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〈椿木さんとお婿さん〉
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「景くん。ちょっとだけここ、詰めるね。大丈夫かな?」
「は、はい……。す、すみません。体重が変わらないように、気をつけたんですが……ダメ、でしたか?」
「ううん。サイズは資料だけでサンプルを作ってたから、やっぱり実際は少し着た時の形が違ってて……。景くんは悪くないよ。大丈夫♡」
「そ、そうですか。よ、よかった……っ」
腰の辺りを調節しながら、藤原さんが柔らかく微笑む。
今日はついに、結婚式の予行演習本番。日本語がちょっと変だけど、俺にとっては実際の本番くらい、気合の入った一日だ。
そして俺は、今日のための例のドレスに身を包んでいる。ドレス──と言ってもそれはコルセットにスカートをつけたような、ふつうのドレスとはまったく違う作りのモノだ。お腹を締めるリボンをたくさん使ったコルセットに、胸元から首にかけて乳首がうっすらと透ける半透明の生地を使ったホルターネック。下は下着がうっすら透けるシフォンをたくさん使ったスカートで、燕尾服みたいに後ろが長く作られていて、背中には大きなリボンがあしらわれている。下着はちんちんがはみ出ちゃう小さなサイズでレースたっぷりの素材を使っていて、脚にも同じレース素材のガーターベルトとニーハイ、そしてリボンと花あしらったハイヒール。首元は同じ花があしらわれているチョーカーを巻いて、ちんちんにも白いコンドームを着ける、徹底したドスケベブライダル専用のウエディングドレス……ッ♡ドスケベブライダル、なんてふざけた名前に似合うエッチ極まりない衣装だけど、そこはプロ。流石としかいいようのない、ゴージャスで上品なランジェリードレスだ。
作ったのは、うちのドレスを手掛けてくれている藤原あきらさん。ウエディングドレス専門のデザイナーさんだ。どんな体型の人でもそのスタイルを活かしたデザインをする藤原さんのドレスは人気で、うちの売りでもある。藤原さんはレンタルのドレスを使用するお客様でもこうやって試着に出向いて、直接身体のラインなんかを見てくれるからだ。藤原さん本人に似合うドレスを選んで貰える……それはお客様にとっても、魅力的な機会なんだろう。
そして今回も、藤原さんは俺のためにここまでしてくれた。デザインから制作まで、「ドスケベブライダル」に相応しいドレスを、俺の身体に合わせて作ってくれたわけだ。それだけで恐縮してしまうけど、正直、それで羞恥心が消えるわけじゃない。異性・同性関係なく結婚できるこの世界では性別に関係なくタキシードやドレスを自分の好みでお客様がチョイスするから、男性のドレス姿だって見慣れていないわけじゃない。でも……いくら覚悟していたからって、こんなエッチな衣装を自分が着ているのを直視するのは居たたまれないモノがある。うぅっ、乳首が勃って……ッ♡うぁ、ちんちんも完全に勃起してるよぉ……ッ♡
「ふふっ♡乳首、勃っちゃってるね♡」
「ひゃっ!?♡ご、ごめんなさ……ッ♡ちょ、ちょっと衣装が、刺激的で……ッ♡」
「ううん、いいの♡興奮できるようにデザインしたドレスだし、わざと肌に擦れる生地にしてるから……♡景くんがちゃんと反応してくれて嬉しいよ♡恥ずかしがらなくていいからね?」
「そ、そうなんですね……ッ?♡し、知らなかったです。反応するのがふつう、なんだ……♡」
「そうそう♡だから周りのことは気にしないで、いっぱいムラムラしてね♡」
「へっ!?♡いや、そんな……ッ♡ムラムラ、なんて……ッ♡うぁ♡うあぁ……ッ♡」
む、ムラムラ……ッ♡直接的な言葉を言われて、俺は思わず大げさに反応してしまう。藤原さん、前から思ってたけど、結構エッチだよな……ッ♡もちろん普段の仕事の時はそんな態度出さないけど、雰囲気とか言動で、実際はすっごくスケベなんだろうなっていうのがぷんぷん香ってくる……ッ♡
「ふふっ♡ダメって言われると燃えちゃうよね♡わかるよ♡」
「ち、ちが♡違うんですッ♡俺♡俺ぇ♡」
や、やだッ♡ムラムラ♡ムラムラしない♡エッチなドレスで♡椿木さんと結婚式の練習するだけだから♡ムラムラなんてしないぃ♡んぉ♡ダメ♡燃えない♡興奮しない♡しないのにッ♡フッ♡フッ♡って息吐いちゃう♡興奮して発情してるの丸出しの声♡出しちゃうッ♡ほぉ♡ほおぉッ♡
「腰へこへこしてる♡身体、すっかりできあがっちゃったね♡」
「んぁ♡藤原しゃ♡藤原しゃん……ッ♡」
「いいんだよ♡ダメ、って思うと燃えるけど……でも、自分に嘘をつかないほうが快感も感情も無理せず受け止められるから。だから、あんまり自分を抑えちゃダメだよ?」
「ふぁ♡でも俺♡でもぉ……ッ♡♡♡」
「ふふっ、大丈夫♡ドレス、とっても似合ってるし綺麗だから♡椿木さんもきっと、喜んでくれると思うよ♡」
「ふぁ♡ふあぁ……ッ♡♡♡」
俺をからかうように、だけどフォローするように、藤原さんは俺の腕を撫でる。それだけでも腰が砕けそうになるのに、椿木さんのことまで言われて……ッ♡うぁ♡椿木さん♡椿木さんも、俺のことぉ……ッ♡
興奮が別の方向へ向かって、腰がとまらなくなってくる俺に追い打ちをかけるように、外から間の抜けた声が響いてくる。
「──お~い。入ってもい~い?」
「……ひぅっ!?つ、椿木しゃんッ?♡」
「あれ、もう準備終わったのかな。噂をすれば、だね♡はぁ~い、大丈夫ですよ~♡」
「あいよ、お邪魔しまぁす♡景ちゃん、ドレスどう──……うわぁ♡♡♡」
「あ♡ぁ♡あぁ……ッ♡♡♡」
声の主は、誰でもない椿木さん。
藤原さんの応えにゆっくりとドアが開かれて、椿木さんが入ってくる。その姿は──きっちりとまとめた髪に艶のある生地を使った、上品で優雅な白いタキシード姿。そんな椿木さんを見て、俺は驚いて固まってしまう。だって、いつもくたびれた印象とはがらりと変わっていて、その姿はまるで別人。メイクもしているのかきりっとした眉毛や目元に、胸元には名前と同じ椿があしらわれていて……。こ、言葉を選ばずに言うなら、も、ものすごく……格好、いい。
ま、まさか、正装した椿木さんがこんな格好いいなんて。タキシードはスラックスを開きやすくしてあるだけで普通の衣装とそう変わりがないから、自分の格好にばかり気を取られて、完全に油断していた。ふぁ♡やだッ♡椿木さん♡かっこいい♡椿木さんッ♡なんでそんなに格好いいんだよぉッ♡♡♡
俺は予想以上の椿木さんの姿に見惚れて戸惑ってしまうけど、椿木さんも同じように顔を輝かせて、俺のそばに近づいてくる。
「すっごぉい、景ちゃん!♡とんでもなく綺麗だねぇッ♡ドレスもお化粧も髪型も最高っ♡可愛いねぇっ♡」
「でしょう?♡ドレス、とっても似合ってますよねぇ♡」
「うんうん♡想像以上!やっぱりあきらちゃんのドレスだね。形もデザインもすっごぉくおしゃれ~♡惚れ惚れしちゃうねぇ♡こんな綺麗なお嫁さんが俺のお相手なんて、光栄だなぁ~♡」
「ありがとうございます♡椿木さんもとっても素敵ですよ♡」
「おっ、そぉ?♡えへへ、三幸ちゃんがバッチリイケオジにしてくれたからねぇ♡景ちゃん、どう?♡おじちゃんもいつもよりはかっこいいでしょ♡」
「ふぁ♡つ♡椿木しゃ♡うあぁ……ッ♡♡♡」
自慢気に襟を正して、笑顔を作る椿木さんに、俺は本格的に腰砕けになってしまう。自分でもどうしてそこまで、と思うけど、椿木さんがいきなり見せてきたギャップに、完全に骨抜きになってしまっていた。だって俺の前に居るのは、ほんとに、ほんとうにかっこいい、ひとりの新郎さんなんだから……ッ♡♡♡さっきから身体が火照って昇っていたのもあって、満足に返答もできず、俺はくたりと椿木さんにもたれ掛かってしまう。
「うわっ!?景ちゃん、どうしたのっ!?も、もしかして、具合悪いっ?」
「あっ……いえ♡この格好でドキドキしちゃったみたいで……♡そうだよね、景くん♡」
「うぁ♡ちが♡ちがいましゅ♡俺♡おれぇ……ッ♡」
「ああ~、成程♡景ちゃん、今日のために気合い入れてたもんねぇ♡緊張してるのもあるのかな?じゃあ、ちょっとおじちゃんとリラックスしようか♡」
「ふぇ?りらっくす?ふぇ……ッ?♡」
「あきらちゃん、こっちは大丈夫だからちょっとだけ席、外してくれるかな?後でもう一回声掛けるからさ」
「あ……はい♡わかりました♡これお渡ししておくので、終わったら呼んでくださいね♡」
「おっけぇ♡ありがとね~♡」
「いえいえ♡」
「っ?っ……?♡」
あきらさんは含み笑うように椿木さんに小さな袋を渡すと、そのまま部屋から出ていってしまう。残されるのは俺と椿木さんの、ふたりきり。わけもわからずキョトンと椿さんを見上げれば、オスの欲望を幽かに香らせた椿木さんは──俺の下腹部に手を伸ばして、穏やかな笑顔を見せた。
「よしっ♡じゃあ、景ちゃん♡おじちゃんが手マンしてあげるから、一回アクメしちゃおっか♡」
「へ♡へぇ……ッ!?♡♡♡」
「は、はい……。す、すみません。体重が変わらないように、気をつけたんですが……ダメ、でしたか?」
「ううん。サイズは資料だけでサンプルを作ってたから、やっぱり実際は少し着た時の形が違ってて……。景くんは悪くないよ。大丈夫♡」
「そ、そうですか。よ、よかった……っ」
腰の辺りを調節しながら、藤原さんが柔らかく微笑む。
今日はついに、結婚式の予行演習本番。日本語がちょっと変だけど、俺にとっては実際の本番くらい、気合の入った一日だ。
そして俺は、今日のための例のドレスに身を包んでいる。ドレス──と言ってもそれはコルセットにスカートをつけたような、ふつうのドレスとはまったく違う作りのモノだ。お腹を締めるリボンをたくさん使ったコルセットに、胸元から首にかけて乳首がうっすらと透ける半透明の生地を使ったホルターネック。下は下着がうっすら透けるシフォンをたくさん使ったスカートで、燕尾服みたいに後ろが長く作られていて、背中には大きなリボンがあしらわれている。下着はちんちんがはみ出ちゃう小さなサイズでレースたっぷりの素材を使っていて、脚にも同じレース素材のガーターベルトとニーハイ、そしてリボンと花あしらったハイヒール。首元は同じ花があしらわれているチョーカーを巻いて、ちんちんにも白いコンドームを着ける、徹底したドスケベブライダル専用のウエディングドレス……ッ♡ドスケベブライダル、なんてふざけた名前に似合うエッチ極まりない衣装だけど、そこはプロ。流石としかいいようのない、ゴージャスで上品なランジェリードレスだ。
作ったのは、うちのドレスを手掛けてくれている藤原あきらさん。ウエディングドレス専門のデザイナーさんだ。どんな体型の人でもそのスタイルを活かしたデザインをする藤原さんのドレスは人気で、うちの売りでもある。藤原さんはレンタルのドレスを使用するお客様でもこうやって試着に出向いて、直接身体のラインなんかを見てくれるからだ。藤原さん本人に似合うドレスを選んで貰える……それはお客様にとっても、魅力的な機会なんだろう。
そして今回も、藤原さんは俺のためにここまでしてくれた。デザインから制作まで、「ドスケベブライダル」に相応しいドレスを、俺の身体に合わせて作ってくれたわけだ。それだけで恐縮してしまうけど、正直、それで羞恥心が消えるわけじゃない。異性・同性関係なく結婚できるこの世界では性別に関係なくタキシードやドレスを自分の好みでお客様がチョイスするから、男性のドレス姿だって見慣れていないわけじゃない。でも……いくら覚悟していたからって、こんなエッチな衣装を自分が着ているのを直視するのは居たたまれないモノがある。うぅっ、乳首が勃って……ッ♡うぁ、ちんちんも完全に勃起してるよぉ……ッ♡
「ふふっ♡乳首、勃っちゃってるね♡」
「ひゃっ!?♡ご、ごめんなさ……ッ♡ちょ、ちょっと衣装が、刺激的で……ッ♡」
「ううん、いいの♡興奮できるようにデザインしたドレスだし、わざと肌に擦れる生地にしてるから……♡景くんがちゃんと反応してくれて嬉しいよ♡恥ずかしがらなくていいからね?」
「そ、そうなんですね……ッ?♡し、知らなかったです。反応するのがふつう、なんだ……♡」
「そうそう♡だから周りのことは気にしないで、いっぱいムラムラしてね♡」
「へっ!?♡いや、そんな……ッ♡ムラムラ、なんて……ッ♡うぁ♡うあぁ……ッ♡」
む、ムラムラ……ッ♡直接的な言葉を言われて、俺は思わず大げさに反応してしまう。藤原さん、前から思ってたけど、結構エッチだよな……ッ♡もちろん普段の仕事の時はそんな態度出さないけど、雰囲気とか言動で、実際はすっごくスケベなんだろうなっていうのがぷんぷん香ってくる……ッ♡
「ふふっ♡ダメって言われると燃えちゃうよね♡わかるよ♡」
「ち、ちが♡違うんですッ♡俺♡俺ぇ♡」
や、やだッ♡ムラムラ♡ムラムラしない♡エッチなドレスで♡椿木さんと結婚式の練習するだけだから♡ムラムラなんてしないぃ♡んぉ♡ダメ♡燃えない♡興奮しない♡しないのにッ♡フッ♡フッ♡って息吐いちゃう♡興奮して発情してるの丸出しの声♡出しちゃうッ♡ほぉ♡ほおぉッ♡
「腰へこへこしてる♡身体、すっかりできあがっちゃったね♡」
「んぁ♡藤原しゃ♡藤原しゃん……ッ♡」
「いいんだよ♡ダメ、って思うと燃えるけど……でも、自分に嘘をつかないほうが快感も感情も無理せず受け止められるから。だから、あんまり自分を抑えちゃダメだよ?」
「ふぁ♡でも俺♡でもぉ……ッ♡♡♡」
「ふふっ、大丈夫♡ドレス、とっても似合ってるし綺麗だから♡椿木さんもきっと、喜んでくれると思うよ♡」
「ふぁ♡ふあぁ……ッ♡♡♡」
俺をからかうように、だけどフォローするように、藤原さんは俺の腕を撫でる。それだけでも腰が砕けそうになるのに、椿木さんのことまで言われて……ッ♡うぁ♡椿木さん♡椿木さんも、俺のことぉ……ッ♡
興奮が別の方向へ向かって、腰がとまらなくなってくる俺に追い打ちをかけるように、外から間の抜けた声が響いてくる。
「──お~い。入ってもい~い?」
「……ひぅっ!?つ、椿木しゃんッ?♡」
「あれ、もう準備終わったのかな。噂をすれば、だね♡はぁ~い、大丈夫ですよ~♡」
「あいよ、お邪魔しまぁす♡景ちゃん、ドレスどう──……うわぁ♡♡♡」
「あ♡ぁ♡あぁ……ッ♡♡♡」
声の主は、誰でもない椿木さん。
藤原さんの応えにゆっくりとドアが開かれて、椿木さんが入ってくる。その姿は──きっちりとまとめた髪に艶のある生地を使った、上品で優雅な白いタキシード姿。そんな椿木さんを見て、俺は驚いて固まってしまう。だって、いつもくたびれた印象とはがらりと変わっていて、その姿はまるで別人。メイクもしているのかきりっとした眉毛や目元に、胸元には名前と同じ椿があしらわれていて……。こ、言葉を選ばずに言うなら、も、ものすごく……格好、いい。
ま、まさか、正装した椿木さんがこんな格好いいなんて。タキシードはスラックスを開きやすくしてあるだけで普通の衣装とそう変わりがないから、自分の格好にばかり気を取られて、完全に油断していた。ふぁ♡やだッ♡椿木さん♡かっこいい♡椿木さんッ♡なんでそんなに格好いいんだよぉッ♡♡♡
俺は予想以上の椿木さんの姿に見惚れて戸惑ってしまうけど、椿木さんも同じように顔を輝かせて、俺のそばに近づいてくる。
「すっごぉい、景ちゃん!♡とんでもなく綺麗だねぇッ♡ドレスもお化粧も髪型も最高っ♡可愛いねぇっ♡」
「でしょう?♡ドレス、とっても似合ってますよねぇ♡」
「うんうん♡想像以上!やっぱりあきらちゃんのドレスだね。形もデザインもすっごぉくおしゃれ~♡惚れ惚れしちゃうねぇ♡こんな綺麗なお嫁さんが俺のお相手なんて、光栄だなぁ~♡」
「ありがとうございます♡椿木さんもとっても素敵ですよ♡」
「おっ、そぉ?♡えへへ、三幸ちゃんがバッチリイケオジにしてくれたからねぇ♡景ちゃん、どう?♡おじちゃんもいつもよりはかっこいいでしょ♡」
「ふぁ♡つ♡椿木しゃ♡うあぁ……ッ♡♡♡」
自慢気に襟を正して、笑顔を作る椿木さんに、俺は本格的に腰砕けになってしまう。自分でもどうしてそこまで、と思うけど、椿木さんがいきなり見せてきたギャップに、完全に骨抜きになってしまっていた。だって俺の前に居るのは、ほんとに、ほんとうにかっこいい、ひとりの新郎さんなんだから……ッ♡♡♡さっきから身体が火照って昇っていたのもあって、満足に返答もできず、俺はくたりと椿木さんにもたれ掛かってしまう。
「うわっ!?景ちゃん、どうしたのっ!?も、もしかして、具合悪いっ?」
「あっ……いえ♡この格好でドキドキしちゃったみたいで……♡そうだよね、景くん♡」
「うぁ♡ちが♡ちがいましゅ♡俺♡おれぇ……ッ♡」
「ああ~、成程♡景ちゃん、今日のために気合い入れてたもんねぇ♡緊張してるのもあるのかな?じゃあ、ちょっとおじちゃんとリラックスしようか♡」
「ふぇ?りらっくす?ふぇ……ッ?♡」
「あきらちゃん、こっちは大丈夫だからちょっとだけ席、外してくれるかな?後でもう一回声掛けるからさ」
「あ……はい♡わかりました♡これお渡ししておくので、終わったら呼んでくださいね♡」
「おっけぇ♡ありがとね~♡」
「いえいえ♡」
「っ?っ……?♡」
あきらさんは含み笑うように椿木さんに小さな袋を渡すと、そのまま部屋から出ていってしまう。残されるのは俺と椿木さんの、ふたりきり。わけもわからずキョトンと椿さんを見上げれば、オスの欲望を幽かに香らせた椿木さんは──俺の下腹部に手を伸ばして、穏やかな笑顔を見せた。
「よしっ♡じゃあ、景ちゃん♡おじちゃんが手マンしてあげるから、一回アクメしちゃおっか♡」
「へ♡へぇ……ッ!?♡♡♡」
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