15 / 22
〈椿木さんとケッコン〉
しおりを挟む
「はい、ここから入場!タイム測るわねっ」
「は、はひっ」
「転ばないように気をつけてね。普段より露出が多い衣装だから……ううん、ヒールはもう少し低いほうがいいのかしら。あっ、でも姿勢はしゃんとしてね!そのほうが綺麗だから!」
「は、はひぃッ!」
まだアクメの余韻が続く中、戸惑いと緊張と、そして少しの期待をこめて始まった予行演習──。でも蓋を開けてみたら、想像以上に逐一社長のチェックが入る、なんとも実務的なモノだった。チャペルの入場から社長が横について、タイムを測ったり俺達の衣装や状態をチェックしていて、正直、本当の結婚式のようなムードはあってないようなものだ。
「それで、ここで、コックリング交換!どう?イけそう?」
「ちょ、ちょっと待ってねぇ。根本だけカチってハメるヤツだから……おしっ。景ちゃんも同じにやってね」
「は、はひ……ッ♡よ、よいしょっ♡」
「うん、このタイムなら問題なさそうね~♡実際は指輪交換みたいに参列者様の前でやる形になるからね」
「はいはい。でもこれ、この根本型のヤツじゃないと難しいから普通の指輪みたいな形のはハメるの流石に無理そうよ?」
「う~ん、残念……。でも仕方ないわね。よしっ、次々!♡」
始まってからしばらくはドキドキとしていた俺も、流石にソッチは落ち着いてきた。指輪交換ならぬコックリング交換(女性の場合はクリトリスにリングをハメるみたい……ッ♡)なんてすごいモノも、ちゃんとやらなきゃという緊張のほうが勝って、興奮している場合じゃない。周りにはエンキンのスタッフさんや一場様ご夫妻も参加しているけど、社長が完全に仕事モードだからそんなに視線も気にならないし……な、なんだか想像と違って、ちょっと肩透かし、かな……っ?
……い、いやいやッ!最初からこれは予行演習だし、いくらドスケベブライダルなんて銘打ってこんなエッチな衣装を着てるからって、実際にそういうことをするわけじゃないから……ッ!♡コックリングの交換だって周りには見せないようにしてくれたし、そもそも本当に椿木さんと結婚するわけじゃないし、な、なにを期待なんてしてたんだ、俺は……ッ!♡
こ、これは仕事。仕事なんだ。そうだ、俺の姿を兄さんも見てくれてるんだ。ちゃんとしないと。ちゃんとしっかり、お嫁さん役として、今日の仕事をこなさないと……ッ♡
「それじゃ、ここで誓いのキスハメ──♡」
「!」
「だけど、実際にはしないから安心して!流石にそれは責任者として許可を出すのはNGだもの」
「え、そぉなの?あららぁ、残念。俺達気合い入れてたのにねぇ?♡」
「えっ?ふえッ!?♡♡♡」
「あらっ、そうなの?♡保くん、景くん、ありがと♡でも大丈夫。キスハメって言っても男性はコックリングをハメたままだから、挿入して誓いのキスをする形式的なモノだし……披露宴もオナホ挿入の実演以外はラブハメ初夜お披露目会のベッド周りのチェックが基本だから安心してね♡」
「おっけおっけぇ♡良かったね~、景ちゃん♡それともちょっと残念だった?♡」
「ふぇっ!?♡ざ、残念じゃないですっ!♡」
「あらあら♡キスハメが終わったら先に参列者様が退場ね。そのあとでチャペルから出たふたりへのスキンシャワーと、参列者様へのディルドブーケトス♡それが終わったら披露宴会場まで移動するから♡」
「は、はい♡よろしくお願いしますッ♡」
「通常はこのままエンキンさん側のスタッフが一人ついて、処理と連絡を担当するからね。今回はスタッフが足りないから、ふたりに直接連絡するわ」
「おっけぇ♡んじゃ、ここでちょいとだけ待機ね」
「ええ。私達は準備してくるから、少しの時間だけよろしく。それじゃ皆さん、移動をお願いしま~す♡」
社長が声を掛けると、参列側に居た皆がぞろぞろと立ち上がる。ちょうど千歳さんと目が合って、可愛く笑って手を振られた。なんだかその反応にひどくほっとして、そこで自分がすごく緊張していたことに気づいた。どっと疲れた気分になって深く息を吐けば、そっと、椿木さんが声を掛けてくる。
「景ちゃん、大丈夫?」
「あ……ッ♡だ、大丈夫、です。問題、ないですッ♡」
「そう?でもドレスもヒールも普段着るものじゃないから、疲れちゃったでしょ?ちょっと座る?」
「いえ、大丈夫ですから……ッ♡まだ予行演習は続くし、気は抜けませんっ」
「ん~、それならいいけど……」
疲労を見抜かれて少し悔しい気持ちになるけど、気を抜けないのは本当だ。これは仕事。お客様が満足するサービスを提供するための、大事な予行演習なんだ。さっきは手マンされて、アクメまでしちゃったけど……ッ♡でも俺も甘えてばかりはいられないから、気合を入れていることをアピールする。
すると──ふっ、と優しく笑って。
椿木さんは静かに、俺の頬へと、触れる。
「でも本当……綺麗だよ、景ちゃん。」
「ひゃっ?ッ、つ、椿木さん……っ?♡」
突然、ふいに、切り替わる空気。
まだ柔らかく太陽の陽射しが射し込むチャペルで、タキシードに身を包んだ椿木さんは、俺だけに真剣な眼差しを向ける。その表情は控室で見ていた時よりもずっと真面目で、精悍で。ああ、このひとはほんとうは、こういう顔をするひとなんじゃないかって、俺は、思う。いつもだらしないのはそう見せているだけで。そういう自分を、あえて演じて、気取っているだけで。
ほんとうは、こんなに、こんなにも、格好いい、大人の男のひとなんじゃないかって──。
「ね。丁度、ふたりきりだしさ。……キス、しよっか?」
「へ?え……ッ?♡」
「誓いのキス。さっきは、できなかったでしょ?だから……今、しよう?」
「あ……ッ♡」
「──景くん。いい……かな?」
「ぁ、あ……ッ♡♡♡」
けいくん、とその時はじめて「くん付け」で呼ばれて、俺は、もう、それだけで、なにも、言えなくなってしまった。当然だ。はじめて見る椿木さんから、はじめて丁寧な問い掛けをされて、いやだなんて、言えるはずがなかった。困った、きっと心底困った顔をして、俺は気づいたら幽かに、ただかすかに、頷いていた。そうすることしかできなかった。そんな拙くて幼い反応しか、できなかった。いま、このとき、自分の気持ちすらよくわかっていない俺は、このひとよりずっとずっと子供なんだって、そう、思い知らされる気分だった。
でもやっぱり椿木さんは優しく、俺のすべてを抱きとめるように笑って、両手で俺の頬にふれた。そして、ゆっくりと、顔を、近づけて──。
「ふ♡ふぅ……ッ♡♡♡」
ぴとり、と唇が重なる。
音もなく。静かに。キスを、する。
冷たくて、ちょっとだけかさついた、椿木さんのくちびる。それを感じて、びりびりとしびれるような錯覚がする。繋がった部分からぞくぞくが広がって、俺を、どうしようもなく、きもちよくさせてしまう。
キス。はじめての。椿木さんとの、キス。
ただふれるだけの。子供みたいな、キス。
でも、チャペルで、タキシードとドレスを着た、たったふたりきりの。
ほんとうに、ほんとうの、結婚式の誓いみたいな、とくべつな、とくべつすぎる、キス……ッ♡♡♡
「ん♡んぅ♡ふ、ふぅ……ッ♡♡♡」
「ン……♡」
永遠みたいな時間が流れて、そっと、唇が離れる。
ちゅ、とちいさな音が立って、それが、それだけが、俺と椿木さんがここでキスをした証明になる。
その音を聞いて。陽だまりの中で。椿木さんは、わらう。
「……やった♡おじちゃん、こんな素敵な場所で、こんな素敵な景ちゃんと、こんな素敵なキス……できちゃった♡」
「っ。ッ。っ……!♡♡♡」
いたずらに、おどけて、肩を竦める椿木さん。そこに居るのはいつもの、椿木さん。おちゃらけてて、適当で、のらりくらりとした、普段の、椿木さん。でも、俺は、そんな椿木さんの言葉に、表情に、姿に、きゅうんって、きゅうううんって、胸が、全身が、すべてが、反応してしまう。それは今までの椿木さんと、なにも変わらないはずなのに。いつもの椿木さんのままの、はずなのに。まるで俺のほうが変わってしまったみたいに、椿木さんを見ているだけで、身体ぜんぶがきゅんきゅん締めつけられる、ばかみたいなときめきが、延々と、ずうっと、襲って、きて……ッ♡♡♡
「っ♡ッ♡っ~~~~♡♡♡」
だから、俺はどきどき、ぞくぞく、ふわふわ、そんな気持ちを抱えたまま、時間が過ぎて社長から連絡が来るのを、ただただ……待つことしかできなかった。
「は、はひっ」
「転ばないように気をつけてね。普段より露出が多い衣装だから……ううん、ヒールはもう少し低いほうがいいのかしら。あっ、でも姿勢はしゃんとしてね!そのほうが綺麗だから!」
「は、はひぃッ!」
まだアクメの余韻が続く中、戸惑いと緊張と、そして少しの期待をこめて始まった予行演習──。でも蓋を開けてみたら、想像以上に逐一社長のチェックが入る、なんとも実務的なモノだった。チャペルの入場から社長が横について、タイムを測ったり俺達の衣装や状態をチェックしていて、正直、本当の結婚式のようなムードはあってないようなものだ。
「それで、ここで、コックリング交換!どう?イけそう?」
「ちょ、ちょっと待ってねぇ。根本だけカチってハメるヤツだから……おしっ。景ちゃんも同じにやってね」
「は、はひ……ッ♡よ、よいしょっ♡」
「うん、このタイムなら問題なさそうね~♡実際は指輪交換みたいに参列者様の前でやる形になるからね」
「はいはい。でもこれ、この根本型のヤツじゃないと難しいから普通の指輪みたいな形のはハメるの流石に無理そうよ?」
「う~ん、残念……。でも仕方ないわね。よしっ、次々!♡」
始まってからしばらくはドキドキとしていた俺も、流石にソッチは落ち着いてきた。指輪交換ならぬコックリング交換(女性の場合はクリトリスにリングをハメるみたい……ッ♡)なんてすごいモノも、ちゃんとやらなきゃという緊張のほうが勝って、興奮している場合じゃない。周りにはエンキンのスタッフさんや一場様ご夫妻も参加しているけど、社長が完全に仕事モードだからそんなに視線も気にならないし……な、なんだか想像と違って、ちょっと肩透かし、かな……っ?
……い、いやいやッ!最初からこれは予行演習だし、いくらドスケベブライダルなんて銘打ってこんなエッチな衣装を着てるからって、実際にそういうことをするわけじゃないから……ッ!♡コックリングの交換だって周りには見せないようにしてくれたし、そもそも本当に椿木さんと結婚するわけじゃないし、な、なにを期待なんてしてたんだ、俺は……ッ!♡
こ、これは仕事。仕事なんだ。そうだ、俺の姿を兄さんも見てくれてるんだ。ちゃんとしないと。ちゃんとしっかり、お嫁さん役として、今日の仕事をこなさないと……ッ♡
「それじゃ、ここで誓いのキスハメ──♡」
「!」
「だけど、実際にはしないから安心して!流石にそれは責任者として許可を出すのはNGだもの」
「え、そぉなの?あららぁ、残念。俺達気合い入れてたのにねぇ?♡」
「えっ?ふえッ!?♡♡♡」
「あらっ、そうなの?♡保くん、景くん、ありがと♡でも大丈夫。キスハメって言っても男性はコックリングをハメたままだから、挿入して誓いのキスをする形式的なモノだし……披露宴もオナホ挿入の実演以外はラブハメ初夜お披露目会のベッド周りのチェックが基本だから安心してね♡」
「おっけおっけぇ♡良かったね~、景ちゃん♡それともちょっと残念だった?♡」
「ふぇっ!?♡ざ、残念じゃないですっ!♡」
「あらあら♡キスハメが終わったら先に参列者様が退場ね。そのあとでチャペルから出たふたりへのスキンシャワーと、参列者様へのディルドブーケトス♡それが終わったら披露宴会場まで移動するから♡」
「は、はい♡よろしくお願いしますッ♡」
「通常はこのままエンキンさん側のスタッフが一人ついて、処理と連絡を担当するからね。今回はスタッフが足りないから、ふたりに直接連絡するわ」
「おっけぇ♡んじゃ、ここでちょいとだけ待機ね」
「ええ。私達は準備してくるから、少しの時間だけよろしく。それじゃ皆さん、移動をお願いしま~す♡」
社長が声を掛けると、参列側に居た皆がぞろぞろと立ち上がる。ちょうど千歳さんと目が合って、可愛く笑って手を振られた。なんだかその反応にひどくほっとして、そこで自分がすごく緊張していたことに気づいた。どっと疲れた気分になって深く息を吐けば、そっと、椿木さんが声を掛けてくる。
「景ちゃん、大丈夫?」
「あ……ッ♡だ、大丈夫、です。問題、ないですッ♡」
「そう?でもドレスもヒールも普段着るものじゃないから、疲れちゃったでしょ?ちょっと座る?」
「いえ、大丈夫ですから……ッ♡まだ予行演習は続くし、気は抜けませんっ」
「ん~、それならいいけど……」
疲労を見抜かれて少し悔しい気持ちになるけど、気を抜けないのは本当だ。これは仕事。お客様が満足するサービスを提供するための、大事な予行演習なんだ。さっきは手マンされて、アクメまでしちゃったけど……ッ♡でも俺も甘えてばかりはいられないから、気合を入れていることをアピールする。
すると──ふっ、と優しく笑って。
椿木さんは静かに、俺の頬へと、触れる。
「でも本当……綺麗だよ、景ちゃん。」
「ひゃっ?ッ、つ、椿木さん……っ?♡」
突然、ふいに、切り替わる空気。
まだ柔らかく太陽の陽射しが射し込むチャペルで、タキシードに身を包んだ椿木さんは、俺だけに真剣な眼差しを向ける。その表情は控室で見ていた時よりもずっと真面目で、精悍で。ああ、このひとはほんとうは、こういう顔をするひとなんじゃないかって、俺は、思う。いつもだらしないのはそう見せているだけで。そういう自分を、あえて演じて、気取っているだけで。
ほんとうは、こんなに、こんなにも、格好いい、大人の男のひとなんじゃないかって──。
「ね。丁度、ふたりきりだしさ。……キス、しよっか?」
「へ?え……ッ?♡」
「誓いのキス。さっきは、できなかったでしょ?だから……今、しよう?」
「あ……ッ♡」
「──景くん。いい……かな?」
「ぁ、あ……ッ♡♡♡」
けいくん、とその時はじめて「くん付け」で呼ばれて、俺は、もう、それだけで、なにも、言えなくなってしまった。当然だ。はじめて見る椿木さんから、はじめて丁寧な問い掛けをされて、いやだなんて、言えるはずがなかった。困った、きっと心底困った顔をして、俺は気づいたら幽かに、ただかすかに、頷いていた。そうすることしかできなかった。そんな拙くて幼い反応しか、できなかった。いま、このとき、自分の気持ちすらよくわかっていない俺は、このひとよりずっとずっと子供なんだって、そう、思い知らされる気分だった。
でもやっぱり椿木さんは優しく、俺のすべてを抱きとめるように笑って、両手で俺の頬にふれた。そして、ゆっくりと、顔を、近づけて──。
「ふ♡ふぅ……ッ♡♡♡」
ぴとり、と唇が重なる。
音もなく。静かに。キスを、する。
冷たくて、ちょっとだけかさついた、椿木さんのくちびる。それを感じて、びりびりとしびれるような錯覚がする。繋がった部分からぞくぞくが広がって、俺を、どうしようもなく、きもちよくさせてしまう。
キス。はじめての。椿木さんとの、キス。
ただふれるだけの。子供みたいな、キス。
でも、チャペルで、タキシードとドレスを着た、たったふたりきりの。
ほんとうに、ほんとうの、結婚式の誓いみたいな、とくべつな、とくべつすぎる、キス……ッ♡♡♡
「ん♡んぅ♡ふ、ふぅ……ッ♡♡♡」
「ン……♡」
永遠みたいな時間が流れて、そっと、唇が離れる。
ちゅ、とちいさな音が立って、それが、それだけが、俺と椿木さんがここでキスをした証明になる。
その音を聞いて。陽だまりの中で。椿木さんは、わらう。
「……やった♡おじちゃん、こんな素敵な場所で、こんな素敵な景ちゃんと、こんな素敵なキス……できちゃった♡」
「っ。ッ。っ……!♡♡♡」
いたずらに、おどけて、肩を竦める椿木さん。そこに居るのはいつもの、椿木さん。おちゃらけてて、適当で、のらりくらりとした、普段の、椿木さん。でも、俺は、そんな椿木さんの言葉に、表情に、姿に、きゅうんって、きゅうううんって、胸が、全身が、すべてが、反応してしまう。それは今までの椿木さんと、なにも変わらないはずなのに。いつもの椿木さんのままの、はずなのに。まるで俺のほうが変わってしまったみたいに、椿木さんを見ているだけで、身体ぜんぶがきゅんきゅん締めつけられる、ばかみたいなときめきが、延々と、ずうっと、襲って、きて……ッ♡♡♡
「っ♡ッ♡っ~~~~♡♡♡」
だから、俺はどきどき、ぞくぞく、ふわふわ、そんな気持ちを抱えたまま、時間が過ぎて社長から連絡が来るのを、ただただ……待つことしかできなかった。
0
お気に入りに追加
73
あなたにおすすめの小説

【完結】ぎゅって抱っこして
かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。
でも、頼れる者は誰もいない。
自分で頑張らなきゃ。
本気なら何でもできるはず。
でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。

飼われる側って案外良いらしい。
なつ
BL
20XX年。人間と人外は共存することとなった。そう、僕は朝のニュースで見て知った。
なんでも、向こうが地球の平和と引き換えに、僕達の中から選んで1匹につき1人、人間を飼うとかいう巫山戯た法を提案したようだけれど。
「まあ何も変わらない、はず…」
ちょっと視界に映る生き物の種類が増えるだけ。そう思ってた。
ほんとに。ほんとうに。
紫ヶ崎 那津(しがさき なつ)(22)
ブラック企業で働く最下層の男。悪くない顔立ちをしているが、不摂生で見る影もない。
変化を嫌い、現状維持を好む。
タルア=ミース(347)
職業不詳の人外、Swis(スウィズ)。お金持ち。
最初は可愛いペットとしか見ていなかったものの…?
執着攻めと平凡受けの短編集
松本いさ
BL
執着攻めが平凡受けに執着し溺愛する、似たり寄ったりな話ばかり。
疲れたときに、さくっと読める安心安全のハッピーエンド設計です。
基本的に一話完結で、しばらくは毎週金曜の夜または土曜の朝に更新を予定しています(全20作)

その捕虜は牢屋から離れたくない
さいはて旅行社
BL
敵国の牢獄看守や軍人たちが大好きなのは、鍛え上げられた筋肉だった。
というわけで、剣や体術の訓練なんか大嫌いな魔導士で細身の主人公は、同僚の脳筋騎士たちとは違い、敵国の捕虜となっても平穏無事な牢屋生活を満喫するのであった。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる