひぁっ! あ……ん、くっ!」
ひとしきりローズ胸の先端を舐めまわして可愛がってから、ブランが口を離してつぶやいた。
「感度は良さそうだな」
「……やぁっ!!」
ローズは恥ずかしさのあまり動揺してブランの顔面に向かってヒュッと拳をくり出した。
「おっと、危ない」
ブランはひょいと顔をずらして拳を避けると、手のひらでパシと受け止めた。
そのままもう片方の手と一緒にまとめて持つと、ローズの頭の上でがっちりと押さえつけてしまった。
「大人しくしてもらおうか」
ローズの腕を拘束して目を細めて笑うブランは、どう見ても悪役のそれだった。
(食べられる!)
ローズがそう思った瞬間、ブランの動きがピタと止まった。
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